実のJK&JC姉妹が両国国技館でシングル王座戦!世話焼きのお姉ちゃんが反抗期の妹をバックドロップ葬!
26日、東京都・両国国技館にてスターダム『LECクリンぱっ!Presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Best~』が開催され、羽南が吏南を相手にフューチャー・オブ・スターダム王座防衛を果たした。
スターダムには、17歳の羽南(はなん)、15歳の妃南(ひな)&吏南(りな)という実の三姉妹レスラーが所属している。(※妃南&吏南は双子)
長女である“格闘JKファイター”羽南は、昨年12月の両国国技館大会にて同期で同級生でもある琉悪夏(るあか)との死闘を制し、悲願のフューチャー・オブ・スターダム王座(※若手王座)を戴冠。スターダムの未来を担う人材として輝きを放ってきた。
そして、この日羽南が挑戦者として迎え撃ったのは、妹である吏南。
吏南は“度胸満点の中学生ファイター”の異名を取るアグレッシブなファイトを持ち味とし、故・木村花さんの必殺技であるハイドレンジア(※変形グラウンド卍固め)を継承。現在は悪の大江戸隊の一員として縦横無尽にリング内外で暴れまわっている。
一時的ながら同じユニットに所属したことのある2人だが、妹が悪の道に走ってしまったことで姉は苦悩。更生させようと世話を焼いたことは幾度もあったが、反抗期の吏南は「くそおねーちゃん」などと羽南を嘲笑するといった関係が続いていた。
しかし、吏南も大江戸隊での若手チーム“ヤングOED”を結成しての王座挑戦などスターダムの未来を担うことを意識するようになり、「15歳でフューチャーの最年少王者になる」という目標を掲げて王者・羽南と対峙。姉妹の枠を超えたライバルとして両国国技館で2人が激突した。
吏南は最序盤に髪を掴むなどのラフファイトこそ見せるものの、凶器の使用やセコンド介入といった大きな反則はすること無く、姉妹全員が共通してバックボーンに持つ柔道技を軸にサブミッション合戦へと持ち込み、羽南もこれを正面から迎え撃って激しい打撃戦を展開。
吏南はハイドレンジアやPink Devil(※変形ゴリーボム)といった大技を決めていくが、 羽南はこれを耐えしのぎ、一瞬の隙を突いてジャンピングニー。さらにフェイマサーからロコモーション式のバックドロップ・ホールドを2連発叩き込み3カウントを奪った。
見事3度目の防衛に成功した羽南は吏南に手を差し伸べて助け起こそうとするが、吏南はその手を振り払って大江戸隊の面々とともに退場。
リング上では困ったように笑った羽南だったが、バックステージに戻ると「吏南、1プロレスラーとして迎え撃ったんですけど、すごくすごくすごく強くなってて、ホントにもう負けちゃうんじゃないかなと思ったんですけど、ここは意地でも負けられない闘いだと思ったので、バックドロップ・ホールドで3取りました!明日は桜井まい。これも防衛したいと思います。吏南と今日闘えてすごく良かったです!」と晴れやかな表情で防衛を喜んだ。
なお、この結果を受けて翌27日の両国大会2日目で羽南は桜井まいを挑戦者に迎えてフューチャー王座戦を行うことが決定。妹の思いも背負う羽南が2日連続防衛を果たすことが出来るのかに注目が集まる。