ドラゴンゲート11.6後楽園大会 オレたちベテラン軍 VS ミレニアルズ 解散・コントラ・送還マッチ!ハルクと戸澤が一夜限りのタッグ
- 2014-11-7
- 試合
- DRAGON GATE
CROWN GATE
日時:2014年11月6日(木)
開場:17:30 開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1850人(超満員札止め)
▼第0試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○K-ness.
5分45秒 光の輪
●“ミスター・ハイテンション”琴香
▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
新井健一郎/●林悠河
10分13秒 PTキック→片エビ固め
問題龍/○パンチ富永
▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○ドラゴン・キッド
9分11秒 バイブル
●Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン
▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
望月成晃/○ビッグR清水
9分40秒 砲丸投げスラム→エビ固め
●ジミー・神田/ジミー・カゲトラ
▼第4試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
吉野正人/鷹木信悟/●しゃちほこBOY
11分57秒 ドラゴンスープレックスホールド
堀口元気H.A.Gee.Mee!!/ジミー・ススム/○斎藤“ジミー”了
▼第5試合 スペシャルタッグマッチ 60分1本勝負
B×Bハルク/●戸澤陽
21分24秒 サイバーボム→エビ固め
YAMATO/○サイバー・コング
▼第6試合 オレたちベテラン軍 VS ミレニアルズ 解散・コントラ・送還マッチ 時間無制限1本勝負
CIMA/ドン・フジイ/Gamma/●スペル・シーサー
24分42秒 ベラクルス→エビ固め
○T-Hawk/Eita/フラミータ/ヨースケ♡サンタマリア
※オレたちベテラン軍は解散決定
ミレニアルズに敗れ、潔く解散したオレたちベテラン軍だが「しぶとく行きましょう」
ハルク&戸澤のタッグは本当に一夜限り!リョーツ改めビッグR清水が神田を撃破!
第0試合
琴香がまずはタックルからテイクダウン。そこから腕を取った琴香だが、足をすくって倒したK-ness.。ヘッドロックに切り返した琴香だが、ロープに振ったK-ness.。琴香はアームドラッグで投げ、ドロップキックで場外に追いやるとトペを発射。
リングに戻ったK-ness.は串刺しエルボーからフェースクラッシャーで反撃すると、ブレーンバスターから逆片エビ固め。ロープに逃れた琴香だが、K-ness.はチョップを叩き込む。エルボーを返していった琴香は、さらに逆水平チョップで応戦。
だが、延髄斬りを叩き込んだK-ness.は串刺し攻撃を狙うが、かわした琴香はエプロンからK-ness.の顔面を蹴り上げるとミサイルキックを発射。走り込んだ琴香にカウンターの延髄斬りを叩き込んだK-ness.だが、気合いで立ち上がった琴香はK-ness.のブロックを払ってバズソーキック。
しかしブレーンバスターを狙ったところを逆に投げたK-ness.は介錯(=バズソーキック)をブロックされると脇の下を蹴り飛ばす。悶絶しながらもロープに飛んだ琴香だが、股下に滑り込んだK-ness.はそこから光の輪で抑え込んで3カウント。
オープニング
オレたちベテラン軍はCIMAの「オッサンだって夢を見たいんじゃ!」のひと声からのテーマ曲で入場。ツインゲートのベルトを巻いた大阪06&シーサーと共に入場したアラケンと林。
マイクを持ったCIMAは改めてツインゲート奪取をファンに報告すると、「たった4日前にこのツインゲートを獲ったベテラン軍に流れが来てますから。流れ、風向き、全部ベテラン軍に来てますから」と自信満々に言うと、ミレニアルズを呼び込む。
スカートのコスチュームを新調したマリアにどよめきが起こる。「お前らが入ってきたことでえらい華やかになったやないか! でも消耗品と言っていた大阪06にベルトを獲られた気分はどうや?」と挑発。
それを聞いたT-Hawkは「確かに俺とEitaは大阪はツインのベルトを獲られたよ。でもな、今日はタッグマッチじゃない。総力戦だ。新しい風を吹かせるには、テメーらにいつまでもご隠居されちゃ困るんだよ。今日のメインで勝って、お前らをラクさせてやるからよ」と言い返す。
さらにT-Hawkは林に向かって「お前のパートナーは老いぼれのアラケンか? あんな奴と組んでも得るものは1つもないんだよ」と言い放つ。すると林は「僕はミレニアルズ・ジュニアとしてやってきましたが、いつまでも保護者ヅラされても困るんで。僕は俺なりのやり方で居場所を見つけるんで、お前らとやる気はサラサラないからな!」と言い返した。
林のキャリア半年にしてこのマイクと声を絶賛したCIMAだが、T-Hawkは「いま言った言葉、覚えておけよ」と捨て台詞を吐いて退場。だが、CIMAは「林、マイクはお前の勝ちや!」と太鼓判を押して退場した。
第1試合
MAD BLANKEYの奇襲攻撃で試合開始。場外乱闘でパンチ冨永(以下PT)が林を西側の壁に叩き付けると、反対側の東側ではアラケンが問題龍を壁に叩き付ける。するとPTとアラケンがリングに上がり、メンチの切り合いに。
そこに林と問題龍も上がってきて問題龍がショルダータックル。さらに問題龍がPTと睨み合うアラケンの背後から急所攻撃。林が飛び込んできてエルボーを打ち込んでいく。だが、PTと問題龍は2人がかりで林を攻撃。
問題龍はチョーク攻撃からエルボードロップを落とすと、「林君!」と叫びながらフットスタンプ。林のエルボーからヘッドバットを返すと、ボディスラムで叩き付けるが、アラケンはまだ自軍のコーナーに戻ってきておらずタッチ出来ない。すかさずPTが林を両足で踏みつける。
林のドロップキックを自爆させたPTは走り込むが、林はカウンターのドロップキック。しかし問題龍が飛び込んできてタッチを阻止。PTがカニ挟みで林をロープに激突させると、問題龍がヒップトス。
さらにPTのパントキック(=下から顔面を蹴り上げる)から問題龍がフルネルソンからの裏投げ。PTが「シャバ僧!」とバックブリーカーを狙うが、これを払い腰で切り返した林はランニングエルボー。またも問題龍が入ってきてタッチを阻止しようとしたが、アラケンは口に含んでいた水を噴射して迎撃。
林のタッチを受けたアラケンはパイルドライバーで叩き付けてから林とトレイン攻撃。さらに足印鑑(=コーナー上に座ったアラケンの肩口に登った林によるダイビング・フットスタンプ)を決めてみせる。さらにアラケンがアラバマスラムで叩き付けたあとに林がジャーマン。
見事なブリッジだったが、問題龍がボックス攻撃でカット。しかし林がそのボックスをキャッチすると、アラケンがランニング・ヘッドバットでボックスごと吹っ飛ばす。そこにメリケンサックをハメたPTが入ってきてアラケンにナックルをお見舞い。さらに林に急所蹴りを狙うが、見事にかわした林はロープに飛ぶ。
しかし場外にいた問題龍が足をすくって倒すと、滾りまくっていたPTがPTキック(=ヤクザキック)を叩き込んだ3カウント。勝ったPTは「オーーーーーイ、林! テメー偉そうなこと言ってた割にシャバいんだよ。それより今日、俺は欠場中の土井ちゃんからテメーらにメッセージを預かっているんだ」と言って手紙を取り出す。
そこには「オーイ、後楽園のアホども! 俺は痛めた肘と首の治療で欠場中や。次の後楽園では試合は出来ないが、俺にはやらなければいけないことがある。お前らもよく知ってるあるものを持ってあることをするために、ここに帰ってきたるからな。せいぜい楽しみにしておけや」と書かれてあっら。
PTは「お前ら楽しみにしておけよ! それと俺がMAD BLANKEYの反則王、パンチ冨永、略してPTだ! その辺もしっかり覚えておくんだな!」と言ってあらぶった。
第2試合
谷嵜がまず「ミスターキューキュー」コールを煽るが、キッドはフライングメイヤーを着地すると、コルバタで谷嵜を場外まで投げ、ロープ間を回転するフェイントを披露。リングに戻った谷崎にチョップから串刺しドロップキックを見舞ったキッドは、首を捻りあげていく。
そこから顔面にニードロップを落としたキッドは逆立ちするが、すぐに立ち上がった谷嵜はニーリフトしてニードロップを阻止。ココナッツクラッシュを見舞っていった谷嵜は、河津落としからグラウンド卍へ。
さらにキッドをボトムロープに巻き付けた谷嵜は低空ドロップキックを発射。キッドもカニ挟みから619を狙ったが、谷嵜はドロップキックで迎撃すると急角度DDTで叩き付ける。しかしキッドもコルバタを返すと、スワンダイブで飛び込むが、谷嵜はこれもドロップキックで迎撃。
ブレーンバスターを狙った谷嵜だが、これを空中でスタナーに切り返したキッドは貼り込むが、FH(=シャイニング式ヒザ蹴り)で迎撃した谷嵜はカサノヴァを叩き込む。カウント2で返したキッドだが、谷嵜はスタガリンブローの体勢に。
背後に着地したキッドは蹴っていくが、蹴り脚をキャッチした谷崎はスタガリンブロー。だが、キッドは走り込んできた谷嵜をカニ挟みでロープに叩き付けて619。これまたキャッチした谷崎はそのままインプラントを狙ったが、何とか逃れたキッドはカサノヴァもかわしてメサイヤ(=コルバタからのスイング式DDT)。
ウルトラ・ウラカン・ラナを狙ったキッドをかわした谷嵜はDH(=串刺し式ヒザ蹴り)からインプラントを狙うが、キッドもバイブル(=デ・ジャヴ→横十字固め)で切り返そうとする。これを巻き込んで膝(=コブラクラッチ式ニーリフト)で防いだ谷嵜は走り込むが、飛び付いたキッドは横十字で丸め込んで3カウント。
第3試合
リョーツ清水がDia.HEARTS入りを機にビッグR清水に改名。モヒカン刈りに吊りパンスタイルと大きくイメージチェンジした清水はマイクを持つと「俺がリョーツ清水改めビッグR清水だー! このDia.HEARTSに入ったからにはドラゴンゲート1の力持ちになってやる! うおぉぉぉぉぉ!」と絶叫した。望月は「よろしくお願いします」と観客に会釈。
清水と神田で試合開始。力比べを要求した清水に対し、右手一本で挑んでいった神田。清水が一気に押し込むと、神田はロープに飛ばしていくがリープフロッグでなぎ倒した清水。だが、背後からカゲトラが蹴飛ばしていく。
ダブルタックルを狙ったジミーズだが、逆にショルダータックルで2人まとめて吹っ飛ばした清水は望月にタッチ。カゲトラにソバットからサッカーボールキックを叩き込んだ望月は、そこに入ってきた神田にもサッカーボールキック。さらに清水を呼び込んでミドルキックと清水のショルダータックルをダブルでカゲトラにお見舞い。
「来いよ、オラ」と挑発するカゲトラに対し、清水は強烈な逆水平チョップをお見舞い。カゲトラも意地になってチョップを返すと、さらに張り手を叩き込んで走り込む。しかしベアハッグで捕まえた清水は、そこからブレーンバスターで投げていく。
望月がカゲトラをコーナーにホイップしようとするとするが、踏ん張ったカゲトラが逆にホイップ。カゲトラの串刺し攻撃をカカト落としで迎撃した望月だが、蹴り脚をキャッチしたカゲトラは張り手。しかし望月も張り手を返す。カゲトラがジャンピングラリアットを返したとことで両者タッチ。
清水が走り込むが、神田がフラップジャックで叩き付ける。だが、串刺し攻撃を狙った神田をショルダータックルで迎撃した清水はブレーンバスターの体勢に。神田が踏ん張るとカゲトラが入ってきてダブルのブレーンバスターで清水を投げていく。カゲトラがコーナーでの619からハイキックを叩き込むと、神田がボディスラム。そこにカゲトラがダイビング・エルボードロップを投下。
しかし望月が入ってきて蹴っていく。神田が裏投げで投げてからジャーマン。これを着地した望月はバズソーキック。さらに最強ハイキックを放っていくが、神田がかわしたところをカゲトラが影縫(=カウンター式変形首固め)。カウント2で辛くも清水がカットすると、望月はカゲトラにランニングロー。
さらに清水がジャイアントスイングでカゲトラを回していくと、待っていた望月が蹴り飛ばす。そこから亀有公園前固め(=抱え込み式逆エビ固め)に捉えた清水は、そこからぶっこ抜いてシットダウン・パワーボム。
カウント2でカットした神田がスワンダイブを狙うが、ロープに飛び乗ったところも望月が三角蹴り。さらに神田をコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスターを狙うが、カゲトラがカットしようとする。清水が入ってきてカゲトラを場外に放り投げると、望月ごと神田をパワーボムで叩き付ける。
神田もジョン・ウーを狙うが、望月が飛び込んできてカットすると三角蹴り。正面で待ち構えていた清水はのど輪で神田を捕まえると、砲丸投げのポーズから高角度チョークスラムで叩き付ける「砲丸投げスラム」で3カウントを奪った!
清水の大金星に場内が沸き上がる中、MAD BLANKEYのPTと問題龍が乱入して清水を襲撃! リョーツ時代の青いズボンを持ったPTが「オーーーイ! ビッグR清水だが何だか知らねぇが! 何が生まれ変わるだ。そんなことより先月、俺に奪われたこのズボン、どうするんだ?」と挑発するが、清水は挑発してくる問題龍をラリアットで吹っ飛ばすと、神田から3カウントを奪った砲丸投げスラムで叩き付ける。
そしてPTから奪い返した青いズボンをその場で自ら引き裂いた清水は「こんなズボンなんかいらねぇんだよ! 俺はDia.HEARTSのビッグR清水なんだよ! 覚えておけ!」と言ってみせた。
第4試合
後楽園に帰ってきた斎了は「約9か月ぶりの後楽園にトライングルゲートのチャンピオンとして帰ってくることが出来ました!」とファンに報告。復帰祝いとしてベテラン軍が組んでくれたトライングルゲート選手権試合で勝利して王座を奪取したジミーズだが、ベテラン軍並のキャリアを誇るジミーズだけに「俺らも夢を見て、先月のベテラン軍みたいに頑張りますよ」と意気込んだ。
堀口としゃちの先発で試合開始。腕の取り合いからアームドラッグの応酬。続いて斎了と吉野がリングイン。ロープに飛ばした斎了だが、いきなり吉野はドロップキック。しかし「ただいま後楽園!」と叫びながらウラカンホイップで投げた斎了。
ススムと鷹木のチョップ合戦からラリアットの相打ちへ。そこから鷹木のラリアットをかわしたススムがラリアットでなぎ倒す。そこにしゃちが飛び付いてパロ・スペシャルに捉えるが、堀口が入ってきてしゃちのしゃちの尻尾を掴む。しゃちも堀口の後ろ髪を掴み、なぜかお互いに身体の力が抜けていく。
斎了がススムを肩車してしゃちの上に乗っかっていくと、マライサは久しぶりにマラハイサッパ(=堀口のフェースクラッシャーから斎了の顔面への低空ドロップキック)へ。ススムがどうにかして加わろうとするが、「邪魔、邪魔」と言われてしまう。
しゃちの尻尾を掴んだ堀口だが、しゃちも堀口の後ろ髪を掴み返して吉野のにタッチ。吉野が堀口の頭皮にリストバンドのマジックテープを擦りつけると、斎了が「吉野、マジックテープはやめろ! とくにコーナーカバーに大きなマジックテープはやめろ!」と叫ぶ。すかさずコーナーカバーのマジックテープを堀口の頭皮に擦りつけた吉野。
すっかり劣勢になってしまった堀口は、後ろ髪へのダイビング・フットスタンプを食らってダウン。どうにか立ち上がって吉野にカウンターエルボーを狙ったが、吉野がドロップキックで迎撃すると、鷹木がブレーンバスター。
H.A.Gee.Mee!!コールが起こる中、「髪の毛に触るな〜」と叫んだ堀口はしゃちにスイングDDTを返してようやく斎了にタッチ。ススムと連係攻撃を決めた斎了は鷹木にブレーンバスターを狙うが、鷹木も踏ん張る。しかしフィッシャーマンバスターで投げた斎了は「後楽園キター!」と叫んでサイクリングヤッホーを狙うが、鷹木は決めさせない。
ススムが加勢しようと飛び込んでくるが、鷹木はダブルラリアットでなぎ倒すと、吉野にタッチ。ススムにこうもりを決めた吉野は超高角度ミサイルキック。かわしたススムはケブラドーラ・コンヒーロで叩き付ける。そこに斎了が入ってきてトレイン攻撃を狙う。
かわした吉野だが、斎了が回転エビ固め。そこをススムがジャーマンで投げると、堀口がブレーンバスターで投げていき、そこに斎了がダイビング・ボディプレスを投下。だが、吉野も堀口にリバースパワースラムを返すと、鷹木がデスバレーボム。そして吉野としゃちが入ってきて「オー! オー!」からの串刺しラリアット。さらに鷹木がパンピングボンバー。
カウント2でススムがカットすると、鷹木とラリアットの相打ち。そこを斎了がジャーマンで投げ捨てるが、吉野が斎了にトルベジーノ。続けてしゃちがラ・マヒストラル。カウント2で返すと、ススムがジャンボの勝ち!。続けて斎了がバックを取るが、しゃちがサムソンクラッチで切り返す。これもカウント2で返した斎了は再びバックを取るとドラゴンスープレックスで投げて3カウント! 斎了は後楽園復帰戦を自らの勝利で飾った。
第5試合
11.2大阪大会でドリームゲート王座をかけて激闘を繰り広げたハルクと戸澤がユニットの枠を超えて、一夜限りの同期タッグを結成。相手は土井の欠場により、本格的にタッグを組んでいくことになったYAMATOとサイバー。
戸澤のテーマ曲で入場したハルクと戸澤。セコンドは望月、キッド、清水とDia.HEARTSの面々。MAD BLANKEYの奇襲攻撃で試合開始。YAMATOはハルクをチンロックに捉えると、場外に投げ捨てる。
サイバーも場外で戸澤をリフトアップするとエプロンの上に叩き落とす。リングに戻ったサイバーは戸澤をショルダータックルでなぎ倒すと、ベアハッグで捕まえてからのブレーンバスターを狙ったが、背後に逃れてバイシクルキックで場外に追いやった戸澤は、ロープに飛び乗るとバック宙フェイントからトゥーイージーポーズ。
続いてハルクとYAMATOがリングイン。髪の毛を掴んだYAMATOはショルダータックルでなぎ倒すが、ハルクもカウンターエルボーからオーバーヘッドキック。さらにマウスからドロップキックで吹っ飛ばすと戸澤にタッチ。
マシンガンチョップを叩き込んでいった戸澤は、フェイントからグーパンチ。さらに控えのサイバーにもグーパンチ。ハルクが入ってきてYAMATOをダブルのアームホイップで投げる都、前後からローキックを叩き込む。さらに戸澤はセントーンを落とすと、イスをYAMATOの上に重ねてからイスを振り下ろす。さらにコーナー最上段からダイビング・セントーンを投下。
自らの腰にもダメージを負うと、すかさずサイバーが入ってきて腰にクロー。だが、ハルクが入ってきて戸澤と合体攻撃を狙うが、サイバーはダブルラリアットで吹っ飛ばす。戸澤の上に乗っかって体重をかけていったサイバーは、ロープに戸澤の顔面を擦りつける。
防戦一方の戸澤に対してダブルのレッグスプリットから、イスの上へのボディスラムで叩き付けたYAMATO。さらに矢のようなドロップキックを叩き込んだYAMATOは、サイバーと2人がかりで踏みつける。サイバーがジャンピング・エルボードロップを落としてから苦しそうな戸澤に逆水平チョップ。さらにYAMATOとのトレイン攻撃からダイビング・エルボードロップを落とすと、YAMATOはテキサス・クローバー・ホールドへ。
セコンドのしゃちと鷹木の檄を受けてどうにかロープに逃れた戸澤だが、YAMATOが左右から張り手を見舞いながら挑発。朦朧とする戸澤だが、串刺し攻撃を狙ったYAMATOをバイシクルキックで迎撃すると、ブレーンバスターを狙ったサイバーをバックドロップで投げてみせた。
タッチを受けたハルクはYAMATOにローキックからソバット、さらに串刺し攻撃をかわしてサイバーにスワンダイブ式ミサイルキック。YAMATOとサイバーが場外に出ると、戸澤がトペ2連発。サイバーがリングに戻されると、ハルクがサイドキック、蹴り落とし、水面蹴り、その場飛びツイスタープレス。さらにHエッジ(=ハヤブサ式ロックボトム)を狙うが、サイバーが踏ん張るとコンプリート・ショットにスイッチ。
ロープに飛んだハルクを追走したサイバーは「交通事故!」と叫びながら体当たりすると、ラリアットでエプロンに出し、ロープ越しにバックドロップ。タッチを受けたYAMATOに戸澤が飛びかかるが、お互いに相手のローリングエルボーをエルボーで迎撃。そこから厳鬼(=ジャンピングダブルニーのまま相手を押し潰す技)を決めた戸澤はバックを取る。
だが、コーナーに投げつけたYAMATOは串刺しドロップキック。垂直落下式ブレーンバスターはカウント2でハルクがカット。しかしサイバーが入ってきてハルクを排除すると、戸澤にYAMATOの串刺しジャンピングエルボーからサイバーがダイビングラリアット。さらにダイビング・エルボードロップを落としたサイバーだが、カウント2でハルクのカットが間に合う。
YAMATOがコーナーに登っていくが、ハルクがニールキックを叩き込むと、雪崩式E.V.O.の体勢に。これをスリーパーで切り返したYAMATOだが、戸澤がコーナー最上段に飛び乗ってきて雪崩式ブレーンバスター。ハルクと抱き合った戸澤は、サンドイッチ攻撃からバックドロップ+スワンダイブ式ミサイルキックの合体技。
さらにジャーマンでカウント2まで追い込んだ戸澤。ハルクが左右の蹴りからカカト落としを叩き込むと、戸澤もカカト落とし。さらにダブルのファースト・フラッシュ(=頭部へのソバット)。サイバーが飛び込んできて西遊のハンマーを振り回し、カットするが、ハルク&戸澤はダブルのドロップキックでサイバーを吹っ飛ばす。
しかしサイバーもYAMATOが戸澤の串刺し攻撃をかわしたところにコーナースプラッシュ。さらにファイアーサンダーで叩き付けるとジャックハマー。どうにかカウント2で返した戸澤は2発目もファイアーサンダーを背後に逃れるとジャーマンで投げていく。カウント2で返されるとロープに飛んだ戸澤だが、背後から問題龍がボックス攻撃から塩パウダーを投げつける。そこをサイバーがサイバーボムで叩き付けて3カウント。
マイクを持ったサイバーが「オイ、東京のクソ野郎ども! お前ら俺の絶好調は見ての通りや。1個だけ言わせてもらおうか。オイ、リョーツ! リョーツじゃねぇな。オイ、ビッグR清水、お前に1個だけ言うとこか。お前はドラゴンゲートNo.1の怪力レスラーやと? 俺様を差し置いてよく言えたもんやな? 来月の後楽園で俺とお前の力の差ちゅうもうを見せつけたろうか? もちろん、俺のパートナーはYAMATO。まずはベストタッグチームで行くからな。それまでにお前は誰かパートナーを見つけておくんやな」と挑発。
タックルでつっかかる清水をうっちゃったサイバーに場内から「シングル」コールが起こるが、サイバーは「知ったこっちゃない」という様子で引き上げていく。すると鷹木が入ってきて「戸澤、ハルクとのタッグは一夜限りと言ったな。これで気が済んだだろ?」と言い出す。ハルクとのタッグに納得していない鷹木は「今日のタッグだって、こいつのサポートが悪いから負けたんだろ! 今すぐ、こんな奴食らわせてやれよ!」とまで言う。
それを聞いたハルクが「鷹木信悟、相変わらず自己チューだな。俺と戸澤君には同期としてお前には分からないことがあるんだよ!」と言い返すが、鷹木も「俺と戸澤のほうが仲いいんだよ! 俺はポリシー持ってやってんだ! お前に自己チューと言われる筋合いはない!」と反論。
すると戸澤が「ちょっと落ち着こう。確かに俺が甘かったかもしれない。俺が一夜限りでいいからタッグを組みたいと思った気持ちは、お前には分からないかもしれん。でもハルク、自己チューって……。自己チューだっての信悟やないか! この自己チューに10年も付き合ってきたんだ!」と褒めているんだか、けなしているんだから分からないことを言い出すが、望月が「もういいよ。鷹木が自己チューってことでいいじゃないか」とまとめようとするが、戸澤が「いま同期で話しとんのや! 望月、お前は何期やねん!」と食ってかかる。
望月が「俺は何期でもねぇよ! 闘龍門が始まる前から俺はプロレスやってんだよ!」と怒りの反論をすると、観客も「おー」。すると、八木本部長が次回の後楽園で鷹木&戸澤vs.望月&ハルクを決定する。戸澤がハルクに「次の後楽園ではお前は完全に敵や! 覚悟しておけよ!」と言い放つと、ハルクがマイクを持ったにもかかわらず曲が鳴り響く。
ガックリと肩を落としたハルクが曲が止まると、気を取り直して「戸澤君、お前とは大阪でやって分かり合った気がする。でも鷹木信悟、お前とは何回やっても分かり合えないんだよ!」と言い放った。
第6試合
この試合、オレたちベテラン軍が敗れた場合はユニット解散となり、ミレニアルズが敗れた場合はメキシコへ強制送還となる。ミレニアルズからツインゲート王座を大阪06が奪い、「流れはこっちにある」と自信満々のベテラン軍。
試合前、半年間の肉体改造を見事達成した大阪06の2人に水道橋のフィットネスジムから永久パスポートとロードバイクが進呈された。するとCIMAが口に含んだ水を拭きかける機種攻撃を仕掛けていって試合開始。
いきなり場外乱闘になり、GammaがEitaを北側の最後方まで連れていって壁に叩き付ける。T-HawkはCIMAを南側の通路まで連れていって痛めつける。リング上ではシーサーがフラミータにドロップキック。客席から降りてきたT-Hawkを待ち構えていたフジイは逆水平チョップを打ち合いながらリング上へ。
大「フジイ」コールが起こる中、逆水平チョップの打ち合いに。「バッチン、バッチン」打ち合った両者だが、フジイは走り込んできたT-Hawkに袈裟斬りチョップからショルダータックル。しかしT-Hawkもショルダータックルを返していく。
CIMAとフラミータがジャンピングリングインし、スピーディーなロープワークから側転→バック転フェイントをみせたフラミータにCIMAがドロップキック。しかしフラミータもエプロンからハンドスプリングで飛び付いてウラカンホイップで投げ飛ばす。そこにGammaがドロップキックで飛び込んでくるが、マリアがヒップアタック。さらにドラゴンリングインから投げキッスするが、Gammaは張り手をお見舞い。
ベテラン軍はトレイン攻撃を決めると、背後からCIMAがミサイルキック。続けてGammaがガンマスペシャルで叩き付けるがカウントは2。ミレニアルズもEitaとT-Hawkがチョップでフジイを場外に叩き落とすが、CIMAがペットボトルの水を撒き散らしていく。だが、シーサーを捕まえたEitaとT-Hawkはグアピシモ(=T-HawkとEitaが合体式フェースバスターで叩き付けた相手にダブルの低空ドロップキック)。
さらにEitaはイゴルダ(=変型リバースゴリースペシャルボム)で叩き付けるがカウントは2。T-Hawkは執拗にフジイに逆水平チョップを叩き込むが、フジイは敢えてコーナーで微動だにもしない。背後からCIMAが羽交い締めにすると、リングインしたフジイが逆水平チョップをお返し。Eitaはシーサーをカバージョで捕まえると、T-Hawkにタッチ。
逆水平チョップを叩き込むT-Hawkだが、シーサーもエルボースマッシュで応戦。だが、T-HawkからEitaにタッチすると、Eitaは倒れたシーサーにストンピングの荒らし。マリアにタッチして合体攻撃を狙うが、逆に2人まとめて卍コブラツイストに捉えたシーサーはCIMAにタッチ。
大阪06がEitaをY字に捉えると、フジイが股間に突っ張り電車道。さらにCIMAがコーナー下にEitaを押し付けると、セコンドのアラケン、K-ness.も一緒にベテラン軍全員で踏みつける。さらにCIMAがゴリースペシャルに捉えたところにGammaが汚水攻撃。グッタリとするEitaをニーロックに捉えたCIMA。Eitaの左ヒザを集中攻撃するCIMA。これで動けなくなったEitaにGammaが振り子式串刺しドロップキック。
Eitaもロープに飛び乗ってのミサイルキックを返してT-Hawkにタッチ。Gammaとシーサーが2人がかりでかかっていくが、T-Hawkはフラミータを跳ね上げてミサイルキックを発射。場外に出たバテラン軍にEitaとフラミータがトペを発射。
リング上ではマリアがフジイにチョップを打っていくが、強烈な張り手で吹っ飛ばしたフジイは、マリアをエプロンに追いやって張り手。しかしマリアもスワンダイブ式ミサイルキックを返すとヒップアタック。だが、ショートレンジラリアットを返したフジイはHIMEI(=逆エビ固め)に捉える。
だが、Eitaが飛び込んできて延髄斬りでカット。さらにEitaはGammaに低空ドロップキックからその場飛びムーンサルト。Gammaも顔面への唾攻撃からフラッシュバックを返すと、CIMAとT-Hawkが入ってくる。T-Hawkをコーナーに張り付けたCIMAは後頭部にハイキック。さらにEitaにはGammaのブリッツェン+CIMAのフットスタンプ。続けてT-Hawkにバッククラッカー。
だが、EitaもCIMAをヘッドシザースで投げていく。着地したCIMAだが、背後からフラミータがドロップキックで場外に追いやると、フラミータはボトムロープを踏み台にしてトペコンを発射。シーサーを捕まえたEitaとT-Hawk。T-HawkがトスしたシーサーにEitaがトラースキック。さらにフラミータも加えてマリア(=Eitaとフラミータが両側から腕を持ってリフトアップ→T-Hawkがショルダースルー→Eitaとフラミータが同時にその場飛びムーンサルト)を決めると、フラミータが450°スプラッシュを投下。
しかしシーサーもマリアのミサイルキックをかわしてEitaに誤爆させる。さらにGammaのトラースキックからフジイが後頭部ラリアットを叩き込むと、正面からGammaがラリアット。続けてフジイが雪崩式のど輪落としで叩き付けると、CIMAのメテオラ(=ハーフダウンしている相手の顔面目がけて投下するダイビング・ダブルニースタンプ)からGammaの竹刀攻撃。そしてシーサーがヨシタニックを決めたが、カウント2でカットされる。
CIMAはメテオラを狙ってコーナーに登るが、Eitaが追いかけていって雪崩式ミステリオ・ラナ。だが、反転したCIMAはゆりかもめのようなジャベから反転して丸め込む、カウント2で返されるとシュバインの体勢に。これを回転エビ固めで切り返したEitaは、そこからNumero Uno(=変型腕固め)へ。辛くもGammaがカットするが、Eitaは離さない。ならばとフジイがカットしてどうにかCIMAを救出。
ミレニアルズはGammaに3人がかりで殴りかかるが、フジイが救出に入り、T-Hawkに張り手。しかしT-Hawkはナイトライド(=裏ハイジャックバックブリーカーからのシットダウン式アイコノクラズム)で叩き付ける。さらにフラミータがシーサーにレタドール(=キン肉バスターの体勢から山折り)を決めると、T-HawkがBTボム。カウント2でカットされると、T-Hawkはナイトライドの体勢に。
しかしシーサーはヨーロピアンクラッチで切り返す。カウント2出で返したT-Hawkにシーサーはヨシタニックを狙うが、肩口まで持ち上げたT-Hawk。シーサーは必死に抵抗するが、T-Hawkはベラクルス(=高角度前方回転落とし固め)で叩き付けて3カウント!
エンディング
この瞬間、オレたちベテラン軍の解散が決定し、CIMAもフジイも倒れ込む。そこに蹴りを入れたT-Hawkは「見ての通り、ベテラン軍は解散だ、オラ! オイ、ベテラン軍、いいザマだな。俺たちミレニアルズがどこからどう見ても完全勝利だ。そしてお前らは解散。だけどな、俺たちは解散だけじゃちょっと物足りないんだよな」と言うと、大阪06の持つツインゲートを返せと言う。
マリアに八つ当たりしたCIMAは右肩を押さえながら「俺らの負けや! ベテラン軍は解散しようやないか。それからツインゲートのベルトやと? 今日は負けたかもしれないけど、大阪06はタッグリーグも含めてお前らに2連勝してるんや。Gammaちゃん、こんなカス相手にCIMA&Gammaが逃げるわけないよな?」と言うと、Gammaもツインゲートのリマッチを承諾。
CIMAから「どこでやるんや?」と言われたミレニアルズが答える前に「よーし、分かった後楽園ホールやな! 次回12月3日、後楽園でツインゲート戦やってやろうやないか!」と勝手に決めてみせる。「ベテラン軍は終わったとしても大阪06はまだまだしぶといからな」と言い放ったCIMAに対し、T-Hawkは「昭和の化石を応援している時代遅れのお前ら、せいぜい応援してやれよ。ひと言いいか? 平成舐めんじゃねぇぞ!」と吐き捨てて引き上げていった。
リングに残ったベテラン軍だが、大阪06でツインゲートのベルトを巻いたのも4年半ぶりで「昭和の電化製品は壊れても一発蹴れば直ったやろ? ファミコンのカセットもバグってもフーフーってやれば直ったやろ!」としぶとさを強調。改めてアラケンとK-ness.もリングに上がり、「オレたちベテラン軍解散となりましたけど、今日の林みたいに自己アピールする奴もいます。これから闘うこともあるかもしれない、組むこともあるかもしれない。和気あいあいとはいかないかもしれないけど、フジイさんとは腐れ縁なんでこれからもやっていきましょう」と言うと、最後はベテラン軍全員で握手をして終わらそうとする。
しかしアラケンは握手を拒否して一人背を向けて退場。CIMAは「アラケンにはアラケンの考えがあるんでしょう」と言って締めようとしたが、そこにジミーズが登場。「ルールとはいえアッサリ認めて解散する姿、素晴らしいです!」とベテラン軍の潔い姿勢を称えた斎了は、お願いがあって来たという。
斎了はフジイに向かって復帰祝いでトライアングルゲートを受けてくれたお礼を言ってから、電車マニアのフジイに来月の後楽園で一度でいいからジミーズと組んで、ジミーズトレインに“乗車”してほしいとお願いする。フジイは「俺も電車マニア! そしたら来月、後楽園ホール、ジミーズトレインに乗らせてもらいます! ご乗車お願いいたします」と承諾。その様子を嬉しそうに見ていたCIMAは最後に「もっとオレたちベテラン軍でもいけそうな気がしますけどね」と言って観客を笑わせてから「まだまだしぶとく行きましょうよ。道を譲るんじゃなく、粘れるだけ粘ってやっていきますので。まだまだこのドラゴンゲートのリングを活性化させて、最先端のプロレスをお見せします!」と力強く言ってみせた。