鈴芽が“憧れの人”辰巳リカを撃破し『東京プリンセスカップ』初制覇!10・3大田区でプリプリ王者・荒井優希に挑戦

東京女子プロレスが8月23日、東京・後楽園ホールで夏のシングルトーナメント『第13回東京プリンセスカップ』決勝戦を開催した。インターナショナル・プリンセス王者の鈴芽が“憧れの人”辰巳リカを撃破し、初制覇を果たした。鈴芽は10月3日、東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)で荒井優希の持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑むことが決まった。
鈴芽は辰巳に憧れて、2019年1月に東京女子の門を叩いた。同年8月25日、後楽園でデビューし、2日後に7周年を迎える。2022年7月31日、大手町三井ホールでの『東京プリンセスカップ』準々決勝で“憧れの人”辰巳からシングル初勝利を挙げ、初めて準決勝に進出した。2023年5・5後楽園では当時インター王者の辰巳に挑戦して敗退。2024年2・10後楽園での『第4回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント』決勝戦(鈴芽&遠藤有栖vs辰巳&渡辺未詩)では鈴芽が辰巳から直接勝利をマークしており、辰巳いわく鈴芽は“天敵”という表現を使った。
ここまで、鈴芽は1回戦で神嵜志音、2回戦で原宿ぽむ、準々決勝で中島翔子、準決勝でHIMAWARIを下して決勝進出。辰巳は2回戦で山下実優、準々決勝でハイパーミサヲ、準決勝で凍雅を退けて決勝にコマを進めた。両者ともに初の決勝進出となった。
序盤、辰巳が足を攻めるも、鈴芽はスピードでかく乱。辰巳はチョーク攻撃で場外に落とすと、大量の紙テープで鈴芽をグルグル巻きにして、観客席のイスに座らせてヒップアタック。その後も辰巳は鉄柱に足をぶつけ、低空ドロップキックで主導権をつかんだ。鈴芽がミカヅキ流星群も切り返した辰巳はダイビング・ヒップドロップ、スリーパーで絞め上げた。鈴芽がエプロンでドロップキックを見舞うと、辰巳はチョーク式のネックハンギング。鈴芽はエプロンから断崖式フェースクラッシャーで叩きつけた。辰巳は低空ドロップキック、ドラゴンスクリュー、足4の字の必殺パターンもエスケープ。辰巳のツイスト・オブ・フェイトをかわした鈴芽は熨斗紙、トップロープを走ってフェースクラッシャー、リング・ア・ベルも両者ダウン。辰巳のドラゴンスリーパーも脱出した鈴芽は掟破りの逆チョーク攻撃。辰巳がお返しのチョークも、鈴芽がドロップキック。辰巳がスリーパーで絞め上げるも、鈴芽が起死回生のスプリング・リング・ア・ベルを決めて3カウントを奪取した。
マイクを持った鈴芽が「リカさん、私、強くなりました! リカさんが全力で生きる姿に憧れて、こうやって全力でぶつかれて、きっとリカさんも全力でぶつかってくれて幸せです。私、リカさんがくれた天敵って言葉ずっと離さないですからね! ずっと天敵でいますから、覚悟してください!」と言うと、辰巳は抱擁を交わし、鈴芽の手を挙げて退場した。
そして鈴芽は「鈴芽らしく、この夏を誰よりも飛び回りました。この暑い夏を制して、ここで止まるつもりないです。優希ちゃん見てた? いますか?」と荒井を呼び出した。荒井がリングインすると、鈴芽は「私はそのベルトを持ってる優希ちゃんが、東京女子の一番星みたいだなってずっと思ってて。でも今日この瞬間、私こんなボロボロだけど、誰よりも輝いてる自信がある。私はこれからもこのインターナショナル・プリンセスのチャンピオンとして走っていきます。でもそのプリンセス・オブ・プリンセスへの夢もあきらめられない。だからそのベルトかけて、このトーナメント優勝した私とタイトルマッチしてください!」と挑戦表明。荒井は「鈴芽さんがこの夏どんどん輝きを増して走り回っていく姿も、鈴芽さんの東京女子プロレス大好きな気持ちを全部抱きしめてトーナメントを駆け上がっていく姿も、全部見てました。荒井はそんな鈴芽さんと戦いたいと思うし。鈴芽さんに負けない東京女子プロレス、このリング大好きっていう気持ちも、荒井だってこのリングでぶつけたいし、今は鈴芽さんにぶつけたいと思います。だから、次のビッグマッチ、10・3大田区総合体育館大会で戦いましょう。よろしくお願いします」と受諾し、握手を交わした。
バックステージで鈴芽は「この夏を勝ち抜きました! 私はリカさんに憧れて、東京女子プロレスに来ました。何にも挑戦なんてしたことなかった私も全力で生きてみたいって思って、この東京女子プロレスに来て戦ってきました。今日、全力でぶつかれて、めっちゃ苦しくて辛くて。でもこんなに幸せなんて、プロレスって狂ってるなって、改めて思いました。こんな狂った場所に飛び込んじゃうことができたのは、リカさんのおかげだから。これからもしつこく、私はリカさんの天敵としてずっと居続けたいので。こんな追いかけ続けるのも、リカさんのせいだから許してください」と笑み。続けて「この夏のトーナメントを制したら、決めていたことがありました。優希ちゃんの持つプリンセス・オブ・プリンセスへの挑戦。私は自分のベルトも守り続けて、夢を叶え続けていきます。そして優希ちゃんのベルトを追いかけることも絶対にあきらめたくはない。だから、欲張りに夢を全部叶えにいきます。大田区総合体育館もこのまま走り抜けていくので、応援よろしくお願いします」と2冠獲りを期した。
かたや、11年目での初優勝がならなかった辰巳は「私の夏、すべて終わったー! このトーナメント期間はもうずっと苦くて苦しい時間が続いてました。解放されたって気持ちとやられたなって気持ちがあります。でも、本当に鈴芽は強くなって、嫌な天敵だなって。またぶっ倒さなきゃいけないのかって。それはもう、どうでもいい。私はこの夏、もっと好きになりました。でもまだそんなんじゃ終われない。私はまだ言いたいことがある。こんなに頑張って報われないのはおかしいよ! 頑張ってる奴が報われろ! 給料上げろ! 特別ボーナスとか出せ! 夏こんなに頑張ったんだぞ、私は。おかしいだろ! だから、私はもっと体現していくから! 生き抜いて生き抜いて体現するから、報われてやるぞ!」と絶叫していた。
鈴芽との防衛戦が決まった荒井は「同じベルトを持ってトーナメントに出た者として、鈴芽さんの輝きだったり、この夏の姿はすごい自分も思うことたくさんあったし。鈴芽さんがどんどんキラキラしていく姿も全部見てたので、毎試合。最終的に一番輝いた姿で優勝した鈴芽さんを目の前で見て、そんな鈴芽さんと戦いたいなって思っちゃったので。鈴芽さんとは東京女子プロレスのリングに来るまでの道のりとかが全く違ってて。ここまで一度も交わる人生じゃなかったけど、このリングで出会えたので、それはすごい運命を感じるし。このリングが大好きな気持ちは私も負けないって思ってるので、大田区で鈴芽さんと東京女子愛を爆発させて。今まで何度も戦ってますけど、最高の鈴芽さんと戦うには、もっともっと強い最高の荒井がいないとダメだと思うので、ここから10月に向けて、たくさん自分なりに考えて過ごして防衛したいと思います」と王座死守を誓った。
















