後藤洋央紀の新武器・邪羅蛇羅棒が大活躍し毘沙門がIWGPタッグ王座初防衛!

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 19日、北海道・北海きたえーるにて新日本プロレス『LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ』が開催され、“毘沙門”後藤洋央紀&YOSHI-HASHIがIWGPタッグ王座の初防衛に成功した。

 後藤洋央紀&YOSHI-HASHIは石井智宏とともに2020年8月にNEVER6人タッグ王座を戴冠し、最多連続防衛記録となる9度の防衛を果たすなど大活躍。その後、後藤&YOSHI-HASHIはタッグとしても名試合を重ねていき、昨年末には『WORLD TAG LEAGUE 2021』を制覇。その勢いのままに今年の1・4東京ドーム大会でタイチ&ザック・セイバーJr.を撃破して悲願のIWGPタッグ王座を戴冠した。
 その裏ではCHAOSとHOUSE OF TORTURE(以下、HOT)との抗争が続いており、今月13日の大阪大会ではEVILの持つNEVER無差別級王座に石井智宏が挑んで敗北。19日の札幌大会では後藤&YOSHI-HASHIの持つIWGPタッグ王座にEVIL&高橋裕二郎が挑戦、翌20日の札幌大会ではEVIL&裕二郎&SHOの持つNEVER6人タッグ王座に後藤&YOSHI-HASHI&YOHが挑戦することが決まっているなど、両軍の抗争は複数の王座が絡み合う複雑な状況下にある。

 この日のセミファイナルでは、後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvs“キング・オブ・ダークネス”EVIL&高橋裕二郎のIWGPタッグ王座戦が実施。
 この試合は、王者組の入場と同時にHOTのディック東郷とSHOが襲撃し、YOSHI-HASHIが袋叩きにされる中でゴングが鳴るという荒れた立ち上がり。中盤までYOSHI-HASHIが苦戦する展開となり、後藤が救出へ向かうも東郷&SHOの暗躍によって流れを変えるまでには至らず大苦戦。終盤にはもはや日常風景と化したレフェリーの昏倒によってリングはHOTの拷問の館と化してしまう。
 HOTが4人総掛かりでYOSHI-HASHIをリンチしていくが、後藤が錫杖を持ってリングに飛び込んできて見事な杖術を披露。さらにCHAOSの石井智宏&YOHも救援に駆けつけて一気に逆転していき、最後は裕二郎へ隠し狭間→激烈一閃→消灯と合体技3連撃で毘沙門が初防衛を決めた。


タッグベルトを取り戻した後藤&YOSHI-HASHIは、YOHとともに6人タッグのベルトもHOTの面々の眼前で掲げて見せ、「よーく見とけ、明日、同じ光景だ。覚えとけこの野郎!」と翌日に控えたNEVER無差別級6人タッグ王座の必勝を宣言した。

 バックステージに戻ったYOSHI-HASHIは「明日、YOHが加わって、明日は俺たちがNEVER6人タッグのチャンピオン、2冠になるから。後楽園で言った通り、明日はあいつらが残りのヤツら、斜めに入れるのか、横に入れるのか、縦に入れるのか、それだけのチョイス。それだけだ」と翌日の大一番にも自信。
 後藤は錫杖をじっと見つめ「強い味方が出来た。名前つけるか、コイツに……」と少し考え、邪羅蛇羅棒(じゃらじゃらぼう)と命名した。

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