最年少アクトレスガールズの朝陽が下剋上に失敗も元スターダムの惡斗が魔の手を伸ばす!
6日、東京都・新木場1stRINGにて、『ACTwrestling Step16』が開催され、朝陽&松井珠紗が初タッグ結成も敗北を喫した。
アイスリボンのエースとして活躍していた朝陽(20)は、昨年11月のアクトレスリング新木場公演に乱入し「アイスリボンもアクトレスさんも今年から新体制に入って、私達の世代が団体を引っ張っていかなきゃいけない立場になりました。そんな中、私は同期の青野未来ちゃんがアクトレスガールズのエースとして、団体を盛り上げて活躍している姿を見てすごく刺激を受けています。私は!アイスリボンに!新しい風を吹かせたい!」と、アイスリボンとアクトレスガールズの交流戦を宣言。
大量離脱などで層が薄くなったアイスを守るために奮闘した形だが、方向性が違う両団体の所属選手たちから賛同を得られず、交流戦も消滅し朝陽は団体内で孤立してしまう事態に。思い悩んだ朝陽は3月16日に会見を開き、4月1日からアクトレスガールズにレンタル移籍することを電撃発表した。
朝陽のアクトレスデビューとなった4月1日の蒲田大会では、松井珠紗&山田奈保と対戦。
朝陽は、元スターダムの惡斗率いる悪の軍団“BE∀STZ REBELLION(通称:ビーリベ)”の仮メンバーとしてこの試合に臨み、華々しく勝利を収めたもののビーリベへの正式加入は固辞。松井&山田へ「一緒にアクトレスのてっぺん、目指してこーよ!」と共闘を呼びかけ、3人での新ユニット結成を宣言。AWGシングル王者の青野未来と、現在のアクトレスリングの中心人物である茉莉のタッグを次の相手に指名し、早速の世代交代を宣言していた。
試合が始まると、朝陽は青野との対面を強く意識して打ち合っていき、初タッグとなる松井との軽妙な連携も決めて攻め立てていく。
朝陽が青野に得意のダブルリストアームサルト、松井がダイビング・フットスタンプと決めていく中、茉莉&青野のタッグは誤爆でピンチを迎えるなど噛み合わない様子。しかし、若い松井&朝陽に対しては個の力で上回り、最後は青野が2人の連携攻撃を受けきった上で朝陽をラリアットで沈めた。
早速の下剋上とはならなかったが、惡斗率いる“BE∀STZ REBELLION”が朝陽らの新ユニットにロックオン。
惡斗が「あたしがいない間にウチを蹴って新しいユニット作って。で?指名した相手にボコボコにされて。い~ね~!マジで楽しいわ。そういうの大好き。だからよ、大阪でそっちのユニットとウチ、ビーリベと闘おうぜ!」と提案したことで4月16日の大阪公演での対戦が決まった。
試合後、青野は「私は個人的に、朝陽ちゃんと久々の対戦で、最後がアイスリボンさんのリングでちょっと色々と、試合以外のことでも悔しいことがたくさんあって、朝陽ちゃんが最後すごい泣いてる顔が、すごく……残ってて。その印象ってすごく嫌だなって、つらいなって思ってたんですけど、今日で塗り替えられました」と笑顔。
朝陽が『青野未来が頂点のピラミッドを崩す』と意気込んでいることについては、「外から来た朝陽ちゃん……仮ということでどれくらいいるか分からない。そんな人に取られる訳にはいかないぞ、と。狙ってくれるのはありがたいですけど」とまだまだ世代交代は許さないという王者の意地を見せた。
朝陽は、新ユニット(仮)始動の初戦で敗北を喫した形となるも、松井とのタッグには確かな手応えを感じた様子で「まだ20代なんだよ?伸びしろしかない」と胸を張る。
そして、新ユニットの名前に話が及ぶと、“てっぺん”という案が挙がるも、松井が「ダサいじゃん(笑)」と難色を示したため、今後協議していくこととなった。