【試合詳細】6・7 DRAGON GATE無観客試合 【KOG決勝】土井成樹vsEita
- 2020-6-7
- 試合
- DRAGON GATE
『KING OF GATE 2020』
配信日時:2020年6月7日(日)
配信開始:12:00
会場:特設会場
観衆:無観客大会
▼KING OF GATE 2020 優勝決定戦 時間無制限1本勝負
○Eita
18分52秒 Numero Uno
●土井成樹
※EitaがKING OF GATE初優勝
Eitaが土井成樹を破ってKING OF GATE初優勝し「吉野正人が今すぐ引退するなら土井のドリームゲートに挑戦してやる」と傍若無人な挑発!
KING OF GATE 2020決勝戦
土井成樹とEitaの頂上決戦となった『KING OF GATE 2020』決勝戦。各選手のセコンドには闘龍門世代、R・E・Dそれぞれのメンバーたちが総出でセコンドに付く
ゴングが鳴ると両者しばらく動かず睨み合い、ゆっくりとリングを回り始めてからロックアップから腕の取り合い、ヘッドロック、グラウンドでの足の取り合いへと発展し、土井が十字架固めでフォールもEitaは余裕を残してキックアウト。
一度両者距離をとって睨み合い、手4つからEitaがガットショットを入れてロープワークのスピード戦を挑むが、土井がこれをアームドラッグで制する。Eitaはロープにしがみついて土井を下がらせて追撃は許さず。
土井はスイングネックブリーカーからグラウンドでネックロック、そのまま立ち上がってブレーンバスターを狙うが、これを着地したEitaがスライディングしながら土井の足を取り、そのまま場外に引きずり出す。Eitaは土井の左腕をアームロックに捕らえながら場外を引き回し、腕をエプロンや鉄柱に叩きつけ、リングに戻してからも腕固めをかけながら肩やヒジにエルボースタンプを落とし、グラウンドでダブルリストロック。土井が抵抗すると解放してからヒジへのニードロップを落とし、ハンマーロックで固めながら腕を鉄柱に叩きつけ、猛抗議する闘龍門世代のセコンド陣の眼前のロープを蹴り上げて威嚇。
Eitaは肩口へのビッグブートやロープを使ったアームロックで痛めつけていき、腕を抑えてうずくまる土井を両手を広げて挑発しチョップを打たせていく。土井のチョップを受け止めたEitaはビッグブートからロープに飛ぶが、土井がカウンターのランニングエルボー。
土井はネックロックで固めて首攻めを再開し、ハングマンDDTで頭からマットに突き刺してからコーナーに上って行くが、Eitaが下から追いすがってエルボーを連打。土井が一旦リングに足を付けるとEitaはその足を取ってロープに引っ掛け、回避不能の状態にしてから串刺しニーリフト。今度はEitaが土井をコーナーに上げてからの旋回式フェイスバスター、続けてランニングニーを叩き込むが、Eitaもダメージが大きくこれ以上の追撃に行けず。
両者ふらふらと立ち上がり、先に復活したEitaが突っ込んでいくが、土井はこれをロープスタンガンでカウンターしてからジャンピング式ネックブリーカー、さらに華厳で叩きつけるもカウントは2。土井はロープに飛ぶが、Eitaが追走してスライディングしながら土井の足を取ってエプロンへ。さらにスワンダイブ式のスイングDDTから入る両腕を極めるジャーベ、そこから発展させてNumero Unoに入ろうとするが、土井がこれをローリングして抜け出し、Eitaの首を取って低空スナップDDT、熨斗紙、DOI555、バカタレスライディングキックと畳み掛ける必殺コンボを決めるがカウントは2。
ならばと土井はマスキュラーボムの体勢に入るが、Eitaが必死の抵抗からビブリアで押さえ込むもカウントは2。Eitaがロープに走ると土井はこれを待ち受けて抱え上げDOI555、続けてバカタレスライディングキックを狙うも、その直前にEitaのImperial Unoがカウンターでアゴに突き刺さる。
Eitaはイダルゴを狙っていくが、土井は背面に着地してマスキュラーボムの体勢へ。Eitaはこれを回転エビ固めで切り返し、変幻自在のロープワークを見せる土井の軌道を読み切ってImperial Uno。バタリと倒れ込んだ土井をリングの中央でNumero Unoでガッチリと固めると、土井は無念のギブアップ。
Eitaは去年のKOG決勝で敗れた悔しさを今年のKOGで優勝するという最高の形で雪辱した。
優勝者のEitaには優勝パネルおよび優勝トロフィーが贈呈されるが、Eitaはこの両方を無造作にマットの上に放り捨てる。
Eita「オイ、負けたやつはリングから降りとけオラ!(倒れたままの土井を蹴飛ばす)おい、KING OF GATE 2020、優勝したのはこの俺、Eitaだぞオイ!文句ねぇだろ?!今の俺に勝てるやつなんて誰も居ないんだ。それから、なんだこの紙くず(優勝パネル)は?オイ、土井。俺にはこんな紙くず必要ねーんだよ!(優勝パネルをメチャクチャに踏み割る)オイ、オイ、俺が必要なのは……(倒れたままの土井からドリームゲートのベルトを奪い取る)ドリームゲートだあ!俺が優勝者だ!俺が一番つえーんだよ!土井、今日からこのベルトは俺のもんだぁ!」
(土井がふらふらと起き上がり、すがりついてドリームゲートのベルトを取り返す)
土井「Eita、たしかに今の試合、俺の完敗や。R・E・Dにありながらセコンドを誰一人使わず1vs1で正々堂々と俺からギブアップ取ったよな。それは認める。ドリームゲートチャンピオンとして、この結果は恥ずかしいことや。チャンピオンとして俺も責任を取らせてもらうぞ。次期ドリームの挑戦者にお前を逆指名したるわ!オイ、オイ、オイ。俺のこのドリームのベルトに挑戦させたるわ!それでええやろオイ!」
Eita「オイ、土井。何言ってんだこの野郎。聞け。準優勝はな、1回戦負けと一緒なんだよ。それにお前、うちのチームの石田に負けてるよなあオイ?負けといて、敗者復活バトルロイヤルで勝ち上がって?決勝の舞台に来た?オイ、土井……顔じゃねえんだよオラ!(土井を前蹴りで吹き飛ばす)負けを認めたお前はすんなりこのベルトを俺に渡せばいいんだよオイ!俺のもんだ!(Eitaがドリームゲートのベルトを持ち去ろうとすると八木本部長が慌てて取り返す)……なんだお前オイ」
八木「ふざけんなお前。いいかげんにしろ。たしかに今日はこのKING OF GATE、優勝したのはお前、Eitaだよ。でもドリームのベルトは別モンだ。このドリームのベルトをほしいっていうんだったら、もう一回土井と戦って勝って、このベルトを巻いてみろよ。俺がタイトルマッチ組んでやるよ!」
Eita「また八木かあ。黙っとけお前は。本部長だからって出しゃばってくんじゃねぇよ。お前は出とけコラ!邪魔なんだよハゲ!」
(Eitaが八木本部長にガットショットを入れてから場外に放り捨てる)
Eita「あ?優勝者が挑戦者に回る?オイ!おかしな話だろオイ!俺が一番つえーんだよオイ!俺はな、自分のやりたいようにやらせてもらうからな!それから吉野、お前だ。お前、いつになったら引退すんだよ?……分かったよ。吉野、お前が今すぐここで引退するのであればそのドリームのベルトに挑戦してやってもいいけどなあオイ!俺は自分のやりたいようにやるからなあオイ」
(Eitaは捨て台詞を残して退場し、R・E・D勢もこれに続いて全員退場。闘龍門世代の面々がリングに上って土井を気遣う)
斎了「……土井ちゃん、大丈夫?起きられる?いやでもみんな、闘龍門世代としてこのKING OF GATE 2020、1回戦勝って、2回戦勝って、ブロック決勝で惜しくも負けたけど敗者復活勝ち上がって、決勝トーナメント1回戦勝って、決勝上がった!土井ちゃん、ホントに見事だったよなあ!俺達から大きな拍手を贈ろう!吉野に!おめでとう!」
土井「待て。おかしいおかしい。なんでや」
斎了「アンタ挑発乗らんでええからな吉野。こんなパネルめちゃくちゃにしやがってよ!」
土井「ちょ、待てオイ、斎了。オイ。オイオイオイ」
斎了「なに?どした?」
土井「今の今、KING OF GATEの決勝終わったばっかりでそんな雰囲気持ってくん?」
斎了「これが闘龍門じゃないですか!」
土井「きっついですよ」
斎了「分かってるよ!ホントにみんな!土井成樹に盛大な拍手をっ!スゴかったよ土井ちゃんの頑張り!見てたよ!最後惜しかったけど、土井成樹の生き様は俺たちに!見てるみんなに伝わった!これは絶対!」
土井「いやいや、でもこれKING OF GATE、優勝せんかったら意味無いから」
斎了「意味ない?」
土井「優勝せな意味ないやろ」
斎了「負けたら意味ない?」
土井「うん」
斎了「負けたら1回戦負けと一緒?」
土井「優勝せんかったら意味ないやろ」
斎了「まあまあまあ、そのとおりですね」
土井「オイ!ちょっと待て!そういう雰囲気にすんな!励まして?」
斎了「そういう空気じゃない?ごめん。ホントに頑張ったよ。だけど俺が巻いたタオルちょっと返してもらっていいかな?」
土井「いやいやいや、アイシングや」
斎了「でも優勝したEita、ガタガタ好き放題言ってましたけど、ドリームゲートチャンピオンとして構える気持ちは見してもらいましたから、今後の土井成樹に俺たちは、そして見てる皆さんは期待してますから!まだまだこれから行くよ!」
土井「Eitaとはタイトルマッチやるかやらんか分からんけど、いつでも受ける姿勢で居ますから。やったろうやないけ!」
斎了「土井ちゃん土井ちゃん、今回のKING OF GATEはね、いろいろな事情でこうやって配信だけの大会になりましたけど、見てる皆さんもたくさんいます。最後はこんだけカッコいい姿を見せてくれた土井ちゃん、ビシッと皆さんにメッセージ頼むよ!」
土井「2020年のKING OF GATEが終わりましたけど、次の配信に向けて大きなことは望みません。また無観客でもいいです!でもね、また前向きな姿勢で発信できればと思ってますんで、引き続きDRAGON GATEを宜しくお願いします!ありがとうございました!」
<試合後コメント>
Eita
「おぉい、KING OF GATE 2020、優勝者はこの俺Eitaだ。こんなもんいらねーんだよ(優勝トロフィーを無造作に投げ捨てる)これもいらねえんだよ!(優勝パネルをへし折り、さらにビリビリに引き裂く)俺はな、こんなもんいらねーんだよ。あ?俺がほしいのはドリームゲートだ。俺はなあ、優勝者だ。挑戦者じゃねえんだよ。俺はな、やりたいようにやらせてもらうからな。吉野、お前が引退するって言うなら、挑戦してやってもいいけどな?俺はこんなゴミ、いらねーんだよ!」
土井成樹
「まあ正直、チャンピオンでありながら、ここに、目の前にここにこれ(ドリームゲートのベルト)を置いとくのがちょっと恥ずかしいくらいの結果で、チャンピオンとして、バトル勝ち上がったときに、そのまま準決、決勝といって優勝するストーリーが自分の中で出来上がってたんですけど、その優勝の仕方が一番かっこいいなと思ってたんですけど、最後の最後で完敗して、今日の内容的に、見ての通り、R・E・Dは誰もセコンドは手を出してなかったです。1vs1の決勝で負けて、それが全てです。俺はギブアップしました。まあ本人が、Eitaが言っていたように、この決勝が、この決勝に、ドリームゲート、タイトル戦がかかってもおかしくなかった。これでまたKING OF GATEのチャンピオンと、ドリームゲートのチャンピオン、一体どっちが一番なんやと。またDRAGON GATEのファンの皆さんに、DRAGON GATEの選手の内部のメンバーの中の一体どっちなんやと。チャンピオンである以上、優勝せなアカンかった。それで俺が一番っていうのは、誰もが納得させる結果にしたかったけど、Eitaとやるのかやらんのか、本人もやるのかやらんのか分からんけど、俺はいつでもやれる準備はしてますし、その日が来ることを願ってます」