世界一のストロング暴力スタイルが狂乱!惡斗&茉莉が初代アクトレスガールズタッグ王座戴冠!

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 13日、東京都・後楽園ホールにて『ACTwrestling 後楽園ホール公演』が開催。【アマテラス】惡斗(あくと)&茉莉(まり)が新設されたタッグ王座の初代王座戴冠を果たした。

 現在のアクトレスガールズは、WWEのように台本があることを公表してプロレスを展開中。ヒールvsベビーがストーリーの主軸となっており、凶器・乱入・裏切りなど手段を選ばないアクトレスキラーズが『ストロング暴力スタイル』で悪の限りを尽くしている。
 そんな中、大量離脱により中止を余儀なくされたタッグベルトを賭けたタッグリーグが、惡斗が発起人となった『ACT GAME(アクトゲーム)』として初代王者決定タッグトーナメントが開催されることに。所属選手だけで全10チームが参加し、5月18日~8月2日の2ヶ月半をかけてトーナメントを争ってきた。

 【MRC】才原茉莉乃(さいはらまりの)&福永莉子(ふくながりこ)は、昨年“色々”あって崩壊寸前となったアクトレスを救うべく正義のヒーロー【GENKI戦隊アクトレス5】を結成して悪の【アクトレスキラーズ】と闘ってきた。
 対するは【アマテラス】惡斗&茉莉。惡斗は元スターダムのプロレスラーでもあり、新体制アクトレスでは試合でもマイクでも魅せる重鎮。茉莉もプロレス界での活躍を経て旧体制アクトレスから団体を支え続ける屋台骨だ。


 試合は、MRCが奇襲して丸め込み連発でなりふり構わず勝利を掴みに行く貪欲さを見せるが、ベテランの惡斗&茉莉には予測済み。即座に対応して場外乱闘で痛めつけて格の違いを見せつけていく。
 しかしMRCは折れずに吶喊。LIDET UWFに出場すべく磨いた格闘プロレスの技術を総動員して食い下がり、トリッキーな蹴り技や多彩な関節技で対抗。莉子がフロントネックロックで惡斗を絞め落とそうとするも、惡斗が切り返して惡朱螺(※スイング式フロントネックロック)。茉莉も水面蹴りからのブラジリアンキックなどプロレスの蹴り技で畳み掛けていく。
 終盤には茉莉と茉莉乃がバチバチにやり合う。茉莉乃がヒーローキックやMRNスマッシュ!(※ジャーマン・スープレックス・ホールド)を決めて莉子とのコンビネーションでに一気に決めに行くが、惡斗がこれを阻止。惡斗が2人まとめてダブルラリアットでなぎ倒し、莉子をACTスペシャル(※変形オクラホマ・スタンピード)で茉莉乃に叩きつける荒業で強引に流れを断つ。
 最後は惡斗&茉莉がダブルバズソーキック、ダブルインパクトと合体技を決めていき、茉莉がバズソーキックで茉莉乃を仕留めた。

 マイクを取った惡斗は「アクトゲーム、私達は正々堂々勝ち上がってきて、真夏の汐風、Polaris☆、そしてMRC、こいつを下して今この場に立ってる。だから、テメーら文句ねーだろ!これでアクトレスは、アクトレストップが、世界一、ストロング暴力で、美しく、妖艶で、かっこいいチームだろ茉莉!」と咆哮。
 茉莉も「この後楽園のメインに、決勝に上がるまでどれだけ努力したかはしらないけど、今ベルトは私達の腰に巻かれている。勝たなきゃ意味ねーんだよ。結果が全てだ。私達は、いつでもどこでも!誰の挑戦でも受ける!私達アマテラスからこのベルトを取れると思うなら、いつでもかかってこい!」と発破をかけ、まだまだ後輩たちの高い高い壁でありつづける覚悟を叫んだ。

 アクトレスガールズ全体の底上げのためにアクトゲームを提唱したという惡斗は、その目的は果たせたことに満足感を示しつつ「私たちを超えていくタッグが出てくるのが楽しみだ。いつでもテメーらかかってこい!以上だ!」と語る。茉莉もこれに同調し、「プレイヤーであり導く側でもあるので、こうやって超えられるときが楽しみではあります」と2人揃って後輩たちの成長を期待した。

 この試合は、新生アクトレスの特徴である『ポイントマッチ』にて行われていた。これは【実力】【努力】【人気】【運】といった項目で得たポイントを数値化して大会前に集計し、ポイントで上回った選手が試合で勝利することが決まるもの。
 勝敗はやってみないとわからないプロレスに対し、戦前に出た数字で明確に勝敗が決してしまうポイントマッチはプロレスとは違った方向性で“ガチ”な真剣勝負。プロレスとは違った趣を持つアクトレスガールズたちの闘いに今後も注目していきたい。

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