G1 CLIMAX決勝はオカダ・カズチカvs内藤哲也!オカダは前人未到の三連覇に王手!内藤は連敗中のオスプレイに大逆転勝利!

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 12日、東京都・両国国技館にて新日本プロレス『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』が開催。オカダ・カズチカと内藤哲也がG1 CLIMAX優勝決定戦進出を決めた。

 G1 CLIMAXは、“世界一過酷”との呼び声も高い新日本プロレスの夏の風物詩たるリーグ戦。
 この日は準決勝としてオカダ・カズチカvsEVIL、内藤哲也vsウィル・オスプレイの2試合が行われた。

 オカダはG1 CLIMAXで4度の優勝を果たし、現在2連覇中。今回優勝すれば前人未到の3連覇、蝶野正洋に並ぶ5度目の優勝という記録がかかっており、並々ならぬ気迫を以て順当に勝ち上がってきた。
 一方のEVILは“ミスターG1”を自称しているものの、ベスト4進出は初。準優勝、優勝とキャリアハイを伸ばしていけるのかに期待がかかっていた。

 試合はEVILの奇襲に始まり、執拗なサミングやマイクコードで首を絞め上げながら「さっさと負けを認めろコノヤロー!」と試合中のマイクアピールで挑発するEVILには場内から大ブーイング。
 オカダもDDTを軸とした首攻めで形勢逆転を狙うが、EVILが2度もレフェリーを昏倒させHOUSE OF TORTUREのセコンド陣がリングになだれ込んでオカダを袋叩きに。EVILはレインメーカー式ローブローを叩き込むなど悪行三昧。
 EVILは必殺のEVILを狙うが、オカダが丸め込みで切り返して掟破りのEVIL。さらに変形エメラルドフロウジョンからレインメーカーを叩き込んで3カウントを奪った。
 これにより、オカダは5度目の優勝決定戦進出。過去に優勝決定戦まで進んだオカダはすべて優勝という結果を掴んでいるため、今年の優勝も確実視する声も高まった。


 メインイベントでは内藤vsオスプレイの試合が実施。
 両者は昨年もG1準決勝で対戦しており、その際はオスプレイが勝利して決勝戦進出。さらに同年11月に行ったIWGP USヘビー級王座の防衛戦でもオスプレイが内藤を退けて防衛しており、両者のシングル戦績はオスプレイの2勝0敗。
 今回もオスプレイが勝利するのか、内藤が逆境を覆して決勝に駒を進めるのかに注目が集まっていた。

 試合は序盤こそじっくりとしたレスリングに始まるも、オスプレイがプランチャから場外戦に持ち込んでイニシアチブを握る。しかし、内藤はエプロン上の攻防から断崖式ネックブリーカーを決めDDTを軸とした首への一点集中攻撃で一気に逆転。
 中盤、オスプレイは内藤の雪崩式リバース・フランケンシュタイナーを着地する離れ業を見せ、ロープに吊るした内藤へのシューティングスター・プレスやヒドゥンブレイドなど苛烈な連撃。内藤はストームブレイカーを超高角度DDTで切り返してスターダスト・プレスを解禁するもかわされて自爆してしまう。
 両者満身創痍の終盤戦、内藤はオスカッター、リープ・オブ・フェイトをマトモに被弾するもカウント2で肩を上げる。信じられないといった様子のオスプレイがストームブレイカーで決めにかかるが、内藤は空中で身を翻してデスティーノ。さらにオスプレイの投げ技をデスティーノで切り返し、正調デスティーノで突き刺して試合を決めた。

 バックステージでは、オカダは気迫をみなぎらせた様子で「あと1つ!」とだけコメント
 対する内藤は「やっぱり、『G1 CLIMAX』、めちゃめちゃやりがいがあるよ。プロレスラーとして、こんな充実した日々。改めてレスラーに、新日本プロレスのレスラーになって良かったなって思いましたよ。まあでも、まだゴールじゃないんでね。まだ明日、優勝決定戦が残っているからね。対戦相手はオカダ? 申し分ないね。オカダを倒して、両国のリングのど真ん中で、また大声で叫びますよ。そう、“デッ! ハッ! ポンッ! ”ってね。じゃあ、皆様、喉の調子を良くした上で、明日両国国技館に、そしてテレビの前にお集まりください。試合後、一緒に叫ぼうぜ。“デッ! ハッ! ポンッ! ”ってね。アディオス!」とニヒルに笑って去っていった。

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