「仲直りしました!(笑)」那須川天心戦のオファーを蹴った吉成名高がRIZINと和解し電撃再参戦!
25日、RIZIN公式YouTubeチャンネルにて『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』のカード発表記者会見が行われ、吉成名高が参戦することが明かされた。
吉成名高は、2021年大晦日の那須川天心のRIZINラストマッチでの対戦相手と目され注目されてきたが、大会の約3週間前に吉成側がオファーを断ったことで幻のカードに。
これに対してRIZINの榊原信行CEOは「大晦日は吉成名高が準備整えて出てくるだろうと僕らはずっと思っていた。そのために僕らは吉成選手とRIZINの中で何試合も彼に試合の機会を作ってきた。だったら天心の名前を出すべきじゃないし、ウチのRIZINとかにも天心とやることを匂わせて試合をするべきじゃないです。条件が合わなかったんじゃなくて、立つ勇気がなかった。条件ではない。その条件は最初から言ってるんだから。そこに向けて身体も作るって言ってたんですよ」と吉成サイドに怒りの感情を顕に。
さらに「ムエタイが日本の中でメジャーなスポーツとして日本中・世界中の人を魅了することはきっと無いと思う」とまで言ったことでSNSを中心にムエタイ、キックボクシング界を中心に大論争を引き起こした。(※後日榊原CEOは言葉が過ぎたことを謝罪)
こうした経緯からRIZINと吉成側は絶縁したものと考えられていたが、この日の会見で榊原CEOのサプライズによって吉成が登場。YouTubeのコメント欄には尋常ではない量の驚きの声が寄せられた。
榊原CEOは、当時のことを改めて謝罪した上で「今まで起きたことは起きたこと。お互いボタンの掛け違いはあったけど、決して名高選手を僕らが悪く思って言ってるわけではなく、期待の大きさが、つい、強すぎたってところも含めて、ここからはリセットして、2022年、吉成名高が『立ち技最強はムエタイである』と。既にルンピニーとラジャの二冠を持ってる名高ですけど、さらにムエタイで前人未到のチャレンジを今年するとも聞いてますし、RIZINの中でも新しいキックの世界を作り出していってくれる、それだけの存在だと思うんで、またお互い過去を精算して、手を携えて未来を築いていこうということになったということを今日発表させていただきます。仲直り、しました!(笑)」と吉成側との関係を再構築できたことを笑顔で報告。
吉成は、「自分は、那須川選手と試合をすることを1つの大きな目標としてキャリアを積んできました、自分が天心選手がキックを卒業する大晦日までに自分の準備が整えばと思って日々精進したんですけど、ヒジ無しのキックボクシング55kgのルールでは自信を持って天心選手の前に立つ心技体が準備できてないなと思って、断腸の思いではあったんですけど大晦日の試合のオファーをお断りさせていただきました。その試合を楽しみにしてくださっていたファンの皆様には、この場を借りて深くお詫びしたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げる。
そして、対戦相手が現KNOCKOUT-REDスーパーフライ級王者の白幡裕星であることが発表されると、「白幡選手は、KNOCK OUTっていう団体で活躍されている選手で、スピードもあるしテクニックもあるし、なんでも出来る選手だと思っているので、自分も今しっかり練習して、その対策も練習しているので、面白い試合になるんじゃないかと思ってます。今回、配信での観戦がすごく多くなると思うんですけど、画面で見ている方にも伝わるような技術の見せ合いだったり、面白い試合ができたらと思うので、皆さん注目してください。よろしくお願いします!」と語った。
『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』
日程:2022年3月6日(日)
開始:19:00(予定)
会場:非公開
▼RIZIN キックボクシングルール 52.5kg 3分3R ※ヒジ有り
吉成名高(エイワスポーツジム)
vs
白幡裕星(Battle-Box)