新崎人生30周年記念試合で徳島出身4人衆ずらり壮観!拳王「今度は俺が徳島の子どもたちにプロレスラーになりたいって思わせる」
3月5日(日)徳島県・とくぎんトモニホールで開催された 『みちのくプロレス 徳島税理士PRO(R)音瀬泰彦税理士事務所Presents新崎人生デビュー30周年記念大会』。ダブルメインイベントの第2試合は、アジャコングとの凄まじいダブルメイン第1試合を終えたばかりの新崎人生に世代の違う3人の徳島県出身プロレスラーが脇を固めた。
人生、GAINA、アレクサンダー大塚、拳王、個性の全く違った4人だが並ぶと不思議な一体感で絵になる。
対するは一癖もふた癖もある個性ではひけをとらないのはしたろう、MUSASHI、日向寺塁、OSO11。
若手からベテラン、みちのくプロレスのエッセンスが凝縮されたカードの中にひときわ華やかになった拳王が投じられ、MUSASHIとバチバチ火花散らすも30周年記念大トリを飾るに相応しい賑やかし。
ふたりの火花に煽られてか、GAINAとOSOの肉弾戦もド迫力。GAINAがOSOをスーパーラリアット一撃で沈めると観衆がどよめく。GAINAはさらにアレクと合体、おんぶプレスでOSOを圧殺。人生ものはしに拝み渡りするまでは良かったものの、前の試合のダメージ癒えておらず青コーナーに捕まるが日向寺をドロップキックでけ散らしなんとか脱出。アレクのうず潮スイングはいつにも増して高速で回され、MUSASHI以上に回したアレクのほうがダメージは深刻そうに見えた。これには観衆も湧きにわいた。
OSOに拳王の膝が火を吹く。尻もちをついたOSOにダメ押しの蹴暴も、カウント2。コーナートップからのP.F.Sは読んでかわすOSO。MUSASHI、のはし、日向寺が乱入してくると人生がのはしと日向寺をダブルのチョークスラムでマットに叩きつける。人生のアシストを追い風とばかり拳王が今度こそOSOに飛距離のあるP.F.Sをグサリと決めて3カウント。
試合後マイクで、徳島で生まれて子供の頃人生のプロレスを観てプロレスラーを志したと人生に告げた拳王は、バックステージでも「今度は俺が徳島で闘って徳島の子どもたちにプロレスラーになりたいって思わせる」と夢を語った。
自らのプロレスラー生活30周年に2試合のメインイベントを駆け抜けた人生のマイク。「30年経ったんだなあという気持ちは全然ありません。ただの通過点のような気持ちで今日の大会に臨みました」
いつまでもプロレスラーを続けると言い切った人生然り、故郷の子どもたちにプロレスの楽しさを伝えようと動き出した拳王もまた、プロレスを未来に繋ごうとする男たちの夢は広がり続け終わることを知らない。
『みちのくプロレス 徳島税理士PRO(R)音瀬泰彦税理士事務所Presents新崎人生デビュー30周年記念』
日程:2023年3月5日(日)
開始:15:00
会場:徳島・とくぎんトモニアリーナ
観衆:1650人(満員・主催者発表)
▼ダブルメインイベント 第2試合
新崎人生/アレクサンダー大塚/○拳王/GAINA
18分20秒 P.F.S→片エビ固め
MUSASHI/のはしたろう/日向寺塁/●OSO11