「今までの女子格闘技とレベルが違う」伊澤星花がRIZINスーパーアトム級王座戦を前にRENAを言外に“過去の人”扱い

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 7日、東京都・増上寺にてRIZINが公開記者会見を実施。7月27日にさいたまスーパーアリーナにて『超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り』を開催することを発表した。

 会場となった増上寺は勝運にご利益のある黒本尊を祀る寺であり、選手たちは会見前に必勝を祈願。公開会見ということで開始時間のかなり前から観衆がギュウギュウに詰めかけており、会見が始まる直前に倒れて救護班に運ばれていく人がいるほどの熱気に包まれていた。

 この日発表されたカードの1つは、伊澤星花vsシン・ユジンのRIZIN女子スーパーアトム級王座戦。

 2022年に浜崎朱加を倒しスーパーアトム級王者となった伊澤だが、あまりに強すぎるためか防衛戦の相手が見つからず約3年3ヶ月の間で防衛戦は1回のみ。それでも試合は組まれ続けRIZINでは無敗の9連勝中。

 格闘技ファンからは“日本人女子最強決定戦”という位置付けでRENAとの対戦が熱望されてきた。RENAは伊澤を強く意識し度々挑発的な言葉を発信して来たが、昨年大晦日に両者の対戦が決まりかける中でRENAが負傷したことで実現には至らなかった。
 これを受けた伊澤は「自分のことを結構前から『伊澤に勝てるのは私だけ』とか『伊澤じゃジョシカクになれない』とか言ってるんですけど、実際に試合が決まりそうになるといつも逃げちゃうんで。逃げるくらいなら最初から名前出すなよって思います」と怒りをあらわに。「もう格下の相手とやってもしょうがないんで、もっと世界の強い選手と戦わせてください。RIZINの運営の方がずっとRENA選手を推してくるんですけど、自分としては全然レベルが違うんだぞって思ってるんで」と語るなどRENAには本当に興味がない様子だ。

 今回の挑戦者であるユジンは幼少期から韓国の国技であるテコンドーに親しみ、アマチュアボクシング大会での優勝、柔術の大会で12度の優勝経験を持つトータルファイター。2019年12月に韓国格闘技史上最年少の15歳でプロデビュー。ROAD FCで3戦無敗という実績を引っ提げてRIZINに初上陸を果たした。


 会見に登場した伊澤は「女子格闘技は新しい時代を迎えたと思います。そのトップとして私が皆さんに今までのジョシカクでは見られなかったような恐怖も怖さも感動も与えていけるような試合をしたいと思います」と新時代の騎手としての気概を語る。

 今まで思うような対戦相手と当たれていなかった中でユジンとの王座戦が決まったことについて問われると「試合ができて嬉しいなって気持ちですね。いつも相手というよりも自分がやりたいことを、自分が成長してそれを皆さんに見せるってのをモチベーションでやってるんで。特に相手によってモチベーションが変わるってことは無いです」と淡々と返答。

 その後、記者からRENAについての話題を振られると「もう須田選手(須田萌里)だったりとか、ケイト(ケイト・ロータス)だったりとかどんどん新しい世代の選手が出てきてるんで。もう今までの選手を気にしてるんじゃなくて、これから新しい女子格闘技を、逆にもっとレベル上がってると思うんで、そっちにもっと焦点当てて見てもらえるように今回の試合で今までの女子格闘技とレベルが違うってことを証明したいと思ってます」と、言外にRENAを“過去の人”として切り捨てた。

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