土井成樹を破ってKING OF GATE初優勝を果たしたEitaが「吉野正人が今すぐ引退するなら土井のドリームゲートに挑戦してやる」と傍若無人な挑発!
- 2020-6-7
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7日、DRAGON GATEの無観客試合『KING OF GATE 2020』が配信された。
毎年恒例となっているDRAGON GATEのシングルNo.1決定戦『KING OF GATE 2020(以下KOG)』は、今年は新型コロナウイルスの流行という時勢を鑑みて公式動画配信サービス『DRAGONGATE NETWORK』にて無観客大会として配信されることが決定。
KOGは2005年からスタートし、開催の無かった2009年を除いて今年で16回目を数える歴史ある大会。今年は全24選手が参加する3つのブロックに分かれたトーナメント制で行われ、各ブロックの覇者3人+敗者復活バトルロイヤルの勝者の1人で決勝トーナメントが行われる。
現在、DRAGON GATEでは昨年のウルティモ・ドラゴンの加入をめぐって団体内で賛否両論が巻き起こり、主に【闘龍門世代軍】【DRAGON GATE世代軍】【R・E・D軍】の三派閥に分かれてユニット闘争を超えた世代闘争+αの様相を展開中。
今年のKOG決勝戦は闘龍門世代の中核選手であり現オープン・ザ・ドリームゲート王者、そして敗者復活バトルロイヤルを勝ち上がって決勝まで上り詰めた土井成樹と、R・E・Dの首魁であり凶器の使用やセコンド介入などルール無用のラフファイトを展開するEitaの一騎打ちとなった。
闘龍門世代とR・E・Dのメンバーたちが総出でセコンドに付く中、試合序盤はEitaは腕攻め、土井は首攻めを徹底する緊迫感あふれる攻防が繰り広げられる。
Eitaは場外乱闘こそ仕掛けるものの、凶器の使用やセコンド介入は無くあくまで1vs1の戦いを徹底し、土井の熨斗紙→DOI555→バカタレスライディングキックの必殺コンボを耐えきる底力を見せる。土井の奥の手であるマスキュラーボムもビブリアで切り返し、勝負を急ぐ土井のバカタレスライディングキックをImperial Unoでカウンター。倒れ込んだ土井をNumero Unoでガッチリと固めギブアップを奪った。
昨年のKOGでは準優勝に終わり、今年は晴れて優勝して雪辱を果たしたものの、Eitaは手渡された優勝トロフィーを放り捨て、優勝パネルも踏み割って破壊。
Eitaは「俺にはこんなもんいらねーんだよ。俺が欲しいのはドリームゲートだ!」と倒れたままの土井を暴行してドリームゲートのベルトを強奪。八木隆行本部長が激怒してこれを取り返し、「改めて土井とのドリームゲート戦を組む」と宣言するものの、Eitaは八木本部長にも暴行し「優勝者が挑戦者に回る?オイ!おかしな話だろオイ!俺が一番つえーんだよオイ!俺はな、自分のやりたいようにやらせてもらうからな!」と激高。
そしてEitaは「吉野、お前いつになったら引退すんだよ?お前が今すぐここで引退するのであればそのドリームのベルトに挑戦してやってもいいけどなあオイ!俺は自分のやりたいようにやるからなあオイ」と土井のセコンドとして付き添っていた吉野正人へ因縁をつけ、高笑いしながら去っていった。
土井は「見ての通り、R・E・Dは誰もセコンドは手を出してなかったです。1vs1の決勝で負けて、それが全てです。俺はギブアップしました。チャンピオンである以上、優勝せなアカンかった」と完敗を認めつつ、「Eitaとやるのかやらんのか、本人もやるのかやらんのか分からんけど、俺はいつでもやれる準備はしてますし、その日が来ることを願ってます」とEitaとのリマッチに向けて闘志を燃やした。
昨年はKOGを制したBen-Kが7月の神戸ワールド記念ホール大会でドリームゲート王座に挑戦したが、現在DRAGON GATEでは6月末までの大会中止を発表しており、この先の展望は不明。
そして吉野は昨年末に2020年中の引退を表明していたが、現在興行自粛の流れに巻き込まれて引退ロードが中断されている状態だが、Eitaに即時の引退を迫られるという非常事態となった。
土井とEita、それに吉野まで巻き込まれたこの因縁決着の行方から目が離せない。