【試合詳細】7・1 みちのくプロレス後楽園ホール大会 【東北ジュニア】MUSASHIvsフジタ“Jr”ハヤト 郡司歩&川村興史&大瀬良泰貴&橋本和樹vs日向寺塁&Ken45°&ヤッペーマン1号&ヤッペーマン2号 ザ・グレート・サスケ&ウルトラマンロビン&プリティ太田vsバラモンシュウ&バラモンケイ&ダンプ松本 with ZAP
『みちのくプロレス2022年東京大会Vol.1~言行一致~』
日程:2022年7月1日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,052人
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○ラッセ
7分38秒 逆エビ固め
●山谷林檎
▼我闘雲舞提供試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○駿河メイ/小石川チエ
10分53秒 ほうき星
水森由菜/●沙也加
▼タッグマッチ 30分1本勝負
新崎人生/○卍丸
11分39秒 STF
[友達タッグ]GAINA/●のはしたろう
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
●ザ・グレート・サスケ/ウルトラマンロビン(SGP)/プリティ太田(椿ReINGz)
11分5秒 一斗缶攻撃→体固め
バラモンシュウ/(フリー)バラモンケイ(フリー)/○ダンプ松本(えりオフィス) with ZAP
▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
郡司歩/川村興史/●大瀬良泰貴/橋本和樹(大日本)
12分7秒 BARONESS→エビ固め
日向寺塁/○Ken45°/ヤッペーマン1号/ヤッペーマン2号
▼東北ジュニアヘビー級選手権試合 時間無制限1本勝負
【王者】●MUSASHI
30分55秒 K.I.D
【挑戦者】○フジタ“Jr”ハヤト
※MUSASHIが4度目の防衛に失敗。ハヤトが第27代王者となる
フジタ”Jr”ハヤトがガンを乗り越え5年ぶりの本格復帰戦で涙の東北ジュニアヘビー級王座戴冠!拳王、高橋ヒロムを挑戦者に指名!サスケがダンプの一斗缶攻撃でKO!
第1試合
ロックアップから林檎がロープに押し込もうとするも、ラッセが押し返しバックの取り合いからリストの取り合いへ。
ラッセがヘッドロックで切り返し、これを返そうとした林檎をタックルで倒すが、林檎はコーナーに這って下がり距離を取りブレイク。
バックの取り合いからラッセが足を刈って倒し、うつぶせになった林檎の足へエルボードロップからレッグロック。林檎はロープを掴みブレイク。
チョップの打ち合いを制したラッセが顔面を踏みつけるが、気合を入れて立ち上がった林檎がチョップ連発。ラッセはチョップ一発でなぎ倒し、引き起こすとチョップ連発でコーナーに押し込む。さらにボディスラム2連発からフォールも2。
ラッセはグラウンドコブラツイストも林檎はロープに足を伸ばしブレイク。
ラッセはアンクルホールドから膝をリングに叩きつけ、その膝を踏みつけていく。
林檎は立ち上がるとチョップを打ち込んでいき、ビンタを叩き込むもラッセがビンタで返す。
ラッセは担ぐが、着地した林檎へソバット。コーナーに振ろうとするが、逆に振った林檎が串刺しドロップキックからコーナーに登りセカンドロープからのミサイルキック。フォールも2。
林檎はボディスラムを狙うが、ラッセが逆にボディスラムで叩きつける。
よろよろと立ち上がった林檎がエルボーを打ち込んでいくが、ラッセはロープを背に受け切ると延髄斬り。さらにブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
ラッセは逆エビ固めで捕らえ、これで林檎はギブアップした。
第2試合
先発はチエと水森。チエが元気よくリングを周り、ロックアップからバックの取り合い。水森がバックを取り返すも、これを抜けたチエがスクールボーイも2。
チエがリストをとるが、水森が切り返すとチエはリストを取られたままリングを回り始め、水森はたまらずコーナーに振って串刺しラリアット。避けたチエがアームホイップからメイにタッチ。
メイは水森を踏みつけて飛び越えると、チエもストンピングからガトム―トレイン。
水森をコーナーに振るが、走り込んできたメイとチエを次々水森がショルダータックルで倒し、メイにスライディングクロスボディアタック。フォールも2。
水森は沙也加にタッチ。
沙也加はエルボーから顔面をリングに叩きつけ、ダブルニードロップから弓矢固め。そこへ水森が沙也加ごとボディプレスで潰し、さらにメイをシーソーホイップで吹っ飛ばすと沙也加がエルボーでメイを撃墜しフォールも2。
沙也加はストンピングから水森にタッチ。
水森は逆エビ固めもメイはロープを掴みブレイク。
水森はスーパーガールを狙うが、メイは下から蹴りつけてこれを逃れると丸め込むが2。
メイはメイジャンプからボディスラムで叩きつけチエにタッチ。
チエはアッカーマンからフェンシングチョップ。さらに走り込むが、水森はカウンターのショルダースルーを狙うが、耐えたチエがアームホイップからドロップキック。フォールも2。
チエはメイにタッチ。
メイはゆっくりと鎌固めを狙うが、これを切り返した水森がボディヘナックルから串刺しラリアット。フォールも2。
水森は走り込むが、メイがカニバサミクラッチも2。
メイはリストを取ってロープを駆け上がるが、水森がキャッチし水車落としの態勢。だがメイが切り返して丸め込もうとすると、耐えた水森をチエが丸め込み、メイがジャックナイフで合体してフォールも2。
水森はチエとメイにエルボーから2人まとめてココナッツクラッシュ。さらにロープに飛んでジャンピングエルボーからフォールも2。水森は沙也加にタッチ。
沙也加は串刺しドロップキックからバックをとるが、メイが切り返してフルネルソン。これを返した沙也加がエルボーからロープに振りボディスラム。フォールも2。
沙也加は投げようとするが、メイが耐えるとチエが出てきて2人で投げようとする。これを水森が助けに入り、逆に水森と沙也加がまとめてブレーンバスターを狙う。だがチエがこれを抜けると、沙也加と水森の背中にアッカーマンを叩き込み、メイが2人まとめて丸め込むも2。
メイはロープに飛んで沙也加にクロスボディアタックから、ロープを駆け上ってのダイビングフットスタンプ。さらにメイがコーナーのセカンドロープからフットスタンプを投下するが、沙也加が避けると水森がメイを担いでコーナーに叩きつける。さらに沙也加がドロップキックからフォールも2。
沙也加は三角絞めアームロックもチエがカット。
水森と沙也加はサンドイッチ攻撃を狙うが、メイが避けて誤爆させると、チエが水森にダイビングアッカーマン。メイがロープに飛んで沙也加に走り込むが、沙也加はロールケーキも2。
沙也加はエルボーからブレーンバスターを狙うが、耐えたメイがほうき星で3カウント。
第3試合
先発はGAINAと人生。ロックアップからGAINAがコーナーに押し込みクリーンブレイク。
人生がヘッドロックで絞り上げ、GAINAが突き飛ばして逃れるとショルダータックルのぶつかりあい。
GAINAがロープに飛んでショルダータックルも、受けきった人生がロープに飛んでショルダータックル。GAINAがショルダータックルから人生もロープに飛ぶが、GAINAが追走して避けるとショルダータックルでなぎ倒す。
GAINAが引き起こすが、人生が地獄突きからからロープに飛んで側転すると、ソバットを叩き込み拝み渡り。GAINAはたまらず場外に逃れる。両者チェンジ。
のはしがアームホイップから走り込んで来た卍丸をカニバサミで倒し背中にヘッドバッドを投下。
のはしがGAINAを呼び出しおぶさろうとするが、GAINAはガットショットものはしがエルボーで反撃。GAINAがボディスラムでのはしを卍丸に叩き込もうとするも、卍丸が避けて自爆。
卍丸はのはしに首4の字。のはしはロープを掴みブレイク。卍丸は人生にタッチ。
人生はボディスラムからフォールも2。
人生は再度ボディスラムからフォールも2。
人生は再々度ボディスラムからフォールも2。
人生は片逆エビ固めで捕らえるが、これを離すと足へのストンピングから卍丸とチェンジ。
卍丸は背中へのエルボーを打ち込んでいき、コーナーに振ると串刺しバックエルボー。避けたのはしがロープに飛んでジャンピングフォアアームからGAINAにタッチ。
GAINAはロープに振ってバックエルボーで倒し、卍丸は場外へ。
代わりに出てきた人生をショルダータックルで倒しボディプレス。フォールも2。
GAINAは担ごうとするが、耐えた人生がリバース。
GAINAはロープに飛んでのラリアット。3発目を人生がドロップキックで迎撃し、コーナーに登ってダイビングショルダーアタック。人生は念仏パワーボムを狙うが、のはしが延髄斬りでカットしGAINAがラリアット。
GAINAはのはしをおぶり、人生に走り込むが卍丸がエルボーで迎撃。そのまま真後ろに倒れるとのはしが潰されてしまう。人生とGAINAは場外へ。
卍丸がのはしをSTFで捕らえるがのはしはロープを掴みブレイク。
のはしはエルボーから、卍丸のエルボーをスカして背中にエルボー。さらにバックドロップで叩きつけ、GAINAを呼び出すと背中に飛び乗り二人分の体重でボディプレス。フォールも2。
GAINAはのはしをパワーボムで卍丸に叩きつけようとするが、卍丸が避けて自爆。
人生がGAINAにダイビング空手チョップからボディスラムでのはしに叩きつけ、そこを卍丸がフォールも2。
卍丸はのはしをSTFで捕らえ、これでのはしがギブアップした。
第4試合
先発はケイとロビン。ケイがローキックと左右の掌底のコンビネーション。さらに左右のローキック連打から掌底連打。レフェリーがダウンをとるが、平気そうに立ち上がったロビンにケイがロックアップ。ロビンがヘッドロックで切り返し、アームホイップ連発も、ケイがマウントをとって掌底パウンド連打からストンピング連打。
ヨロヨロと立ち上がったロビンにローキック。ロビンもローキックで返すが、ケイがキャッチして逆エビ固めからSTF。これを離すとリストを取り、そのままフロントネックで絞り上げてから足を刈って転がすとストンピング連打。
立ち上がったロビンがタックルも、ケイは膝蹴り連発からローキック連打。さらに背中にエルボーを打ち込むと、ロビンはサスケにタッチしようとするがサスケはタッチせずに行けと指示。
ケイは左右の掌底からローキック連打。さらにボディへの掌底連打から背中を蹴りつけると、ロビンはロープを掴みブレイクを要求。流石にサスケがタッチを受ける。
サスケが空中の気をまとめようとするが、シュウが背中にエルボーを叩き込み、ケイがサスケを場外に投げ捨てるとダンプが竹刀攻撃からZAPがエプロンに叩きつけ、ダンプがヘッドロックで場外を引きずり回し客席に叩き込む。
リングではロビンとプリティをコーナーに叩き込みボウリングを狙うが、サスケがボウリング玉を奪うもシュウはサスケをコーナーに叩き込み逆さ吊りに。
バラモン兄弟が見事ボウリングでストライク。逆さ吊りのサスケの顔面の前に一斗缶が置かれ、そこへボウリングの玉を叩き込み見事ストライク。
ケイがプリティを担ぐが、プリティはアームホイップ。シュウがプリティにガットショットから投げようとするが、プリティが逆にブレーンバスターからボディへのラリアット。フォールもダンプがエプロンからレフェリーに竹刀攻撃を行いカウントを阻止する。
ロビンが出てくるが、バラモン兄弟はローキックからロープに振るも、ロビンは2人まとめてウルトラダイナマイトで迎撃。
サスケがシュウを羽交い締めにして、ロビンがウルトラデスティニー。何故かサスケごと巻き込むが、サスケはなんとかフォールも2。
プリティがダイビングボディプレスからフォールも2。
サスケとシュウがローキックの打ち合いからサスケがスリーパー。ケイがカットしてミドルキック連打も、サスケがキャッチし足へのエルボーからチョップ。
サスケはスーツケースを持ち出し、ケイの顔面をスーツケースに押し付けると首元へチョップ。サスケはコーナーに上るが、シュウがカットするとバラモン兄弟はサスケをスーツケースへデッドリードライブで叩き込む。フォールもプリティがカット。
サスケを羽交い締めにして脳天に標識攻撃。さらにスーツケースも叩き込みフォールもプリティがカット。
ダンプがサスケの脳天に竹刀攻撃から、プリティとロビンのボディに竹刀攻撃。
トドメの一斗缶をサスケの脳天に叩き込みフォールもプリティがカット。
ダンプはサスケの脳天に一斗缶をかぶせ、バラモン兄弟がサンドイッチレッグラリアートからダンプがボディプレスを投下しフォール。これで3カウント。
バラモン兄弟「今度はちゃんとしたパートナー用意したほうが良いと思うぜ。また極悪同盟俺たちが呼んでやるよ。お~っ!覚えてやがれ!」
<試合後コメント>
バラモンシュウ&バラモンケイ&ダンプ松本&ZAP
シュウ「勝ったよ。やっぱアイツ、インチキだよ!」
ケイ「ニセモンだよ!」
シュウ「でもダンプ松本はホンモノだよ。その辺の俺の知り合いにペイント描いて連れてきたわけじゃないからな」
(※コメント会場にダンプ&ZAPが合流)
兄弟「来たぁ~~~っ!」
ケイ「ホンモノだぞお前ら!」
シュウ「ここに“極悪”って書いてあるぞ。こんな人いねーよ!人じゃないかもしれないけど!」
ケイ「なんてこと言うんだよ?!」
ダンプ「なんだお前!」(※竹刀を突き付ける)
シュウ「いや、でもおかげで勝ちました!」
ダンプ「でもおもしれーなぁ、お前ら~!面白かった!」
ケイ「ホントに?!」
シュウ「気に入ってもらったよ!」
ダンプ「メチャメチャ面白い!」
ケイ「じゃあ、ザ・グレート・サスケ、この4人でぶっ殺しちゃおうか~!」
シュウ「身体中に骨をバラバラにしてやるぜぇ~!」
ダンプ「してやる~ッ!」
ケイ「見ろ!ダンプさんこんなに元気なんだぞ!」
ダンプ「おう!元気だよ!」
シュウ「俺たち巷ではバカ兄弟って言われてるけど、バカ兄弟がダンプに乗ってまた乗ってきてやるからな!」
ケイ「おし!今日はこれくらいで勘弁しといてやる!」
ダンプ「勘弁しといてやる!」
ケイ「お~っ!」
3人「覚えてやがれ~っ!」
ダンプ「面白い!おぼえてやがれぇ~!」
ケイ「おぉ、乗っかってくれたぜぇ~」
シュウ「俺たちはおぼえてないかもしれないけどな~」
第5試合
先発は橋本とKen。ロックアップからリストの取り合い。Kenがヘッドロックも橋本がカニバサミで倒し、フロントネックで絞り上げるがKenがヘッドシザースで抜けて距離を取る。両者タッチ。
1号と川村になり、1号がフサフサな髪で挑発してからロープに振ろうとするが、川村がアームホイップで場外に投げ捨てる。日向寺が出てきて川村を場外に投げ捨てると、大瀬良がリングへ。
大瀬良がコルバタを狙うが、日向寺はキャッチしてサイドバスターで叩きつけると、郡司が日向寺を場外に投げ捨てリングには2号が出てくる。
2号と郡司がロープワークの攻防から郡司がバックエルボーで倒し、ロープに振ろうとするが2号が逆にロープに振るとヤッペーマン2人でダブルドロップキックで場外に叩き出す。さらに同時投下のプランチャから、大瀬良と川村もプランチャを狙うもこれはKenと日向寺がカット。
リングでは川村にKenが強烈なチョップ連発からコーナーでエルボー連打。ぐったりする川村にストンピング連打から、フロントネックで捕らえ1号にタッチ。
1号は顔面を踏みつけ、これを離すとエルボースマッシュから大外刈りで倒しマウントエルボー連打。エルボードロップを投下しフォールも2。1号は日向寺にタッチ。
エルボーの打ち合いから日向寺がボディスラムでコーナーに逆さ吊りにし、串刺しスライディングキックを顔面に叩き込む。フォールも2。
日向寺はストンピングから引き起こし、背中にエルボーからロープに振るも、川村はロープを掴んでスカすとドロップキック。川村は橋本にタッチ。
橋本はローキックから次々蹴りで倒していくが、2号がキャッチしてロープに飛ぶが橋本はラリアットで迎撃。
橋本は日向寺をコーナーに振って串刺し延髄斬りから串刺しケンカキック。再度コーナーに振って串刺し攻撃も、避けた日向寺が延髄斬りからブレーンバスター。
日向寺はコーナーに登り、ミサイルキックからフォールも2。
日向寺は熨斗紙を狙うが、耐えた橋本にガットショットからロープに飛ぶも、橋本はカニバサミで倒してアンクルホールド。これは1号がカット。
1号はロープに飛ぶが、郡司がキャッチするとネックブリーカーを狙う。だが切り返した1号をコーナーに振って走り込むが、チョップで迎撃した1号が前転してからのドロップキック。1号はナックルからロープに飛ぶが、郡司はアトミックドロップで迎撃し、ロープに振ってバックエルボーで倒す。フォールもKenがカット。
リングでは2号が走り込むが、大瀬良がアームホイップから川村が顔面にスライディングキック。
場外に出たヤッペーマンに、川村と大瀬良がそれぞれコーナーからのケブラーダとトペスイシーダを発射。
リングに2号を投げ入れ、コーナーに振るとトレイン攻撃。
川村がスパインボムから橋本がサッカーボールキック。フォールも1号がカット。
橋本は2号を担ぐが、着地した2号へ走り込むも、足を伸ばして2号がカットし1号がコーナーから飛び込んで前方回転からトラースキック。次々選手がスイッチしてくると、大瀬良が2号をスイングDDTで叩きつけコーナーからミサイルキック。だが2号が避けると、日向寺がビンタからヤッペーマンがダブルトラースキック。さらにKenがシットダウン・パワーボムで叩きつけフォールも橋本がカット。
バックの取り合いから大瀬良が丸め込むも2。
大瀬良が走り込むも、Kenがラリアットでなぎ倒しみちのくドライバーで突き刺し3カウント。
第6試合
ハヤトの約5年ぶりの本格復帰戦。ハヤトの入場曲が鳴り響く頃には感極まって泣き出すファンも大勢おり、大喝采の中でハヤトが入場。
ゆっくりとリングを回り、ハヤトがローキックで牽制。
手4つからMUSASHIがバックを取るとリストの取り合いへ。ハヤトが足を刈って倒しヒールホールドで捕らえると、MUSASHIはヘッドロックで切り返しフロントネック。ハヤトは指を捻って逃れると手首を蹴り上げ、たまらずMUSASHIは距離を取る
MUSASHIはバックを取ってグラウンドの攻防へ。ハヤトが三角絞めを狙うがMUSASHIが潰してフォールも1。
ハヤトがミドルキックから首投げで倒しサッカーボールキック。
MUSASHIが立ち上がるとエルボーの打ち合いからjハヤトがローキック。ロープに振るが、MUSASHIはスライディングキックからロープに飛んで顔面にスライディングキックを狙うが、避けたハヤトが前から後ろからローキックを叩き込む。さらに四つん這いのMUSASHIにブラジリアンキックから、ロープにもたれかかるMUSASHIの背中にブラジリアンキック。ぐったりとするMUSASHIのボディにローキックを連打し、倒れたMUSASHIをフォールも1。
ハヤトはキムラロックから腕ひしぎもMUSASHIがロープに足をかけてブレイク。
ハヤトはコーナーにもたれかかるMUSASHIにミドルキック連打も、MUSASHIはキャッチしドラゴンスクリュー。
MUSASHIはストンピングから顔面を蹴りつけ、立ち上がったハヤトとエルボーの打ち合い。ハヤトはヘッドバッドも、MUSASHIもヘッドバッドでやり返し、ヘッドバッドの打ち合いからハヤトがローキック。さらにヘッドバッド連発も、MUSASHIは受けきり振りかぶってのヘッドバッド。ハヤトはソバットからローキックで倒すが、MUSASHIはすぐに立ち上がりヘッドバッド。これでハヤトがダウン。
MUSASHIはハヤトを引き起こすと逆水平チョップ連発。コーナーに突き飛ばすとエルボー連打からセカンドロープにハヤトの足をかけ、串刺しドロップキックからフォールも1。
ハヤトが立ち上がると左右のローキックを打ち込んでいくが、受けきったMUSASHIがダブルチョップ。立ち上がったハヤトがエルボーを打ち込んでいき、ビンタからローキックで倒すと膝十字。逃れようと回転したMUSASHIにハヤトはアンクルホールドからアキレス腱固め。MUSASHIはロープを掴みブレイク。ハヤトは場外にMUSASHIを投げ捨て場外乱闘へ。
ハヤトはエプロンを走り込んでのサッカーボールキックを発射するが、MUSASHIはキャッチするとドラゴンスクリュー。さらに足へのイス攻撃。場外に転がったハヤトへMUSASHIはノータッチトペ・コンヒーロを発射する。
カウント17で両者リングへ戻り、ハヤトのエルボーとMUSASHIの逆水平チョップの打ち合い。打ち勝ったMUSASHIが髪をつかんで引き起こすと、ブレーンバスターを狙うがハヤトがK.I.D。切り返したMUSASHIが腕極めサソリ固め。ハヤトは逆の腕でロープを掴みブレイク。
ハヤトはミドルキック連打も、ガードしたMUSASHIが低空ドロップキックからロープに飛んで顔面へのスライディングキック。フォールも2。
MUSASHIはエクスプロイダーからフォールも2。
MUSASHIは串刺しジャンピングエルボーからコーナーに登りフロッグスプラッシュ。避けたハヤトが腕ひしぎで捕らえるが、MUSASHIは回転して逃れようとするもハヤトは三角絞め。MUSASHIはロープに足を伸ばしブレイク。
ハヤトはミドルキック連打からローキック。さらにソバットを叩き込みロープに飛んでランニングニーからコンプリートショット。ハヤトはロープに飛んでジョン・ウーで場外に吹っ飛ばす。
ハヤトはエプロンを走り込んでのサッカーボールキック。ぐったりと倒れたMUSASHIにサッカーボールキックを叩き込みリングに投げ入れる。
ハヤトはK.I.Dで捕らえるが、MUSASHIは力付くでブレーンバスター。
MUSASHIがバックを取るが、バックエルボーで逃れたハヤトがソバットからロープに飛ぶが、MUSASHIは追走バックエルボーからファルコンアロー。フォールも2。
MUSASHIは膝立ちのハヤトの側頭部にトラースキックから後頭部にもトラースキック。フォールも2。
MUSASHIはコーナー上にハヤトを座らせると肩車しようとするが、ハヤトはエルボーからヘッドバッド。だがMUSASHIは担ぐも、ハヤトは暴れて着地し投げ捨てジャーマン。
ハヤトは串刺しニー2連発からフォールも2。
ハヤトはTシャツを脱ぎ捨て観客の拍手を止めると、エルボーの打ち合いからハヤトのミドルキックとMUSASHIのエルボーの打ち合い。
エルボーの打ち合いからハヤトが左右のミドルキックさらにローキックを連打しバズソーキックも、避けたMUSASHIがジャーマンスープレックスホールドも1。
MUSASHIがトラースキック2連発で倒し、強引に引き起こすとロコモーション・ジャーマンスープレックスホールドも2。
MUSASHIは荒々しいボディスラムで叩きつけ、コーナーに上るとフロッグスプラッシュを投下。フォールも2。
MUSASHIはハヤトをコーナーに乗せて担ぐが、着地したハヤトがK.I.D。これを離したハヤトが顔面への膝蹴り連打からハイキックで倒しフォールも2。
ハヤトは座り込むMUSASHIの後頭部へブラジリアンキック2連発からPK。フォールも2。
ハヤトはバズソーキックからゼロ距離のヘルムを叩き込みフォールも2。
ハヤトはロープに飛んでのヘルムからフォールも1。
ハヤトはソバットからハイキック。四つん這いになったMUSASHIの顔面を下から蹴り上げフォールも2。
ハヤトはK.I.Dで絞り上げ、これでMUSASHIがギブアップ。
勝利したハヤトへ、新崎人生が涙で声をつまらせながら認定証を手渡し抱きしめる。
ハヤト「5年ぶり、ただいま。俺の復帰に、いろんな声があるのわかってます。もう無理だって言う人もいる。おかえりって言ってくれる人達もいる。この5年間、むちゃくちゃ、むちゃくちゃつらい思いをして、俺は、この場所に帰ってこようって、思ってました。そして、その、俺がいなかった5年間、ちゃんと後輩たちが、そして、同世代のバッドボーイも正規軍のメンバーも、全員でみちのくプロレスを盛り上げてくれてるって思ってました。大地、違う、MUSASHI、強くなったよ。俺は、まだ、お前とは組むつもりはないんだけど、いつか組んで、いつか組んで!おれが、もう一個の夢だってある。もう、いつ、俺に、このリングで、立てなくなる日が来るかわからないから、まじで、これからも俺のプロレスラー人生一つも悔いが残らない相手と、試合をして、おい!拳王!いや、いやいやいや、来てないよ。そして、新日本!高橋ヒロム!お前らとの戦いを、かっこよくてかっこよくてつえーから、俺がいいか?このリング上がんねーなら、俺がお前らのこといつか絶対俺の前に立たせてやるからな。いいですか?今日来てるお客さん、そして中継を見てるお前ら。お前らが証人だ。これだけファンが入ってきてくれたらやるしかねーから。俺は怒られてもいーよ。だからこうやってマイク持ってんだ。って強気なこと言ってますけど考えますんで、とりあえず。ただいま。最高だ。いいです、いいです、お客さんがどう思おうと、俺は、このプロレスという、この自分が大好きな場所で、何か辛いことがあったり、悲しいことがあって、どうしようもなくなったときに、俺みたいな、5年ですよ?30代で俺まだ2試合目ですよ!こんな狂ったやつも世の中にいるんで、俺にできることが、たまたまこれがありましたけど、皆さんも絶対大丈夫です。必ず、必ず、夢は叶うといいますし、自分で、掴みに行かないと、夢は逃げていってしまうので、大丈夫です。俺が、できたので、ほんとに、この5年間、愛する人が、天国行って、俺を、ここまで丈夫に育ててくれた親が、倒れて、もう無理かなって、俺の前で泣きながら言ってたこと、俺は、この5年、人生で俺がこのプロレスのリングに上がって頑張ってるうちは、リハビリ頑張ってください。俺が、こんな好き勝手やってるので、会社の人に介護任せて、俺は練習したり病院行ったりしてる。本当にありがとうございます。もう少しだけ、もう少しだけ、俺に、この俺に、この場所にいさせていただけたらと思いますので、これからも、みちのくプロレス、必ずみんなを、幸せにしてやる。最高の団体にしたいと思いますので、俺について来い。ありがとうございました!」
<試合後コメント>
フジタ”Jr”ハヤト
「負けねえよ。負けない。……(※しばらく涙で声を詰まらせて)つらかったぁ~……。めっちゃ怖かったし、マジで怖かった……。勝って嬉しいは、別に。また生きてあのリングに帰れるんだって思ったら、やっぱ嬉しい。それが一番。別に今までのみちのくがなまけてたとか、そりゃ言うさ。悔しいもん。試合できなくて。だから、熱を出させるために言ったりするけど、そういうの分かってるから。プロだから。格闘技が好きなだけでこのリングに立てるほど甘くねーよ。マジで命かけてんだ。マジで、誰が、どこのレスラーが『本気で闘えなくなってもいいからリングに上がる』って思ってるやつがどこにいんだよ。マジでいるなら連れてこい。俺が試合してやる。格闘技はそんなんじゃねーよ。でも、このベルトを獲れたからと言って満足してない。『声を出さなくていい』という、『声を出してはいけない』というルールの中、本当に声が出なかった。悔しいよ。他のエンタメは出してんじゃねーか!なんで……なんでプロレスだけダメなんだよ……。俺は本気で声を出してほしいと思ってやってたけど、まだまだ全然ダメだった。やっぱ、甘くないですね、プロとして。ホントに反省しか無い。大地は強くなってた。違う。MUSASHI。俺にとってはもう大地なんで、いいんですよ、名前なんて別に。俺が強いんじゃない。たまたま、たまたま運良く今日は俺が勝っただけで、もうちょいで俺が取られるかもしれなかったし、危なかったよ。でも、やっぱ、気合いが足りないね。これでわかったと思うよ、俺の凄さが。5年ぶりですから。でも、反省点しか無い。プロ失格ですよ。みんなを、楽しみにしてくれていたみんなを、期待以上にして帰すことが出来なかったと思うんで、反省です。今日はもうそれだけです。『おかえり』感は、まあまあ、嬉しいですよ。
(※涙で声を詰まらせながら)ファンの方とかとね、直接会っても『おかえり』って言われるわけでもなく、いつもの控室のメンバーだったり、僕の身体をずっと見てくれてた先生が、今日朝病院行って、『本当にこの日が来た。よく頑張った!』って、言ってもらえたり……。こんな僕でも、コスチュームのサポートをしてくれたり、入場曲を歌ってくれるプロのアーティストがいたり、僕のこんな身体でも普通にプロの選手として指導してくれるジムの優秀なコーチとか……僕を育ててくれた両親とか、新崎人生さんとか、『おかえり』って言われると、『マジで諦めなくてよかった』って思いました。その人達のためだけにこれからは、僕がいなかったこの5年間、心配もかけましたし、もちろん記者の皆さんもそうですけど、『ハヤト、なにしてくれるんだろう』『ハヤトならなにか言ってくれるだろう』と思って楽しみにしてくれるような、最高の団体に、そして1人のレスラーとして他団体の奴らが『やべーの帰ってきた』って思ってもらえるような試合をして、コメントを残して、こういう生き様もさらけ出して、『こういう狂ってるやつがいるなら、俺も、私も頑張ろう』って思ってもらえるような1人の人間になっていきたいと思います。まあ、リングでね、メジャーのカラフルな奴と、真っ赤なド金髪のかっけー奴が俺を待ってるんで。まあ、もっとね、もっと向こうも本気になるような試合をしたり、コメントも残したりしたいと思いますね。まあ、多分、治療も落ち着いて、年末とか、年明けとか、俺はヒマしてるんで、俺もあすこの会場で試合したいなってガキの頃から思ってるし、そういうところを目指して俺ももっともっと俺もね、大きい、大きい、向こうが『ハヤト、やってくれ!』って言ってくれるような選手に。まあちょっと休みながらになってしまうので、チャンピオンとしてこのみちのくプロレスを上げていって、向こうから俺の名前を言わせるように頑張りますんで、マジで、マジで俺に期待してください。7月1日は。俺の日でした。ありがとうございました!ただいま!」
新崎人生
――フジタ“Jr”ハヤト選手が5年ぶりの復帰を果たしました
「ハヤトに関しては高校生の時から知ってて、子供、って言ったらちょっとアレですけど、子供みたいなもんで。やっぱり一番の、この病気中の思いっていうのは、『親より先に逝くなよ』っていうのがあったので、お父さん、お母さんを遺してハヤトが先に逝くなよっていう気持ちだけあったので、足腰が断たなくなろうが、試合に復帰できなかろうが、とにかく命だけは落とさないように、病気を治療して手術して、っていう風に思っていたので、まあそういう中で、今日の復帰戦でアレだけ激しい試合をやってくれたっていうのは、この5年間が……なんて言うんでしょうかね。5年間で活躍していく光り方もあるんですけど、5年間耐えてこその光というか、この5年間ハヤトが普通に試合をしてたらこんな光り方は出来なかったんじゃないかって。青く、幸運で光り輝いていたなっていう試合でした。見てるこっちが疲れました。それくらい消耗した試合でしたね。彼らはホントに、明日大変でしょうけど、それくらい命を、身を削って試合をしてくれたので、感謝しか無いですね」
――本格復帰ということですが、ハヤト選手からは『残された時間がないからこそ悔いなくやりたい』という言葉もありました。その思いについてはバックアップしたいという気持ちはありますか
「そうですね。ホントに今日出していた名前の選手とか、いろんな団体の壁とか、そういったものもありますけど、できる限りそこは実現の方向で話し合いを進めていきたいと思います。それはこちらが一方的に言うべきことではないんですけど……」
――『おかえり』という気持ちでしょうか
「『おかえり』というか、『待ってたよ!』ですね、もうホントに。『待ってたよ』ですね」
――ハヤト選手が帰ってきたことで、みちのくプロレスの風景も変わっていくと思います
「そうですね。それは今日のリング上を見てて思いました。やっぱり、MUSASHIもMUSASHIで、このままやられて済むとは思ってないでしょうし、他の選手も刺激を受けていると思うので、やっと、今日からこの後楽園ホールも飲食解禁になったり。前回は半分だったんですけど、フルで使っていいということになったり。そういった形になってきたので、ここからまたプロレスとか格闘技とかイベントとかを盛り上げていってくれればなと思いますね」