【試合結果】1・28 新日本プロレス後楽園ホール大会 鷹木信悟&BUSHI&SANADA&“キング・オブ・ダークネス”EVIL&内藤哲也vsエル・デスペラード&金丸義信&タイチ&ザック・セイバーJr.&鈴木みのる KUSHIDA&棚橋弘至vs外道&ジェイ・ホワイト

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

『Road to THE NEW BEGINNING』
日程:2019年1月28日(月)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,601人

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○成田蓮/中西学
10分16秒 逆エビ固め
●上村優也/辻陽太

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○トーア・ヘナーレ/天山広吉
10分11秒 TOAボトム→片エビ固め
海野翔太/●吉田綾斗(K-DOJO)

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
田口隆祐/●本間朋晃/矢野通/真壁刀義
11分48秒 エイプシット→片エビ固め
[BULLET CLUB]石森太二/チェーズ・オーエンズ/○タンガ・ロア/タマ・トンガ

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]YOSHI-HASHI/○オカダ・カズチカ
12分45秒 レインメーカー→片エビ固め
[BULLET CLUB]●高橋裕二郎/バッドラック・ファレ

▼タッグマッチ 30分1本勝負
KUSHIDA/○棚橋弘至
14分5秒 ハイフライフロー→片エビ固め
[BULLET CLUB]●外道/ジェイ・ホワイト

▼10人タッグイリミネーションマッチ 時間無制限1本勝負
[L.I.J]鷹木信悟/BUSHI/SANADA/“キング・オブ・ダークネス”EVIL/●内藤哲也
27分24秒 オーバー・ザ・トップロープ
[鈴木軍]エル・デスペラード/金丸義信/○タイチ/ザック・セイバーJr./鈴木みのる
※通常のタッグマッチ形式で試合を行い、敗れた選手から退場。最後まで一人でも残ったチームが勝者となる。試合権利のある選手がトップロープを越えて場外に転落した場合も退場。

【退場順】
<1人目、2人目>
●SANADA
15分33秒 両者OTR
●鈴木みのる

<3人目>
○鷹木信悟
17分43秒 OTR
●エル・デスペラード

<4人目>
○金丸義信
18分31秒 OTR
●鷹木信悟

<5人目>
〇BUSHI
19分7秒 ブシロール
●金丸義信

<6人目>
〇ザック
19分53秒 裏STF
●BUSHI

<7人目、8人目>
●EVIL
22分53秒 両者OTR
●ザック・セイバーJr.

L.I.Jvs鈴木軍の全面対抗戦で内藤に勝利したタイチが「冬の札幌で藤原喜明以来の事件を起こす」と予言!KUSHIDAが棚橋のラストタッグで勝利し「すべて出し切る」と棚橋戦へ覚悟!

第1試合


 試合前から中西と辻が睨み合い、4人は一触即発の空気。
 上村と成田でゴング。手4つから首の取り合い、バックの取り合いから腕取り、ヘッドロックからグラウンド戦。一旦ブレイクしてから両者タッチ。
 辻は中西に吼えてからロックアップで組み合って押し込み、離れ際にチョップ連発。しかし中西には効かず、中西は即座にヘッドロック。抜け出した辻がショルダータックルも中西はビクともせず。何度もぶつかっていく辻だが、逆に中西のショルダータックルで倒されてしまう。中西はナックルからコーナーに押し込んでチョップ。さらにコーナーに振ってラリアットを狙うも、かわして上村にタッチ。
 上村と辻は2人で中西にショルダータックルでぶつかっていくが、中西は2人まとめてなぎ倒し、上村にチョップ。成田にタッチ。
 成田と中西は上村にダブルのショルダータックル。フォールも2。上村は成田にチョップで突っ張っていくと、成田も強烈なチョップで応戦。成田はボディスラムから逆片エビも上村が即座にブレイク。中西にタッチ。
 中西は上村にボディスラムからニードロップも、上村が回避し辻にタッチ。
 辻は中西にエルボー連打でコーナーに押し込み、さらにエルボー。続けて串刺しジャンピングエルボーからボディスラムを狙うが、中西は耐えて逆水平。さらにコーナーに振って串刺しラリアット。さらに中西は串刺しを狙うが、ガットショットで迎撃した辻がボディスラムで投げきると両者タッチ。
 成田はエルボー連打、上村は真っ向から受け止め、エルボーで返す。これを押し勝った成田がコーナーに押し込んでエルボー。しかし上村も串刺しエルボーでやりかえし、さらに串刺しドロップキック。フォールも2。上村は起こしてエルボーからロープに振ってショルダースルーから逆エビ固め。介入しようとする中西を辻が落とすが、成田は意地のロープブレイク。
 上村と辻は成田を2人でロープに振ってダブルのドロップキック、ダブルのブレーンバスター。上村がフォールも中西がカット。上村と辻は中西にダブルのブレーンバスターを狙うが、逆に中西が2人まとめてブレーンバスター。その間に復活した成田が串刺しエルボーからのランニングエルボー。フォールも2。雄叫びを上げた成田は上村をベリー・トゥ・ベリーで投げてフォールも辻がカット。中西が辻を排除し、成田が上村に逆エビ固め。上村はプッシュアップで粘るものの、成田がリング中央に引き戻してどっしり腰を落とすと上村は無念のタップ。

第2試合


 先発は天山と海野。ロックアップから腕取り、ヘッドロック、ショルダータックルとオーソドックスな立ち上がり。海野は何度もショルダータックルでぶつかって行くが天山は倒れず。しかし海野はロープワークで力を溜めてショルダータックルで倒すとボディスラムを狙うが、天山はモンゴリアンチョップ。ヘナーレにタッチ。吉田がタッチを求め、海野もタッチ。
 ヘナーレが「カモーン!」と挑発し、吉田がチョップ。ヘナーレもチョップで返し、ショルダータックルを狙うが、吉田がカウンターで担ぎ上げボディスラム。さらにエルボーでコーナーに押し込み、串刺し攻撃を狙うがヘナーレがカウンターのショルダータックル。天山にタッチ。
 天山はモンゴリアンチョップ、ヘナーレはチョップ、続けてダブルのショルダータックルで吉田を倒し、天山はヘッドバッド、ヘナーレは手刀を落として天山はチンロック。これを耐えた吉田を天山は自軍コーナーに連れ帰りヘナーレにタッチ。
 ヘナーレは吉田の手首を獲るが、吉田は残る片腕でヘナーレにチョップ。ヘナーレは担ぎ上げてバックフリップからフォールも海野がカット。天山にタッチ。
 天山は吉田をコーナーに押し込んで串刺し逆水平。さらに串刺しを狙うが、吉田はカウンターのランニングネックブリーカードロップ。海野に繋ぐ。
 海野は天山にエルボー連射からランニングエルボー。介入してきたヘナーレにはバックエルボーからの低空ドロップキックで吹き飛ばし、天山へミサイルキック。フォールも2。さらに海野はフィッシャーマンズスープレックスを狙うが、天山は水車落としで迎撃し、ヘナーレにタッチ。
 ヘナーレは海野に逆水平。海野は雄叫びを上げてヘナーレと額を突き合わせ、逆水平で応戦。さらにヘナーレをブレーンバスターで投げきると吉田にタッチ。
 吉田はヘナーレにランニングブート、サッカーボールキックからフォールも2。さらにスリーパーで締め上げていく。介入してきた天山を海野が止めて逆エビ固め、吉田はヘナーレをグラウンドのスリーパーに持ち込むが、ヘナーレはブレイク。
 吉田はコーナーに振ってヘナーレに串刺しジャンピングニー。ヘナーレは雄叫びを上げてエルボーで突っ張っていき、ロープに走るが吉田はカウンターのジャンピングブート。吉田はヘナーレを起こすが、ヘナーレはヘッドバッドからスピアー。フォールも海野がカット。ヘナーレは吉田を起こすが、吉田はスクールボーイ。これを返したヘナーレはそのまま組み付いてTOAボトム。これで3カウントを奪った。

第3試合


 試合前から石森と田口が額を突き合わせて睨み合い、怒る真壁にタマが「アイム。・グッドガイ!」と笑顔で返す。
 真壁とロアでゴング。ロアはラリアットを放っていくも、真壁には効かず。何度もぶつかっていくと真壁は膝をつく。真壁もラリアットでやり返し、相打ちが続くが、真壁が振り返しのもう一撃で倒して矢野にタッチ。ロアもタマにタッチ。
 タマは「グッドガイ!」と自らを指差すが、矢野は「バッドボーイ!」とコールを起こす。矢野はコーナーマットを外して殴打しようとするが、これを受け止めてコーナーマットを奪ったタマは「アイム・グッドガイ!」とコーナーマットを戻そうとする。矢野は「余計なことすんなバカヤロー!」とタマにエルボーを入れ、金具むき出しのコーナーに振っていくが、チェーズがコーナーマットでタマを受け止め、矢野が突っ込んでくるとコーナーマットを外して自爆させる。
 その後全員入り混じった場外乱闘となるも、グッドガイのタマはリングに戻ってレフリーを抱きしめ、「マカベ!ダイジョブ!?」と場外で倒れる真壁を心配する。
 リングに戻って石森、チェーズ、ロアと代わり矢野を金具むき出しのコーナーに叩きつける。しかし、それを見たタマはロアを止め、敢えてコーナーマットがあるコーナーへ振っていく。観客は「グッドガイ!」コール。しかし、ロアは「ウィー・アー・バッドガイ!」とタマに抗議。それに気を取られていると矢野は金具むき出しのコーナーにちゃまを叩きつけ、タマもやり返して両者タッチ。
 石森と田口のマッチアップになると、田口が各種ヒップアタックで連撃し、介入してきたロア、チェーズにもヒップアタック。さらに尻を向けて石森を挑発し、石森のドロップキックをかわして自爆させ、オーマイ・アンド・ガーアンクル。石森は前転でこれを外し、田口を吹き飛ばしてレフリーにぶつけ、チェーズにタッチ。
 チェーズは田口をフォールも2。さらにチェーズはロープに走り、田口のヒップアタックを両手でガードするが、田口はスワンダイブ式ヒップアタックで一矢報い、本間にタッチ。
 本間はチェーズにエルボーからボディスラム、さらに串刺しラリアットからブルドッギングヘッドロック。さらに小こけしを放つがチェーズは回避。ここにBULLET CLUB勢が介入し、本間にトレイン攻撃。タマ&ロアの合体バックドロップからチェーズがブートを入れフォールも田口らがカット。これを石森が吹き飛ばすが、真壁がダブルラリアットでタマとロアを吹き飛ばし、本間が小こけし、さらにロケットこけしでロアを追撃。フォールも2。本間はロアにラリアット連発もロアは倒れず。ロアはブートでカウンターしてエイプシットを狙うが、本間はこれを着地してロープに走る。しかし邪道が下から竹刀で本間を攻撃してカットすると、ロアはラリアットからのエイプシットでカウント3を奪った。

第4試合


 先発はオカダとファレ。リングを周り、ロックアップもファレはオカダを軽々と突き飛ばす。再びロックアップを仕掛けようとするオカダを膝蹴りでカウンターしたファレはオカダの髪を掴んでボディブロー。さらにアイリッシュウィップで叩きつけ、倒れるオカダにチョーク攻撃。反則カウント4で離したファレは裕二郎にタッチ。
 裕二郎はオカダに逆水平からロープに振っていくが、オカダはコーナーに控えるファレに突撃し、向かってくる裕二郎をブートで倒してYOSHI-HASHIにタッチ。
 YOSHI-HASHIとオカダは低空ドロップキックコンビネーション・アタックからオカダがセントーン。YOSHI-HASHIがCHAOSざんまいポーズを期待するが、オカダは付き合わず戻っていく。YOSHI-HASHIはネックブリーカーを狙うが、裕二郎がこれを回避し、ファレがYOSHI-HASHIにラリアット。そのまま全員で場外戦になだれ込む。
 YOSHI-HASHIをリングに戻した裕二郎はファレに繋ぎ、ファレはYOSHI-HASHIを高角度ボディスラム。さらにファレはYOSHI-HASHIにチンロックからボディブロー。フォールも2。裕二郎にタッチ。
 裕二郎は顔面かきむしりからYOSHI-HASHIをロープにくくりつけて顔面にブート。フォールも2。ファレにタッチ。
 ファレはYOSHI-HASHIの顔面を踏みつけていくが、YOSHI-HASHIは意地のエルボー。しかしファレの一撃で倒れ込んでしまう。ファレはYOSHI-HASHIをコーナーに振って突撃するが、YOSHI-HASHIはかわして串刺しラリアット。オカダにタッチしようとするが、ファレに捕まってしまう。YOSHI-HASHIはスピンキックでカウンターし、向かってくる裕二郎もネックブリーカーで倒してオカダにタッチ。
 オカダはファレにエルボー連射し、ロープを往復してからのバックエルボー、DDTと畳み掛け、串刺しバックエルボーを狙うが、ファレはこれを回避してブレーンバスターを狙うが、着地したオカダはファレノ巨体をボディスラムで投げきってフォールも2。オカダはコーナーに上っていくが、ファレが組み付いてバックフリップ。ファレはグラネードを狙うが、オカダがかわしてロープに走る。ファレはこれをラリアットでカウンターし、裕二郎にタッチ。
 裕二郎はオカダにスライディングキックからブレーンバスター。フォールも2。さらにコーナーを背にするオカダへファレとともにトレイン攻撃。裕二郎がスライディングニーからピンプジュースを狙うも、YOSHI-HASHIがカット。オカダはロープに走るが、裕二郎は担ぎ上げてマイアミ・シャイン叩きつけてロープに走るもYOSHI-HASHIが入ってきてラリアットでカウンター。さらにファレをラリアットでトップロープ越しに落とすと、オカダが裕二郎にドロップキック、コーナーに上ってダイビングエルボードロップ。さらにレインメーカーポーズを決めてからのレインメーカー。これでカウント3。
 試合後も怒りが収まらないファレは場外でオカダを襲撃し、場外でバッドラックフォールを狙うも、セコンド陣が総出で引き剥がし、ヤングライオンたちが数人がかりでファレをバックステージまで押し戻していった。

第5試合


 ゴング前からジェイが棚橋に腰からベルトを奪うジェスチャーをしながら挑発。
 そのまま棚橋とジェイが先発でゴング。ロックアップから腕取り、ヘッドロックと攻防が続き、巻き投げ合戦からクリーンブレイク。再びロックアップも、ジェイが棚橋の髪を掴んで引き剥がすが、棚橋も髪を掴み返して自軍コーナーに引っ張っていきKUSHIDAにタッチ。
 KUSHIDAはジェイにボーバックブリーカー。さらに足でジェイの腕を固めてから後ろに倒れ込むアームブリーカー。棚橋を軽妙にタッチを回しながら一撃ずつ入れていってジェイを翻弄し、棚橋がジェイに腕固めしたところへKUSHIDAが腕にドロップキック。ジェイはKUSHIDAにエルボー連打から外道にタッチ。ジェイと外道はKUSHIDAを2人まとめてロープに振っていくが、KUSHIDAはハンドスプリングエルボーで2人まとめて倒し、ジェイにスワンダイブ式ミサイルキック。さらに追撃を狙うが、ジェイはKUSHIDAをトップロープ越しにフロントスープレックスで場外に放り捨てると、全員入り乱れた場外戦へ。
 外道がKUSHIDAをリングに戻し、ジェイがKUSHIDAをパンプハンドル式バックブリーカー。外道にタッチ。
 外道はKUSHIDAを起こそうとするが、KUSHIDAはエルボーで反撃。外道はKUSHIDAを場外に放り捨て、レフリーの気を引いている間にジェイがKUSHIDAを場外で痛めつける。ジェイがKUSHIDAをリングに戻すと外道がフォールも2。さらに外道はKUSHIDAの顔面を踏みつけていき、起こして顔面かきむしり。ジェイにタッチ。
 ジェイもKUSHIDAの顔面を踏みつけ、ロープに振ってバックエルボー。フォールも2。続けてグラウンドのヘッドロックで絞り上げ、介入しようとした棚橋をエルボーで落とす。KUSHIDAはエルボーで突っ張っていくが、ジェイが逆水平で応戦。さらにKUSHIDAに串刺し攻撃を狙うが、KUSHIDAはキャッチしてコーナーにコンプリートショット。介入してきた外道もセルフ式タイムスプリッターズコンビネーションで吹き飛ばし、棚橋にタッチ。
 棚橋はジェイにエルボー連射からコーナーに押し付けエルボー、かち上げエルボーと連発し、フライングフォアアーム。さらにジェイの蹴り足を取ってドラゴンスクリュー、介入してきた外道にもドラゴンスクリュー。さらに棚橋はジェイにスリングブレイドを狙うが、ジェイは逆水平でカウンターし、組み付いてバックドロップ。ジェイはブレードランナーを狙うが、棚橋はツイストアンドシャウトで切り返す。棚橋とジェイはブレードランナーとドラゴンスープレックスを狙い合うが、ジェイは裏投げで棚橋を叩きつけ、外道がチンクラッシャーからトラースキックを狙うが、棚橋は蹴り足をキャッチ。外道もすぐに組み付いてスモールパッケージ、返されると即座にトラースキック。フォールも2。
 ここでジェイがイスを取り出して棚橋に殴りかかるが、KUSHIDAがスワンダイブ式ミサイルキックでジェイを吹き飛ばして妨害し、外道にはマサヒロ・タナカをお見舞い。さらに場外へ逃れたジェイにプランチャ。棚橋は外道にスリングブレイド。さらに満を持してのハイフライフローでカウント3を奪った。

<試合後コメント>
KUSHIDA
「棚橋さん、最後のタッグ、ごっちゃんでした。プロレスラーの定義は人それぞれあると思いますけど、個人的な見解は、プロレスに人生かけてる人がプロレスラーっていうんだと思う。ラスト1試合になりました。最後、喜怒哀楽全部詰め込んで、8年間身体に残るダメージもありますし、それ以上に、思い出。自分が強くなってきたという、身体に残る何よりも手応え、そういうのがありますんで、それを最後、明日以降お守りとして戦っていきたいと思います。振り返ると8年前、ここ後楽園ホールに棚橋さんが僕を、『プロレスラーとして一人前にしてやる』と来てくれました。その時の恩、その時の感謝は忘れられません。棚橋さんが8年前何歳だったかって言ったら、35歳。今のKUSHIDAと同い年なんすよね。そこから8年間ずーっとその背中を、棚橋さんの側で、バスの隣で見てきました。ここから8年間、次に棚橋さんの歳になるまでどういうプロレスラーでいたいか、プロレスラーがプロレスラーであるために、KUSHIDAがプロレスラーとして命を授かったからには、プロレスラーとしてのすべて命を使い切りたい。そう思っています。明日はすべて出しきります」

棚橋弘至
「俺は、いつも見送る側だから、見送られる方の気持ちは正直わかりません。だから、何が理想的な送り出しなのかもわかりません。どうなるかな。型にはまったことは嫌いなんで、さわやかに送り出す……そんな気持ちさらさら無いと思うよ。だから明日は……ぶっ潰します!」

第6試合


TAKA「あらたて紹介しましょう!1・4東京ドーム大会でブリテッシュヘビー級チャンピオンになったこの男、ヒー・イス!サブミッションマスター!ザック・セイバー・ジュニア!BUSHI、鷹木、SANADA、EVIL、内藤、ユージャストタップアウト!お前らは何度やっても鈴木軍には勝てない!ハポン軍!カモン!オーバーヒア!」

 L.I.Jが入場すると、内藤はリングの隅にICベルトを放り捨てる。それをタイチがリング外に蹴飛ばして両者が奪い合うベルトを互いに粗末に扱い合う。
 L.I.Jのコールが終わるとともに鈴木軍が奇襲し、場外戦へ。リング状ではデスペラードがBUSHIのマスクをはぎにかかる。選手たちがリングに戻り、そのままBUSHIが標的になり、みのるがロープを使ってのアームロック、三角絞めなどで集中攻撃。
 デスペラードとBUSHIのマッチアップとなると、BUSHIはエルボー連射。そして介入してきた金丸も2人まとめてフランケンシュタイナーで投げ捨てタッチを求めるが、タイチがBUSHIをカットして内藤にツバを吐き「残念だったなぁ」と勝ち誇るが、BUSHIが振り子式延髄斬りを放って内藤にタッチ。
 内藤はタイチに低空ドロップキックのコンビネーションで倒し、何度もツバを吐き返す。内藤はタイチをコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、これをかわしたタイチが延髄斬り。残る6人は場外戦で大暴れ。
 リング状ではタイチが内藤に打撃連射からチョーク攻撃。さらにデスペラード、ザックも加わり内藤の顔面にケリを入れていく。ザックとみのるは内藤の片足ずつ取ってアンクルロック、アキレス腱固めと痛めつけていく。タイチは内藤にチンロック、デスペラードが内藤の首をロープに押し付けていく。続く金丸も内藤の後頭部にエルボーを落としていき、フライング・メイヤーから顔面に低空ドロップキック。フォールも2。ザックにタッチ。
 ザックは内藤に執拗なネックロック、さらにグラウンドに持ち込み内藤にヘッドシザーズとニーロックの複合関節技。内藤はなんとかロープへ。みのるにタッチ。
 みのるは内藤の後頭部にエルボーを入れ、フェイスロック。さらにグラウンドに持ち込んでクロスフェイスロック。内藤はなんとかロープへ。おちょくるみのるに、内藤はエルボーを返していき、顔面にツバ吐き、マンハッタンドロップからSANADAに繋ぐ。
 SANADAは金丸にパラダイスロックから低空ドロップキック。突っ込んでくるザックをEVILとともにロープに振って打撃を入れ、EVILがセントーン。そしてみのるをEVILとSANADAが2人で集中攻撃しようと狙うも、みのるがEVILの顔面にブート。SANADAが即座にドラゴンスクリューで返すも、みのるはSANADAにヒザ十字。これをブレイクしたSANADAをコーナーに振っていくが、SANADAはコーナーに駆け上ってムーンサルトで飛びついてからSkull Endに入ってみのるの首を取ろうとしていくが、みのるはかわして裸絞。これを切り返したSANADAはみのるを担いでOTRを狙うが、みのるが組み付いて胴絞めフロントスリーパー。これを力づくで外したSANADAだったが、みのるが十字架固めに切り返していこうとし、バランスを崩して両者ともに同時にOTR。
 リング上では鷹木とデスペラードがチョップでやりあい、鷹木が強烈なダブルチョップでデスペラードをなぎ倒す。鷹木はデスペラードをロープに振って追走ニーを入れるが、ザックが下から鷹木の足を引き、デスペラードと金丸がバックドロップ轟のコンビネーションから鷹木を2人でOTRさせようとするが、鷹木がこらえるとコーナーに振って串刺し攻撃を狙う。ここにBUSHIが介入してデスペラードの動きを止めると、金丸に合体バッククラッカー。さらに鷹木がロープ際に立つデスペラードにラリアットでOTRさせる。
 さらに鷹木は金丸を担いでコーナーに上がり、そのまま場外に放り捨てようとするが、下からデスペラードが妨害しエプロンに落ちると、金丸を狙ったBUSHIの一撃が誤爆してOTR。しかしBUSHIは金丸の一撃をキャッチしてブシロールでカウント3を奪う。
 次に出てきたザックにBUSHIはフランケンシュタイナーを狙うが、ザックはBUSHIの足をキャッチしてアンクルロックから裏STFに入り、BUSHIがタップ。
 リング上ではEVILとザック。EVILがザックをブレーンバスターで投げ捨てると、内藤が低空ドロップキックでアシスト。さらにEVILがダークネスフォールズで叩きつけ、ザックにEVILを狙うが、ザックもエルボーで返してバックスライド狙いからの卍固めに移行。これを力技で外したEVILはザックをトップロープ越しに投げていくが、ザックはエプロンに着地してEVILにロープを使ったアームロック。エプロン上の攻防となり、EVILがエプロンでザックにEVILで叩きつけ、二人とも場外に落ちOTR裁定に。
 リング上はタイチと内藤。寝転がって挑発する内藤を見下ろすタイチ。2人はリング中央で睨み合い、ゆっくりと間を取りながらエルボーとミドルキックを打ち合っていく。これをミドルキック連打で制したタイチは続けて延髄斬りを放ってパンタロンを脱ぎ捨てる。さらに天翔十字鳳を放つが、内藤はこれをかわして足を取って丸め込む。これを丸め込みで切り返したタイチだったが、キックアウトした内藤がリバースDDT、ジャンピングエルボーを続け、タイチが起きるのを待ってデスティーノを狙うが、これをキャッチしたタイチがトップロープ越しに投げ捨てようと狙う。これを耐えた内藤だったが、タイチはICベルトを手に取り内藤に殴りかかる。これを交わした内藤は延髄斬り。内藤はICベルトを手に取るが、レフリーがこれを引き剥がす。その隙にタイチが内藤に向かっていくと、内藤は蹴りを放つが、タイチがキャッチして金的にキック。続けて組み付いてトップロープ越しにエプロンに投げ捨て、延髄斬り2連発。これで内藤が場外に落下してOTR。タイチが勝ち残り、鈴木軍が勝利した。
 タイチは場外に倒れる内藤をリング上から見下して笑った。

タイチ「(「タイチは帰れ!」「レッツゴータイチ!」のコールに)うるせぇっつーんだよてめーら。わかんねーやつだなコノヤロー。オイ内藤、どうした?そんなとこ押さえたりしてよ。大してデカくもねーくせに痛がっちゃたりしてよ(笑)オイ、お前はよ、札幌前でちゃーんと生かしといてやるから安心しろよ。その代わり、札幌の試合後はよ、内藤、そしてオメーらよ、世界一マナーの悪い糞パハポンファンども!てめーらよ、内藤と一緒によ、『今までタイチさん、ガタガタ言ってすみませんでした』って三つ指付いて俺に謝る準備しとけよコノヤロー!オイ、お前らハポンファン馬鹿だからもう一回言ってやろうか?何回言っても分かんねーもんなお前らバカだからな。後でもう一回ちゃんと見直して、俺がなんて言ったか勉強しとけ。分かったか?じゃあな、アディオス!」

<試合後コメント>
タイチ
「弱くなっちまったな、内藤はじめハポンファン、ハポン軍。お前らどうした?俺が怖くてよ、今まで俺に言ってた『死ね』とか『殺す』とか『消えろ』とか言ってた勢いどこ行ったんだよ?連日連日、俺の前にハポン軍が敗れ去るのを見て、言えなくなってきたか?札幌の試合後は、もっと言えなくなるんじゃねーの?謝るなら今のうちだぞ。許してやるよ。俺は優しいからよ、いつだって許してやるよ。まずは誰だ?お前からか?(東スポの岡本記者へ)オイ、お前内藤と仲いいだろ?いつもファミレスで飯食ってよ。お前からかまず?謝れよ?テメーからか?いいよ、2・3のあとでいいよお前も含めて。それまで活かしといてやるよ。冬の札幌……いつだったかの、藤原喜明以来なにも起きてねーな?これといったものは。何年ぶりだ?調べたのか?テメーら。何年ぶりに、アレ以上のこと起こすかもな?楽しみにしとけよ。アディオス!カブローン!」

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

月別

ページ上部へ戻る