17歳の時に夢見たベルトを45歳で涙の戴冠!「諦めてたほうが楽でそれもありかなって思ってた」
16日、大田区総合体育館にて全日本プロレス『2021 Champions Night 2 ~全日本プロレス49周年記念大会~』が開催。第7試合ではSUGIの持つ世界ジュニアヘビー級王座にイザナギが挑戦した。
SUGIは今年7月の後楽園ホール大会でフランシスコ・アキラが保持していた世界ジュニアを奪取して初戴冠。その後青柳亮生、児玉裕輔を相手に王座防衛に成功し、この日の挑戦者は自らその正体を丸山敦であると明かしている謎のマスクマン・イザナギに。
全日本プロレスに憧れて学生プロレスからプロレス歴をスタートさせている丸山ことイザナギは、このベルトに並々ならぬ思いを持って真摯に挑戦を表明。試合もヒールファイトやお笑い一切なしでSUGIの猛攻を受け続け、一瞬のスキを突き仙人の首固めで3カウント。
勝利したイザナギはゼウスと抱き合い、涙をこらえながら「見てくれこれ。お前のおかげでとれたよ。ありがとうゼウス・・・なんも、なんも言えねぇ。超気持ちいい!」と絶叫。
バックステージに戻ると「もとを正せば全日本プロレスに憧れてこの世界入って、それからフリーになって、一番欲しいベルトは何だって聞かれた時世界ジュニアって答えました。それからまた何年かフリーで色んな団体上がって、色んな経験して、秋山さんの全日本プロレスにたどり着いて、それからもまた色んなことあって、でもゼウスがずっと信じてくれて。もう何度も自分自身諦めてて、諦めたほうが楽で逆に色んな事できて、それもありかなって思ってたんですけど、ゼウスに言われて若い頃の気持ちのまま、17歳で全日本プロレス、深夜テレビ見てこの世界入って、ほんとに全てがまとまってこのベルトにたどり着けました。感謝してます。とったらこれでおしまい、ゴールじゃ無くて、今ちょっとなんにも考えられないですけど、とりあえず渕さんに報告と、秋山さんに報告と、あとまあ、僕にプロレスを教えてくれたうちの兄貴にも、世界ジュニア巻いたって報告しようと思います」とベルトを大事そうに抱えながら、普段饒舌なイザナギがたどたどしく思いを語った。