「俺がNOAHだ!俺のNOAHだ!」藤田和之がGHCヘビー級王座初戴冠を果たし田中将斗とNOAH頂上対決へ!

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 23日、愛知県・名古屋国際会議場にてプロレスリングNOAHが『GAIN CONTROL 2022 in NAGOYA』を開催し、藤田和之が中嶋勝彦を下してGHCヘビー級王座の初戴冠を果たした。

 中嶋勝彦は昨年10月に2度目のGHCヘビー級王者ヘビー級王座戴冠を果たし、かつての盟友である潮崎豪の「I am NOAH」に対抗するかのように「俺がNOAHだ」というスローガンを掲げてきた。
 月に1度のハイペースで4度の防衛を重ねてきた中嶋に対し、次に挑戦名乗りを上げたのは杉浦軍の“野獣”藤田和之。今月10日に行われた前哨戦ではタッグマッチながら藤田が中嶋に顔面蹴りを叩き込んでKOし、「俺がNOAHだよ。俺のNOAHだよ。俺がNOAHなんだよ」という挑発的な言葉を残している。
 そして藤田は21日に行われた調印式にて中嶋を無視してビールで酒盛りを始め、中嶋にも飲むよう促すが、中嶋は無言でビールを藤田の頭からぶっかけてそのまま退席。これに対して藤田は「(王座戦を)やる前からビールかけをしてもらっちゃったよ」を笑顔で語るなど、不気味なまでの強者の余裕を見せていた。

 藤田のGHCヘビー級王座挑戦は今回で2度目。1度目は2020年3月に無観客試合で行われた潮崎豪戦で約30分全く動かずに睨み合ったという伝説を創った試合であり、今回も新たな伝説が生まれることになるのかに注目が集まる試合となった。

 普段は気だるげな態度で試合に臨むこともある藤田だが、この日はゴングとともに目にも留まらぬタックルで中嶋のバックを取り、圧倒的な体格差を以てグラウンドで支配。さらに監獄固めに捕らえながら顔面に掌底を連打した後に足4の字固めで捕らえ、解説席の武藤敬司に向けてプロレスLOVEポーズを取る余裕を見せる。
 打撃で対抗する中嶋は的確なハイキックや掌底で幾度もダウンを奪い、バックドロップからサッカーボールキックの猛連打。さらに藤田と真っ向からのエルボー合戦、張り手合戦を展開。これに打ち勝った中嶋は前哨戦のお返しとばかりに顔面蹴りを連打し藤田をKO寸前まで追い込む。
 中嶋は必殺のバーティカル・スパイクを狙うが、これを力任せに振り払った藤田がラリアット。さらにパワーボムから顔面蹴り。フォールに入るもカウント2で自ら引き起こし、ダメ押しのパワーボムを叩き込んでカウント3を奪った。

 藤田は「俺がNOAHだ!俺のNOAHだ!俺の!俺の!」と野獣の咆哮。
 そこへ田中将斗が現れ、「おめでとうございます」と頭からビールをぶっかけるという祝福とも挑発とも取れる行為から「次は俺だ!引き分けた続き、やろうや」と、2021年の年内最終興行での30分引き分け試合の続きをすべく挑戦表明。
 これを受けた藤田は「最高ォーッ!最高ォーッ!」と吼え、これを快諾した。
 
 バックステージに戻った藤田は「NOAHは本気を味わう場所だと革新した。本気の舞台で、本気で闘うことはすごく幸せなこと。しんどい期間、つらい期間あったけど、楽しかった」と語り、杉浦軍の盟友たちと乾杯し、再び喜びのビール浴び。
 そして近くにいた宮脇純太にも「お前も被れ」とビールを浴びせた上で「なんでお前隣にいるんだよ?お前何様だと思ってんだよ?」と追い払うという暴君ぶりを見せた後、「俺のNOAHになったからね、これで。どうなるか分かんねえよ。楽しみにしててくれよ!以上!ありがとう!」と爽やかに去っていった。

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