女子武道エンターテイメント『SEI☆ZA』が1・19後楽園で旗揚げ!

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 11月22日(火)都内・大崎で、女子武道エンターテイメント『SEI☆ZA』の旗揚げ会見が行われた。

 世界初のGIRL’S BUDO ENTERTAINMENT『SEI☆ZA』は、アジアを中心に諸外国で武術、格闘技を学んだ女子達が、日本で武道の技術や心を学び、“強くなりたい”“輝きたい”という夢をかなえる場所。成果を披露するのは大会と言う舞台。日本の寮で共同生活を送り、田村潔司のジムU-FILE CAMPで6カ月の修練を積んでから、旗揚げ戦に臨むことになる。

 すでに今年の6月にはネパールから選手が来日。旗揚げ戦は2017年1月19日(木)、東京・後楽園ホールに決まった。

 まだルール、闘技場、コスチュームなどは決定していないが、旗揚げ戦は巌流島の闘技場を借りて行うことになる。顔面パンチはありになるが、オープンフィンガーグローブのふくらみを大きくしたり、女子にも挑みやすいルールが考えられており、詳細は今後、ファンの意見なども取り入れられて決まっていくことになる。

 練習風景、選手達の意識、寮生活の様子などはオフィシャルHPに写真・動画でアップされ、無名の選手達の成長過程が追えることになる。闘いの内容はシリアスなので、試合は格闘技に変わりはないが、試合に至るまでの心の葛藤、成長過程などにも触れることができるので、新しいタイプの女子格闘技の誕生といっていい。

 現在、寮で共同生活を送っているメンバーは、ユリア・ストリアレンコ(リトアニア・23歳)、ラダ・マナンダー(ネパール・20歳)、ラジーナ・ビスタ(ネパール・18歳)。ユリアは柔術・空手・MMAを経験。ネパールの2人は糸東流空手を母国で学んでいた。もう一人、アリソン・ホルメス(オーストラリア)がいたが、母国でやっていたプロレスに戻る決心を固め、この日の会見には姿を見せなかった。

 今いる3人のメンバーに加えて、12月初旬には柔術・MMAのキャリアのあるタバサ・ヒッシ(ブラジル・21歳)が、ほかに日本人選手1名が、チームSEI☆ZAのメンバーとして加わることになる。

 旗揚げ戦は「チームSEI☆ZA vs 謎のエーゲ海(ギリシャ)美猛女軍団、5対5対抗戦」となった。ギリシャ軍は49歳から15歳までの精鋭軍となる。

 ネパールの2人は空手の型を実演。ユリアのミット打ちはU-FILE CAMPの大久保一樹がミットを持ち、、そのあとKiss Beeの谷藤海咲がミットを持った。司会は谷藤と共にKiss Beeの中山星香も務めた。

ユリア「私はリトアニアで柔道、空手、ボクシング、柔術などを習い、様々な大会に出場してきました。何か新しいものに挑戦したいと思っている中で、SEI☆ZAから話をいただき、自分の夢をかなえる場として参加させていただくことにしました。武道の歴史や精神面、技術などを学び、素晴らしい試合ができる選手を目指します。11年間で身につけた技術を披露します」

ラジーナ「8歳から空手を始めて、15歳で黒帯を取りました。空手の母国に行きたくて、SEI☆ZAに参加しました。毎日練習できる環境が嬉しい。もっとネパールのことを日本の人に知ってもらえるよう、頑張りたい」

ラダ「13歳から空手を習い、18歳で黒帯となりました。日本行きの話をいただき、武道エンターテイメントを学びたい気持ちもあり、すぐに行きたいと答えました。新しい学びが毎日あって楽しい。日本の文化もファッションも好きで、普通の女の子だと思われるかもしれませんが、元々はネパールの軍隊に入りたかった。だからいわゆる普通の子じゃないかもしれません。自分の家族とネパールに貢献するつもりで、精一杯頑張ります」

 今後選手は2年スパンぐらいで入れ替わっていくかもしれないが、メンバーは素質、技術に加え、ビジュアルやハートも加味されて選考されていくようだ。

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 向かって左から谷藤海咲(Kiss Bee)、ラダ・マナンダー、ユリア・ストリアレンコ、ラジーナ・ビスタ、中山星香(Kiss Bee)。

(写真・文/フリーライター安西伸一)

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