4度目の緊急事態宣言を前に滝澤大志と佐藤耕平が最後の前哨戦で激突!「僕が出来るのはリングの上で全力で闘うこと、それだけです」
9日、東京・新木場1stRINGにて『INFINITY~2021 SUMMER~』が開催された。
本大会の見所の1つは、メインイベントの7月18日(日)『GRAND SLAM in 後楽園ホール』で行われる、滝澤大志vs佐藤耕平の2AW無差別級選手権試合の前哨戦だ。
滝澤大志&仁木琢郎vs佐藤耕平&テイラー・アダムスで組まれたこのカードは、最後の前哨戦というのもあり激しいものになると予想された。
6月20日(日)『2AW旗揚げ2周年記念大会GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉』のメインイベントで滝澤が挑戦者であるタンク永井を退け、2度目の防衛を果たした後に、佐藤は滝澤から指名する形でリングにあがった。
団体としてベルトを外に流すわけにはいかない。それは、滝澤が今1番よくわかっているはずだ。色んな団体を渡り歩き、いくつもベルトを手にしてきた佐藤の挑戦は過去の滝澤の防衛戦の中でも大きな大きな壁と言える。
試合は、当事者である滝澤と佐藤の握手から始まった。序盤2人は組み合ってお互い全く引かず、中盤に差し掛かると滝澤のチョップ、佐藤のエルボーを激しくぶつけ合う攻防となった。前哨戦の時点では両者の実力は拮抗し、2人の間で白黒が付くことはなく最後はテイラーが必殺技のキウィボムで仁木を沈めた。
試合後、滝澤と佐藤は睨み合い、マイクを握った滝澤は「正直、佐藤選手と戦う前は怖かったです。7・18後楽園ホール大会、デカくて強くて怖い耕平選手が対角線に立ちます。今、日本、めちゃくちゃ大変です。滝澤大志も大変です。でも、僕が出来るのはリングの上で全力で闘う事、それだけです。7・18後楽園ホール、ご来場お待ちしております」と、滝澤は佐藤を強い挑戦者と認める発言をした。
だからこそ滝澤は、指名する形で挑戦者に佐藤を選んだのだ。団体最高峰のベルトの流出を避け、強い挑戦者を退けることはできるのか。4度目の緊急事態宣言のさなかで開催される18日の『GRAND SLAM in 後楽園ホール』でその答えは出ることになる。