大晦日RIZINで判定勝利の神龍誠が「言葉と実力に見合った試合を見せなきゃいけない」と意気消沈。敗北したヒロヤは「アイツはまだ早い」と篠塚辰樹との再戦を拒否

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 12月31日、さいたまスーパーアリーナにて『Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り』が開催。ABEMA PPVにて視聴できる第5試合では神龍誠(神龍ワールドジム/アメリカン・トップチーム)vs.ヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)が行われた。

 朝倉未来チャレンジの1期生で【朝倉未来門下生のエース】ヒロヤは2023年にRIZIN初参戦し、伊藤裕樹と中村優作に判定負け。大晦日に新井丈からTKO勝利するが、2024年は所英男に敗北。今年5月のRIZIN男祭りでは篠塚辰樹に勝利するが、超RIZIN.4では元谷友貴に判定負けとムラがある選手だ。

 対する神龍は2019年にDEEPで18歳で最年少王者になり若くして頭角を表すと、RIZINでも連勝を続け所英男にも判定勝利。だが2023年の7月の堀口恭司戦で戦意喪失ともとれるノーコンテストとなり評価が別れ、大晦日に再戦するも敗北。
 2024年7月に元師匠である扇久保博正にも敗北し、大晦日にはホセ・トーレスにも判定で敗北。今年元谷友貴にも敗北しており、ATTへの出稽古を経ての再起戦となる。


 試合はお互い1Rは攻めあぐね、2Rは神龍がバックを取ってからリングに叩きつけてグラウンドへ。サイドポジションからコツコツ殴り、膝を打ち込みながらマウントを狙うがヒロヤが動き続けてそのまま2R終了。
 3Rはヒロヤの攻撃がサミングになったと注意が与えられ、再会すると神龍のバックブローを避けたヒロヤがタックルを仕掛けテイクダウンを奪う。だがすぐに抜けた神龍がタックルでテイクダウンを奪い、バックからチョークを狙うがヒロヤも抜けてスタンドへ。
 再度神龍がタックルもヒロヤがフロントネックで捕らえ、抜けた神龍がバックチョークを仕掛けるもヒロヤが抜けてお互い決めきれずに時間切れ。判定3-0で神龍の勝利となった。

 神龍は「ちょっとダメな日でしたね。僕の中では。固くなってしまって。トータルで僕のほうが上回っていたと思う中で、僕に勝てる方法は大きいのを当てるしか無いと。そういうのを狙ってきてるのが分かったんで、危険な範囲に入れなかったなと。こんな内容じゃ来年チャンピオンになるって言えないんで、言葉と実力に見合った試合を見せなきゃいけないんで、修行して強くなって来年は皆の前で圧倒的に勝つ姿を見せたいです」と意気消沈。
 さらに「僕って実力しか無いじゃないですか。華もないし。そうなったときに、僕がヒロヤ選手に負けてしまったらなにも残らないんですよ。だから絶対に負けられないと思ってました。僕は実力でここまで来たんで。それ以外のことは無いんです」とネガティブモードに。
 今後は「1ヶ月くらいゆっくりして、2月くらいから孤独なアメリカ生活をしてきます。今回は今までやってこなかったガチスパーみたいなことを週2回はハードなスパーリングを。僕最初の2週間位は面食らって顔ボッコボコになったりしたんですけど、ガチスパー慣れというか、こういうの大事だったんだなと。怪我しないだけのことを考えて練習してたけど、そういう意味で命の危険を感じながらスパーリングをすると生命的にも気持ち的にも強くなるし、技術も世界レベルのものをたくさん教えてもらえるんで」と、クレバーに修行を続ける思いを語った。

 敗北したヒロヤは「もちろん変わらずチャンピオンを目指してますけど、元谷選手に負けて、今いるフライ級の中で一番強い神龍選手とやらしてもらって判定負けなんで。その結果を受け入れて。RIZINが、ファンが見たいというカードを。自分はもう選べる立場じゃないんで、それをぶっ飛ばす。そんな気持ちでいますね」と落ち込みながらも、篠塚辰樹との再戦は「今すぐにやってもファンは求めてないのかなと思うんで。別に誰でもやりますけど、それはタイミングみたいなもんなのかなと思うんので。自分は強いやつとやりたいです。どうせやるなら。アイツはまだ早いです」と一蹴した。

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