ケニーvs飯伏の前哨戦はBULLET CLUB OGの乱入でノーコンテスト!決戦を前に飯伏は「明日が一生来ないで欲しいです」と語る

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 10日、東京都・日本武道館にて新日本プロレス『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』が行われた。

 この日の第5試合では、11日の日本武道館大会2日目のメインイベントで戦うケニー・オメガと飯伏幸太を含むBULLET CLUB ELITEの面々での6人タッグマッチが行われた。

 試合開始とともにスカルとマットが握手のスカし合いで互いに挑発、その後も攻撃をかわし合って両者タッチ。
 チェーズとケニーのマッチアップとなるも両者とも攻撃をかわし合い、攻撃が一発もヒットすることなく両者タッチ。
 飯伏とニックは互いに素早いキックをかわし合い、ニックがケブラーダを狙うが飯伏がかわすとニックは着地。飯伏は三角跳びプランチャを狙うがニックは余裕を持って遠くに逃げ、攻撃が当たることなく両者タッチ。
 その後全員入り乱れての乱闘となるが、全員が全員の技をかわしあい、誰の攻撃も当たらない展開となり、スカルが蝶が舞うような動作で挑発すると全員楽しそうにこれに追随して踊り始める。
 続いて、ケニーと飯伏のマッチアップになるとリング上の空気が変わり、2人は対角線でじっと見つめ合う。
 しかし、ここに突如タマ・トンガがリングに乱入しケニーを襲撃。ここで即座にゴングが鳴り、結局誰の攻撃も当たらないまま試合はノーコンテストに。

 試合後、マットは「冗談じゃない!あんな試合にしやがって!台無しだ!」と吐き捨て、ニックも「最初の5分までは良い試合展開で、6人でちゃんとした戦いをしてたのに」と肩を落とす。これにスカルも「ホントだよ。みんながみんな、お互いを知っているだけにいい動きが出来ていたんだ」と漏らすなど、ELITEの面々は口々に不満を述べる。

 ここでケニーが口を開き、「通訳さん、今から言うことはちゃんと伝えたいからしっかり翻訳してほしい。昨今、タマ・トンガ、タンガ・ロア、ファレ、アイツらが夜毎にやっていることっていうのは、彼らだけじゃなくて新日本プロレス、BULLET CLUB ELITE、そしてBULLET CLUB OG全員のイメージを下げることであって、自分にとっては日本に対して大変恥ずかしい想いでいる。この試合をお金を払って見に来てくれている人がたくさんいることを踏まえて考えると、彼らに対しても申し訳ない気持ちでいっぱいだ。でも、自分のこれからの試合に対して、あのような介入を二度としないようにここでお願いをしたいと思っている。いろんな問題があって新日本プロレスの方から発言があったかも知れないが、我々の問題は我々で解決したいと思う。明日は自分にとって大事な試合になる。このG1 CLIMAXという伝統ある大切な3日間のうちの一つだ。そして明日のベストバウトは必ずケニー・オメガvs飯伏幸太が選ばれるくらい最高の試合になると思う。だから明日を楽しみにしていて欲しい。Good Bye Good Night.BANG!! ……イブシサン、ゴメンネー」と真剣な面持ちでコメントした。

 BULLET CLUB ELITEの面々が引き上げる中、次の日に迫ったケニー戦について聞かれた飯伏は「秘策とかは特に無いです。試合はもうやりたくなくてもやらないといけない。そういう状況なんで。言葉に出来ない感情ですね。明日勝たないと(優勝決定戦に)行けないし、勝っても行けないかも知れない。最悪でも勝たないと。そこに色々、複雑な部分があるんで、状況は難しいですけど、やるしかないですよね」と神妙な面持ちでコメント。
 さらに、「明日が来てほしいか来ないでほしいか」という質問が飛ぶと、飯伏は「一生来ないで欲しいです」と答え、控室へと消えていった。

 この日は、第5試合のほか、第8試合で行われたG1公式戦のバッドラック・ファレvs鈴木みのる戦にタマ&タンガが乱入。タンガは鈴木のセコンドに付いたエル・デスペラードが押さえるが、タマ・トンガが鈴木にガンスタンを見舞い、鈴木が反則勝ち裁定になるなどBULLET CLUB OGの面々によって波乱が起きていた。
 BULLET CLUBの内紛がこれからどのような展開を迎えるのかに注目が集まる。

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