ノーロープ・ランバージャックマッチでYAMATOがKAIとの遺恨決着戦を制しドリームゲート王座へ挑戦表明!「アフターコロナの時代、アフター吉野の時代にはやっぱりこの俺が必要だ」

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 9日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『HOPEFUL GATE 2021』が開催され、YAMATOがKAIとのノーロープ・ランバージャックマッチを制しオープン・ザ・ドリームゲート王座挑戦に名乗りをあげた。

 YAMATOはかつて“TRIBE VANGUARD”を率い、KAIとともにツインゲート王座(※タッグ王座)を戴冠するなど活躍。しかし、KAIの加入によって不和が生じたB×BハルクがTRIBE VANGUARDからR・E・Dに寝返る結果を生み、さらにKAIまでR・E・D入りしてB×Bハルクとタッグを結成するという事態となり、YAMATOとKAIの因縁はこれまで長く続いてきた。
 ツインゲート戦線を始めとした王座戦線や、ユニット対抗戦でのリング内外の攻防など常に互いを意識していがみ合ってきた2人だが、ついにノーロープ・ランバージャックマッチによる決着戦が実現。
この試合はロープを完全に取り外したリングを他の選手陣が取り囲んだ状態で試合を行い、場外へ転落した場合にはその選手陣によってリングへと戻されるため必然的にリング上でのみによる完全決着ルールとなる。


 試合が始まると、KAIは積極的にYAMATOを場外に放り出し、R・E・Dの面々が凶器を交えてYAMATOを袋叩きにしていくダーティーな立ち上がり。YAMATOもテーブルを持ち出して対抗しようとするが、KAIがこれを奪って逆に場外へのファイヤーサンダーでテーブルクラッシュ。さらに机の破片でYAMATOの頭を殴りつけてからのサンダーファイヤーパワーボムと試合を決めにかかる。
 YAMATOも鉄柱に顔面から突き刺す形でのgo 2 Hospital IIや、R・E・Dの面々が持ち込んだパイプイスの山へのギャラリアで猛反撃。KAIのピンチにR・E・Dがリング上になだれ込んでくると、YAMATO率いる“HIGH-END”の面々が救出して1vs1の局面を作り出すと、YAMATOが奥の手のラグナロク(※変形ギャラリア)で突き刺して3カウント。

 試合後、YAMATOは「KAIとの抗争は終わった。俺は次のステージに進ませてもらうぞ」と、ドリームゲート王者のシュン・スカイウォーカーを呼び出し、『KING OF GATE 2021』の開幕戦でシュンに帰国後初黒星をつけたことを理由に8月1日の神戸ワールド記念ホール大会でのドリームゲート挑戦を要求。
 すると、7月31日の神戸ワールド記念ホール大会でシュンへの挑戦が決まっているKzyが怒りの形相で現れると、YAMATOは「2日間でシュンとYAMATO、2人の首を挙げられるんだ。こんなチャンス2度と無いぞ?」と挑発。この事態を受け、八木本部長がリングに上がると、7月31日のドリームゲート戦の勝者が翌1日にYAMATOの挑戦を受けるという裁定が下された。
 これを受けたYAMATOは「これからはアフターコロナの時代だ。アフター吉野の時代だ。その時代にはやっぱりこの俺が必要だった。来月の後楽園では必ずこの俺がドリームゲートチャンピオンとして帰ってくる。オイ、後楽園!今日の俺も最高にカッコ良かっただろ?センキウ!」と大会を締めた。

 バックステージに戻ったYAMATOは、昨年まで展開されていた三軍抗争を振り返り、「俺は若手をもっともっと前に押し出してやろうと、今思えばちょっと早かったな。その点に関しては俺はすごい後悔してる。だから今DRAGON GATEのリング、この混沌を生んでしまった」と“DRAGON GATE世代”の失敗を振り返る。
 そして「俺はもう1度頂点に上り詰めるぞ。そして今までのこの1年、2年の全てをリセットする。グレート・リセットだ。そしてこの俺がもう1度頂点に立つ!」と新たな歴史を作る決意を語った。

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