【試合結果】8・11 新日本プロレス日本武道館大会 ケニー・オメガvs飯伏幸太 内藤哲也vsザック・セイバーJr 石井智宏vsSANADA

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『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』
日時:2018年8月11日(土)
開始:18:30
会場:東京都・日本武道館
観衆:12,023人(札止め)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
●海野翔太/トーア・ヘナーレ
7分0秒 Prima Nocta→片エビ固め
○デビッド・フィンレー/マイケル・エルガン

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[BULLET CLUB ELITE]●チェーズ・オーエンズ/ハングマン・ペイジ
3分57秒 エイプシット→片エビ固め
[BULLET CLUB OG]○タンガ・ロア/バッドラック・ファレ

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[CHAOS]SHO/●YOH/ジェイ・ホワイト
5分56秒 チキンウイングフェイスロック
[BULLET CLUB ELITE]○マーティ・スカル/ニック・ジャクソン/マット・ジャクソン

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[L.I.J]BUSHI/○EVIL
7分38秒 EVIL→エビ固め
[鈴木軍]TAKAみちのく(K-DOJO)/●エル・デスペラード

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
本間朋晃/○真壁刀義/棚橋弘至
9分0秒 キングコング・ニードロップ→片エビ固め
[CHAOS]●外道/YOSHI-HASHI/オカダ・カズチカ

▼「G1 CLIMAX 28」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[CHAOS]○矢野通【3勝6敗=6点】
5分8秒 反則
[BULLET CLUB OG]●タマ・トンガ【3勝6敗=6点】

▼「G1 CLIMAX 28」Bブロック公式戦 30分1本勝負
○ジュース・ロビンソン【3勝6敗=6点】
10分36秒 パルプフリクション→片エビ固め
[CHAOS]●後藤洋央紀【3勝6敗=6点】

▼「G1 CLIMAX 28」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[CHAOS]○石井智宏【5勝4敗=10点】
17分0秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
[L.I.J]●SANADA【4勝5敗=8点】

▼「G1 CLIMAX 28」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[L.I.J]●内藤哲也【6勝3敗=12点】
18分17秒 ザックドライバー→片エビ固め
[鈴木軍]○ザック・セイバーJr【6勝3敗=12点】

▼「G1 CLIMAX 28」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[BULLET CLUB ELITE]●ケニー・オメガ【6勝3敗=12点】
23分13秒 カミゴェ→片エビ固め
○飯伏幸太(飯伏プロレス研究所)【6勝3敗=12点】
※飯伏が優勝決定戦進出

G1の大舞台で飯伏幸太がケニー・オメガとの6年ぶりの対戦を制して優勝決定戦進出決定!本間が日本武道館で涙!タマ&ファレがメイ社長&菅林会長により強制排除!

第1試合


 先発は海野とエルガン。ロックアップからエルガンが吹っ飛ばす。海野がバックをとるが、エルガンが力技でこれを離すと、海野がエルボー連打もエルガンは強烈なチョップ。エルガンはロープに振るも、海野はロープを掴んでタイミングをずらし、ショルダータックルからヘナーレにタッチしダブルのショルダータックルで倒す。

 カットに来たフィンレーに連携攻撃で迎撃すると、ヘナーレがエルガンにストンピングから腕を捻って海野にタッチ。

 海野はエルボー連打も、エルガンがロープに振ると走り込んできた海野をキャッチしベアハッグスープレックス。
 エルガンはチョップで吹っ飛ばすと羽交い締めにしながらフィンレーにタッチ。

 フィンレーはチョップからブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
 フィンレーはコーナーに叩きつけてエルガンにタッチ。

 海野はチョップ連発もエルガンはチョップからエルボー。さらに強烈なチョップで膝をつかせると、ロープに振っていくが海野がエルボー。エルガンのラリアットも避けてドロップキックを打ち込むとヘナーレにタッチ。エルガンもフィンレーにタッチ。

 エルボー合戦からヘナーレがエルボー連打。フィンレーがロープに振るとラリアットも、避けたヘナーレがジャンピングショルダータックルで倒す。
 ヘナーレは串刺しラリアットからコーナーに登ってダイビングショルダーアタック。フォールも2。
 ヘナーレは投げようとするが、耐えたヘナーレがコーナーに突き飛ばし、その背中に海野がタッチ。

 海野はフィンレーにエルボー連打からランニングバックエルボー。コーナーに振ってフィンレーが串刺しラリアットから海野が串刺しバックエルボー。さらにヘナーレがスピアーから海野がミサイルキック。そのまま逆エビ固めで捉えるが、エルガンがヘナーレに投げ捨てジャーマンから海野にエルボー。海野は離さず絞り上げるが、これはチョップでふっ飛ばしカット。
 ヘナーレとエルガンはコーナーに振るが、海野はエルガンをショルダースルーでエプロンに落とし、フィンレーの串刺しエルボーを誤爆させるとスクールボーイも2。再度スクールボーイも2。海野はエルボースマッシュからロープに飛んでラリアットも、避けたフィンレーがワンハンドバックブリーカーからフォールも2。
 フィンレーはプリマノクタを叩き込んで3カウント。

<試合後コメント>

トーア・ヘナーレ&海野翔太
ヘナーレ「4週間に渡るG1 CLIMAX、毎日自分たちも真剣勝負をしてきた。そしてフィンレーを倒すために練習をしてきたが、シングルマッチの試合を想定していた……というのは言い訳に過ぎないけど、残念ながら負けてしまったよ。ただ、翔太はとてもいい試合をしてくれた。タッグチームとしてはまだヤングだけども、俺達は未来のスターだ!俺たちはどんな試合であれ、一試合一試合ただ完璧な試合がマストではなくチャンスがあれば獲りに行く。勝っても負けても一つ一つの試合を大切にするんだ。翔太、大丈夫?」
海野「ヘナーレ、ネバーギブアップ!」
ヘナーレ「なんでネバーギブアップか分かるか?」
海野「必ず将来2人で新日本を背負って立とう!」
ヘナーレ「そうだ。なぜなら、俺たち自身が“未来”だからだ!」


デビッド・フィンレー
フィンレー「この武道館でCブロックのチャンピオンになることが出来た。大変素晴らしい称号を得ることができた。海野翔太に対してPrima Noctaでピンを獲り、Cブロックのチャンピオンになったんだぞ!本来ならAブロックかBブロックの本戦に出たかったけれど、今年は自分の年ではなかったようだ。でも自分にとっては最高に意味のあるトロフィーを獲得することができた。みんな試合をする権利があるし、このトロフィーを防衛していこうと思っているから、これに挑戦する人がいたら、いつ何時でも受けて立とう。自分にとっては武道館での1勝というのも大変大きな意味がある。武道館で勝ったことのあるプロレスラーというのもそんなにいないだろうからね。これからタクシーを拾って祝杯をあげたいね」

第2試合


 オーエンズが急襲し試合開始。リングではロアにマウントナックル連打から走り込むが、ロアはタックルで担ぎ上げてコーナーに叩きつける。ロアはエルボーからコーナーに振って串刺しラリアット。オーエンズが避けてペイジが串刺しラリアットからペイジがスライディングキック。オーエンズがナックル連打からペイジがロープに振るが、ロアはロープの反動でスカすとペイジを場外に投げ捨てオーエンズにラリアット。避けたオーエンズがボディブローからエルボーコンビネーション。さらにビッグブーツからペイジがジ・アダムスアップル。フォールもファレがカット。
 ファレはオーエンズにベイダーハンマーからコーナーに振ってロアが串刺しラリアット。さらにファレが串刺しボディスプラッシュからロアがワンハンドパワーボムからフォールもペイジがカット。
 ファレがペイジをコーナーに振って串刺し攻撃も、ペイジは避けてバックを取る。だがバックエルボーで逃れたファレがラリアットも、避けたペイジがトラースキックで場外に叩き出す。
 ロアがペイジにガットショットからナックル。ロープに振ってラリアットも、ペイジは避けて場外のファレにトペスイシーダ。
 オーエンズがロアに首固めも2。ペイジはスクールボーイからトラースキックを叩き込み、起き上がらせるがロアがショートレンジラリアット。
 ロアはエイプシットで3カウント。

<試合後コメント>

バッドラック・ファレ&タンガ・ロア
ファレ「フィンレーのクソ野郎!」
タンガ「Cブロックチャンピオンだぁ?なんだそれは?そりゃ俺のことだろ。Aブロック、Bブロックがなんだ。Cブロックのチャンピオンは俺様なんだよ!フィンレーのクソ野郎が!」
ファレ「Cブロックを獲りに行くのはコイツだ。フィンレーだろうが誰だろうがFxxKだ!バカ!FxxK you!!」


ハングマン・ペイジ&チェーズ・オーエンズ
ペイジ「大丈夫?」
チェーズ「いや、首がダメだ」
ペイジ「あいつら弱いからこそあんなことをするんだろう。俺たちにとってはタッグで戦える最後のチャンスだったかもしれないのに台無しにしやがって」
チェーズ「え?最後なの?」
ペイジ「また組めるかなぁ?」
チェーズ「どうだろう?」
ペイジ「それはともかく2人のTシャツを作らないか?」
チェーズ「そうしようか。でも首の調子がなぁ。」
(ペイジは無言でチェーズのお尻を叩いて2人とも退席)

第3試合


 先発はジェイとスカル。手4つからスカルがリストを取ってショルダーアームブリーカー。ジェイも負けじと捻っていくが、スカルが捻り上げてグラウンドに倒す。
 ジェイが立ち上がるとチョップを打ち込み、スカルはバックを取るとSHOにタッチ。

 SHOとYOHはコンビネーションキックでコーナーに吹っ飛ばすと、ヤングバックスをダブルドロップキックでそれぞれふっ飛ばし、SHOがYOHにタッチ。
 スカルをコーナーに振ってトレイン攻撃を狙うが、スカルはSHOを避けてYOHにエルボー。スカルはニックにタッチ。

 ニックはYOHにバックエルボーからSHOにトラースキック。YOHにもスピンキックからSHOにストマックブリーカー。マットがそこへヘッドハンターから、合体フェイスバスターで叩きつけていく。ニックはスカルにタッチ。

 スカルはSHOにゴリースペシャルから、カットに来たYOHの足を刈って逆エビ固め。ヤングバックスが左右でポーズを決めるが、これはジェイがカット。
 スカルはYOHにブレーンバスターを狙うが、着地したYOHが突き飛ばしSHOがジャンピングニー。YOHもジャンピングニーからSHOがバッククラッカー。YOHがドロップキックを叩き込み、3Kを狙うがニックがトラースキックからSHOに水面蹴り。ヤングバックスでダブルスーパーキックも、ジェイがニックにバックドロップからマットにDDT。スカルはジェイを蹴り飛ばして四つん這いにさせると指へのフットスタンプから指折りを狙うが、これはYOHがトラースキックでカット。
 ジェイがスカルを羽交い締めにしてYOHがランニングエルボーもこれはスカルが避けて誤爆。
 スカルがYOHにチョップからロープに飛ぶが、YOHはソバットで迎撃するがスカルがバックエルボー。YOHがアイルビーバックもスカルがチキンウィング。マットがSHOにテキサスクローバー。ジェイは助けず、YOHがギブアップした。

<試合後コメント>

マーティ・スカル&ニック・ジャクソン&マット・ジャクソン
(三人で陽気に歌を歌いながらコメント会場に登場)
マット「6分ちょいで勝てたっていうのは良かったな」
マーティ「うん。クラシックな感じでいい試合ができたんじゃないかな」
マット「でも1万人以上のお客さんが来ているはずなのに、彼らはこんな試合で満足したのかな?」
マーティ「そろそろ俺たち、このベルトの防衛戦をしなきゃいけないんじゃない?」
マット「だも誰と?」
マーティ「日本で今夜最高の試合をするために俺たちはしっかりと準備を整えてきたんだ」
マット「ホテルのプールを借り切って3人でワークアウトをしてコンディションを整えてきたんだ」
ニック「そうだよ。1000円のレンタル料を払ってホテルのプールを借りて今日に向けて3人で準備をしてきたんだ」
マーティ「じゃあお祝いでもしようか。お祝いだし。TGIフライデーズなんてどう?」
ニック「俺は焼き肉が食べたい」
マット「ヤダ。俺和食キライ。日本は好きだけど和食はキライなんだよ」
ニック「そうだな。でもこのベルトを防衛していかなきゃいけないから頑張ろう」
マーティ「うん、じゃあそういうことでみんなまた会おう!」
マット「えっ、ケニーの試合見ないの?」
マーティ「それもあるけど、俺はそれよりお祝いをしたいんだ」


ジェイ・ホワイト
「俺はこれだけ頑張ってお前たちに寄せてやっているのに、毎回毎回同じ結果しか得られないというのはどういうことだ?YOH、お前は何もできない男なんだな。ロッキーと組み初めてからYOHもSHOもそのやり方が上手く行っていないということを何度言えば分かるんだ?俺はお前たちを助けてやろうと、妥協してお前たちに合わせてやっているのに。それなのにお前はついに俺を殴ったな。あの時だってお前はマーティを抑えておけたはずなのに、それをしないで俺を殴るとはどういうことだ?あれがお前の俺に対するメッセージだと思っている。YOH、SHO、CHAOS……これから何かが起きるだろう」

第4試合


 EVILが入場したとたん急襲し場外乱闘で試合開始。
 デスペがリングにBUSHIを投げ入れ、シャツでのスリーパーからコーナーに叩きつけて鈴木にタッチ。

 鈴木はストンピングから膝蹴り。BUSHIがエルボー連打からロープに飛ぶが鈴木はビッグブーツ。さらに腕固めから指を極めてのV1アームロック。これはEVILがカット。
 鈴木は首投げからエプロンのEVILにビッグブーツ。BUSHIにはナックルも、BUSHIがロープに振って低空ドロップキック。タッチしようとするが鈴木が足を掴んでいくも、BUSHIはブラックマジック式の延髄斬りからいEVILにタッチ

 EVILは串刺しラリアットも、デスペがサミングから走り込むがEVILはサイドバスター。鈴木のビッグブーツもキャッチするとレフェリーに足をもたせてトラースキック。さらにネックブリーカードロップからセントーンを投下しフォールも2。
 EVILはコーナーでチョップも、鈴木は左右の掌底連発からコーナーに振って串刺しビッグブーツ。更に首投げからPKも、EVILはキャッチしエルボー。エルボー合戦からEVILがエルボー連打。鈴木は笑顔をみせて髪を掴むと強烈なエルボー。さらにエルボーを2発打ち込み、ロープに飛ぶもEVILは追走ニー。鈴木も追走ビッグブーツからビンタを叩き込みスリーパー、EVILは切り替えしてEVILを狙うが、切り替えした鈴木がスリーパーからゴッチ式を狙うが、EVILはリバースしてロープに飛ぶが鈴木はニーリフトで迎撃。鈴木はデスペにタッチ。

 デスペはチョプからコーナーに振って串刺しエルボーから首投げで倒すと鈴木がサッカーボールキック。さらにデスペがスピアーを突き刺しフォールも2。
 鈴木がスリーパーからゴッチ式パイルドライバーを狙うも、BUSHIがミサイルキックでカット。デスペにもコードブレイカーからEVILがデスペにラリアット。EVILはデスペにEVILを叩き込んで3カウント。

<試合後コメント>

鈴木みのる
「この野郎!オイ、EVIL!BUSHI!テメーんとこの大将も出てこいよ」


EVIL
「おい鈴木軍。余裕なんだよ、この野郎。いいかおい、新日本の時代はこの俺が作っていくからな。よく覚えておけ。This is EVIL!! Everything is EVIL……全ては、EVILだ!!」

第5試合


 先発はオカダと棚橋。ロックアップから棚橋がヘッドロック。オカダはレインメーカーも避けた棚橋がエルボーからコーナーに登るが、オカダはエルボーからツームストンを狙うが棚橋がリバースしツームストンの体勢。逃れたオカダが棚橋のビッグブーツをキャッチしガットショットも、棚橋もキャッチしドラゴンスクリュー。棚橋は本間にタッチ。

 本間はラリアットからチョップを打ち込んでいく。本間はボディスラムから小こけしもオカダは避けてストンピング。オカダはグリーンキラーを狙うが、これは真壁がカット。
 本間はチョップもオカダはショルダータックルで倒し、掟破りの小こけしを投下。オカダは外道にタッチ。

 外道は首へのエルボーを打ち込んでいき、コーナーに打ち込むとYOSHI-HASHIにタッチ。

 YOSHI-HASHIはコーナーに振って串刺しチョップ。さらにキャメルクラッチで捕らえるも、真壁がストンピングでカット。
 YOSHI-HASHIはスリーパーも、本間はバックエルボーで逃れるがYOSHI-HASHIはチョップ。YOSHI-HASHIは首へのエルボーから投げようとするが、本間が逆にブレーンバスター。本間は真壁にタッチ。

 真壁はYOSHI-HASHIに串刺しラリアットからコーナーに登りナックル連打。さらにノーザンライトスープレックスホールドも2。
 真壁はバックを取るが、エルボーで逃れたYOSHI-HASHIに真壁はエルボーからロープに飛ぶが、YOSHI-HASHIはチョップで迎撃。真壁はコーナーに振り走り込むが、YOSHI-HASHIはラリアットで迎撃し外道にタッチ。

 外道はチンクラッシャーからスーパーキック。フォールも2。
 外道はナックルパートも真壁がガードしナックルで返していきラリアット。だがオカダがカットしDDT。オカダは棚橋にもDDTを狙うが棚橋はツイストオブシャウト。そこへ本間が小こけしを投下し、棚橋はYOSHI-HASHIに首投げから本間が小こけし。場外のオカダとYOSHI-HASHIへ棚橋がプランチャを投下。
 本間と真壁が外道にサンドイッチラリアットから本間が小こけし。そこへ真壁がキングコングニードロップを投下し3カウント。

<試合後コメント>

オカダ・カズチカ
「オカダの夏も終わってね、笑顔と言いながら笑顔で終われない結果になりましたけど、ちゃんと笑顔で終わりたいと思います。まあね、一個だけ考えてててね、まだどうしようかと自分の中で答えが出ていないことが一個だけあるんですけども、まあそれをしっかりこの夏、と言ってももうG1は明日しか無いんで、明日の内に答えを出したいなと思ってることがあるんでね。それが正しいのか間違っているのか、今日も一日しっかり考えて、まだこれからのプロレス人生に生かしていける用意したいなと。まあ一日考えても明日の試合後には『やっぱちげぇな』『こうじゃねぇな』って思うかも知れないけど、それをしっかり。俺はとりあえず、Aブロック……棚橋弘至推しでしょ!」


YOSHI-HASHI
「オイ、棚橋弘至!お前の見える世界はどう?鮮明か?明日の決定戦、しっかり見させてもらうよ」


真壁刀義
「どうだお前、快心の一撃だなオイ!G1の本戦?それは残念だけどこの俺さまたち、こけしと色男と、そしてこの俺様だよ。見に来ている奴はいっぱいいるだろ!これでまたシフトチェンジしたこけしがお披露目出来たろう?まだまだ行くぜ!次はもっとスゲェものを見せてやる!いいかテメェら、覚悟しておけ!言いたいことはそれだけだ!」


棚橋弘至
「本間選手も帰って来たし、俺たち、まだまだピチピチの41歳だから!本間選手の先を走ってるから、追いついてきて!」
本間「追いつきますから!絶対追いつきますから!」
棚橋「よし!あとはBブロックをチェックするだけ」


本間朋晃
「日本全国……いや、世界中を探しても俺ほど幸せなプロレスラーいないと思います。まさか、復帰二戦目……いや、デビュー二戦目でまたリング上で泣くとは、泣かされるとは思ってなかったんですけども、本当に嬉しいです!本来であれば、このこけしが皆様に幸せを運ぶはずなんですけど、今日はホントにお客さんが、そして真壁さん、棚橋さん……いや、相手のオカダ、YOSHI-HASHI、外道からもたくさんの幸せをもらいました。このまま納得するわけがない。俺はもっともっと上を目指して、同級生の棚橋さんに追いつきます!来年のG1 CLIMAXは出ますんで!今はそんなレベルじゃないかも知れない。でも、41歳とは思えない、驚異的なスピードで成長しますから。楽しみにしてください!ありがとうございました!」

第6試合


 矢野がセコンドのロアを帰らせて、試合が開始すると走り込んでスクールボーイも2。横回転エビ固めも2。
 タマがコーナーに振るも矢野がコーナを剥がし、そこへタマが殴りかかるとコーナーを捨てると、逆コーナーに振るが矢野は逆コーナも外し、走り込んできたタマを金具がむき出しのコーナーへ自爆させる。だがタマも矢野を金具がむき出しのコーナへ叩きつけて場外乱闘へ。

 リングに戻るが、タマはすぐに矢野を場外に投げ捨てる。
 リングに戻り、タマがチョーク攻撃からナックルパート。さらにチョークから顔面を踏み潰していく。タマはレフェリーを突き飛ばすが、矢野がタマに走り込んでフロントスープレックスから背後からタックル。
 ファレとロアが乱入しようするがレフェリーに止められる。

 矢野の背後からタマが殴りかかりチョーク攻撃も、レフェリーがカウントを数えるが、タマはレフェリーを場外に投げ捨てる。違うレフェリーがリングに上がりタマの髪を引っ張ってチョーク攻撃を止めると、タマはレフェリーにガンスタン。
 これはメイ社長と菅林会長が出てきて試合を止めた。


 試合後、タマとファレはメイ社長の統率の下、大勢のスタッフ陣の手により車に押し込められ、車のドアが閉じられると同時にどこかへと走り去っていった。

第7試合


 ジュースはリングに上がるとテーピングとギプスを外す。

 ジュースはロープに押し込むもクリーンブレイク。ジュースが押し込むも後藤が切り替えしてクリーンブレイク。
 後藤がヘッドロックからショルダータックルで倒し、走り込むが避けたジュースが走り込むも、後藤はショルダースルーでエプロンに落とし、ラリアットを避けてスリーパー。だがジュースはロープを使ったショルダーアームブリーカーで逃れる。

 ジュースは串刺しラリアットからキャノンボール。ジュースは後藤の右腕をリングに叩きつけ、捻り上げると腕へのエルボー。ジュースは首投げから腕固め。これを離すとエルボーを連打し、ビッグブーツからナックルを打ち込み逆水平チョップ。ジュースはロープに飛ぶが後藤はミドルキック。後藤はミドルキック連打からコーナに振って村正。さらにバックドロップからフォールも2。
 後藤は担ぐが着地したジュースがチョップ。後藤もチョップで返すが、ジュースはナックルパートから左ストレートも、避けた後藤がガットショットからロープに飛ぶがジュースはスパインバスターで迎撃。
 ジュースはコーナーに登ってダイビングクロスボディアタックからフォールも2。

 ジュースはパワーボムを狙うが、耐えた後藤とラリアットの相打ち。再度相打ちから両者ロープに飛んでラリアットの相打ち。打ち勝ったジュースがロープに飛ぶが、後藤が担いで牛殺し。
 後藤は近づいていくが、ジュースは山折りで返し、パルプフリクションを狙うが後藤が切り替えしてGTRの体勢も、ジュースも切り替えしてお互いブレーンバスターを狙うが、お互い離れるとラリアットの相打ち。ジュースのビッグブーツを避けた後藤がラリアットも、ガードしたジュースがナックル。後藤がヘッドバッドで迎撃し裏GTR。後藤はGTRの体勢も、ジュースが切り替えしてパルプフリクションの体勢も後藤はスリーパー。ジュースは首投げからパルプフリクションを放つが、後藤は突き飛ばして逃れるとサッカーボールキック。キャッチしたジュースが左ストレートからパルプフリクション。これで3カウント。

<試合後コメント>

後藤洋央紀
「打ち砕かれたよ。このG1 CLIMAX、地面に這いつくばっても勝ちを狙ったよ。ジュースも同じような境遇だと思うよ。また明日から挑戦していくよ。今日の負けもすべて明日につながっていると思うから」


ジュース・ロビンソン
「今日戦ったあの男は今までどこにいたんだ?G1 CLIMAX28、いるはずだったUSチャンピオンはどこに行ってたんだ?今日リングで戦っていたあのジュース・ロビンソンこそが真の俺なんだ。だからこそ俺は俺であり、そして俺はライジング・スターなんだ。今日どれだけの強さがあったか、みんな見てわからないようなら後藤に聞けばいい。俺の左を4発食らって、パルプ・フリクションも食らって、アイツが一番俺の強さを理解しているはずだ。
 今日で2ポイント取り、合計6ポイントで俺のG1は終わった。あまり多い数字じゃないけど4点よりはいいんじゃないかな。G1が始まってから早いうちに優勝候補からは外れてしまったけれど、なぜ俺がそれでも戦い抜けたかというと、それは俺の意識がもうG1 CLIMAX29に行っているからだ。そのために俺は戦っているんだ。
 後藤、お前には申し訳ないけれど、今日お前が勝てなかったということは俺のこのUS王座に挑戦することは出来なそうだな。SANADA、お前も挑戦者候補から外れた。そしてタマ、お前も候補には挙がっていたけれど、14,000人のファンがお前のことを嫌っている。候補から外れるのは仕方ないよね。でももし挑戦したいなら挑んでくればいい。
 そして飯伏。後楽園での試合はお前にとっては楽な試合だったかもしれないなぁ。俺はまだお前のレベルには達していないと思う。だけどお前はこれから大きな試合が控えているし、忙しくなるだろうからUS王座なんて興味ないかも知れないな。お前との対戦でメインイベントを飾れるようになるよう、俺も頑張るよ。内藤もケニーも、もうこのベルトには興味ないのかな。でもザック・セイバーJr、お前はこのベルトに少しは興味があるんじゃないのか?俺と戦った時に腕を掲げてベルトに興味があるような素振りを見せていたな。9月30日、お前とこのベルトを懸けて戦ってやってもいいぞ。
 石井、お前はいろんなベルトに挑戦したいのかもしれないが、どんなことがあれ自分は挑戦してくる意志のあるヤツならどんな相手でも受けて立つ。これから秋にかけて、すべてがうまく行けば来年の春も忙しい日々になるかもしれないから、いつその試合が実現するかはお楽しみに。

――これからの新日本プロレスでスターになるためには何が必要だと思うか
「これから自分が何をすべきかはわかっている。それを実現するために頑張っていくのみだ。ジュース・ロビンソンというのはリングネームで、本当はジョー・ロビンソンという。まだジョーという名前だったイリノイ州出身の、子供のころからプロレスラーになりたくてここまできた男だ。ここまで頑張って来たし、子供たちに愛されているということも分かったから悪い言葉や放送禁止用語は使わずに戦っていきたい。新日本プロレスでスターになるということは公人になるということなのだから、悪い言葉は使っちゃいけないよね。子供たちがマネをしたらいけないからね。そういった部分でのお手本になれるようなレスラーにもならなくちゃいけないから、そのような発言も限らせていただきます」

第8試合


 バックの取り合いからリストの取り合い。石井のラリアットを交わしてSANADAが石井を巻き込もうとするも石井は逃れて距離を取る。

 SANADAがチョップを打ち込んでいくが、石井が強烈なチョップで倒す。
 石井はヘッドバッドから頭頂部にエルボー。更にチョップを打ち込んでいくが、SANADAが突き飛ばしてチョップ連打。石井が逆水平から挑発すると、SANADAはチョップ連打も石井はチョップ。石井はロープに飛ぶが、SANADAは往復リープフロッグからドロップキックで場外に叩き出しプランチャ。

 リングに戻り、SANADAは背中に膝蹴りからスリーパー。石井は足をロープに伸ばしブレイク。

 石井はエルボー連打もSANADAがエルボーで膝をつかせ、SANADAはストンピングから頭頂部にエルボー。
 石井は立ち上がり、SANADAがエルボー連打も石井は受けながら前に出ていきエルボーで吹っ飛ばすと串刺しラリアット。石井はSANADAをコーナーに座らせると雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。

 SANADAがエルボー連打からドロップキックも、受けた石井が走り込むがバックエルボーで迎撃したSANADAがその場飛びムーンサルトも、避けた石井がロープに飛ぶがSANADAがフランケンで投げ捨てる。
 石井がコーナーに振ると、SANADAはエプロンに飛び降りてスワンダイブミサイルキック。SANADAは担ぐも石井は着地しフロントスリーパー。そのまま胴締めを狙うも、SANADAは飛び置きてスライディングラリアット。フォールも2。

 SANADAは担ぐも着地した石井が突き飛ばして走り込むが、SANADAはライオンサルト式SkullEndを狙うが、そのままロープにかけてマジックキラーからTKO。フォールも2。

 SANADAはSkullEndを狙うが、石井はナックルで逃れるもSANADAは背中にエルボーからバックドロップ。石井はすぐに立ち上がり、ラリアットを避けてバックドロップ。SANADAもすぐに立ち上がり、エルボー連打も石井はヘッドバッド。SANADAはエルボースマッシュからロープに飛ぶも石井はラリアットで叩き伏せる。

 石井はラストライドで叩きつけてフォールも2。石井はスライディングラリアットからフォールも2。
 石井はブレーンバスターを狙うが、逃れたSANADAが走り込むも再度ブレーンバスターの体勢。これも逃れたSANADAがアサイDDT式SkullEndも、石井は逃れてロープに飛ぶがSANADAはラリアットで迎撃。
 SANADAはSkullEndで捕らえ、これを離すとラウンディングボディプレス。かわした石井が低空ドロップキックからマッケンロー。
 SANADAがエルボーからエルボースマッシュ連発。更にエルボースマッシュも石井がバックを取って投げ捨てジャーマン。立ち上がったSANADAがエルボーからローリングソバット。さらにタイガースープレックスホールドも2。
 SANADAがコーナー下にセットしラウンディングボディプレスも石井は避けてシャイニングウィザード。
 石井はロープに飛んでラリアットも、避けたSANADAが丸め込んでからSkullEndを狙うが、切り替えした石井がブレーンバスターを狙うが、お互い切り替えしあい石井が延髄斬り。SANADAも延髄斬りからエルボーを叩き込みロープに飛ぶが、石井はリフトアップしヘッドバッドからラリアット。SANADAはエルボーからローリングエルボーを狙うが石井がラリアットでなぎ倒し、さらにロープに飛んでラリアット。フォールも2。

 石井が垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけて3カウント。

<試合後コメント>
※両者ともにノーコメント

第9試合


TAKA「ウェルカム・トゥ・ザック・セイバータイム。G1 CLIMAX、Bブロック公式戦。ザック・セイバー・ジュニア対内藤哲也、勝つのは誰ですか~!?誰ですか~!?この試合勝つのは、いつ何時どんな態勢でも関節技、サブミッションンホールドを極められるこの男、一撃必殺、ザックドライバーを持つこの男、ザックの技が極まれば、誰が相手でも!ジャスト!タップ!アウト!ザックの勝利あるのみ。ヒーイズ!プロレスリングマスター。ヒーイズ、ZSJ。ヒーイズ、ザック!セイバ~~~~ジュニア~~~!内藤哲也、この試合に勝てれば、決勝進出の望みが少しだけあるらしいな?しかし!春のニュージャパンカップ同様、お前は、ザックには勝てない!カモーン!オーバー、ヒア」

 ザックが走り込んでエルボーも、内藤が場外に出て、お互い場外に追ってリングに戻る追いかけっこ。ザックが鉄柵を蹴り上げ苛立ちを隠さない。
 内藤はリング上から早く入ってこいと挑発。ザックがリングに走り込むとラリアットも、避けた内藤が低空ドロップキック。避けたザックがラリアットも、避けた内藤がリングで寝転がる。その腕をザックが取っていき内藤のように腕を掲げる。内藤はロープに足をかけて逃れると場外へ。

 リングに戻った内藤へザックがヘッドロック。ロープに振るが内藤がアームホイップで切り返し、再度アームホイップもザックがエルボースマッシュ。ザックはロープに飛ぶが内藤はアームホイップから腕固め。ザックは切り替えして首4の字からネックツイスト。
 ザックは羽折りリバースインディアンデスロック。これを離すとリバースビーナスクラッチの体勢も内藤はロープへ足を伸ばす。

 内藤はチョップも、ザックは片足タックルからネックツイスト。ザックはフロントネックからアームホイップも、避けたザックをコーナーに振って串刺しキックから振り子式キックを狙うも、ザックはエプロンの内藤に水面蹴り。内藤は場外に落下する。

 リングに戻り、ザックがヘッドロックも内藤は回転しフォールも1。
 ザックはスリーパーからカニバサミで首を固めていくが、内藤も切り返しヘッドシザース。逃れたザックが顔面を踏み潰していく。
 内藤はチョップ連打もザックはエルボースマッシュ。内藤はネックブリーカーから低空ドロップキック。 

 ザックはコーナーに振るが、内藤はカウンターのフランケンから串刺しキックからの振り子式串刺しドロップキック。
 内藤は頭頂部にエルボーから、ネックブリーカーを狙うも、ザックは切り返すが内藤はマンハッタンドロップ。ザックはコーナーで内藤に足を伸ばすが、内藤はその足をキャッチしロープに掛けるとネックブリーカーから首へのドロップキック。

 バックの取り合いから内藤がアームホイップで投げるも、ザックはエルボースマッシュからロープに飛ぶが内藤も追走エルボー。ザックも追走エルボーからロープに飛ぶが、内藤は浴びせ蹴りもザックはキャッチしグラウンドコブラ。内藤はロープへ足を伸ばしブレイク。

 ザックは下から蹴り上げていき、内藤はエルボーを打ち込んでいく。エルボーの打ち合いから顔面を蹴りつけるが、ザックは張り手からエルボースマッシュ連発。内藤は逆さ押さえ込みを狙うも、切り替えしたザックはスイングDDT。
 内藤はグロリアを狙うが、ザックは三角絞めで捉えるも、内藤はフォールも2。

 ザックはサッカーボールキック。ザックは投げようとするが内藤はリバースDDT。
 エルボーの打ち合いからビンタの打ち合い。内藤はグロリアからフォールも2。

 内藤は走り込んで浴びせ蹴りも、足をキャッチしたザックが卍固め。内藤はロープへ。

 ザックは腕へのサッカーボールキックから再度サッカーボールキック。内藤はキャッチし投げ捨てジャーマンからロープに飛んでジャンピグエルボー。さらにデスティーノを狙うがザックがヨーロピアンクラッチも2。
 内藤の延髄切りを避けたザックがジャパニーズクラッチホールドも2。

 ザックはエルボースマッシュも内藤が延髄斬り。内藤が走り込んでいくが、ザックが卍を狙うも内藤がデスティーノ。
 さらにデスティーノを狙うがザックがザックドライバーで切り返し3カウント。

<試合後コメント>

ザック・セイバーJr&TAKAみちのく
ザック「TAKA、いいプレゼントを貰ったよ。ありがとう!ドウデスカ?Como esta?内藤、俺はスペイン語だって話せるんだぜ。muy bien!今精神的にはもう南国の島にいるような気分だ。ピナコラーダでも飲みながらゆるりとエンジョイしたいくらいの気分さ。今日は内藤に対して1勝上げ、そして内藤のファイナル進出を阻止したよな?内藤はファイナルに行けるの?内藤はファイナルに行けるのか?行けないよな。これが自分がしたかったことだ。muy bien!」
TAKA「さんざん俺が開幕から言ってきたよな?予告してきたよな?これがザックドライバーだ!この一撃を取っておいたんだ。コイツはただのサブミッションマスターじゃない。プロレスリングマスターなんだ!関節技だけじゃねぇんだよ!一撃必殺ザックドライバーがあるからよ、今回決勝には出られなかったかも知れねーがよ、2人のチャンピオン倒してんだ。そして内藤、ニ連敗だな?これからのザックはよ、ただのサブミッションマスターじゃねぇからよ。真のプロレスリングマスターだからよ!これからのザックに目が離せなくなるぞ!」
ザック「TAKAが俺のそばに居てくれれば全てはオールオーケーだ!そして内藤!Como esta?Di●k Head!!」
TAKA「アディオス!」


内藤哲也
「……今日のメインイベント、飯伏vsケニー?なんか最高のお膳立てをしてしまったッスね。結局このG1 CLIMAX、一度も単独一位になることもなく終了してしまった。やはりリーグ戦9試合あるとは言えね。一敗の重みっていうのはすげぇ俺は感じたッスね。まぁこれでザック・セイバーには2連敗ですか。しかるべき場所でしっかりリベンジしたいと思います。
 それと昨日、某選手が『夢』っていうフレーズ使ってたけどさぁ。そのフレーズは俺のもんだぜ?このG1 CLIMAXを通じていろいろ課題も見えたしね。俺にもまだ夢の続きがあるから。その夢に向かって、これから先も俺は向上し続けますよ。まぁそれにしても悔しいな。とはまだ言え明日も試合があるわけでね。また明日、この日本武道館でお会いしましょう。アディオス!」

第10試合


 ゴングが鳴ると組み合って押し込み合い、ショルダータックル、さらにケニーが逆水平を打ち込めば飯伏もミドルキックで返していく。ケニーが場外へ逃れると飯伏はプランチャを狙うがケニーが回避。自爆した飯伏を抱え上げ、エプロンの縁へボディスラム。
 ケニーは飯伏をリングに戻すとフェイマサーからフォールも2。倒れたままの飯伏をストンピングでいたぶっていき、顔面に低空ドロップキック。飯伏も起き上がってケニーにフライング・メイヤーから後頭部へサッカーボールキックを3連発。ケニーも起き上がってエルボーを打ち込んでいくと飯伏も足を止めてエルボーを打ち込んでいく。ケニーがビッグブートで飯伏をコーナーに吹き飛ばすとケニーは突撃。飯伏はカウンターでパワースラムからムーンサルトを狙うがケニーは回避。ケニーは続けてカミカゼからムーンサルト、起き上がった飯伏にフランケンシュタイナーを放っていくが、飯伏もすぐに起き上がってフランケンシュタイナーでやり返す。
 場外に逃れたケニーに飯伏は三角跳びプランチャを狙うが、ケニーはエプロンに飛び乗って回避。飯伏をエプロンにおろし、奈落式の片翼の天使を狙うが、飯伏は堪えてリング内に着地すると、セカンドロープに乗ってトップロープ越しのジャーマンを狙う。しかしケニーはこれをこらえ再び飯伏をエプロンに引きずり込むとエプロンの縁に人でなしドライバー。
 ケニーは飯伏をリングに戻し、コーナーに乗って飯伏の後頭部にミサイルキック。
さらに蒼い衝動もカウントは2。ふらふらと立ち上がった飯伏の後頭部にVトリガー、続けて片翼の天使を狙うが、飯伏が抵抗するとスライドさせて持ち替え、クロイツ・ラスで叩きつける。さらに顔面にVトリガーから飛びついてスイングDDT。飯伏が場外に逃れるとノータッチトペ・コンヒーロで追撃。
 飯伏をリングに戻すとケニーはコーナーに上るが、飯伏は起き上がってオーバーヘッドキックで対空砲火。さらにリング上のケニーに組み付いてスワンダイブ式の雪崩式フランケンシュタイナーからフォールも2。ケニーは場外へエスケープ。すると飯伏は即座にバミューダトライアングルで追撃。
 飯伏はケニーをリングに戻し、スワンダイブ式で攻撃を狙うが、ケニーはキャッチして片翼の天使を狙うが、飯伏はこれをかわしてミドルキックからその場飛びでムーンサルト式ダブルニードロップ。さらにカミゴェを狙うが、ケニーがかわすとオーバーヘッドキックで追撃。さらに追撃を狙うがケニーがVトリガーからクロイツ・ラスを狙うが、飯伏はスピンキックで脱出。コーナーにもたれかかる飯伏の後頭部へ串刺しVトリガー。さらに飯伏をコーナーに上げてトップロープ上から雪崩式のドラゴンスープレックスで放り捨てるが、飯伏は一回転して着地。飯伏はケニーに組み付いて高速ジャーマン、ケニーはハーフネルソンスープレックス、飯伏はすぐに立って渾身のラリアット。
 さらに飯伏は超高角度のパワーボムで叩きつけると飯伏は雄叫びを上げ、走り込んでカミゴェ。しかしケニーは肩を上げる。飯伏はニーパッドを外し再びのカミゴェを狙うが、ケニーは飯伏の足につかまって耐える。飯伏はケニーを起こしてエルボーを連打。ケニーは飯伏の腕を掴み、互いに腕を掴み合いながらエルボーで打ち合っていく。飯伏は隙を突いてハイキックを放つが、ケニーが回避し顔面にVトリガー。しかし飯伏は怯まず掌打連打からロープに走るが、ケニーは追走してVトリガー。ケニーがロープに走るが、飯伏は待ち受けてカウンターのハイキックを側頭部に叩き込む。
 飯伏はコーナーに上がりフェニックス・スプラッシュを放つが、ケニーは紙一重で回避し、倒れた飯伏の後頭部にVトリガー、続けてダブルアーム式パイルドライバーもカウントは2。ならばとかち上げのVトリガーから片翼の天使を狙うが、飯伏は抵抗しリバースフランケンを狙うが、ケニーがこれを耐え、宙吊りになった飯伏をそのまま頭頂部から突き刺すもカウント2。
 ケニーは走り込んで飯伏の顔面にVトリガー。続けて飯伏を担ぎ上げたままセカンドロープに乗って雪崩式片翼の天使を狙うが、飯伏がエルボーでこれを外し、ケニーをコーナー上に残したまま飛び上がりダイビングフットスタンプ。さらに飯伏はコーナー上で捕らえトップロープ上から雪崩式タイガードライバー、さらにケニーの両手をとって生のヒザでカミゴェを顔面に突き刺すと、これでカウント3を奪った。
 これで飯伏&ケニー&内藤&ザックが勝ち点12点で横並びとなるが、飯伏は他の3人に全て勝利しているため大会規定により飯伏の優勝決定戦進出が決まった。

 試合後、ケニーは飯伏を抱きしめ、2人は抱き合いながら互いに額を合わせてなにかをささやき合う。さらにマット・ジャクソン、ニック・ジャクソンもリングに上がり飯伏の肩を抱いて起こして支え健闘を讃えた。立ち上がった飯伏とケニーは二人で両腕を掲げた。

飯伏「ケニー、マット、ニック……他のBULLET CLUBのひとたち、ありがとうございました。いや、全レスラー、ありがとうございました。でもまだ、僕のG1は終わっていないので、明日!俺が優勝して……優勝します!」

<試合後コメント>

ケニー・オメガ&飯伏幸太
(ケニーは日本語でコメント)
ケニー「なんとか、俺は自分の力で歩いて帰れました」
飯伏「俺は帰れなかった……」
ケニー「負けることはもちろん悔しいです。それはチャンピオンとしては苦しいです。でも、俺のパートナー、親友、ライフのパートナー、飯伏幸太が決勝戦に行けて、タナと試合ができて、それで私が嬉しいです。全力で応援するしか無い。明日もセコンドに、もしイブシサンが良かったらセコンドに行きたいと思います」
飯伏「お願いします!」

――6年前と同じこの武道館でケニー選手との戦いでしたが、終えられていかがですか
飯伏「ホントに、覚えてないんですよ。ホントに。ホントに」
ケニー「作戦通りですよ、イブシサン。何も覚えられない。頭ぶつかって。明日はタッグマッチでよかった。イブシサンは厳しいかも知れないですけど。でもタナだから大丈夫でしょ。悪口言いたくないですけど、今はコウタ・イブシの時代ですよ。変に聞こえるかも知れないけど、正直私のフルパワーで、負けたいという気がしました。負けたいというのが、誰かが進化してほしくて、誰かが私より強い相手が出てきてほしかった。それは、私といぶタンで、それはいいことですよね。嬉しいですよね」

――飯伏選手は今日の試合について複雑な気持ちがあると仰っていましたが、今日はどのような思いで試合に臨みましたか
飯伏「あまり記憶が無いんで……。ホントに入場の次はなんか、天井を見てたかなって。記憶がないです」

――優勝決定戦に進出が決まりました
飯伏「それはホントに嬉しいです。でも、どうやってケニーを倒したのか、それがわからないままなので、それが実感としてわからないままなので。でも、自分が決勝進出ですもんね。僕の目標は、最初から言ってたように、勝つこと。勝つことだったんで、それに徹することが出来たG1だったなって。まだ最後に一個ありますけど」

――棚橋選手とはどのように戦いますか?
ケニー「いつもどおりじゃない?」
飯伏「僕はずっと棚橋さんのことを“神”って呼んできたんですけど、明日はホントに神を超えるときなのかなと思います」

――ケニー選手が見守る中での戦いになるかも知れませんが、どのような戦いをしますか
飯伏「普通にやるだけです。1vs1で。勝ったほうが勝ちじゃないですか?」

――ケニー選手はどういう想いで明日の試合を見ますか?
ケニー「飯伏とのシングルは全部私の負けですね。3回目も。なんで勝てないか、それを探さないと。でもやっぱり、自分はもう戦いたくない。これくらいの場所(=日本武道館)じゃないと戦いたくない。特別な会場じゃないと。今回G1のBブロックで、仕方のないことでしたけど、まあ、これから偶然だったらね……」
飯伏「行こう」
(ここで突如飯伏がケニーの腕を取り、ふらつく飯伏をケニーが支えながら二人一緒に退場)

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