【試合詳細】12・11 みちのくプロレス後楽園ホール大会 ザ・グレート・サスケ&バラモンシュウ&バラモンケイ&ウルトラマンロビン&アブドーラ・マシュメロ with全裸ジョーカーvsインディージョーズ&GAINAコング&マーレイ博士1号&エイクロイド博士2号&オバケのDJリー太郎(異端の鳥)

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『みちのくプロレス2020年東京大会~力戦奮闘~』
日程:2020年12月11日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:620人(札止め)

▼タッグマッチ 15分1本勝負
●小笠原泰良/仁木琢郎(2AW)
7分45秒 袈裟コブラ
○花見達也(2AW)/若松大樹(2AW)

▼我闘雲舞提供試合 タッグマッチ 20分1本勝負
[Apple Queens]さくらえみ(我闘雲舞)/○駿河メイ(我闘雲舞)
10分27秒 プロペラクラッチ
バリアン・アッキ(フリー)/●小石川チエ(我闘雲舞)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
新崎人生/●ラッセ
11分9秒 ビオレントブレーカー→片エビ固め
Ken45°/○ビオレント・ジャック(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○日向寺塁/MUSASHI
11分24秒 ダイビングエルボードロップ→エビ固め
大瀬良泰貴/●川村興史

▼宇宙大戦争15~異端のテネット・マン完結とんかつDJリー太郎バスターズ全裸インディ・ジョーズ/ロビンvsコング~今週の日経読んだ?~ 時間無制限1本勝負
○ザ・グレート・サスケ/バラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)/ウルトラマンロビン(SGP)/アブドーラ・マシュメロwith全裸ジョーカー
48分48秒 高輪ゲートウェイ From トランプタワー
●インディージョーズ/GAINAコング/マーレイ博士1号/エイクロイド博士2号/オバケのDJリー太郎(異端の鳥)

サスケが1年前への時間遡行で新型コロナ根絶を宣言し怪獣大決戦の街を踏み越えてトランプタワーからの高輪ゲートウェイで人食いサメを退治!岩手県に再び結界を張りダイヤモンド・プリンセス号の責任を神奈川県に問う!

第1試合


 小笠原と若松でゴングが鳴ると、ロックアップで押し合っていき、競り勝った小笠原が離れ際にエルボー連打の気迫を見せる。若松はリストロックで応じ、腕の取り合いからショルダータックル合戦へと発展。体格に勝る小笠原がなぎ倒し、ボディスラムを狙っていくが、背面着地した若松がロープにプッシュ。跳ね返ってきた小笠原の顔面に正面跳びドロップキックを突き刺してみせ、花見にタッチ。
 花見はエルボー連打で小笠原をコーナーに押し込み、串刺しドロップキックからブレーンバスター狙い。小笠原が腰を落として耐えると花見は延髄斬りを叩き込んで若松にタッチ。

 若松はミサイルキックを発射し、さらに逆エビ固めも仁木がカット。アシストを得た小笠原がダブルショルダータックルで2人まとめてなぎ倒して一矢報いると仁木にタッチ。

 仁木は串刺しバックエルボーからスイングDDT。さらにバックドロップを狙うが若松が腰投げで切り返し、ロープに飛んでフライングフォアアーム。花見にタッチ。
 花見はエルボー連打から胸板に鋭いチョップを見舞うが、仁木も顔面へのビンタで反撃。さらにバックドロップで叩きつけて小笠原にタッチ。

 小笠原は逆水平チョップ連打で花見を怯ませ、ロープに振ってバックエルボー。さらにシュミット式バックブリーカーから離さず持ち上げてボディスラムで叩きつけ、ショルダータックルでなぎ倒してからベアハッグ。花見がこれをカットすると仁木がドロップキックで花見を排除して小笠原に勝負を託し、小笠原がロープに飛んでラリアット。花見がキックアウトするともう一発を狙うが、これをガードした花見がスリーパーホールドで絡みつき、グラウンドに引き倒しながらコブラクラッチからの袈裟コブラで絞め上げると小笠原は無念のタップ。

第2試合


 我闘雲舞提供試合では、さくら&メイのApple Queensが有観客試合で初登場。
 さくらとチエでゴングが鳴ると、ロックアップで組み合った瞬間にさくらが吹き飛ばし、再び組み合ってもあっという間にロープに押し込んでいく貫禄を見せるが、チエはリング中を駆け回ってさくらを撹乱しながらリストを取る。さくらに腕を取り返されても再び縦横無尽に走り回ってさくらをバテさせると、スクールボーイから足を離さずそのまま弓矢固めへ。

 2度の失敗もメゲずに攻撃を途切れさせず、サンセットフリップ式ダブルギロチンドロップから3度目のトライで弓矢固めが成功。腰に古傷を持つさくらは大ダメージを負い、チエはドロップキックで追撃。さらにスリーパーホールドに捕らえていくが、さくらは髪を掴んで脱出し、レフリーと腕を組んで軽快なステップ。チエがガットショットを放つもこれがレフリーに誤爆し、その隙にコブラツイストに捕らえたさくらがメイとポーズを決めてからタッチ。

 メイはチエの腕を取ってメイジャンプしながらのアームドラッグ。さらにダイヤル固めからニコニコフォール。さくらにタッチ。
 さくらはダブルアームバックブリーカーを狙うが、また抜けで脱出したチエがフェンシングチョップで打ち据え、アッキにタッチ。
 アッキはニーリフト、エルボースマッシュ、ソバット、延髄斬りとコンボを繋げ、串刺しバックエルボーからワンハンド・バックブリーカー。さらにバックを取っていくが、さくらはアッキの指に噛み付いて脱出し、逆水平チョップ。アッキは怯まずヘッドシザースホイップでさくらを場外に放り出し、トペ・コンヒーロを狙うが、メイがメイジャンプで驚かせて阻止し、ロープに飛んだアッキをさくらが場外からマイクスタンドで殴打。さらにさくらとメイが合体してトランスフォーマーを狙うが、アッキがローキックで合体を解除させさくらにドロップキック。さくらもスマッシュマウスで反撃し、ウィーウィルロックユーの出だしのコールを煽ってからさくらえみ70kgを見舞い、メイにタッチ。
 メイはアップル・カット・ミューティレーションで絞り上げ、アッキがロープブレイクするとカサドーラを狙うが、これをキャッチしたアッキがエアプレーンスピンからリフトアップスラムの体勢。メイはこれをフランケンシュタイナーで切り返し、カサドーラで抑え込むもアッキが上から潰してエビ固め。キックアウトしたメイをコブラツイストに捕らえながら「ナマステ!」と拝んでいくが、これを振り払ったメイがアッキをボディスラムで投げきるパワーを見せてから飛びついていくが、アッキがこれをキャッチし、リフトアップしてからフリーフォール式のストマックブロック。チエにタッチ。

 チエはドロップキックでメイを倒し、足を取ってリング中を引きずり回して背中にダメージを与えてからのマフラーホールド。これをさくらがカットするとアッキが助太刀に入り、チエがさくら&メイにフェンシングチョップ。さらに2人でダブルドロップキックを決めてからアッキがコーナー上からダイビングクロスボディ。さくらが逆水平チョップ、ローキックからのダブルアームバックブリーカーでアッキを倒すと再び合体してトランスフォーマーでチエ&アッキを圧殺。チエは丸め込みで粘りを見せるが、最後はメイがプロペラクラッチで3カウント。

第3試合


 ラッセとKen45°の対面でゴングが鳴ると、ロックアップでの押し込み合いから腕の取り合い、グラウンドでの首の取り合いを展開し、手4つからの力比べからテイクダウンの奪い合いとなり、両者距離を取ってタッチへ。

 ジャックは人生をヘッドロックで絞り上げてショルダータックル。もう一発を狙うが、人生はリープフロッグからの側転でこれをかわし、腕を取って拝み渡りからのブレーンチョップ。両者タッチ。
 ラッセは突っ込んでくるKen45°をソバットで止めるも、Ken45°もビッグブートで反撃。両者正面から逆水平チョップの撃ち合いになるも、Ken45°が競り勝って自軍コーナーに押し込んで串刺しチョップを連打。ジャックにタッチ。
 ジャックは串刺しバックエルボーから顔面への低空ドロップキック。さらにKen45°とタッチを回しながらラッセへコーナーでチョップ連打。

 Ken45°はボディブローの連打でラッセをコーナーダウンさせてからコブラツイスト。さらに足も取っていくがラッセが必死のロープブレイク。Ken45°はサイドバスターからロープに飛ぶが、ラッセがカウンターのフロントスープレックスを決めて人生にタッチ。
 人生はスワンダイブ式のブレーンチョップからダイビングショルダー。さらにパワーボムの体勢から拝もうとしたところにジャックが飛び込んでくると掌底で蹴散らすも、その隙に組み付いたKen45°がDDTからマンハッタンドロップ。さらにラリアットを狙うが、人生がキャッチして喉輪落としから極楽固め。これはジャックがカットするが、ラッセがミサイルキックで反撃。さらにコーナーに振っていくが、ジャックはひらりと身をかわしてラッセの上半身をロープにもたれかからせてから飛びつき式のハングドマンDDT。さらにビオレントブレーカーを狙うが、ラッセが延髄斬りで脱出しフィッシャーマンバスターからジャガラギを狙うが、Ken45°がデッドリードライブで投げ捨ててラリアット。さらにジャックがセントーンからロープに飛ぶが、ラッセはマバタキで反撃の姿勢。しかしキックアウトしたジャックが振り向きざまのハイキックを叩き込むと、最後はビオレントブレーカーでカウント3を奪った。

第4試合


 日向寺がリングインしてしゃなりしゃなりとリング内を練り歩いているとしびれを切らした大瀬良&川村が奇襲してゴング。
 大瀬良が日向寺をショルダータックルでなぎ倒して見せると日向寺が逆水平チョップの連打で反撃。さらにロープに飛ぶが大瀬良がカウンターの低空ドロップキックでヒザを打ち抜き、両者試合権利が移る。
 川村とMUSASHIの対面となると、両者リープフロッグやスライディングなどで互いの攻撃をかわし合い、アームドラッグの応酬へ。ここに日向寺が入ってくると大瀬良が飛び込んできて川村とともに日向寺へサンドイッチ低空ドロップキック。続いて2人でMUSASHIへ向かっていくが、MUSASHIは大瀬良の足を取って川村にぶつけ、大瀬良を場外に放り出してから川村に延髄斬り。さらにボディスラムで叩きつけてから日向寺にタッチ。
 MUSASHIと日向寺は川村をロープに振ってダブルチョップを叩き込むと、川村もエルボーで反撃。MUSASHIの逆水平チョップとの撃ち合いになるが、ここに日向寺が入ってきて2人で川村をブレーンバスター。MUSASHIはコーナーチョップから川村の両足をロープに固定した上での串刺しドロップキック。日向寺にタッチ。
 日向寺が川村をキャメルクラッチで固めたところにMUSASHIが顔面へ低空ドロップキックを見舞い、大瀬良にこれをカットされると川村をコーナーに振っていくが、川村はコーナーに飛び乗ってブーメランアタック式のミサイルキックで一矢報い、大瀬良にタッチ。

 大瀬良は日向寺にミサイルキックを叩き込むと、カットに来たMUSASHIへ日向寺を踏み台にしたスイングDDT。さらにMUSASHIをコーナーに振り、コーナー上で倒立して力を溜めてからの串刺しダブルニー。さらに水車落としからデスバレーボムを狙うが、背面着地したMUSASHIがヒザへの低空ドロップキックから顔面へのドロップキック。さらにトラースキックを発射するが、これをキャッチした大瀬良が振り払ってフライングフォアアーム。続けてデスバレーボムからジャーマン・スープレックスを放つが、MUSASHIが一回転して着地し、フランケンシュタイナーで場外に放り出してからトルニージョ。


そこへ川村が場外ムーンサルトプレスでMUSASHIへ飛び込んでいき、さらにそこへ日向寺がケブラーダ。リング戻った川村がトペ・スイシーダで3人まとめて場外で吹き飛ばし、日向寺をリングに放り込むと川村がムーンサルトプレス。さらに大瀬良が日向寺に串刺し攻撃を狙うが、これをかわした日向寺がジャンピングハイキックからのトラースキック。さらにスピアー、串刺しスピアーで大瀬良を蹴散らすと、迫る川村にもブレーンバスター、スパインバスターからの急角度逆エビ固め。これをブレイクされると日向寺がダメ押しのダイビングエルボードロップを投下し、これで3カウント。

第5試合


 宇宙大戦争の開戦前には、リングサイドにトランプタワーや東京スカイツリーが並び建つ街が形成。さらにイルカのなごり雪や巨大リス、白熊などが生息する海や山、明るい家族計画が考慮されたダブルベッドが設置されていき、新たな1つの世界が形成されていく様を観衆はどよめきとともに見守る。

 そしてテレビカメラとマイクを持った“監督”全裸ジョーカーがリングに上がり、「おまたせしました。おまたせしすぎたのかも知れません。全裸ジョーカーです。ナイスですねぇ~♪」と挨拶。そしてリング上の小笠原ADへネタ帳を要求し、「このスタイルも定着してきたので、今日もこの格好で来ました。そしたらいつも異常に周りがキャーキャーキャーキャー言うんですよ。ついに私も人気者になったのかなぁ~と思ったんですよ。違ってましたね。ココ、チ●ポがはみ出てたんですよぉ~。ウワハッハッハ!ナイスですね~!」とジョークを披露も、会場も小笠原ADも沈黙。

 全裸ジョーカーは「オイ!笑えよコラ!撃つぞ!私のジョークが面白くないのか?ココからチ●ポがはみ出してたんだぞ?!笑えよ!ココからチ●ポがはみ出してたんだぞ?!」と小笠原ADへ拳銃を突きつけ、それでも小笠原ADが笑わないと容赦なく射殺。そして「偉大な作品が生まれるには犠牲はつきものです。それでは、私の最高傑作を楽しんでください。ン~ナイスですね~!ウワハッハッハ!」と観衆に挨拶して撮影を開始。

 サスケとムーの太陽の忍隊員、関根隊員は過去や未来の自分と触れて対消滅しないためか防御スーツに身を包んで登場。
 そして全員がたっぷり時間をかけて入場すると、オバケのDJリー太郎がマイクを取る。

DJリー太郎「バケラッタ~!」
ケイ「違うじゃねーか!」
シュウ「違うキャラじゃねーか!」
DJリー太郎「今日はお前たちを始末してやるからな!覚悟しとけ!宇宙大戦争、開戦だぁ~!」

 宇宙の存亡をかけた闘いの始まりを告げるゴングが鳴ると、プロトンパックを背負ったエイクロイド博士2号がオバケの見えそうなゴーグルを装着し「これを着ければお前の骨の構造まで見える!」と豪語するが、シュウは「絶対なんも見えてねーよ」と反論し、ゴーグルを奪い取って装着。案の定何も見えなくなったシュウを2号が吸引器で殴りつけ、1号とともにダブル吸引器アタック。ケイは「帰りたいおうちに……」とぼやく。

 続いてインディージョーズが登場すると、ムチをケイの前に垂らして挑発。ケイは「これ、もしかしてチェーンデスマッチってことか?」とインディージョーズの意図を察し、2人でムチの両端を持ちながら殴り合っていくが、インディージョーズが左手に装着したジョーズがケイの首を食い破り、ケイは悲鳴を上げる。なんとかケイが脱出するとインディージョーズは低空ドロップキックからのヘッドドロップを見舞い、小さな法螺貝で心が不安になりそうなメロディーを奏でる。

 続いてDJリー太郎とマシュメロの色白同士の対面となると、DJリー太郎がヌンチャクで殴りかかるが、これをガードしたマシュメロが「このバカチンが!」とバカチンガーエルボーを発射もDJリー太郎が回避してボディプレス。2人で揉み合いながら場外へ。

 リング上はサスケとGAINAコングの対面となり、サスケが気を練って小刻みに放っていくとコングは徐々にダメージを受けて膝を付き、サスケは「非暴力主義が勝ったぞ~!」と雄叫びを上げるが、コングが串刺しボディスプラッシュからのコングハッグという暴力で対抗。ここにロビンが飛び込んできてコングにチョップを放っていくが全くダメージはない様子。さらにコングのパンチ一発でロビンはダウンしてしまう。マスターの危機に兄弟が飛び込んできてカットすると、全員場外へと散っていく。

 リング外に形成された街の中でコングとロビンが怪獣大決戦を繰り広げる中、リング上ではシュウのアルコールスプレー噴射を1号がDJリー太郎の顔面でガード。1号が観衆の荷物などでバラモンの水噴射をガードする毎年おなじみの光景を時勢に配慮して再現した上でシュウが「千賀死ね!」のコールを拍手で煽っていく。

 そしてDJリー太郎へアバランシュホールドを狙うが、DJリー太郎はアームドラッグで切り返し、自身の布をシュウに被せて二人羽織を開始。そしてケイは死闘の末にもげてしまったコングの左足パーツを拾い上げてDJリー太郎の頭をひっぱたくと、思いの外いい音がしたため「これメッチャ良い!!」とテンションを上げる。


 すると、全裸ジョーカー監督がリングサイドに敷かれていた布団をリング上に持ち込んで夫婦の夜のシーンを演出すると、ケイと2号を布団の中に放り込んでベッドシーンの撮影を開始。全裸ジョーカー監督は「いいですよいいですよ~!」とノリノリで撮影するも、付き合っていられない2号が布団から這い出てケイに卍固め。カットに来たシュウは1号がコブラツイストに、サスケをインディージョーズがコブラツイストに固めてサブミッションの三重奏を見せると、興奮した全裸ジョーカー監督はDJリー太郎を駅弁で担ぎ上げ激しく腰を振り始め、インディージョーズが法螺貝で腰振りの音頭を取り始める。あまりの惨状を見かねたシュウがティッシュの箱で監督を殴り倒す。

 場外に逃れたDJリー太郎は車に乗り込み、リングサイドの街を爆走。ロビンやケイが次々と轢かれていき、シュウが「ひき逃げだ!とんかつDJがひき逃げしたぞ!」と大はしゃぎ。


 そしてシュウがリング上に長大な綱を持ち込むと、両軍総出の綱引きが展開される。マスター率いるサスケ軍がこれに勝利するもケイが足をつってしまう。それでもケイはリング上にギガラダーを持ち込み、ラダー押しの第2ラウンドを開始。マスターが気功の力でアシストし、サスケ軍の2連勝。


 そしてサスケはイルカのなごり雪をリングに持ち込むと、兄弟が2人で担ぎ上げてDJリー太郎を狙う。すると1号&2号がDJリー太郎を担ぎ上げてオバケとイルカの空中戦が展開されるも、DJリー太郎の尻になごり雪の尖った口が刺さり、DJリー太郎は絶叫。濡れ場の気配を見逃さない全裸ジョーカー監督の指示で再びリングに布団が敷かれ、うつ伏せになるDJリー太郎の尻をなごり雪が鼻で激しくピストン。シュウは「宇宙大戦争はどこで怪我するか分かんねぇぜ~」と名言を残す。

 そんな光景を尻目に、コングが巨大な岩をリング上に投げ込み、兄弟に向けて投擲しようとするが兄弟2人で必死に阻止。ここにいつの間にか全員加わると岩を中心に両軍がラグビーのスクラムのような体勢で押し合い始め、コングが巨岩をプレースキックで兄弟にぶつける。


 すると、リングサイドの街に建ち並んでいたビル群や東京スカイツリーが次々とリング内に投げ入れられ始め、リング上に街が移設。さながらジオラマのような光景となったリング上でコングとマシュメロが怪獣大決戦を展開。ジオラマでの怪獣戦と聞いてロビンが駆けつけるも2人に徹底して無視され、挙げ句マシュメロにパンチ一発でKOされてビルの下敷きにされてしまう。そしてマシュメロは東京スカイツリーを引き抜いてコングに殴りかかり、コングはこれを白刃取り。2人が揉み合う中、ロビンがコーナー上からダイビングクロスボディを発射し、あろうことか東京スカイツリーを破壊してしまう。

 これを救出に来たサスケがDJリー太郎らにビルや東京スカイツリーで殴打され、コングがボディプレスで圧殺。

 しかし、ここでムーの太陽の構成員である忍と関根が時間逆行装置を持ち込み、サスケとともに酸素マスクを装着。忍と関根は腕に青いマーキング、サスケは青色のシャツを着て回転ドアをくぐり、時間が逆行。再び回転ドアをくぐって赤いシャツを着るとダメージは無かったかのように元気になる。

 すると試合中にも関わらずリングが解体されていき、マットや板が撤去されたリングの半分は鉄骨だけという姿に。シュウはDJリー太郎を板と板の間にはめ込むと、その後頭部をバットでフルスイング。さらに正面からもフルスイングしようとするがもぐらたたきのようにDJリー太郎が引っ込んでしまう。

 兄弟は1号&2号、ロビンも板の間にはめ込んで有刺鉄線バットを振り回していくが、ここで全裸ジョーカー監督が号令をかけると突如不穏なBGMとともに完全に人食いサメと化したインディージョーズが板を突き破ってリングの下から登場し、リング上をビチビチと跳ね回る。そしてインディージョーズがコーナーに上ってロビンへダイビングボディプレスを放つが、ロビンが回避したため自爆。インディージョーズはリングの下という深海に潜って動かなくなってしまう。

 すると、サスケがラダーをリング上に持ち込み、鉄骨と鉄骨の間に設置。さらにリングの板を立て掛けたり入射角と反射角の計算を始めたりと誰も完成形の見えないピタゴラスイッチ的な装置を建設し始め、不安になったシュウが「マスター、我々はどうしたらいいですか?」と問いかけたりケイが「手伝えることがあったら言ってください」と手伝いを申し出ても一心不乱に装置を建設。サスケは「これいらない」と自ら設置したラダーの撤去を命じ、シュウは「マスター、今いらないって言いました?!」とツッコミを入れながらも作業は進み、最終的に、鉄骨にリングの板をたてかけ、片方に2号をセットし、もう片方に和桶を被ったサスケがコーナー上からダイブしてシーソーのように2号を吹っ飛ばすことを意図したと思われる装置が完成するが、サスケはなにもない鉄骨の下の床に墜落し、瀕死の重傷を負う。


 虫の息となったサスケをリング上に引っ張り上げたコングが鉄骨に叩きつけるパワーボムで追撃するが、ロビンが飛び込んできてカットし、1号&2号をダブルショルダータックルで撃退。兄弟はマシュメロの両腕に強化パーツを装着し、マシュメロが2号へ強化バカチンガーエルボー。さらにシュウの交通標識アタックが珍しく誤爆せずにコングにヒットし、兄弟が五体不満足で固めてフォールも1号&2号がカット。

 すると、忍と関根の手によってインディージョーズが場外のテーブル上にセットされ、復活したサスケがインディージョーズの大きな口に和桶をはめ込んでキバを無効化すると、コーナートップから場外へのジンジャー。

 大慌てで助けに行こうとするコング&1号&2号へロビンが3色に光る光線を発射して阻止。

 そしてサスケはインディージョーズを和桶に詰め込んだ上でトランプタワーとギガラダーの上にテーブルを載せて足場とし、首にラダーをかけてセントーンアトミコ和桶の中に突っ込む高輪ゲートウェイ From トランプタワーで3カウントを奪った。

サスケ「勝ったぞ~!ジョーズにジョーズに勝ったぞ~!」
シュウ「トンチが効いてるぜぇ~!」
ケイ「むちゃくちゃでしたよ最後。上手とは言えない」
(サスケが足元を見ずに鉄骨だけの場所を歩き始めると兄弟が大慌てで心配するもサスケは意に介さず)
サスケ「忍隊員、植木隊員」
シュウ「植木じゃない!」
ケイ「似てますけど関根です!」
サスケ「我々は、我々ムーの太陽は勝ったぞ。しかし!しかしね、まだ皆さんコロナで苦しんでるよ。そこで2人の隊員にMISSION。時間を逆行して1年前まで戻ってください。コロナのない世界に戻ってください!お願いします!皆さん安心してください。必ずね。今のこのコロナの収束は訪れますからね。あの2人がね、1年前に戻って食い止めますんでね」
ケイ「あの2人で大丈夫ですか?!」
シュウ「メチャクチャ不安なんですけど?!」

 忍と植木(※関根)が青のテープを身に着け、逆回しのように後ろ歩きで時間遡行しながら去っていく。

サスケ「2人が過去に戻っている間ね、私は明日300年先の未来まで予言しないといけない」
シュウ「じゃあ彼ら何しに行ったんですか?!」
サスケ「先発隊」
兄弟「先発隊」
サスケ「明日、巣鴨の闘道館で、これから先に何が怒るのかって部分と、私がどうしてね……(再びサスケが足元を見ずに鉄骨だけの場所を歩き始めシュウが「マスターなんでそこ好きなんですか?!」と心配)トランプ大統領を応援するのか、そういうのも全部含めて、明日未来を予言します。あとは、全裸さんに締めてもらおう」
ケイ「大丈夫ですか任せて?!」
サスケ「あっ、せっかく勝ったんだから」
シュウ「そうですよ!」
サスケ「皆さん本当にありがとうございました!皆さんの勇気あるご来場に心から感謝申し上げます!そんなみなさまが1人でもいる限り、みちのくプロレスは永遠に不滅だ~っ!!」

<試合後コメント>

ザ・グレート・サスケ&バラモンシュウ&バラモンケイ&ウルトラマンロビン&アブドーラ・マシュメロ
サスケ「勝ったね。途中、ちょっともう、時間逆行して1年前に戻りたかったんだけど」
シュウ「ちょ、試合中ですから(笑)」
サスケ「それに気付いてさあ、『こらイカン』と思ったね」
ケイ「マスターにいなくなられたら我々は困ってしまいますよ」
サスケ「それでまた巡行に戻ったけどね。あとはリングで話したとおりです。ロビンさん、ありがとうございました(※ロビンが握手しようとすると)あっ、コロナだから」
ロビン「そうかそうか」
シュウ「そうかそうかじゃないですよ」
サスケ「マシュメロ、ありがとうございました」
マシュメロ「ありがとうございました!圧倒されました!圧倒されました!!」
サスケ「あとはなんかまとめてください」
シュウ「マスターは満身創痍ですけど、まだまだ世界にはコロナの脅威があるので、逆行して1年前に行った2人と、また後追いで」
ケイ「明後日行かれますからね」
サスケ「宇宙大戦争があるかどうかはさておきさ、まる一年後の後楽園ホール大会ってのはみちのくプロレスとしてはあると思うんでね、そこで答えが出るでしょうね。その1年後を楽しみにしてますよ。その頃にはこの歯抜けになってる半分の座席もね、全部埋めることが出来ると思うんで、それを楽しみにしようかな。2020年の、ステイホームとか緊急事態宣言とか、ロックダウンとかじゃなくてね、2021年、少しずつ前向きに行きましょう。私はもう1度岩手県内に結界を張るから」
マシュメロ「そうだ!岩手には結界があったんだ!」
ケイ「満身創痍の状態ですけど」
サスケ「もう1度感染者ゼロを目指すからね。他県は2人に任せるから」
シュウ「他県のほうが多いんですけど……」
ケイ「神奈川県もそこそこ多いですけど……」
サスケ「神奈川県にはさ、ダイヤモンド・プリンセス号の責任をとってもらうから。明日ね、神奈川県議会議員の先生と会う約束をしてるから、文句を言おうと思ってさ。『責任はお前らにあるだろう』とキツく言っとくから」
ケイ「マスター忙しいですね」
サスケ「あすこの初動が失敗してるんだよね。……あとは任せるから。私は治療をするから」
シュウ「僕らもマスターについていくから。ここは平和的にロビンさんに締めてもらって。新しく2020年の締めとかがあるはずだから」
ケイ「あっ!マスク新しくなってる」
シュウ「指はボロボロなのにマスクは新しい。頑張って」

ロビン「……えー、今日はマスコミの皆さんもね」
(ここで兄弟が遠巻きに撮影している全裸ジョーカーを見つけ、中央に放り込む)
ロビン「今日は宇宙大戦争後楽園ホール大会、お越しいただいてありがとうございました。またこれからもみちのくプロレス、そしてムーの太陽を応援してください!よろしくお願いします!」
ケイ「なんか新しいやつないのかよ。ディステニーじゃなくて!」
シュウ「あるって言ってたじゃんこないだ!」
ケイ「あるって言うから最後任せたのに!」
ロビン「……やっぱり、これしかないね。1!2!3!ディステニー!ライズ!」
シュウ「ライズってなんだよ……(全裸ジョーカーへ)じゃあ新しいAV撮れよ、ウルトラマンロビンの!」
(兄弟とマシュメロは去っていく)
全裸ジョーカー「ナイスですね~!いやー、それにしてもこの後の編集作業がとても大変です。そしてこの人の最高の作品をまた撮らなければならないと。また、ディスティニーな作品を作りましょうねぇ~?それでは皆さん、ファンタスティック!」
ロビン「ありがとうございました~」

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