元ZERO1の日高郁人が全日本プロレスに初襲来!岩本煌史の世界ジュニア王座に挑戦表明!「ジュニア王者のイメージはマイティ井上さん」

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 30日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2020 SUMMER ACTION SERIES 2 ~ReOStaff株式会社 presents~【最終戦】』が行われ、日高郁人が世界ジュニアヘビー級王者・岩本煌史に挑戦を表明した。

 世界ジュニア王座は昨年6月に亡くなった青木篤志さんが保有していたが、王座防衛期限である半年間は王者として認定し、その後の新王者決定戦を制したDRAGON GATEの横須賀ススムが王座を戴冠。青木さんの盟友である佐藤光留らを制して3度の防衛を続けていたが、先月25日の後楽園ホール大会で岩本がついに至宝を奪還し、3度目の戴冠を果たした。

 そしてその岩本には、今年7月に20年ぶりに開催されたあすなろ杯で全勝優勝を果たした全日本の新星・田村男児が挑戦を表明。男児は高校時代にレスリングでインターハイ出場経験を持ち、昨年1月2日にデビュー。確かなグラウンドテクニックと力強いスープレックスに定評があり、オリジナル技であるダンロック(変形テキサスクローバーホールド)も開発するなど伸び盛りの21歳だ。
 岩本は初戴冠の際には防衛回数0回、2度目の戴冠時は防衛回数2回と短命政権に終わっており、今回の防衛戦は長期政権を築くための第一歩。
 さらに、この防衛戦を「日本ジュニア界の某ベテランが視察に来る」という報道もあり、勝敗以外でも注目を集める試合となっていた。

 男児は岩本をグラウンド戦に誘い込み、デビュー時からこだわりを持つショルダータックルで岩本を攻め込んでいき、ダイビングショルダー、俵投げからのダンロックと猛攻。
 これを耐えきった岩本は、ラリアットを狙ってロープに飛んだ男児を逆にラリアットでなぎ倒し、ジャーマン・スープレックス、ファルコンアロー、孤高の芸術と大技で一気呵成に攻め立てて3カウントを奪う貫禄の勝利。
 
 マイクを取った岩本が「田村男児、また這い上がってこい。今年、今月も来月も、今まで通り試合が多くない。だから今ここで、次の挑戦者決めましょう。挑戦したいやつは、ここに来い」と次期挑戦者を募ると、佐藤光留、TAJIRI、阿部史典ら計8名が名乗りを上げるものの、岩本は「SNSでも見たぞ。某ベテランが視察に来てるって。いるなら出てこいよ」と9人目を呼び込む。

 すると登場したのは今年6月にZERO1を退団した日高郁人。日高が「全日本プロレスファンの皆さん、ベテランレスラーの日高郁人です。先程おっしゃったとおり、私の挑戦、受けていただけるということでよろしいですか?」と握手を求めると岩本は「望むところですよ。やりましょう」と握手。
 そして日高は「全日本ジュニアの選手と組んだり戦ったりして、全日本ジュニアをよく知った上でタイトルマッチに挑みたい。そしてもちろん岩本くん、あなたとは毎試合顔を合わせて互いを深ーく知り合った上でタイトルマッチを迎えたい」と語り、次シリーズからの全日本へのレギュラー参戦を宣言した。

 バックステージに戻った岩本は、「リングに上ってきた8人全員と防衛戦をやりたい」としつつ、「5、6年前に6人タッグで当たっただけでお互いの記憶もあいまいだと思うんで。じっくりと前哨戦もやって、じっくりと防衛戦を堪能したいと思います。堪能した上でしっかり防衛します」と日高戦に向けて意欲。

 対する日高は、「(全日本は)唯一上がっていないメジャー団体ですね。全日本プロレスに上がりたいという気持ちはずっとありましたね。以前ZERO-ONEにいた頃に対抗戦があったりしたんですけど、その時も自分は全日本さんに上がることはなかったんで。本当に今日、ロープをまたいだのが初めてです」と全日本初参戦への想いを語る。
 そして、全日本ジュニアのイメージについて聞かれると「子供の頃に見ていたイメージなんですけど、マイティ井上さんなんですよ。マイティ井上さんがオースイ・スープレックスで防衛するのを雑誌で見て、その雑誌で見たイメージが一番強いですね。世界ジュニアのベルトを生で見ると全然ちがいますね。今まで雑誌とか、早速全日本プロレスTVを契約したんですけど、それで見るのとも全然違う。あのベルトを見て本当に欲しくなりました。それがいまの全日本ジュニアのベルト。あの輝き。どうしても取りたい」と語り、早くも王座奪取への意欲をみなぎらせた。

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