Kzyが敗者復活戦から這い上がりKING OF GATE初優勝!シュン・スカイウォーカーとの王座戦に向け「馬鹿でふざけたような男が自然体で明るいチャンピオンとして君臨する」と啖呵!
- 2021-6-4
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- DRAGON GATE
3日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『KING OF GATE 2021』が行われ、KzyがKING OF GATE初優勝を果たした。
この日は、毎年恒例となっているDRAGON GATEのシングルNo.1決定戦『KING OF GATE(以下KOG)』の決勝トーナメントが開催。まずは1回戦としてYAMATOvs箕浦康太、KzyvsSB KENToの2試合が実施された。
Aブロック覇者の箕浦とCブロック覇者のYAMATOの試合は、予選を全勝で勝ち上がり勢い付く箕浦がベテランの域に入ったYAMATOとどのような試合を展開するのかに注目が集まる試合。
YAMATOは逆水平チョップやエルボーなどシンプルな打撃技で圧倒し、倒れ伏す箕浦へ「どうしたコラ!」と発破をかけるなど箕浦の高い壁となる。箕浦はYAMATOのgo 2 Hospital連打を受け切り、ギャラリアを切り返してのジャーマン・スープレックス2連発。さらにクロスフェイスで追い込んでからガング(変形パワーボム)で叩きつけて3カウント。箕浦が優勝決定戦進出を決めた。
Bブロック覇者のSB KENToと敗者復活バトルロイヤルから這い上がったKzy。両者は先月30日の広島大会で行われたBブロック最終戦で対戦しており、KENToがSBシューターで勝利してブロック制覇を決めている。
早くも再戦となった両者の試合は、KzyがKENToのリングインを待たずにトペ・スイシーダで奇襲し、小気味の良いリズムで放たれる各種エルボーで圧倒。KENToがカウンターのスパインバスターからSBシューターを狙い広島の再現かと思われたが、KENToを下から首固めに捕らえたKzyが技アリの3カウント。
メインイベントで行われた箕浦vsKzyの優勝決定戦では、序盤から箕浦がKzyの土俵であるエルボー合戦を仕掛けていき、ダブルアーム・スープレックスからのバタフライロック、エプロンでの水車落としと猛攻。ガングを阻止したKzyはカウンターのエルボーを的確にヒットさせていき、ショットガン、BEAT-BOMからのKZ.timeを発射して決めにかかるが、箕浦もこれを回避してクロスフェイスに捕らえるなど一進一退の試合を展開。
終盤、Kzyが気迫のエルボー連打からKZ.timeを発射も箕浦は剣山で迎撃し、ガングで叩きつける。Kzyがキックアウトするとバベルギアで翻弄してから再びガングを狙うが、Kzyが韻波句徒で切り返し、クモガラミでガッチリ捕らえると箕浦は無念のタップ。KzyがKOG初優勝を果たした。
マイクを取ったKzyは「見たか馬鹿野郎が!敗者復活の男がKOG制覇したぞ!」と雄叫びを上げ、現ドリームゲート王者のシュン・スカイウォーカーを呼び出すと、「シュン、お前はすげぇな。メキシコから帰ってきたと思ったらあっという間に俺がどんなにもがいても開けねぇ扉開いちまったんだからな。でもそろそろグラついてるはずなんだ、その扉が!俺の鍵でそろそろ開きそうな気がするんだよ。そのドリームゲート、俺に挑戦させろ!そして俺にベルトを巻かせろ!」と挑戦表明。
対するシュンも「Kzy、この激闘を制してKOG優勝したお前をリング下から見てて、メチャクチャ悔しかったよ。ドリームゲート王者としてこのKOG制覇を目指してた俺にとって優勝者であるお前を倒す責任がある。お前の挑戦表明を受けるとともに、神戸ワールド記念ホール、最高の舞台で俺がお前を挑戦者に指名する!」と応え、7月31日の神戸ワールド記念ホール大会のメインイベントでのドリームゲート戦が決定された。
Kzyが「俺の中でのつえー奴ってのは、トコトン弱いところを見せるやつだと思ってるからよ。俺はこのまま、このスタイルのまま!アホなことも言う!すぐに泣くだろう!これからも馬鹿なことやるだろう。そんな俺のまま挑戦してお前のそのベルト引っ剥がしてやるからな!」と決意を叫ぶと観衆は大喝采で支持。
そしてチームメイトであるNATURAL VIBESの面々はKzyを肩車して優勝を讃え、さらに胴上げでKzyを全力で祝福した。
バックステージに戻ったKzyは「この馬鹿でふざけたような男が団体のチャンピオンになってみせるぞ。NATURAL VIBESの名の通り、自然体で明るいチャンピオンとして君臨してやるからな。シュン、俺はお前に大舞台で2度もおいしいところ持っていかれてるんだ。そろそろ俺がおいしいところかっさらうからな。楽しみにしとけ!」と気炎を上げた。