「DRAGON GATEはYAMATOさんだけに背負わせない!」ブレイブゲート王者のドラゴン・ダイヤがドリームゲート王者のYAMATOに勝利し愛ある世代交代を叫ぶ

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 7日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『KING OF GATE 2024』が開催。ブレイブゲート王者のドラゴン・ダイヤがドリームゲート王者のYAMATOを制してKOGの白星発進を決めた。

 今大会より、毎年恒例となっているDRAGON GATEのシングルNo.1決定戦『KING OF GATE(以下KOG)』が開幕。今年はA~Cの3ブロックに分かれて全18選手が参戦。今大会から12月3日の最終戦まで全国12都市を巡りながら16大会を開催する。

 YAMATOは今年7月にドラゲーの最高峰とされるオープン・ザ・ドリームゲート王座を戴冠。
 その際にYAMATOは14分に渡るマイクで熱い思いを叫んだが、その内容は溢れんばかりのドラゲー愛。今のドラゲーを支える新世代の頑張りを素直に称賛し、「クソぶっかけて辞めていった奴ら」「裏切って敵に寝返った奴」を罵倒。そして団体の負の部分も背負う自分たちベテランがドラゲーの未来を担う若手たちに超満員の会場で試合が出来る環境を創ってやりたいという熱い思いだった。
 このYAMATOの言葉に若手勢は奮起。自分のためだけではなく、団体のため、そしてYAMATOのためにも上の世代を超えて行かなければならないという意識が芽生えた。

 そんな中、最近の活躍が目覚ましいのはドラゴン・ダイヤ。
 ダイヤは今年7月に軽量級王座であるオープン・ザ・ブレイブゲート王座を戴冠。田口隆祐の負傷欠場によって新日本プロレスのジュニアのシングルリーグ戦に出場して名を売り、その後は田口と親交を深めて新日本のジュニアタッグリーグにも2人で出場。他団体で強豪に揉まれてさらなる成長を遂げた。
 
 この日のメインイベントでは、Cブロック公式戦としてYAMATOvsドラゴン・ダイヤの試合が実施。ドリームゲート王者vsブレイブゲート王者という頂点同士の闘いがリーグ初戦から実現した。


 試合序盤は互いの研鑽を確かめ合うかのようなじっくりとしたグラウンドレスリングに始まるが、チョップ合戦となるとYAMATOが圧倒的優位に。YAMATOは場外でのイス攻撃なども容赦なく使ってダイヤを追い込んでいく。
 我慢の試合が続いたダイヤであったが、619やその場飛びムーンサルト・プレス、DDDDTなど得意技を立て続けに決めて逆転の狼煙。しかし、YAMATOが体格差を活かしてラリアットを猛連打して強引に鎮火していく。
 YAMATOはギャラリアからラグナロクを狙うが、ダイヤはこれを着地。YAMATOは即座にラリアットで追撃するが、ダイヤは2発目のラリアットをレプテリアン・ラナで切り返して3カウント。大番狂わせを起こしてみせた。

 感極まって涙するダイヤだったが、マイクを取ると「もう次やっても勝てないかもしれないです。100回闘って99回負ける相手かもしんないけど、その奇跡の1回をこのタイミングで起こせるのがドラゴン・ダイヤだ!でもね、この奇跡を『奇跡』って言わせないぐらいの選手になってみせますよ。DRAGON GATEはYAMATOさんだけに背負わせるわけにはいかないんですよ!」と絶叫。YAMATOの思いは確かに下の世代に届いていた。

 KOGの優勝者はドリームゲート王座に挑戦することが慣例となっているが、ダイヤはそのつもりは無いという。
 その代わりとしてブレイブゲート王座をドリームゲート王座と並ぶ2枚看板になるまでに価値を高め、年内最後のビッグマッチである12月15日の福岡国際センター大会のメインイベントでブレイブゲート王座戦を行う野望を語った。

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