“おっとりはんなり爆弾系女子”石川はるかがアクトレスガールズでリングデビュー!
19日、東京都・新宿FACEにて『ACTwrestling Step6』が開催され、“おっとりはんなり爆弾系女子”石川はるかがデビュー戦を行った。
『女優によるプロレス団体』をコンセプトに所属選手を“アクトレスガールズ”と呼称して2015年に旗揚げされたActwres girl‘Zは、2019年より『Beginning』『Color‘s』の2ブランドを展開していたが、2021年末を以てプロレス団体としての活動を終了。
2020年より元オリンピックスノーボーダーの成田童夢が総合監修し、アクションシーンに実際のプロレス技を取り入れた女優たちによるミックスメディア作品『アクトリング』がスタートしており、今年2月よりアクトレスガールズたちによる新たな公演として『アクトレスリング』が開幕した。
新体制アクトレスガールズでは、【プロレスを用いたよりエンターテインメント性の高い公演】【女子プロレスからアクトレスガールズへと独自の方向で活動】という方向性を打ち出しており、見た目はプロレスと似ていても根本から成り立ちの違うエンターテイメントとして提供されている。
この日は、新たに石川はるかがアクトレスリングのデビュー戦を実施。
石川は元JDスターの女子プロレスラーMARUが主催する劇団に役者として出演したことで茉莉と知り合い、約1年半のトレーニングを積んできた。
役者としては「役に入り込みすぎてしまう」と語る石川だが、その感情の爆発力から出る表現力はかなりのもの。普段とのギャップから“おっとりはんなり爆弾系女子”の異名を取っている。
この日のセミファイナルでは茉莉&才原茉莉乃vs入江彩乃&石川はるかのタッグマッチが実施。
石川は序盤から相手2人に厳しく攻め立てられリングの洗礼を受けるものの、気迫のこもったエルボーやドロップキックを連打して猛攻。茉莉の厳しい蹴撃を受けて息も絶え絶えになるものの終盤まで声を出し続け、先輩である入江のピンチも救出し丸め込みを連発してデビュー戦から貪欲に勝利を狙う姿勢を見せるものの、最後は茉莉のバックフリップを受けて3カウントを聞いた。
デビュー戦を終えた石川は、「出来ないことがいっぱいあるのは分かってて。でも『出来ることしかやらせないから、とにかく声を出せ』って言われて。そしたらすごく気持ちも乗るし、茉莉さんのキックとかは本当にこっちの気持ちに訴えてくる技で先輩に助けられた気持ちがあります」と感想を述べる。
そして、リング上でプロレス形式のパフォーマンスを見せることについて「演じることって、ぶっちゃけ“嘘”じゃないですか。殺陣とかアクションも実際に当てるわけじゃないし、その中で自分で盛り上げていかないといけないんですけど、アクトレスリングは本当に当てるし痛いし。相手からもらえるものがすごく多くて、私の場合はそれがすごく声とか頑張りにつながって自分の素直な気持ちが出せる」とアクトレスリングならではの魅力を語った。
試合直後はスタミナ面での不安を感じたということだったが、「まずシングルで、1vs1で闘えるようになりたいと思います。(パートナーや相手に)助けてもらうことはエンターテイメントとして素敵だなと思うんですけど、自分1人の力で相手と対峙して試合時間で魅せられるようになりたいです」と今後の目標を語った。