ドラゴンゲート12.16後楽園大会 戸澤陽の宝探しSP10人タッグ/吉野&戸澤&しゃち&谷嵜&アラケンvs.土井&神田&シーサー&リンダ&メタル
- 2015-12-17
- 試合
- DRAGON GATE
FANTASTIC GATE 2015
日時:2015年12月16日(水)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1850人(超満員札止め)
▼第0試合 シングルマッチ 5分1本勝負
△Gamma
5分00秒 時間切れ引き分け
△T-Hawk
▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負
堀口元気H.A.Gee.Mee!!/○斎藤“ジミー”了
10分41秒 ダブルクロス→片エビ固め
サイバー・コング/●問題龍
▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○ビッグR清水
5分54秒 砲丸投げスラム→エビ固め
●石田凱士
▼第3試合 シングルマッチ 20分1本勝負
○望月成晃
0分09秒 最強ハイキック→片エビ固め
●ヨースケ♡サンタマリア
<再試合>
○望月成晃
7分53秒 顔面への三角蹴り→片エビ固め
●ヨースケ♡サンタマリア
▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○ドラゴン・キッド/Kzy
13分05秒 バイブル
ジミー・ススム/●ジミー・クネスJ.K.S.
▼第5試合 6人タッグマッチ 45分1本勝負
Eita/○パンチ富永/山村武寛
18分41秒 PTキック→片エビ固め
鷹木信悟/YAMATO/●Kotoka
▼第6試合 戸澤陽の宝探しスペシャル10人タッグマッチ 60分1本勝負
吉野正人/戸澤陽/●しゃちほこBOY/谷嵜なおき/新井健一郎
22分11秒 ロコモーション式タイガースープレックスホールド
土井成樹/ジミー・神田/スペル・シーサー/○エル・リンダマン/カラオケマシーン
戸澤陽の宝探しSP10人タッグを制したのはリンダマン!パンチもヴェルセルクに勝利!
土井ダーツで1.13後楽園のメインカード決定!マリアが望月相手にオネェの意地を爆発
第0試合
前説で菊池リングアナからCIMAが急性胃腸炎による体調不良のため、ドン・フジイは忘年会時期のため欠場というアナウンス。
そして12.3後楽園大会で毎年恒例だった土井ダーツに代わり、戸澤陽が用意した“戸澤陽の宝探し”によって決められた豪華な組み合わせのダークマッチへ。「ガンマ」コールを煽ったGammaはショルダータックル。倒れないT-Hawkは逆にショルダータックルでなぎ倒す。
しかしGammaもドロップキックを返すとブレーンバスターを狙うが、これはT-Hawkが逆に投げていく。GammaはT-Hawkをコーナーに押し込むとスイートエンジェルキッス(=自分の手に唾を吹き付け、相手の顔に塗りたくる)。さらに振り子式の串刺し低空ドロップキック。
ブレーンバスターで投げてみせたT-Hawkだが、Gammaは逆水平チョップ。T-Hawkの逆水平チョップをブロックして顔面に唾を吐きかけたGammaはガンマスペシャルを狙うが、T-HawkはBTボムで切り返す。
さらにナイトライド(=裏ハイジャックバックブリーカーからのシットダウン式アイコノクラズム)を狙うが、背後に逃れたGammaはガン・マヒストラル・スペシャル(=変形横入り式エビ固め)で丸め込む。カウント2で返したT-Hawkに向かってGammaは唾を噴射。
これを両手でブロックしたT-Hawkは、その手をGammaの顔面に押し付けるが、Gammaもトラースキックからガンマスペシャルを予告。だが、背後からT-Hawkはウラジゴク(=リバースみちドラII式フェースバスター)。Gammaは首固めで丸め込んでいくが、T-Hawkも必死で帰していき、ここで5分時間切れに。
握手をしてT-Hawkと健闘を称え合ったGammaだが、次の瞬間、T-Hawkに蹴りを入れて逃走。リング下で「ウー!」とやって意気揚々と引き上げていった。
第1試合
クリスマス仕様の電飾ハットを被ってきた堀口。先発で出ていった堀口は「H.A.Gee.Mee!!」コールを煽っていく。ヘッドロックに捉えた問題龍はさらにリストロックから堀口の手に噛みついていく。アームドラッグで投げた堀口はフェイントを挟んでドロップキック。
続いて斎了とサイバーがリングイン。力比べで圧倒したサイダーは飛び付こうとした斎了を余裕のお姫様抱っこ。さらにショルダータックルでぶつかっていくが、斎了もどうにか倒れずに耐えるとウラカンホイップ。
しかしサイバーはすぐにショルダータックルでなぎ倒していく。タッチを受けた堀口にトーキックからフィストドロップを落としたサイバーは問題龍にタッチ。チョップ合戦からドロップキックを叩き込んだ堀口。そこに斎了が入ってきてマラハイサッパ(=堀口のフェースクラッシャーから斎了の顔面への低空ドロップキック)を決めると、ゴムを持ち出す。
しかしサイバーが入ってきてゴムパッチンを阻止。堀口にセントーンを落としたサイバーは、問題龍にタッチ。コーナーで馬乗りになって股間を押し当てていった問題龍は、フットスタンプを落とす。
さらにサイバーがエプロンから地獄突きを見舞うと、問題龍がフルネルソンバスター。そしてサイバーがボディプレスを投下。斎了が「H.A.Gee.Mee!!」コールを煽ると、堀口はチョップで反撃。サイバーも地獄突きを返すと、コルバタを狙った堀口の回転を止めてみせる。しかしDDTで切り返した堀口は斎了にタッチ。
問題龍のランニング・ネックブリーカーをあっさりかわした斎了は、カニ挟みで倒すとサイクリングヤッホーへ。だが、腕をフックする前にロープに逃れた問題龍は斎了を羽交い締めに。そこにサイバーがパイナップル・ボンバー。
堀口が入ってくるが、サイバーと問題龍はトレイン攻撃。さらにサイバーがダイビング・エルボードロップを投下。さらに斎了にもトレイン攻撃をお見舞いするが、サイバーのコーナースプラッシュをかわして問題龍に誤爆させた斎了は、サイバーをブレーンバスターで投げてみせる。
問題龍にトレイン攻撃を決めたマライサは、斎了がダイビング・ボディプレスを投下。さらにカットしようとしたサイバーを問題龍に誤爆させたが、サイバーもダブルラリアットを返す。問題龍が斎了を羽交い締めにすると、サイバーが走り込むが、かわして誤爆させた斎了は問題龍をダブルクロス(=クロスアーム式カナディアンドライバー)で叩き付けて3カウント。
試合後、サイバーと問題龍は小競り合い。サイバーが問題龍を突き飛ばしたが、セコンドの鷹木とKotokaが間に入ってどうにかその場を収めたが……
第2試合
石田と共にGammaらOVER GENERATIONのメンバーも登場。Gammaが「今日はCIMAが急遽お休みになってしまったんで、私が恒例のゴングキッズを集めたいと思います!」と言って会場内にいるちびっ子の中からマントをしていた男の子を見付ける。
ところがゴングキッズは清水がリングインするなりゴングを鳴らしてしまったため、改めてもう一度仕切り直してゴング。石田がローキックからショルダータックルでぶつかっていくが、清水はビクともしない。
ならばとドロップキックを叩き込んだ石田だが、清水は返す刀でショルダータックル。さらにボディスラムからブロックバスターで投げ捨てる。石田も逆水平チョップを打っていくが、一気に抱え上げた清水はオクラホマスタンピートで叩き付けると、亀有公園前固め(=抱え込み式逆エビ固め)へ。
ロープに逃れた石田に逆水平チョップを叩き込んでいった清水。石田も逆水平チョップで応戦するとバックを取る。振り払った清水はロープへ。カウンターのニールキックからコーナーに登った石田だが、清水は立ち上がって足にしがみつく。
強烈な張り手を叩き込んで引き離した石田はミサイルキックを発射。そして清水の胸板に蹴りを叩き込むと、「来いよオラ!」と挑発した清水の顔面にバズソーキック。清水もコーナースプラッシュを返すと、旋回しながら石田を持ち上げてブロックバスター。さらにロープに飛んだ石田に体当たりした清水はネックハンギングボムで叩き付ける。
石田もスクリューキックからカサドーラで丸め込むが、キックアウトした清水はもう一度カサドーラを狙って飛び付いた石田を強引にジャーマンで投げ捨てると、のど輪で捕まえてから砲丸投げスラム(=砲丸投げポーズからのチョークスラム)で叩き付けて3カウント。
第3試合
入場してきたマリアは「皆さん、こんばんは〜! 少し早いけどメリークリスマース! 実は今日は試合がなかったんですけど、急遽試合に出れることが決まりました。これもサンタさんからの少し早いプレゼントだと思いました。でもね、もうひとつプレゼント欲しいの。それはモッチーとのキスよー! 今日はもうやっちゃうからね! みんな期待しててよ! モッチー、カモーン!」とやる気十分の様子で望月を呼び込む。
いきなり両手を広げて抱きつこうとしたマリアを最強ハイキックで迎撃した望月は、そのまま3カウント。とっとと引き上げていった望月だが、マリアは「ちょ、ちょっと、本当に何が起こったか分からなかった! モッチー、もう1回! 私はストーカー市川じゃないのよ! もう1回やらせなさい!」と訴える。
だが、望月は当初山村とのシングルマッチでなかなか面白そうだと気合いが入っていたところに、マリアが気持ち悪いこと言っていたのでアッサリ終わらせたという。それを効いたマリアが「頭に来た! オネェの本気を見せてやるわよ!」と言うと、望月も「今以上にボコボコにしてやるからゴングを鳴らせ!」と再試合を承諾。
マリアは望月の蹴りをかわしてドロップキックを叩き込むと、エプロンに追いやられてランニング・サッカーボールキックを食らってもすぐに立ち上がってみせる。串刺し攻撃をカカト落としで迎撃した望月だが、ニールキックで場外に追いやったマリアはコーナー最上段から鉄柱越えプランチャを投下。
さらにリングに戻ってドラゴンスクリューを決めたマリアはブレーンバスターを狙うが、逆に投げた望月は「本気は分かった。ガッチリいってやるからな!」と言って強烈過ぎる顔面ウォッシュ。さらにボディスラムからコーナーにホイップしようとするが、踏ん張るマリア。
怒った望月は張り手を叩き込むが、逆にコーナーにホイップしたマリアは突進。望月はエプロンに追いやるが、スワンダイブ式ミサイルキックを発射したマリアは高角度レッグドロップ。さらに「行けって言ってんだろ!」とロープに飛ばすが、望月は回転エビ固めを狙う。
これをポンパス(=バーミヤンスタンプ)で押し潰したマリアは串刺し攻撃を狙って突進。何度走り込んできてもカカト落としで迎撃する望月だが、蹴り脚をキャッチしたマリアは張り手。だが、望月は追走して串刺しフロントキックを叩き込むとランニングローを喉元に叩き込む。
カウント2で返したマリアはブレーンバスターを狙った望月をファルコンアローで叩き付けると、コーナーに登っていく。しかし多違った望月は下から張り手を見舞う。マリアもエルボーを返すが、下から蹴り上げた望月は雪崩式ブレーンバスター。
だが、すぐに立ち上がったマリア。望月はイリュージョン(=ソバット→スピンキック)から最強ハイキックを狙ったが、かわしてリップロックを決めたマリアは逆打ち。カウント2で辛くも返した望月をなおも丸め込むマリアだが、これも返した望月。マリアは蹴りまくってくる望月に張り手を叩き込むが、望月はツイスターで叩き付ける。
マリアもカウント2で返してみせたが、立ち上がったマリアの顔面に、望月は三角蹴りを叩き込んで3カウント。公言通りオネェの本気を見せたマリアに拍手をして健闘を称えた望月。握手をする望月の腕を掴んで熱烈なキスをするマリアに対し、望月はそっと抱きしめて受け入れる! これにマリアは卒倒! ダンディー望月はコーナーからのバック転まで披露して、さらにマリアをメロメロにしてみせた。
第4試合
サンタ帽子を被ってきたKzyに対し、トナカイの被り物をしてきたススム。するとKzyはそんなススムに対してダンソンをしてニーブラーしてみせる。クネスが先発で出てきても、またもダンソンをするKzy。だが、クネスが逆にニーブラーしてからショルダータックル。ならばとKzyはウェーブダンスを仕掛ける。
見事にクネスにウェーブが伝達すると、二人揃って決めポーズしてからのハイタッチ。すっかり意気投合した二人にススムとキッドがツッ込んでからリングイン。デ・ジャヴ(=2回転コルバタ)で投げたキッドは場外ダイブと見せかけてロープ間は回転。
リングに戻ってきたクネスにニードロップを落としていくキッドが「盛り上がれー!」「楽しめー!」と観客に向かって叫ぶと、ジミーズ側のセコンドの斎了が「お客さんだぞ! 盛り上がってください、楽しんでください! だろ? 言い直せ!」と一喝。キッドが渋々言い直すが、ススムがそのキッドを捕まえる。
シットダウン・コブラツイストでキッドをコンパクトに折りたたんでいくススム。続くクネスも同じ攻撃でキッドをコンパクトに折りたたむと、「やめろー! コンパクトにするなー!」とKzyがカット。
キッドもススムにエルボー合戦を挑んでいくが、ススムはショートレンジラリアットでなぎ倒す。ブレーンバスターを狙ったススムだが、背後に逃れたキッドはスワンダイブ式ウラカンホイップで投げてKzyにタッチ。クネスを場外に追いやると、キッドがケブラーダを発射。
その間にKzyはススムにダイビング式のB-BOY(=前方回転式ネックブリーカー)から突進。しかしラリアットで迎撃したススムはエクスプロイダーで投げていく。Kzyも走り込んできたススムをコブラツイストに捉える。するとキッドがクネスにクリスト(=デジャ・ヴの途中で回転を止めて首と腕を極める関節技)。
クネスカが同時に体勢を入れ替えるが、Kzyがススムを投げてキッドを救出。だが、クネスカはキッドを合体式キン肉バスターで叩き付ける。ススムはそこからKzyにジャンボの勝ち!を狙うが、Kzyはカウンターでスカイデ・スクールボーイ(=東金クラッチ)。カウント2で返したススムはジャンボの勝ち!を叩き込むと、クネスとトレイン攻撃。
さらに須賀ドラニー(=合体ニードロップ)を狙ったが、エプロンからキッドがクネスを足止めすると、Kzyがコーナーに登ってクネスを肩車。そこに「盛り上がってくださーい!」と“丁寧語”で叫んでから盛り上がれ!(=超高層雪崩式フランケン)を決めたキッド。
そしてKzyがKZ.time(=フロッグスプラッシュ)を投下するがカウント2。キッドもススムにミステリオ・ラナを決めたがカウントは2。Kzyはもう一度コーナーに登るが、追いかけていったススムは雪崩式エクスプロイダー。立ち上がろうとしたKzyにクネスは介錯(=バズソーキック)。ブロックしたKzyだが、クネスはボディに蹴り。
しかしKzyはエルボースマッシュからBEAT-BOM。カウント2で返したクネスはキッドに光の輪を決めるが、カウント2でKzyがカット。クネスはKzyに昇龍脚を叩き込むが、キッドが背後から飛び付いてバイブル(=デ・ジャヴ→横十字固め)を決めて3カウント。
第5試合
山村は急遽欠場となったCIMAのコスチュームを着用して登場。Kotokaは明らかにぶ厚いテーピングをされた右足を引きずってリングインし、かなりコンディションが悪そう。すると鷹木とYAMATOが奇襲攻撃を仕掛けていき、場外乱闘で試合開始。サイバーがKotokaをリフトアップし、エプロンに落としていく。YAMATOはパンチを捕まえて北側客席に雪崩れ込み、鷹木は山村を南側客席に連れ出して痛めつける。
リングに戻ったKotokaは「ヴェ〜〜〜〜〜〜」と挑発するKotokaの右ヒザに低空ドロップキック。さらに山村が鷹木にジャンピングエルボーを叩き込んでパンチにタッチ。YAMATOと相対したパンチはエルボーを食らってもポケットに両手を入れて耐えてみせる。
さらにカウンターのフロントキックでYAMATOを止めたパンチはPTキック(=ヤクザキック)。OVER GENERATIONはKotokaを袋叩きにしていくと、Eitaが右ヒザにストンピングを落としていく。悲鳴をあげるKotokaだが、Eitaは逆片エビ固め。YAMATOがタオルを投げようとするが、Kotokaはどうにかロープに脱出。
さらに串刺し攻撃を狙ったパンチを蹴りで止めたKotokaは急所を蹴り上げる。すかさず鷹木がラリアットでパンチを場外に落とすと、ヴェルセルクが袋叩きにしていく。リングに戻されたパンチにドロップキックを叩き込んだYAMATOはナルシストポーズ。
鷹木に向かってエルボーで向かっていったパンチだが、鷹木は起き上がりこぼし式エルボーからパワーボム。さらにスリングショット式フットスタンプを落とした鷹木は、追走式キチンシンクをお見舞い。さらにYAMATOとダブルのアームホイップからダブルのダブルチョップをお見舞いすると、YAMATOが逆片エビ固めへ。
クロスフェースにスイッチしたYAMATOだが、パンチはどうにかロープに脱出。チョン蹴りを見舞って挑発してYAMATOにメンチを切っていったパンチはエルボー。YAMATOもエルボーで応戦すると、パンチはダウン。立ち上がったパンチはヘッドバットからロープに飛ぶが、Kotokaが足をすくって倒す。
そこにYAMATOがスライディングキック。これをかわしてKotokaに誤爆させたパンチはPTキックを叩き込んでからEitaにタッチ。YAMATOと鷹木も場外に追いやったEitaはトペ・コンヒーロを発射。リングに戻された鷹木に山村が串刺しジャンピングエルボー。だが、鷹木はムッとした表情でエルボーを返すと、追走式キチンシンク。苦しそうにダウンした山村だが、セントーンをかわすとバックを取る。
エルボーで渕払った鷹木だが、左右の張り手を叩き込んだ山村。さらに背後からパンチが蹴って行くと、山村はフィッシャーマンバスターで投げていく。タッチを受けたパンチはYAMATOにPTキック。しかし伽地したYAMATOはエルボー。続く延髄斬りを上体反らしでかわしたパンチはPTキック。
かわしたYAMATOは串刺し攻撃を狙うが、蹴りで迎撃したパンチは両手をポケットに入れた状態でミサイルキック。かわしたYAMATOだが、パンチはコンプリート・ショット。そこに鷹木が入って来ると、Eitaと山村も飛び込んで来るが、鷹木は一人で三人をボコボコにしていく。しかしOVER GENERATIONはトリプルドロップキック。
Kotokaがコーナーに登っていくが、Eitaがデッドリードライブで投げるとOVER GENERATIONはトレイン攻撃。山村のスワントーンボムからパンチがムーンサルトプレスを投下するがカウントは2。鷹木がダブルラリアットで山村とEitaを吹っ飛ばすが、パンチがPTキックを狙う。しかしYAMATOが飛び込んできて串刺しドロップキックでカット。
鷹木とYAMATOはEitaにトレイン攻撃。さらにYAMATOが蹴り上げてから鷹木がアラバマスラム。そしてYAMATOの延髄斬りから鷹木がラリアットを叩き込むと、YAMATOは垂直落下式ブレーンバスター。パンチがカットに入り、YAMATOにバックエルボーからPTキック。鷹木にもPTキックを叩き込むが、返す刀でパンピングボンバー。そこに山村がミサイルキック。
問題龍のボックス攻撃からKotokaが丸め込むがカウントは2。ならばとヴェルセルクが乱入してトレイン攻撃。サイバーのパイナップル・ボンバーからKotokaがカバーするがカウントは2。すると、そこにCIMAコスチュームを着た石田が入ってきてKotokaに蹴りを叩き込む。レフェリーは石田の背中しか見えていないため、山村と思っている様子。そこにパンチがPTキックからカバーしてKotokaから3カウント。
Gammaは「OVER GENERATIONはヴェルセルクにパンチ冨永が勝ったぞー!」と叫ぶが、YAMATOが「待て待て待て、オイ! 石田君よ。乱入っていうのはれっきとした反則だ。お前のキャリアで反則なんて覚えたらロクなレスラーになれないぞ。まぁいい、Gamma、パンチ冨永よ。12月27日、福岡国際センターで俺と土井ちゃんの持つツインゲート挑戦が決まっているな。だが! だがしかし、お前らが俺らからツインゲートを奪うことは200%あり得ない。なぜだか分かるか? 俺と土井ちゃんは地上最強のツインゲートチャンピオンだからだ。パンチ冨永よ! お前は俺と土井ちゃんが雲の上まで価値を高めたこのツインゲートに挑戦するってことがどういうことか分かっているのか? 分かってないよだな! 少なくともこのムーミンみたいな体からはこれっぽちの覚悟も伝わってこないけどな! 目が泳いでるぞ。まぁいい、12月27日、お前がこのクソどもの期待に応えられないようであれば、タイトルマッチなんて関係ねぇ。俺が速攻で潰してやるからな」と宣戦布告。
それを聞いたGammaは「確かにパンチ君はちょっとムーミンみたいな体してるけどな、今日の試合見てもらったら分かるように、意外と粘り強いんだよ。俺とマンツーマンでトレーニング、ガンガンガンガンやってるからな! 少〜し変わってきたんだぞ。ビフォーの写真見てみろ! 27日には生まれ変わったパンチ冨永をお見せしたいと思います!」と言い返すと、1月の後楽園大会にはツインゲート王者として帰ってくると予告。
最後はパンチが「俺はヴェルセルクに馬鹿にされてきたパンチ冨永じゃない。OVER GENERATIONになって俺は変わりました。その証に27日、Gammaさんと必ずツインゲートのベルトを獲ります! 自分とGammaさんだけじゃないぞ。Eitaのブレイブゲートも、CIMAさんのドリームゲートも27日の国際センターで全員がベルトを奪って、次回1月の後楽園ホールに俺たちOVER GENERATIONが帰ってきますので、それまでお楽しみに! オーーーーーーーイ!」と意気込んだ。
第6試合
メインは12.3後楽園大会で毎年恒例だった土井ダーツに代わり、戸澤陽が用意した“戸澤陽の宝探し”によって決められたスペシャル10人タッグ。5人中3人がMONSTER EXPRESSの吉野組。一人ヴェルセルクの谷嵜は明らかにやりにくそうだが、相手チームに因縁のある神田がいるだけにピリピリとした空気が漂う。
土井も神田、シーサー、リンダマンとは微妙な距離を取る。その中、鍵を握ると思われるメタルウォリアーが登場。ところが一緒に登場したGammaがメタルに襲いかかると、そのまま裏に連行してしまう。すると突如テーマ曲が『夢芝居』に変わってカラオケマシーンが登場! 「本日、ドン・フジイ忘年会のため欠場です。代わりに私が試合をさせていただきます」と挨拶し、メタルの代わりに試合に出る気満々のカラオケ。浴衣を脱いだカラオケのコスチュームは見覚えのある黒いロングタイツ。
すると土井吉対決で試合開始。ロックアップから腕の取り合いに。最終的にアームドラッグで投げたのは吉野。再び目まぐるしい丸め込みの応酬から土井はヘッドシザースで投げるが、吉野は着地。しゃちとカラオケがリングイン。しゃちの前をしてジャンピングリングインしたカラオケは足をやや引きずると、何もせずに神田にタッチ。
すかさず谷嵜が殴りかかっていくが、神田はフラップジャックで叩き付ける。そのまま両者が場外に出ると、戸澤とシーサーがリングイン。フロントキックでシーサーを場外に追いやった戸澤は場外ダイブと見せかけてロープを使ってバック転。
そこにリンダマンが遅いかかっていき、ボディスラムで叩き付ける。そしてカラオケが逆水平チョップからグーパンチ、チョップと叩き込む。戸澤もチョップを返していくが、カラオケは吉野を指名。吉野が強烈なチョップを叩き込むと、カラオケはしゃちにも入ってこいと言う、アラケン、谷嵜も入っていき、5vs.1でチョップ合戦に。
圧倒的に不利のカラオケだが、何と味方のはずの土井たちも入ってきて1vs.9でチョップ合戦をすることに。打ち疲れたカラオケに9人が一斉にドロップキックを発射。そこからアラケンが土井をジャイアントスイングで回していくと、吉野が入ってきて土井に低空ドロップキック。
さらに戸澤がブレーンバスターで投げようとするが、土井が逆に投げようとする。どうにか堪えた戸澤は「誰か手伝って! お前でええわ」と谷嵜を呼び込むが、谷嵜は土井側に協力して戸澤をダブルブレーンバスターで投げていった。さらにリンダマンがハンマー攻撃を見舞って行くが、怒った戸澤はマシンガンチョップ。
さらにグーパンチを次々に叩き込むと、勢い余って谷嵜にもお見舞い。一応「すみません」と謝った戸澤。リング上では吉野とリンダマンがチョップ合戦。そこからロープに飛んだ吉野はリープフロッグを狙ったリンダマンをドロップキックで撃墜。
そしてアラケンが場内を静かにさせてから鈍い音が響き渡るほどのヘッドバットを見舞ってからバックブリーカー。そこに谷嵜が地獄の断頭台を投下。さらにアラケンがもう一度バックブリーカーに捉えると、谷嵜はコーナーに登るが、神田が飛び込んできて谷嵜を叩き落とす。だが、アラケンと戸澤でリンダマンにストンピング。そこから戸澤はコーナーに登ると、久しぶりにフレーフレー・戸澤を投下。
リンダマンがかわして自爆すると、谷嵜が入ってきてリンダマンにチョップとミドルキック。だが、リンダマンもバックドロップで投げると土井にタッチ。戸澤をコーナー下に座らせ、吉野のドロップキックをかわして誤爆させると、アラケンと谷嵜を場外に追いやる。
次々と選手たちが場外ダイブで舞う中、吉野はコーナーからケブラーダを発射。最後に残ったカラオケはエプロンからプランチャを投下するが、全員にかわされて自爆。リング上では土井とアラケンがチョップ合戦。土井の飛び蹴りで吹っ飛んだアラケンはそのままヘッドバットを投下。さらにアラバマスラムで叩き付けると、しゃちがムーンサルトプレス。さらにアラケンが久しぶりに追突注意(=振り向き式飛び出し注意)を投下。
神田が入ってきて吉野をパワースラムで叩き付けるが、吉野も旋回式ネックブリーカー(スリングブレイド)を返す。そこに戸澤やアラケンが入ってきて神田にトレイン攻撃。そして吉野がシーサーに超高角度ミサイルキックを発射し、そのまま神田にセントーン。さらに戸澤がダイビング・セントーンで続く。
神田もマンハッタンドロップを返すとジョン・ウーで戸澤を吹っ飛ばす。そこに土井が大暴走で入ってきて、さらにDOI555からのバカタレスライディングキック。そしてカラオケがのど輪落としで叩き付けると、シーサーがヨシタニックを狙うが、戸澤がかわすと谷嵜がDH(=串刺し式ヒザ蹴り)。しゃちも入ってきて谷嵜と連係攻撃を決めると、谷嵜はカサノヴァをシーサーに叩き込む。
だが、リンダマンが飛び込んできて谷嵜を一本背負いで投げると、シーサーがヨシタニック。カウント2で返すと、吉野がリンダマンのエルボーを土井に誤爆させる。さらにシーサーのドロップキックも土井に誤爆させた吉野。
神田のジャンピングエルボーも、カラオケのラリアットも誤爆させた吉野はリンダマンを捕まえて、戸澤、しゃちとトレイン攻撃を狙う。これを蹴りで迎撃したリンダマンはコーナーへ。だが、追いかけていった戸澤が雪崩式ブレーンバスター。さらにアラケンと谷嵜を呼び込んでトレイン攻撃。そこから戸澤はソバット、投げ捨てジャーマン。さらに谷嵜が裏インプラントで叩き付けると、カラオケがカット。
またも次々に選手たちが飛び込んで来る中、カラオケがしゃちにラリアット。さらにジャーマンで投げ捨てると、リンダマンがロコモーションジャーマンからタイガースープレックスで投げて3カウント。
土井ダーツ
リンダマンが「よっしゃ! 今年最後の後楽園大会はエル・リンダマンが3カウント取ったぞ! 去年の最後の後楽園ホールも林悠河として3カウント取って、今年もエル・リンダマンとして3カウント取ることが出来ました! ありがとうございます! 今日CIMAさんが休んでいますが、来年からはCIMAさんとGammaさん、Eitaさん、パンチ冨永さん、山村、石田、そして僕のOVER GENERATIONとして、もっともっと頑張っていきますので応援よろしくお願いします! 今日はどうもありがとうございました!」と締めようとしたが、戸澤が「待て待て待て、待てこら! おーい、お前何サラッと締めようとしとんねん! 私たち、みんないる! 控室にいっぱい選手いるんやぞ! たぶんスタンバってると思うで」と慌てて止める。
そこにジミーズやOVER GENERATION、Dia.HEARTSらが登場。各ユニットの代表者が挨拶をすることに。
堀口「ジミーズといえば何と言っても後楽園でデビューしたスモーズではないでしょうか。帰ってきての声が多ければ、また来年もスモーズどうでしょうか?」
パンチ「1年間ありがとうございました! 来年もOVER GENERATIONみんなで頑張っていくんで応援よろしくお願いしまーす!」
望月「後楽園、今年は毎回札止め状態でありがとうございました。Dia.HEARTSとしては終盤、なかなか結果が残せなかったんですが、私としては今日のマリアとの一戦が異常に盛り上がったので、満足いく後楽園の締めだったんじゃなでしょうか。来年も頑張ります」
吉野「皆さんにご報告が遅れましたが、お笑いゲートのベルトを巻いて後楽園に帰ってきましたー! あ、3人で獲ったやる? 先週、札幌でトライアングルのトーナメントが行われまして、T-Hawkと戸澤陽と私、吉野正人でトライアングル新チャンピオンになりました! 報告できたんで満足なので、あとは戸澤君。責任持って締めなさいよ」
最後に戸澤が「メインイベント盛り上がっていただいてありがとうございます。対戦カードが決まったときはどうなるかと思ったんですけども、皆さんいかがでしたか?(※観客拍手)最初で最後の戸澤陽の宝探し、いかがだったでしたか?(※観客拍手)また2016年も僕たちドラゴンゲート、僕たち力を合わせていきたいと思いますので、本当に今年1年ありが……」と締めようとしたところに、謎の大きなボードを持ったヴェルセルクが登場!
土井は「オイオイオイ、何勝手に締めようとしてんねん! 2015年の後楽園はまだ終わりちゃうぞ、今からは始まりじゃ! お前ら戸澤陽の宝探しは終わったけど、今日土井ダーツをやらないとはひと言も言ってないぞ!」というと、運び込んだ謎のボードが土井ダーツ2016年新春スペシャルであることを明らかにした。土井は1.13後楽園大会のメイン、5vs.5スペシャル10人タッグマッチのメンバーを決めるという。
だが、よく見ると吉野、CIMA、キッド、戸澤、Gamma、T-Hawkの名前だけはほかの選手より大きな面積。これは戸澤陽の宝探しを見た上での保険だという。吉野や戸澤は「これは俺らのことを認めてくれてるってことじゃ……」と核心を突くが、逆に土井の面積はすごく小さい。さらに戸澤が4分の1の面積が「土井ダーツ新春スペシャル」とだけ書かれた紙で隠されていることを指摘。
すると土井がその紙を剥がすと、そこに書かれてあったのは望月。望月は「その枠、なんだよ!」と文句をつけるが、土井曰くこの手の企画モノでは絶対当たらない望月に対し、少し早いお年玉であり、4日早い誕生日プレゼントだという。
それを聞いた望月は「確かに最近メイン出てないから嬉しいけど、これで選ばれても……」と複雑な表情。しかし土井から「逆にこれで選ばれなかったら、2016年の望月成晃はないぞ!」と言われると、望月も「そ、そうだな(苦笑)。これで選ばれなかったら、2016年の後楽園、前座で頑張るよ」と腹を括った様子。
そして早速会場内からちびっ子を10人選んでダーツを投げることに。恒例の「パジェロ」コールの中、矢が刺さった赤コーナーの1人目は戸澤。続いて青コーナー1人目はGamma、赤コーナー2人目はYAMATO、青コーナー2人目は望月に決定、思わず望月は安堵の表情でダーツを投げたちびっ子を抱きしめた。
赤コーナー3人目はフジイ、青コーナー3人目は神田、赤コーナー4人目はスト市、青コーナー4人目は鷹木、赤コーナー最後の5人目はサイバー、そして青コーナー最後の5人目は何とCIMAに決定! この結果、1.13後楽園大会のメインで行われるスペシャル10人タッグのカードは以下のように決定。
戸澤陽/YAMATO/ドン・フジイ/“ハリウッド”ストーカー市川/サイバー・コング
vs.
Gamma/望月成晃/ジミー・神田/鷹木信悟/CIMA
鷹木が「せっかくの土井ダーツだけど、ここは俺と戸澤、チェンジでもいいだろ?」と訴えるが、土井は「信悟、土井ダーツに拒否権はないぞ! これだけは同じヴェルセルクでも従ってもらう。そのほうがええやろ?」という土井の断固とした態度を観客も支持。記念撮影の際にはフジイの代わりに並んだカラオケを不思議そうに見つめるYAMATO。YAMATOが握手を求めるが、カラオケは手は出したものの結局握手せずにリングを降りた。
戸澤は「正直、戸澤陽の宝探しよりすごかったですね!(苦笑)俺、めっちゃ楽しんでましたもん!」と嬉しそう。最後は望月が「選ばれて……本当にありがとうございます。後楽園ホール大会、全大会恐らく札止めで、月を追うごとに売り切れるのも早くてね。本当に皆さんのお陰だと思っております。ありがとうございました! 幸いにも新年一発目にメインイベントにも出られることになりましたので、これを機に来年早々に46歳になりますけど、目一杯頑張って、今年以上の後楽園ホール、盛り上がりにしたいと思いますので、来年もひぜともドラゴンゲートよろしくお願いします! 今年一年ありがとうございました!」と締めくくった。