土井成樹がドリームゲート王座を防衛し世界ジュニア王者の横須賀ススムが挑戦表明!

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 7日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『TRUTH GATE 2020』が行われ、土井成樹がKzyからオープン・ザ・ドリームゲート選手権を防衛した。

 土井は昨年末に絶対王者と化していたBen-Kから2008年に初戴冠して以来2度目のドリームゲート王座を戴冠。先月の後楽園ホール大会で土井が初防衛戦の相手を募集すると、昨年・一昨年と2月にドリームゲート王座に挑戦しているKzyが名乗りを上げ、土井も「相手にとって不足なし!」とこれを受諾した。
 今大会のオープニングにてリング上で公開調印式を行った後にKzyが「3度目の挑戦。どんなにやられても必ず這い上がってこの鍵で夢の扉をこじ開けて後楽園ホールを俺の時代に巻き込んでやるぜ!よろしくどうぞ!」と意気込みを叫べば、土井も「お前3度目の正直言うたよな?俺は8度目の正直でようやく獲ったんやぞオイ!お前一緒にすんな!土井成樹のチャンピオンロード、期待しとってくれや!」と返すなど戦前から両者は火花を散らす。

 試合が始まるとKzyが序盤からトペ・スイシーダ、トペ・コンヒーロと華麗な飛び技で先制し、得意のエルボーで土井の首を集中攻撃。しかし土井も多彩なジャーベで徐々にKzyを追い詰めていき、勝負を急いだKzyのKZ.timeを剣山で迎撃した土井はDOI555や熨斗紙などを連続してからのバカタレスライディングキック。
 しかしKzyは雄叫びを上げて立ち上がると、あらゆる方向からのスライディング・エルボーやBEAT-BOM、韻波句徒、ハーフダウンの土井を無理やり押しつぶすKZ.timeを放つなど猛攻をかけるが、これを耐えきった土井は雪崩式DOI555で叩きつけてからのマスキュラーボムで死闘に終止符を打った。


 試合後、土井が「今年は俺自身のデビュー20周年イヤー!俺はこのベルトとともに1年乗り切るぞ!オイ、次はおらんのか!またチャンピオンほったらかしかオイ!誰か名乗り出てこいや!」と次期挑戦者を募ると、土井のセコンドに付いていた現世界ジュニアヘビー級王者の横須賀ススムがリングイン。
 ススムは「ドリームゲートチャンピオンが土井だったら、DRAGON GATE世代、R.E.Dしか挑戦しちゃいけないのかい?同じ闘龍門世代のこの俺が挑戦したっていいだろ!土井とはいつも一緒に戦ってるけど、レスラー個人として最高峰を目指さないと。俺ももうすぐ42。このまま埋もれていくわけにはいかない!俺だっていつも一番上、目指してるから!だから土井、この俺の挑戦受けてくれるよな?」と挑戦表明。
 土井は「ススムさん、その言葉待ってました。俺はこのベルトを獲ったとき『まだまだ古い人間でも新しいものを作れる』と言うた。俺とススムさんのタイトル戦で新しい景色見してやりましょうよ」とガッチリ握手した。

 バックステージでススムは「外では実績を残してきたけど、それとは別にDRAGON GATEの中でドリームゲートを目指すのは必然だと思うんで。じゃないとレスラーとしてどんどん衰退してしまうと思うんで。個人的には正月からいい流れてきている。敢えて言いませんけど、外では1つ勲章はいただいたんで。だけど僕はDRAGON GATEに所属している以上、この団体で一番にならないとしょうがない。僕も何度かドリームゲート獲ってますけど、土井とだったらすごい試合できると思うんで、大阪楽しみにしてます」と語り、闘志を燃やした。

 DRAGON GATEのリング上で全日本プロレスの現世界ジュニア王者が二冠をかけてドリームゲート王座に挑戦する団体を股にかけた頂上決戦が行われる波乱の展開となり、今後もDRAGON GATEから目が離せない。

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