【試合詳細】11・9 みちのくプロレス兵庫大会 田中将斗vsのはしたろう 大瀬良泰貴&ARASHI&サングレ・アステカJr vsエル・パンテーラJr&ヤッペーマン1号&ヤッペーマン2号 ザ・グレート・サスケ&新崎人生&スペル・デルフィン&スペル・シーサー vs日向寺塁&ken45°&ラッセ&エイサー8

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『株式会社ワールド・ワンpresents みちのくプロレス神戸大会のはしたろう凱旋SP』
日程:2025年11月9日(日)
開始:13:00
会場:兵庫・神戸サンボーホール
観衆:800人(超満員札止め)

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○卍丸
6分36秒 STF
●佐藤維

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)
6分42秒 五体不満足
ヤス久保田(ZERO1)/●郡司歩

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○南部キング
7分21秒 南部インパクト→体固め
●吉田憂次(ブルアーマー)

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
ザ・グレート・サスケ(みちのく)/新崎人生/○スペル・デルフィン(なにわ)/スペル・シーサー(フリー)
9分55秒 デルフィン・クラッチ
日向寺塁/ken45°/ラッセ/●エイサー8(フリー)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
大瀬良泰貴/ARASHI/○サングレ・アステカJr(フリー)
15分4秒、旋回式ライガーボム→エビ固め
エル・パンテーラJr/ヤッペーマン1号/●ヤッペーマン2号

▼メインイベント シングルマッチ 時間無制限1本勝負
○田中将斗(ZERO1)
20分23秒 スライディングD→体固め
●のはしたろう

のはしたろう神戸凱旋大会は満員札止に感極まって男泣き!サスケ&人生&デルフィン&シーサー揃い踏み!

山谷林檎のグッズ紹介


 試合開始前に山谷林檎がリングイン。
 山谷「きょうこの会場に来てからきょう試合頑張ってねとか怪我しないように頑張ってねってめちゃくちゃ言われるんですけど、僕は先日手術しまして本日欠場になってます。すいません。怪我してるように見えないですがまだ全然肩が動きません。次に神戸に行くときは試合しますので、みなさんよろしくお願いします!」
 軽妙なトークで物販のおすすめグッズ紹介を行った。

選手入場式


 選手を代表してのはしがマイクを握ったがすでに涙目。
のはし「まことにありがとうございます。こんなお足元の悪い中、ほんとにたくさんご来場くださいましてありがとうございます。試合前なんですけど(涙声)完全に感極まってます。ありがとうございます!」

選手たちから「なんで泣いてんだよ!おかしいだろ!」「早いよ!」「のはし、まだだよ!」「終わる?もう終わる?」と突っ込まれ「終わらないよ!」とのはし。

のはし「すんません。この雨を吹き飛ばす位の熱いファイトをみちのくプロレスの選手一同お約束しますので、最後までご声援のほどよろしくお願い申し上げます」

第1試合


 この春デビューした佐藤に厳しい先輩の洗礼が待っていた。気合で張っていく佐藤をエルボー一撃で倒してボディプレスでマットに叩きつけフォール。カウント2で返した佐藤の足を捕え佐藤の背中にどっかと腰を下ろして逆片エビ固めで容赦なく締め上げる。這ってロープに逃れた佐藤を一蹴し、青コーナーへ振った卍丸。串刺しを狙うが逆に佐藤が卍丸のお株を奪うかのビッグブーツで迎撃。コーナーポストを上がってミサイルキックを発射して倒れた卍丸にサンセットフリップを畳みかける。さらにニュートラルコーナーに上がってムーンサルトを放つが卍丸が避けて自爆。すかさず卍丸が逆エビ固めを掛ける。渾身の力でロープエスケープした佐藤が卍丸の一瞬の隙を読んでまるめこんでフォール。カウント1で返した卍丸がケンカキックで佐藤を吹っ飛ばしSTFでフィニッシュ。

第2試合


 のはしがいつも酷いことをしてくる双子に目には目を歯には歯を双子には双子を位のイメージでマッチメークした試合だったが、ヒデ久保田が負傷欠場。ヒデの穴を埋めるべく郡司歩が助っ人参戦した。

 バラモンの先制攻撃を逆手に取ってシュウを捕まえたヤスと郡司。ヤスに「郡司、お前は3人目の久保田ブラザーズ、グン久保田だ!」と言われて上機嫌の郡司だったが、ケイが絶妙のタイミングでヤスと郡司に水を吹いてシュウをピンチから救助。うろたえるふたりをリング下に落として場外戦に突入しバラモンが放水。観客も巻き込まれ大混乱。バラモンはヤスをリング上に上げ、肛門に杭を打ち込みオーマイアナル。鉄板(交通標識)で杭を叩いてさらに打ち込む。心を折られたヤスをコーナーポストに座らせてスーツケースを挟んでボーリングとやりたい放題。ヤスがお尻を抑えふらつきながらふたりまとめてラリアットで倒し窮地を切り抜ける。郡司が入るなりシュウをエルボーで倒しケイをマンハッタンドロップからのブルドッキングヘッドロックで駆逐してフォール。カウント2で返したケイにシュウが再び加わって形勢逆転。
 羽交い絞めされた郡司の脳天にシュウが交通標識を振り下ろしたかと思いきや郡司は逃れてケイに誤爆。郡司がヤスとケイをダブルのブレーンバスターで投げ、郡司がフォールもシュウのカットが間に合う。ヤスがシュウをリング下に駆逐して郡司にケイを羽交い絞めにさせて「しっかり持っとけよ!」ヤスがもたつくうちにケイが逃げ、ヤスのラリアットが郡司を直撃。シュウがヤスに白い粉を撒いて目つぶし。五体不満足で郡司をフォールして3カウント。

 神戸大会初出場で惨敗し果てたヤスが「来年はヒデとリベンジしてやる!」と爆発するとバラモンは余裕のていで「きょうはこれくらいにしといてやるよ!」と言い捨てて意気揚々と去った。

第3試合


 南部鉄器の化身、南部キングが神戸発お目見え。立っているだけで重量感が伝わってくる。

 試合開始のゴングが鳴っても微動だにしない南部キング。吉田がショルダータックルで微動だにしない南部キングに「お前も来いや!」とブチぎれる。南部キングにショルダー一撃で倒されたあげく踏みつけられ悶絶しのたうつ吉田。すると吉田の背中にズンと全体重をかけて座り込む南部キング。押しつぶされ瀕死の吉田にギロチンドロップ。フォールを吉田がカウント2で返すとボディスラム。
 ボディプレスをかわした吉田が意地で南部キングをボディスラムで投げるが腰を痛めてしまう。吉田が腰にダメージを負いながら南部キングをコーナーポストに押し込みバックエルボーを突き刺し懲りずに投げようとするが上がらず。南部キングがエルボー連打で吉田を倒しフォール。キックアウトした吉田が南部キングにドロップキックからバックドロップでフォール。返した南部キングとエルボー合戦。根性で打ち勝った吉田がフォールも南部キングがカウント2で返す。
 なおも投げを仕掛ける吉田を南部キングがマンハッタンドロップから河津落としでフォール。吉田がカウント2.99で返すとラリアットで倒してコーナーポストに上がって南部インパクト(ダイビングエルボードロップ)を決め3カウント。

第4試合


 スペル・シーサーと日向寺から。日向寺がショルダータックルでシーサーを倒してからヘッドロック。抜いたシーサーが日向寺の左腕を取ってキムラロックで固める。日向寺が切って、両者離れてデルフィンとラッセにそれぞれタッチ。スピーディな攻防からデルフィンがラッセをドロップキックでリング下に落として飛ぶかと思いきやフェイント。Ken45°と人生。激しいショルダータックルのぶつかり合いを制した人生が側転。Kenの手を取ってコーナーポストに上がってロープを滑るように歩いて拝み渡りからのブレーンチョップで、サスケにタッチ。
 この日のサスケは青マスクのルードバージョン。所作は俊敏だが念の玉をこねて切っているところをエイサーに一蹴されダウン。起き上がりこぼしを待たずに入って来たラッセとken、日向寺も加わって袋叩きに遭うサスケ。そのまま捕まりトレイン攻撃。ラッセを自爆させたサスケが自力で脱出し、代わって入った人生がエイサー、Kenをなぎ倒してからコーナーポストに上がり、日向寺に念仏ダイビングショルダーアタック。続いて念仏パワーボムを狙うが、日向寺がショルダースルー。今度は日向寺がコーナーポストから人生にミサイルキックを発射してフォールも、キックアウトした人生が日向寺の足を掴んで念仏捻り。人生に代わってサスケ。日向寺からKen。サスケがコーナーポストに上がってサスケ・スペシャルX ver10.2 セグウェイ(物まね禁止)を狙うがKenが避けて自爆。なおも立ち向かう青のサスケをKenがラリアットで破壊。グロッキー気味のふたりがシーサーとラッセにそれぞれ交代。
 延髄斬りを浴びせられたシーサーがラッセをリバース・ロメロスペシャルに絡め取る。辛くも逃れたラッセがエイサーにタッチするとシーサーもデルフィンと交代。エイサーがデルフィンに串刺しダブルニー、リング中央に寝かせてダブルニードロップでフォールも2カウントで返したデルフィンがエイサーをDDTでマットに突き刺して形勢を逆転。デルフィンが垂直落下式ブレーンバスターで追い打ちをかけフォールも日向寺がカット。両軍入り乱れる中サスケ、人生、シーサーが敵をブロックしてデルフィンをサポート。デルフィンがエイサーにスイング式DDTからデルフィンクラッチを決めて勝利。

第5試合


 神戸大会に悪のユニットDemoniosが勢ぞろい。ARASHIとパンテーラJrが先発。パンテーラが巧みなロープワークで翻弄。ピンクのお魚スタイルに網タイツといういでたちの2号に困惑しつつアステカJrがアームホイップで投げてケブラドーラ・コンヒーロで背骨を砕く。2号も負けじとアステカをティヘラで場外へ落とす。リング下のDemoniosに場外飛びのフェイント。
 パンテーラとアステカ。執拗に握手を求めてくるアステカをパンテーラが1号から手渡されたエプロンをヒラヒラさせて闘牛士よろしくいなす。もつれるようにリング下に降り全軍入り乱れての場外乱闘。リングの上に1号が戻されてDemoniosの集中砲火を浴びる。コーナーポストに詰めレフェリーの死角でアステカが凶器攻撃。1号がアステカにドロップキックを突き刺し自力で赤コーナーに逃げ戻りパンテーラに繋ぐ。
 パンテーラとアステカ再び。パンテーラがバックブリーカーでやり返しコーナーポストから飛んでアームドラッグで投げてフォール。カウント2で返したアステカがショルダータックルからカウンターのドロップキックでフォールもパンテーラがキックアウト。勝負つきかね、2号とARASHIに。ARASHIが2号に串刺しニーハイ、リング中央でその場飛びムーンサルトでフォール。カウント2で返した2号に1号も加わってARASHIにドロップキック編隊飛行。決めようとした1号にARASHIが飛びつきRKO。大瀬良が入って、ダブルのブレーンバスターで投げの態勢にはいったところを1号が逆にふたりをおさえつけ、背後から2号がスワンダイブして大瀬良、ARASHIをマットに沈め、リング下に落とすと、パンテーラも加わってのノータッチ・トぺ・コンヒーロ。リング上に戻したアステカを1号、2号がダブルのブレーンバスターで投げパンテーラがスワントーンボムでフォールもアステカが返す。パンテーラ・エスペシアルを狙ってアステカを担いだパンテーラ。ARASHIがカットにはいり、2号を捕獲。大瀬良、ARASHIが2号の両足を開いて固定し、コーナーポストからアステカが急所へダイビングフットスタンプ。アステカがフォールも2号が根性でキックアウトして逆にフォール。アステカがカウント2で返す。2号にARASHIが延髄斬り。しぶとく粘る2号に大瀬良がエプロンから椅子を叩きつけアステカが旋回式ライガーボムで引導を渡した。

第6試合


 兵庫県生まれののはしは小学6年生の時に阪神淡路大震災で被災した。プロレスとプロレスラーから勇気を貰って立ち上がった男が被災から30年目となる節目の年に地元神戸でどうしても闘いたかった相手が、ZERO1の弾丸戦士・田中将斗だったという。40歳を過ぎて衰えを体感する自分に対して52歳で年齢をまるで感じさせずトップを走り続ける田中に憧れを抱き、彼との闘いを通してプロレスの素晴らしさを伝えたいという思いが募り神戸でシングルマッチが実現した。

 試合開始からリーチに勝る田中がのはしを捕えてグラウンドヘッドロックで執拗に締め上げる。渾身の力を振り絞って頭を抜いたのはしが側転からカニ挟みで田中を倒したあと背中に強烈なヘッドバットを落として場外へ。なんとのはしがリング下から長テーブルを引っ張って出し、鉄柱に立てかけて田中を衝突させる。更に助走をつけて田中を振ろうとするが逆にのはしが飛ばされテーブルに激突。そこから一気に田中のペースでハードコアファイトへ突入する。
 田中がパイプ椅子を持ち出してきてのはしに渡し、派手にパイプ椅子合戦が始まる。のはしのパイプ椅子が手から離れて飛ばされると田中がパイプ椅子の痛いところでボディブロー。腹を抑えるのはしの脳天に椅子を振り下ろすとのはしの額が切れて流血し、観客席から悲鳴が飛ぶ。お構いなしの田中がのはしをテーブルに叩き落す。大の字でダウンしているのはしを尻目にテーブルの天板を半分に割り、割った天板をのはしの頭めがけて振り下ろす。グロッキー気味ののはしをリング上に戻して更なる追い打ち。コーナーポストに割った天板をセットしてのはしを突き刺す。ダウンしたのはしをフォール。これで勝負が決まるかと誰もが思うなか息を吹き返したのはしがカウント2でキックアウト。
 地元ファンの大声援を受け神がかり的な猛反撃を開始。田中をキャメルクラッチに捕え血だらけの鬼の形相で自らを鼓舞せんと咆哮。辛くもロープエスケープした田中がコーナー往復串刺しラリアットでのはしを再びダウンに追い込んでフォール。またものはしがキックアウト。フィニッシュを狙ってコーナーポスト最上段からスーパーフライを見舞っていった田中をのはしがなんと足剣山で迎撃。ボディを抑えてのたうつ田中をリング下に落とすと、エプロンから渾身の拝みケブラータを発射!

 田中をリングに戻しダイビング・ヘッドバットでとどめを刺すべくコーナーポストに上がるが田中が逆に雪崩式ブレーンバスターでのはしを落とし、すかさずスライディングDでフォール。のはしが驚異のしぶとさを見せカウント2でキックアウト。田中のテンプルに延髄斬りを突き刺すと、コーナーポスト最上段からダイビング・ヘッドバット、逆打ちとすべてを出し尽くして攻め続けるが決めるまでに至らず。両雄向き合いヘッドバットの打ち合いから田中が強烈なラリアットでのはしの体を半回転させスーパーフライでフォール。カウント2.99で返して起き上がったのはしにエルボーを打ち込んでフォール。もはや反射的に返したかのキックアウト。田中がのはしの胸ぐらへ2発目のスライディングDを叩き込んでとどめを刺した。

田中将斗「きょうは本当にたくさんのご来場まことにありがとうございました!おい、みちのくもZERO1も下の世代がどんどんどんどん上がってきて俺ら生き場所ちょっと狭くなってるかもしれんけど、俺にとったらお前まだまだ若いで!10個も下の人間が弱音吐くなんてまだまだ!弱音吐くな。俺はZERO1で誰に負けるつもりもないから。5年後だってそうや。10年後だってそうや。俺は誰にも負けるつもりはない。そのときお前がまだレスラーやってたらもう一回やろうや!」
のはしたろう「本日もご来場いただきまことにありがとうございました。のはしたろう43歳。おっちゃんおっちゃんて言われてますけど・・・きょう見ました?田中さん、あんな元気な52歳いますか?でもね、目指すべきは超えるべきはあのプロレスラーだと思っています。本当に下から突き上げ来てるんですけどまだまだ老け込む年じゃないので、来年は必ずチャンピオンで戻ってまいります。懲りずに神戸大会必ずやっていきたいので。私も年を取りますがみなさんも年取ってきます。でも、最後までお付き合いいただきたいと思います。きょうはありがとうございました!」

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