勝利の女神から脱サラ!議員選挙落選の久保優太がソロでRIZIN大晦日に挑むも1Rで中止へ

12月31日、さいたまスーパーアリーナにて『Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り』が開催。ABEMA PPVにて視聴できる第6試合ではカルシャガ・ダウトベック(Turan Orda/Tiger Muay Thai)vs.久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)が行われた。
ダウトベックは2018年のRIZINデビューで朝倉未来に敗北。だがその後はYA-MANや鈴木千裕などに連戦連勝している。
対する元K-1王者の久保優太は、投資家としての側面や元妻のサラさんとの関係など試合以外で目を引く部分が多い選手だが、2021年大晦日の八百長疑惑のシバター戦以外は、奥田啓介、木下カラテ、安保瑠輝也、高橋遼伍、斎藤裕を相手に安定した勝利を見せていた。だが昨年大晦日に、ラジャブアリ・シェイドゥラエフにKO負け。
一念発起し参議院議員選挙に挑戦するも落選し、サラさんとも別々の道を歩みRIZIN大晦日で再起戦となる。

試合が始まると久保はローで牽制していき、ダウトベックが飛び込むと顔面に膝。離れるとカーフキックも、ダウトベックはキャッチしてコーナーに押し込むが久保は離れる。久保はローで一定の距離を維持し、ダウトベックが突っ込んで来ると膝を繰り返すがダウトベックは足をキャッチして振り回すとコーナーに押し込んでコツコツ殴っていく。打ち合いになると、久保のパンチがサミングとなりダウトベックが右の目元から出血しドクターチェックが行われ、試合続行不可能と判断されノーコンテストとなった。
ダウトベックは「アイポークで試合が不成立となり、勝つこともなく負けることもなく終わったことはとても悔しい。2回指が目に入っている。1回目に入ったときにアピールすればよかったと今は思っている。そうしていればレフェリーが久保選手に注意を与えて、久保選手が慎重になって、最後まで試合を継続することが出来たのではないかと思っている。1回目のときに言っていればよかったが、1回目はそこまで強く入っていなかった。2回目で強く入ってこういう結果になってしまった。リング上で久保選手で『リマッチをしよう』という話をした。まずは回復に務めなければいけないし、そのあとにRIZINと話し合って決めたいと思う。不完全燃焼だという思いはあるが、久保選手を責めるつもりはない。こういうことが起きるスポーツなのだから。今日のようなアイポークで試合が不成立になるのは私のキャリアでは初めてのことだった。もう1度繰り返すが、久保選手の責任ではない。試合中にはあらゆる事が起こりえる。久保選手の責任を問うつもりはまったくないということを重ねて言いたい」と謙虚にコメント。

久保は「リング上でダウトベックと約束したんですけど『絶対リマッチしよう』と約束したんで、是非この続きを、再戦させてほしいと思います。みなさんが評価して、どういう評価をいただけるのかなって感じに尽きると思うんですけど、僕は腐ってもK-1やGLORYでチャンピオンになってきた男なんで、絶対RIZINフェザー級ではストライキングにおいては強いぞってことでやってきたんで。相手の印象はもちろん、強いことは分かってたんで、自分がやってきたことのプライドだったり尊厳を持って挑んだんで、こういう結果になって残念だなと思います」と語る。
ここ1年の行動について聞かれると「世間の評価って選挙に出たりして『久保大丈夫か?』『復帰してやれんのか?』って見方があったと思うんですよ。久保優太まだまだ出来るじゃんってのを僕は結果で証明して、もちろん政治活動・社会貢献活動だって100%やってるし、こういった格闘技の活動もチャンピオンを目指して100%やってるんだぞっていう。それが久保優太としての生き方だって証明したくて、それを応援してほしくて今日頑張って作り込んできたんですけど、それを結果として証明したかったんですけど、その機会は次になってしまったと思うんですけど、僕の動きで中途半端にやってないぞってところは見せられたと思います。身体のキレだったり技のキレだったり。38歳ですけどまだまだ久保優太は出来るぞってところを見せられたと思います」と自信を見せるが、サラさんについては「今後はもう……久保優太最終章は久保優太ソロ活動というか……ハイ。だから、脱サラ(だつさら)……あっ、意味違いますよ?そういうところも含めて完全勝利する姿を見せたかったですね。38歳の夢追い人じゃないですけど、僕は格闘技が大好きですし、RIZINのチャンピオンになることを諦めてないって見せたかったんで。悔しいですね」と苦笑。
今後は政治活動も諦めずに進めていくという久保は「政治活動・社会貢献活動、僕は子どもたちとか青少年に向ける活動とかここ2~3年くらいやってきてるんで、こういった形で少しでも日本を良くしたいって気持ちは変わらないし、そのために100%大好きな格闘技も頑張るし、社会貢献活動だったり政治活動だったりも、世の中を少しでもよくする、自分のためだけじゃない活動っていうんですかね?それも100%頑張るし、その活動をすることで、僕は自分だけの格闘技じゃないって思うんですよね。みんなの力だったり応援してくれる方だったり、そういったパワーをもらえて僕は頑張れてるなって。自分だけのためだったら、夢はK-1チャンピオンになった時点で自分の夢が叶って終わりかなとかそういった形になるんですけど、自分は弟と一緒に久保ジムもやってますし、それも今度千葉に出したりとかこれから自分たちのジムはどんどん出していくんで、そういう格闘技の後進の指導や布教活動も人のためなので。そう考えるとまだまだ背中を見せて自分が現役として頑張らなきゃいけないんだって思いがあるんで。そこは『格闘技だけに集中してくれ!』っていうファンの方もいるんですけど、僕は逆に他の活動をやることでパワーを貰って自分の活動をより頑張れてるんで、そこを見せたかったし、これからも見せていこうと頑張るんで、少しでも自分の体が疎く限り頑張りたいと思ってます。選挙とか政治とかをやりながらやることが久保優太としての生き方だと思うんで。そこは心折れることなくやりたいです。やります!」と意気込んだ。
















