TAJIRIが愛弟子とのTwitter舌戦で激怒し5分41秒のバズソーキック葬!

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 30日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2020 SUMMER ACTION SERIES 2 ~ReOStaff株式会社 presents~【最終戦】』が行われ、TAJIRIがUTAMAROからオーストリアEWAインターコンチネンタル王座を防衛した。

 UTAMAROはかつて村瀬広樹の名で活動し、TAJIRI率いるWNCからデビュー。TAJIRIとはその後もWRESTLE-1でも行動をともにする師弟の間柄。WRESTLE-1を退団した村瀬はUTAMAROと名を改めて海外に活動拠点を移すが、日本に戻ってくると全日本プロレスのリングでTAJIRIと再会を果たした。

しかし、TAJIRIの持つEWA王座にUTAMAROが挑戦することが決まると、この師弟はTwitterで凄まじい舌戦を展開。
UTAMAROが「俺はこのベルトへの興味や敬意があって挑戦表明したわけじゃない。あくまで切っ掛け。これを通行手形に全日本でのポジションを得る。そしてTAJIRIに勝つことしか頭にない」と語り、これに対して苛立ちを顕にしたTAJIRIは「コイツの意識に相手と観客は不在だ。テメーの気分だけ。こんな残念な野郎との闘いは長いことプロレスやってて初めてだ」と強い言葉で失望の意を表明していた。

 両者入場すると、UTAMAROがTAJIRIの入場を妨害し、そのまま場外戦から試合開始。UTAMAROがRKOからの三角絞めと速攻を仕掛けるが、TAJIRIはするりと場外に逃れ、追ってきたUTAMAROを入場ゲートの奥まで連れ込んで痛めつけ、観客に飛沫が飛ばない環境で毒霧を噴射。
 UTAMAROはTAJIRIのバズソーキックを一度はガードするものの、これでスイッチの入ったTAJIRIが息も付かせぬミドル&ローの連打でUTAMAROに膝をつかせ、すかさずバズソーキックを叩き込んで3カウント。
 TAJIRIは勝ち名乗りも上げずにUTAMAROを冷たく見下ろしてリングを去っていった。

 しかし、TAJIRIは「かつてね、少しだけとは言え教えたこともある人間なんでね。いろいろ言ってきましたけど、本当のことを言うとアイツが自分の資質を考えて認識して、それに沿ったレスリングをやるようになったらすごい器だと思ってるんですよ。それが今日はカッコつけたことは何もしなかったじゃないですか。スゲー強いんですよ。それは知ってるんですよ。だから今回いろいろなやりとりがありましたけど、やっぱりかつて縁があった人間なんで頑張ってもらいたいなと思ったんですよ。本当にああいうきれいな飾りとか考えず、相手を悪いことをしてでも叩きのめして上がっていくんだと決意したら凄い素材だと思っているんです。本人が『そんなんじゃねぇよ。お前が思った通りにはやらねぇよ』というのなら、それでもいいですよ。なら自分が考えた道で、この業界で頑張って富と名声を得てくれればいいなと思います」と厳しい態度を取りながらもUTAMAROへエールを贈る。

 一方、記者からTAJIRIからのメッセージを伝えられたUTAMAROは「だったらもう一回やらせろよ。当分オーストリアには行けねぇだろ?ビザも取れないだろうし。だったらあのベルト、まだしばらくは日本にあるんだろう。もう一回だ。もう一回。そしてツイッターももう一回だ。まだまだやるぞ。オレからのラブレターだ」と再起を誓った。

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