棚橋弘至引退試合の相手に決定したオカダ・カズチカが「金的して丸め込んで3カウントで情けなく終わってもらうこともあるかも」

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 9日、新日本プロレスが1月4日に東京ドームで開催される『サンセイアールアンドディ Presents WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退』における、棚橋引退試合の対戦カード発表会見を行った。

 棚橋は立命館プロレス同好会(RWF)を経て新日本プロレス入団。1999年にプロレスラーとしてデビューし、武藤敬司の付き人へ。鈴木健三や中邑真輔とのタッグで活躍後、新日本プロレス暗黒期である2006年にIWGPヘビー級王座を初戴冠し「愛してます」を初めて叫ぶ。
 2007年から始まった1・4東京ドームレッスルキングダムシリーズでは幾度もメインイベントを務め、2012年のブシロードグループ入りまで暗黒期を照らし続けた。
 闘龍門から新日本プロレス入りし再デビューしたオカダ・カズチカが、2012年のレッスルキングダムで凱旋帰国し棚橋弘至の前に現れるとIWGPヘビーへ挑戦表明。レインメーカーショックと呼ばれるこの事件以降、新日本プロレスに金の雨が降り注ぎ始めた。
 2016年に中邑真輔がWWEへ、2024年にオカダ・カズチカはAEWへ移籍するが、棚橋は新日本に残り続け2023年に社長に就任。だが2026年1・4東京ドームでの引退を発表し、その対戦相手に注目が集まっていた。

 11月8日の愛知大会でYuto-Iceとのシングルマッチに勝利した棚橋の「愛してまーす!」の直後、『RAIN MAKER』が鳴り響きレインメーカーショック当時を彷彿とさせる黒シャツ姿に外道を携えたオカダ・カズチカがリングに登場。
 オカダは「棚橋さん、引退おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。2026年1月4日、良かったら僕がやりますよ。それまで疲れんじゃねえぞ、コノヤロー!というわけで、あとは外道さんに喋ってもらいます」とマイクし、外道が「レインメーカーが来た限りは、史上最高の引退試合になるぞオイ。なんでか分かるかオイ?レェェェベルが違うんだよコノヤロー!。WRESTLE KINGDOM 20、東京ドームに、カネの雨が降るぞォォ」と煽る。
 オカダのレインメーカーポーズに棚橋も腕を上げてポーズで応えていた。


 この日の会見で菅林直樹会長より正式に引退試合の対戦カードが発表され、棚橋とオカダが出席。
 オカダは登場するなりカメラに向かって笑顔で中指を立て視聴者を挑発し、「無事に2026年1月4日、棚橋さんとの引退試合が決まりましたけれども、天龍さんと引退試合した時は昭和のプロレスが終わったなという感じはしましたけども、棚橋さんと東京ドーム何回もやってた時は平成でしたのでね、平成のプロレスを終わらせていきたいなと思います。まあ東京ドームの棚橋弘至倒すの手強かったですからね。しっかりと気を抜かずにやっていきたいなと思います」と挨拶。
 棚橋は「引退試合の相手を引き受けてくれたオカダに感謝します。ありがとう。ただここ数年ずーっと負けてますんで。そして何より、レインメーカーとして凱旋してきた時のレインメーカーショックから始まった物語ですから。借りも返してないしと。なかなかこう、引退試合で勝って辞めていくっていう選手は少ないから。けど僕一人知ってますんで(笑顔)。全力を出し切れる相手なんで、まだまだできるぞって思われて辞めるのか、棚橋もうボロボロだししょうがないなって思われて辞めるのか、後者にならないように最高のコンディションで臨みます。以上です」と挨拶した。

 その後オカダは「昨日は過去の入場曲であったり外道さんもいたり、外道さんも次は一緒に居てもらおうかなと思うんですけれども、もうエモさっていうのは終わりかなと思いまして。しっかり次はAEWのオカダ・カズチカを見せたいと思いますし、AEWでは好き放題やらせてもらってますので、また違うオカダ・カズチカも皆さんにお見せできるんじゃないかなと。だから新日本時代のレインメーカーだっていうイメージはもう昨日でおしまいかなと。本当に金的しちゃうかもしれないですし、金的してから丸め込んで3カウントで情けなく終わってもらうこともあるかもしれないですし、そこはどんな戦いをしているか気になる方は是非AEWを見てもらってですね、僕がこの約2年弱ぐらいですね、やってきたものをまた見ていただけたらいいなと思います。棚橋さんの引退試合はしっかりと金の雨降らして、まあ涙の雨も沢山降らしていただけたらなと思います。いろんな意味で皆さんを泣かしたいなとね。引退が寂しいじゃなく、もうオカダやめてあげてよっていうぐらいボコボコにしたいなと思います」と、新日本プロレスのレインメーカーではなく、AEWのドン・キャリス・ファミリーとしてのオカダ・カズチカで闘うと明言。

 棚橋は「まず東京ドームに金の雨を降らしてもらって、その後時間的には夜帯になりますけど、太陽が明るく照らしたようなドーム大会になればっていうイメージです。いろんなパターンがやっぱ引退試合っていうのはあるかなと思って、所属選手と若い選手とやってそういった思いを繋ぐのか、それとも話題性を意識してするのかっていう色々な選択肢はありましたけど・・・やっぱり僕は因縁のあった相手ともう一度やりたいっていう思いがありました。トータルではだいぶ負け越してて(5勝9敗3分)、こと東京ドームに関しては2勝1敗と分がいいというデータがあります。これで並ばれるのは嫌なんでしっかり勝ってっていうイメージです。僕を超えていった選手っていうのはいっぱいいて、もう引導はもらいすぎたんで在庫はあるので、引導はもういらないですね(笑)」と語った。

 東京ドームの引退試合で勝利したアントニオ猪木のように棚橋弘至も最後の花道を飾るのか、オカダ・カズチカが完膚無きまでに介錯するのか、武藤敬司の引退試合のようにサプライズがあるのか・・・1・4東京ドームは観客の心を震わせる試合になるのは間違いないカードとなった。

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