【試合詳細】12・15 アクトレスリング新木場公演 【KING】MARUvs青葉ちい 才原茉莉乃&植原ゆきなvs茉莉&忍者ガールURAN 夏葵&汐月なぎさvs福永莉子&水嶋さくら 入江彩乃vsみあ朝子 石川はるか&岩井杏加vs永井絵梨沙&梨央

『ACTwrestling Step67』
日程:2025年12月15日(月)
開始:18:45
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:未発表
▼Tag team Match
[Actwreskiller'Z/百華時雨]○石川はるか/岩井杏加
10分45秒 ブロックバスター・ホールド
永井絵梨沙/●梨央
▼Singles Match
[Actwreskiller'Z]○入江彩乃
7分16秒 極楽固め
[超人朝子軍]●みあ朝子
▼Tag team Match
[真夏の汐風]夏葵/○汐月なぎさ
12分38秒 オフザリップ・スープレックス
[GENKI戦隊アクトレス5]福永莉子/●水嶋さくら
▼Tag team Match
才原茉莉乃/○植原ゆきな
14分2秒 ジャックハマー→エビ固め
茉莉/●忍者ガールURAN
▼KING of Ring Entertainment Championship
【王者/Actwreskiller'Z】○MARU
16分53秒 MARUロックマフラー
【挑戦者/超人朝子軍】●青葉ちい
※第3代王者が3度目の防衛に成功。
MARUがUWFスタイルの青葉ちいを下してKING戦V3!暫定タッグ王者の茉莉乃&ゆきなが快勝も真夏の汐風が対抗心バチバチ!
オープニング



ベビーズの『Lamb.』からキラーズのダンスにつながり、全員で『Love Riddle』に合わせてダンス。
センターダンスではメインでKINGベルトをかけて闘うMARUとちいが対峙。髪の毛を掴んで挑発するMARUに対し、ちいは強気に睨みつけながらその手を振り払った。
第1試合

絵梨沙&梨央が試合前に握手を求めるも、百華時雨は無視。
絵梨沙とはるかの対面でゴングが鳴ると、リストの取り合いからヘッドロックの奪い合いに。はるかが腰投げでテイクダウンも、絵梨沙がヘッドシザースで脱出。両者タッチ。

梨央と杏加がショルダータックルでのぶつかり合いを展開。これを耐えた杏加がスタナーから低空ドロップキック。杏加はアレンの傘で梨央を幾度もぶん殴り、髪の毛を掴みながらコーナーに叩きつける。百華時雨が「記念撮影~♪」と観衆に促しながら2人で顔面を踏みつけていく。さらに杏加が串刺し攻撃を狙うが、かわした梨央が串刺しボディスプラッシュから交通事故のようなショルダータックル。絵梨沙にタッチ。

絵梨沙は杏加にドロップキックからボディスラム。さらにプリッキーヌ・レッグ・ドロップもカウントは2。絵梨沙は杏加の攻撃をかわして変形カンガルーキック。ロープに飛ぶも、エプロンからはるかがアレンの傘で一撃入れ、杏加がギロチンドロップ。はるかにタッチ。
はるかは絵梨沙を引き起こすとエルボー合戦にいざなう。これははるかが圧倒し、カニバサミで倒してから変形足4の字固め。絵梨沙は長時間苦しむものの、なんとか自力でロープブレイク。
はるかがロープに飛ぶが、絵梨沙が追走エルボー。はるかも追走ラリアットからセントーンを見舞い、杏加に連携攻撃を促す。しかし、強化の傘攻撃がはるかに誤爆。百華時雨が内輪揉めを始め、不貞腐れた様子の杏加はステージに座り込んで試合放棄。

はるかが孤軍奮闘する中で絵梨沙が丸め込み攻勢で粘っていき、スクールボーイや回転エビ固めからドロップキック。さらにジョロキア・スパイラル・ホールド(※スイングDDTのような形からのスモールパッケージ)を放つもカウントは2。梨央にタッチ。

梨央ははるかに強烈なチョップスマッシュを猛連打。さらにロープに飛んでショルダータックルを狙うも、はるかがカウンターのスピアー。ストンピングの猛連打からマウントエルボーを連打も、絵梨沙がカット。絵梨沙がはるかのぶち上げ+梨央のショルダータックルの合体攻撃から、梨央が無双で叩きつけるもカウントは2。ならばと梨央はエアプレーンスピンを狙うが、はるかが着地してショートレンジ・ラリアット。さらにセントーン2連撃からヒップドロップ、セントーンと猛攻も梨央は肩を上げる。
はるかはバックドロップを狙うが、絵梨沙がドロップキックでカット。さらにRKOで追撃し、梨央がロープに飛んでドロップキック。梨央がエアプレーンスピンからの変形デスバレーボムも、ここでようやく杏加が戻ってきてカット。

杏加が絵梨沙をニーアッパーで排除。梨央がロープに飛ぶも、はるかがキャッチして旋回式ブロックバスター・ホールドで叩きつけて3カウントを奪った。
第2試合

朝子がゴングを待たずにドロップキックで奇襲し、コーナーエルボー連打。さらにクロスボディを発射も、彩乃が軽々とキャッチして放り捨てる。朝子が突然立ち止まったりする幻惑的なロープワークで翻弄しようとするが、彩乃は呆れた様子で足払いから体固め連発でスタミナを削り。
朝子は奇声を上げながらロックアップで組み付き、バックを取ろうとするも彩乃がすぐに取り返し、ビッグブーツからコーナーに叩きつけ、ヘアホイップ。さらにロープ貫通ビッグブーツで顔面をぶち抜く。さらにコーナー上での首絞め攻撃でさらに苦しめる。
彩乃はダブルレッグロックに捕らえながら髪の毛を引っ張っていく。


朝子はスピンキックを6回放つも、すべて彩乃にしゃがんでかわされた上でビッグブーツを被弾。朝子がエルボー合戦に挑むも、まったく刃が立たない。しかし、雄叫びを上げて気合を入れると強烈なエルボーを叩き込むことに成功。初めて彩乃が怯むも、ビッグブーツでふっ飛ばして格の違いを見せつける。
彩乃が逆エビ固めで捕らえるも、朝子は必死の形相で這っていきロープブレイク。彩乃がロープ貫通ビッグブーツ、エプロンからのビッグブーツ、ロープを使ったスタナーと連撃し、Teardrop Angelを狙うが、朝子が着地してエルボー連打からクロスチョップを発射。これはかわされて自爆も、追撃を狙う彩乃に絡みついて卍固め。彩乃がロープを目指すと、朝子がスクールボーイからのドロップキック。さらにオーロラ・ヒップドロップからスピンキックをついにヒットさせることに成功。

朝子はコーナーからダイビング・クロスボディを見舞い、ロープに飛ぶが、彩乃が絡みついて河津落としからお主の耳にドロップキック。彩乃がスカルクラッシング・フィナーレからビッグブーツを連打し、極楽固めに捕らえると朝子は無念のギブアップ。
彩乃は落ち込む朝子の耳元でなにかをささやき、笑顔を浮かべながら退場していった。
第3試合

アクトレス5のブルー&グリーンがタッグで出撃し、真夏の汐風と対戦。両チームとも試合前には笑顔で握手を交わす。
夏葵とさくらの対面でゴング。バックの取り合いからリストの取り合いが展開され、ロープワークでさらに足関節を取りに行くが、のドッグファイトから互いに側転で攻撃をかわすなどスピードファイト。互いにドロップキックを見舞っていき、空中で相打ちに。両者同時に跳ね起き、両者タッチ。
なぎさと莉子の対面。なぎさが丸め込みで翻弄し、夏葵とともに真夏の汐風ポーズからダブルノエルボードロップを狙うが、莉子がかわしてさくらと2人で同時にドロップキック。莉子はなぎさにボディスラムからサッカーボールキック。さらに腕十字を狙うが、なぎさがクラッチを維持してロープに足をかける。さらに莉子はローキックを連打。なぎさがキャッチしてエルボーを放つが、莉子はその腕に飛びついて腕十字。さらにバズソーキックを放つも、なぎさがかわしてコードブレイカーからダブルチョップ。夏葵にタッチ。
夏葵は莉子にドロップキックから串刺しジャンピングニー2連撃。さらにフットスタンプで追撃し、なぎさとともに腕を組んで「真夏の汐風~♪」と叫びながらのダブルのエルボードロップを成功させる。夏葵は莉子にボディスラムを狙うが、着地した莉子が水面蹴りを発射。夏葵がかわして逆に水面蹴りも、莉子は蹴り足を取ってドラゴンスクリュー。さらにサソリ固めからSTFに移行も、これはなぎさがカット。莉子は左右のローキック連打からソバットを叩き込み、さくらにタッチ。

さくらは串刺しドロップキックからクロスボディを連発。さらにエルボー連打も、夏葵が耐えてニーアッパーからSunlight KneeAttack。さらにハイキックを放つも、さくらがかわしてスクールボーイから619。さくらがロープに飛ぶも、夏葵がカウンターのブロックバスター。なぎさに他っ。
なぎさはスライディングダブルチョップからロープに押し込んで串刺しドロップキック。さらにランニング逆水平チョップからバックドロップを狙うが、さくらが着地して串刺しスライディングクロスボディ。さらにキルスイッチを決めるもカウントは2。さくらが引き起こすも、なぎさはコードブレイカーからフライング逆水平チョップ。なぎさがメイルストロムボムを決めるもカウント2。なぎさが突っ込んでいくも、さくらがブーメランクロスボディで迎撃。さくらは莉子とともに「アクトレス5!」とポーズを決めてからのダブルドロップキック。さくらがコーナーに上がり、ダイビング攻撃を狙うが、夏葵がカットして地対空ハイキック。なぎさがコーナー上のさくらをパワーボムの体勢に捕らえ、夏葵がダイビングニーアタックを合わせる合体パワーボム。莉子を夏葵がジャンピングニーで排除し、なぎさがさくらにサソリ固め。長時間捕まるも、さくらがロープを掴む。

なぎさはブルーサンダー・ボムも、莉子がサッカーボールキックでカット。夏葵が入ってくるも、莉子が夏葵のハイキックをかわした上でハイキックで排除。なぎさがロープに飛ぶが、さくらがガットショットで止めてBlossom arch hold。これを返されると、ロープに飛んでバックラッシュも、なぎさがひっくり返してエビ固め。さらにオフザリップ・スープレックス2連発で3カウントを奪った。

なぎさ「勝ったぁ~!もういい子な優等生はおしまいです!今まで夏葵さんによりかかってただけの自分もいました。でも!今日からは言いたいことを言いたいときにぶつけて、やりたいことをやりたいときにやる!真夏の汐風がここで!ここで!最強だって証明してみせましょう、夏葵さん!私はここまで培ってきた全部をKINGベルトを取りに行くのに、全部を出し切って、もう自分のために貪欲に、KING、取りに行きます!ベルトはただの称号でしかないかもしれないです。でも、この場所、このリングで1番になったって証なんで。『いらない』だなんてウソはつけません。絶対に私が自分のために、KINGもタッグも全部!全部!ここに巻いてみせますんで!絶対に勝って、真夏の汐風も汐月なぎさも、これからもよろしくお願いします!ありがとうございました!」
第4試合

暫定タッグ王者の茉莉乃&ゆきなが茉莉&URANの忍者タッグを迎撃する試合。暫定王者組が試合前に握手を求めると、URANだけこれに応じる。
茉莉乃と茉莉の対面でゴング。手4つで組み合って腕力勝負。これは茉莉が押し勝ち、ブリッジで耐える茉莉乃の上に乗ってヘッドロック。グラウンドでのバックの取り合いから茉莉がネックロックにとらえていくが、茉莉乃も首を抜いてフロント・ネックロックを狙う。両者決めきれぬままクリーンブレイク。両者タッチ。
ゆきなとURANの対面。ゆきなのハイキックをスライディングでかわしたURANがヒップアタックもかわしてコーナーに自爆させ、コーナー上で顔面踏みつけ。そのままフェイスクラッシャーで叩きつけ、指で印を結びながらの体固め。これをかわされるとロープに飛ぶが、ゆきながカウンターのミドルキック。茉莉乃にタッチ。
茉莉乃がURANにドロップキック。2発目をかわしたURANがドロップキックも、茉莉乃もこれをかわしてドロップキック。茉莉乃が引き起こすもURANが変幻自在の動きで翻弄し、茉莉にタッチ。
茉莉はサッカーボールキックからエルボー合戦へと持ち込み、足を止めての打ち合いに。茉莉がロープに飛ぶと、茉莉乃が飛びつき式腕十字。これはURANがカット。茉莉乃はロープに飛ぶが、茉莉が追走バックエルボー。茉莉がロープに飛ぶが、茉莉乃が追走ドロップキック。茉莉もレッグラリアートからロープに飛ぶが、茉莉乃がカウンターのドロップキック。さらにロープに飛ぶが、茉莉が下からすくい上げて熨斗紙を狙うが、茉莉乃も背面着地してMRNスマッシュ!を狙う攻防が展開。茉莉がサミングを交えながらのヘッドロックで切り返し、バックフリップから側転式ボディプレス。さらにマウントを取りながらの顔面かきむしり&髪の毛を引っ張る攻撃。茉莉乃も振り払ってロー&ミドルからドロップキック、フライング・フォアアオームからゆきなにタッチ。

ゆきなはミドルキックを連打も、茉莉は敢えて受けに行く姿勢。ゆきなが連打でなぎ倒すとヒップアタックを狙うが、茉莉がカニバサミでコケさせ、URANがエプロンから攻撃。茉莉が串刺しスライディング・レッグラリアートを見舞うと、エプロン上からURANが茉莉乃を羽交い締めに。これを茉莉乃が救出し、茉莉へサンドイッチ式ハイキックを狙うが、これをかわされて互いのハイキックが衝突。

茉莉はゆきなにボディスラム。さらに腕を取りながら起き上がり小法師式サッカーボールキックを連打。茉莉がロープに飛ぼうとすると、ゆきなが組み付いてバックを取る。そのまま持ち上げてアトミックドロップを見舞い。スリーパーホールドから逆落とし。これをカウント2で返されると、ゆきなは引き起こしていくが、茉莉がローで崩して側頭部にトラースキック。さらにゆきながヒップアタックを放つと、茉莉が吹っ飛んでURANにタッチ。

URANはドラゴンリングインで困惑させてから見事な体捌きで攻撃をかわしながらボディへの正拳突きから首4の字固め。URANはエプロンからのビッグブーツから顔面をぶち抜くドロップキック。さらにロープに飛ぶが、ゆきながカウンターのスピンキック。さらに踵落としで追撃。引き起こそうとするも、URANがスクールボーイ連発からフィッシャーマン・バスター。さらにロープに飛ぶが、茉莉乃が飛び込んできて背負投げ。さらにゆきながヒップアタックで追撃し、2人でサンドイッチ式サッカーボールキック。ゆきなはハイキックを発射も、かわしたURANがドロップキック。URANは「仕留めた!」と印を結びながらカバーも、これは茉莉乃がカット。

URANは茉莉を踏み台にしながらのムーンサルト・プレスを狙うが、これは茉莉乃がカット。茉莉乃が茉莉にファイナルカットを見舞って排除すると、ゆきながURANにジャックハマーを狙う。背面着地したURANだったが、茉莉乃がコーナーに振ってドロップキック。ゆきなもスピンキックを見舞い、茉莉乃のドロップキックから茉莉乃&ゆきなのサンドイッチ式ハイキックが決まる。最後はゆきながURANをジャックハマーで叩きつけて3カウントを奪った。

ゆきな「仕留めました~♪茉莉乃さんとのチャンピオンタッグで今3連勝中ということで、絶好調です!茉莉乃さんのアシストのおかげで今日は勝つことが出来ました。そして12月29日、後楽園ホール。真夏の汐風との防衛戦が決まりました!このベルトをかけて闘います。私は絶対に負けません。キャリアも立場も関係ない。今は今です。茉莉乃さん、絶対勝ちましょう!」
茉莉乃「おう!」
ゆきな「このベルトをかける防衛戦はポイントマッチ制になります。皆さん1人1人の力がとても必要です。応援よろしくお願いします!」
茉莉乃「ゆきなが言った通り。私たちは後楽園で真夏の汐風と闘います。まあ3連勝中なんでね。驀進していけると思います。でもその前に私はこっちのAWGシングルベルトの防衛戦が今週土曜日、大阪であります。対戦相手は福永莉子。莉子と大阪でこのAWGシングルベルトをかけて闘います。(※莉子がエプロンに上がってくる)私はこのベルトを守り抜いて、アクトレスガールズのAWGシングルベルトの防衛数最高記録6回を突破して……」
莉子「(※リングに入りながら)ちょっと待った!それは絶対させない!私が5日後、12月20日、大阪176BOXでAWGシングルベルトチャンピオンになるのは、福永莉子。私だ!」
茉莉乃「いやいやいや、最高防衛数6回になるんですよ、莉子を倒したら。それを超えて私は最高防衛記録更新したいと思ってるから」
莉子「私が茉莉乃からベルトを獲る。しかも、後楽園ホール、まだカード出てないですよね。茉莉乃が防衛したらAWGタイトルマッチ、なくなるんじゃない?私が獲らないとタイトルマッチ出来ないですよね?」
茉莉乃「いやいやいや、やれと言われれば私2回やりますよ」
莉子「いやいやいや、ずっと2回したくないゆーてたやん!
茉莉乃「それはバックステージのコメントやから!」
莉子「私が2025年、最後の後楽園ホールでAWG、シングルマッチ、タイトルマッチをするのは私です。皆さん楽しみにしててください。茉莉乃、正々堂々よろしく」
茉莉乃「いやいやいや、2025年二冠王で終わるのはこの才原茉莉乃です!よろしくお願いします!」
莉子「いやいやいや、もういいやろ。ベルト動かそうや」
茉莉乃「とりあえず大阪、楽しみにしてます」
莉子「よろしく」
茉莉乃「ありがとうございました!」
第5試合

ちいはUWFのテーマで入場。コスチュームも普段のアクトレスリングで着用しているフリフリドレス風のものでなく、シンプルなU仕様のもので登場。試合前にちいが握手を求めると、MARUもこれに応じてからゴング。
低空タックルを狙うMARUに対し、ちいは前蹴りを見せて牽制。

ロックアップからMARUがビクトル投げでそのままヒザ十字を狙うが、ちいも上体を起こしてすぐにリバース。MARUもすぐに袈裟固めで切り返し、アームロックも、ちいがヘッドシザースで切り返してバックを取る。バックマウントを維持しながら足を絡め取ってタートルポジションを崩すが、MARUはセコンドが投げ込んだチェーンで殴打して強引に脱出。

MARUはチェーンでの首絞め攻撃から顔面へのフラッシュフットスタンプを連打。さらに顔面かきむしりから頭部への噛みつき攻撃とやりたい放題。さらにロープに振るが、ちいがドロップキックで反撃。


ちいはグラウンドでのリバース・フロント・ネックロックからブリッジして絞め上げるが、MARUはロープに足をかける。ちいがコーナーに振るとMARUがコーナーに飛び乗る。ちいが追撃を阻止しようと下から攻めるが、MARUは場外へと引きずり出して観客席へとなだれ込みながら大暴れ。さらにちいを観客席に寝かせ、高い位置にある観客席の仕切り板の上からのダイビング・フットスタンプと独創的な攻撃も見せる。そのままリングに戻そうとしたMARUだったが、ちいも観客席へハンマースローしてやり返す。

両者ふらふらとリングに戻り、ちいがドロップキックを猛連打。ロープにしがみつくMARUへ串刺しドロップキックを見舞い、ちいがフルネルソンで捕らえつつ、キャメルクラッチのように反り上げる。さらにコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、MARUはペットボトルで顔面を殴打。ちいがこれを奪い取って中身を全部飲み干すという荒業で凶器を封じるも、毒でも混ぜられていたのかちいが苦しそうにうずくまる。
MARUは「計画通りだ計画通り!」と引き起こそうとするも、ちいはディッシャー・スクリューで切り返し、バックドロップ・ホールドを狙う。MARUは必死に脱出してロープに飛ぶが、ちいはパワースラムで迎撃。ちいは「次こそ!」とバックドロップ・ホールドを狙うが、MARUがこれを着地して回転エビ固め。そのまま足を取ってストレッチ・マフラーも、ちいがすぐにロープを掴む。

ならばとMARUはセカンドからのダイビング・フットスタンプを突き刺し、「終わりだ!」とストレッチ・マフラー。ちいはなんとかロープを掴む。MARUは引き起こしてバックドロップで叩きつけ、「もう1発!」とバックドロップを狙うが、ちいが回転エビ固めで切り返す。MARUはロープに飛んで顔面にビッグブーツからMARUスピンクラッシュ。これを2で返されると、MARUは3回目のバックドロップ。MARUはMARUMARUスープレックスもカウントは2。驚愕の表情を浮かべるMARUだったが、引き起こして次なる一撃を狙う。ちいはディッシャー・スクリューで切り返すも、大の字になって追撃には行けず。

2人は膝立ちになりながら互いに髪をつかみ合い、MARUがビンタからロープに飛ぶが、ちいがカウンターのパワースラム。さらにバックドロップもカウントは2。ちいは「こんなもんかよ!」と絶叫。MARUが鎖を投擲するが、ちいはこれをキャッチした上で投げ返してダメージを与え、オクラホマロールからロコモーション式バックドロップ・ホールドを3連発。これはカウント2.9でMARUが返す。

ならばとちいは再びバックドロップを狙うが、MARUがスタナーで切り返してスピアー。MARUは4度目のバックドロップからコーナートップへと上がり、ダイビング・フットスタンプ。ガッツリと体重を乗せた一撃も、これもカウント2。MARUが慌てずすぐにMARUロックマフラーに捕らえると、ちいが無念のタップ。

MARU「青葉ちい、敵ながら褒めてやるよ。お前の覚悟、すごかったぞ。それとあのバックドロップは、危険すぎる。やめとけ。危険すぎる。どうだった、ちい?」
ちい「負けました。でも、まだ諦めてませんから!絶対今度勝ちますから!」
MARU「いいじゃん、その気持ちだよ。悔しい気持ちを絶対に、お前ら全員忘れるな。私はこのKINGベルトだけじゃなくて、他のタッグもAWGも私が総なめしてやる。ここはさぁ、なんか結局いい人たちばっかりじゃん?本物のヒール?本物の悪者が必要だと思うんだよね。だから私が総なめして、今の景色をガラっと変えて、MARU景色だ~!」
(※なぎさがリングに上ってくる)
なぎさ「なんスか、MARU景色って。あのね、もう決まってんですよ。次の挑戦者、もう私だって分かってますよね?」
MARU「あぁ、そうだった。忘れてたよ」
なぎさ「私はベビーズのためとかそういうのじゃなくて、私が獲りたいから、私が私のためにそのKINGの称号を取りに行くんで。ベビーズとかヒールとかずっと言ってるの古いんじゃないんですか?もうそういうのも全部変わってくんで。大阪で私が証明してみせますんで、待っててください」
MARU「(※観衆からの拍手を受けて)いやいやいや、みんな盛り上がるとこじゃねーからな?絶対にお前なんかに負けるかよ。次お前から防衛して4度目の防衛も決まりだ!」
なぎさ「それを阻止するの私なんで、皆さん大阪もぜひよろしくお願いします!ということで!今日は私が締めま~す!」
MARU「なんでだよ?!」
なぎさ「今日出た皆さん上がってきてくださ~い!でも、私も締めたいけど、正直ちいちゃん、試合メッチャしびれました。良かったよ。じゃあ一緒に示させてもらっていいですか?!」
なぎさ&ちい「せーの!強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレスガールズ!」

<試合後コメント>

MARU
「3度目の防衛、出来ました。まあ青葉ちい、楽勝で勝てた……わけではなく。本当にすごい強くなったなというのは闘ってて実感しました。(LIDET)UWFでいろんなことを経験したと思うんだけど、本当にそれが活かされて、前の青葉ちいとは全く違うと実感できました。本人は『またやる』って言ってますが、今度も勝って、もっと差をつけたいと思います。あと今日、なぎさがリングの中に入ってきて次の12月20日の大阪でKINGの防衛戦が決まりました。なぎさも地味に努力して今がある子なので。本当にへなちょこのときから知ってるので、まあ多分私が勝ちますけど、ちょっと期待しながらなぎさの技を受けたいと思ってます」

青葉ちい
「本日はお越しいただきありがとうございました。もう今日は絶対にMARUさんに勝ってやろうっていう気持ちで本当に挑んだんですけど、最後のところで及ばずに今日は負けてしまったのですが、でも絶対にこれで諦めるわけにはいかないと思うので、また絶対にベルトに挑戦しに行きたいと思います。でも私としてはMARUさんをあそこまで追い込めたというのは、自分の中ではかなり成長した部分というか、自分がここまで鍛えてきたのが少しでもMARUさんに届いたのかなって思ったので、そこは自分を褒めてあげたいなと思っております」
――今日は普段のコスチュームではなく、Uスタイルのコスチュームで試合に臨んだ
「今日はコスチュームもUWFスタイルのやつで。普段の結構可愛らしいコスチュームとは一変して、(LIDET)UWFで使わせていただいているコスチュームなんですけど、ベルト戦に挑むにあたって、私がいかに本気で闘いに行くかというのを見た目からでもアピールしようかなと思って、今回はこちらのコスチュームで挑みました」
――ファンからの応援の声がとても多かったが、届いていたか
「本当に、すごいたくさん応援していただいて、すごい力になりました。本当にありがとうございます。ここまで頑張れたのは皆さんの応援のおかげです。ありがとうございます!」
















