「ボクシングの山中竜也選手に勇気をもらった」硬膜下血腫をねじ伏せ柴田勝頼が東京ドームでプロレス完全復帰!
4日、新日本プロレス東京ドーム大会『WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム』が開催。第4試合では柴田勝頼が4年8ヶ月ぶりに新日本プロレスのリングで試合を行う事となった。
パンチ、チョップ、キックなど打撃技禁止のキャッチレスリングルールとなり、相手として登場したのはLA DOJOで武者修行中の成田蓮。
だが柴田はマイクを持つと「ルール変更しよう。プロレスだ。成田、やれんのかオイ!よし!ゴングならせ!」といきなりルールを変更し、通常のプロレスルールで試合が開始。
成田がハイキックを打ち込み、これをしっかりガードした柴田がグラウンドへ。
巧みなグラウンドの攻防を終え、柴田がエルボー連打でコーナーに押し込むと串刺し低空ドロップキックを披露。
コブラツイストの切り返しあいやミドルキックの応酬を終え、最後は張り手からスリーパーで座らせた柴田がPKを叩き込み3カウントを奪った。
復帰戦を終えた柴田は「ボクシングの山中竜也選手、オレと同じ硬膜血腫っていう怪我をしてライセンスを1回剥奪されちゃったんですけど、ボクシングでオレと同じ怪我して復帰するんですよ?オレはこれに凄い勇気をもらったんですよ。あんな頭と腹しか殴んねえようなハードな戦いをするアスリートが復帰出来んだって。凄い勇気もらいましたね。逆にオレが先にやっちゃいましたけど」と、18年に硬膜下血腫のため引退したが昨年12月に現役復帰を表明した山中竜也選手が決心の後押しになったと語る。
そして試合に関しては「ちょっと会社との約束とは違うことを、はみ出したことをしてしまったんで、これはちゃんと自分のペナルティでも何でもしっかり受け止めたいと思います。これを復活と言わずして何と言うのか。一番大事ななんか魂っていうか、そういうものをぶつけられた、ぶつけ合えたっていうのがあの試合かなと自分は思っています。自分の今後っていうのは分かんないです。ただ一つ言えるのはオレの試合はプロレスだった。柴田はプロレスが出来る。これは世界でも見ている人がちゃんと認識出来たんじゃないかなと思います。日本で出来ないんだったら、オレの残り少ない時間だから、そこはレスラー生命使って今年は試合したいなって思っています」とレスラーとして完全復帰を宣言した。