【試合詳細】4・6 アクトレスリング新木場公演 青野未来&茉莉vs朝陽&松井珠紗 澄川菜摘&夏葵vsキラ☆アン&岩井杏加 未依&水嶋さくらvs入江彩乃&CHIAKI
『ACTwrestling Step16』
日程:2023年4月6日(木)
開始:18:45
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:未発表
▼Tag match
[The Royal]○皇希/後藤智香
12分58秒 アメジスト・バタフライ→片エビ固め
●なる/才原茉莉乃
▼Single match
[BE∀STZ REBELLION]○惡斗
7分11秒 惡朱螺
●蓮燦
▼Tag match
[update+]未依/●水嶋さくら
13分39秒 北海どーん→片エビ固め
[BE∀STZ REBELLION]○入江彩乃/CHIAKI
▼Tag match
[The Royal]○澄川菜摘/夏葵
13分7秒 ヨーロピアン・クラッチ
[蛇道衆]キラ☆アン/●岩井杏加
▼Tag match
○青野未来/茉莉
17分30秒 ラリアット→片エビ固め
●朝陽/松井珠紗
朝陽が松井との初タッグ戦も青野&茉莉の壁は破れず、惡斗らビーリベと対戦へ!The Royalと蛇道衆が大阪で因縁戦に!新世代限定の王座次期挑戦者決定トーナメントが開幕!
オープニング
アクトレスガールズのメンバーが黒の衣装に身を包んでリングに登場し『Love Riddle』に乗ってダンス。華々しく大会がスタートした。
第1試合
4人それぞれしっかり握手を交わし、皇希となるの対面でゴング。
なるがスピードを活かしてロープワークで翻弄し、ヘッドロックからロープを踏み台にした腰投げで放り捨て、ドロップキックで追撃。皇希は倒れずひらりと側転でダメージを逃して着地。両者にらみ合いながらタッチ。
後藤と才原の対面となり、才原がリストロックで捕らえたまま振り回し、ショルダーアームブリーカーからドロップキック。後藤は倒れず耐えてビッグブートで反撃するが、才原も倒れずSTO。なるにタッチ。
なるはドロップキックを連発し、ボディスラムで投げようとするが、後藤が逆にボディスラムで叩きつけ、ジャイアントスイングを狙う。なるは驚異的な腹筋力で上半身を起こして後藤にビンタ。後藤をロープに振ると才原が串刺しドロップキック。なるも串刺しドロップキックで続き、2人でロープに飛ぶも、皇希が飛び込んできて後藤と同時のビッグブートで2人を撃退。後藤がなるをジャイアントスイングで15回もぶん回し、皇希にタッチ。
皇希はなるに逆エビ固め。さらに後藤と2人でなるをリフトアップして放り捨てる高身長タッグならではの合体技を見舞い、2人で170cmプレスを狙うが、なるが回避して自爆させ、高速ロープワークからのドロップキック。才原にタッチ。
才原は皇希にココナツクラッシュからショルダースルーを狙うが、皇希が耐えてカナディアンバックブリーカーを狙う。才原が着地してバックスライドからドロップキック。2発目のドロップキックを放つが、皇希がかわして自爆させ、ロープを使ったフェイスクラッシャーから顔面へビッグブート。ロープを背にした才原に貫通ビッグブートを見舞い、エルボー合戦を制してボディスラムから170cmプレス。なるがカットして2人でロープに振るが、皇希がダブルラリアットでなぎ倒す。
皇希は再びカナディアンバックブリーカーを狙うが、才原が振りほどいて払腰からロープを踏み台にしたフェイスクラッシャー。さらに水車落としで放り捨ててなるにタッチ。
なるは皇希にスピアー2連発からミサイルキックを狙うが、後藤が下から担ぎ上げて投げっぱなしデスバレーボム。さらに皇希がラリアットを狙うが、なるがかわして飛びつき、ジャンピングDDT。才原が入ってきて皇希をドラゴンスリーパーで絞め上げ、そこへなるがミサイルキック。
なるがロープに飛ぶが、皇希はカウンターのパワースラムで叩きつけてラリアット。これを才原がカットし、皇希へショルダーアームブリーカーからロープを使ったアームブリーカー。なるが再びジャンピングDDTを狙うが、後藤がカットしてなるを510-Nで叩きつけ、皇希がバックドロップを狙うもなるが反転してクロスボディ。なるがコーナーに上っていくが、皇希が下から担ぎ上げてバックドロップ。さらにコーナートップからアメジスト・バタフライを投下して3カウントを奪った。
第2試合
蓮燦は片手に紙パックの鬼殺しを持って入場。惡斗はいつもの一升瓶を片手に入場し、ぐびりとやってから天に向かって酒しぶき。
ゴングが鳴ると、蓮燦が「れーんさんっ♪ほいっ♪れーんさんっ♪ほいっ♪」と陽気にコールを煽り、冷ややかな目で見つめる惡斗へ「惡斗さぁ~ん、お帰りなさいませ♪宜しくお願い致します♪」と鬼殺しを差し出すも、惡斗は「紙パックは飲まねえんだよ!」と引っ叩く。
買収に失敗した蓮燦がヤケクソのエルボーを連打も惡斗はまったく効いた様子を見せずコーナーに振るが、蓮燦はコーナーに飛び乗って「ふぅ~っ♪どうした!来いよぶわぁ~~か!」と挑発。惡斗は容赦なく下からチョップを叩き込んで引きずり下ろし、逆エビ固め。なんとかブレイクした蓮燦がエルボーを連打して「ヴェアアアアッ!」と絶叫すると、惡斗は「うるせーよ!」とうんざりした顔でガットショット。さらにコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、蓮燦がカンガルーキックで迎撃。
蓮燦は、惡斗の腕を取ってコーナーに上がると、「ご一緒に!蓮さま蓮さまぁ~♪蓮さま蓮さまぁ~♪」とコールを煽りながらロープ渡り。さらに「蓮さまの言うことはぁ~?絶った……」とまで言ったところで惡斗に叩き落され、ミドルキック、ドロップキック、逆さ吊りにされた上でのドロップキックを被弾。さらに惡斗がストレッチマフラーから大蛇を狙うも、蓮燦がなんとかロープへ逃れる。
惡斗がコーナーに上っていくと、蓮燦は「惡斗!来い~!」と両手を広げて絶叫。惡斗がうんざりしながらミサイルキックを放つも、蓮燦が回避して自爆させ、河津落としからエルボー合戦を挑む。惡斗があっさり打ち勝つと、変形カベルナリアで絞り上げて拷問。さらにロープに飛ぶが、蓮燦がコンプリートショットで迎撃し、セカンドロープからのダイビング・クロスボディ。さらにコーナーに上っていくが、惡斗が下から担ぎ上げてアクトスペシャル。さらにフロントネックロックに捕らえたままぶん回し、そのままグラウンドに持ち込んで惡朱螺に捕らえて絞り上げるとレフェリーが試合を止めた。
第3試合
update+の2人が握手を求めるも、ビーリベの2人が無視。
入江と水嶋の対面でゴングが鳴ると、リストロックの応酬から入江がビッグブート。水嶋が即座に起き上がって反撃しようとしたところへCHIAKIが、「ビーリベ入らない?」と勧誘して揺さぶりをかけ、水嶋が気を取られた隙に入江が背後から蹴りを入れ、CHIAKIにタッチ。
CHIAKIは水嶋をスリーパーホールドで絞め上げ、水嶋がブレイクするとエルボー合戦へと持ち込む。CHIAKIが打ち勝ってドロップキックを見舞いロープに飛ぶが、水嶋はカニバサミで倒してスライディングクロスボディ。未依にタッチ。
未依はくまちゃんでCHIAKIを滅多打ちにし、CHIAKIにくまちゃんを投げ渡してくまちゃんごとドロップキック。さらにロープに飛ぼうとするが、CHIAKIが髪を掴んで引き倒し、コーナーで顔面を踏みつけながら「未依ちゃんかわいい超かわいい!未依ちゃんかわいい超かわいい!」と嘲笑するように煽っていく。CHIAKIがロープに飛ぶと、未依が十字ロープワークで翻弄し、旋回式フェイスクラッシャー。さらに水嶋と2人でロープに振り、未依のくまちゃん攻撃+水嶋のフライングショルダーの同時攻撃を決めてupdate+ポーズ。未依が引き起こすと、CHIAKIがボディブローで怯ませ、ショルダータックルで吹き飛ばして入江にタッチ。
入江は未依の顔面にビッグブートを叩き込み、ランニングネックブリーカードロップ、逆片エビ固め、貫通ビッグブートと連撃。さらにロープに飛ぶが、未依がクロスボディで迎撃し、「くまちゃ~んロック!」とくまちゃんを使ったキャメルクラッチ。レフェリーに反則を咎められると一旦解放してからくまちゃんで殴打していくが、入江がくまちゃんごとビッグブートで吹き飛ばす。さらに追撃を狙うが、未依がコードブレイカーからの巴投げ。両者タッチ。
CHIAKIが飛び出していくと、水嶋がドロップキックでカウンター。さらにドロップキック、ボディスラムからコーナーに振るが、CHIAKIが振り返して串刺しスピアー。さらにロープに飛んでスピアーから側転ダブルニードロップを放つも、水嶋が回避。未依が飛び込んできて左右からリストロックで固め、未依が踵落とし。四つん這いになった未依を踏み台に飛んだ水嶋がダイビング・フットスタンプから変形鎌固め。
さらに水嶋がキルスイッチを狙うが、振り払ったCHIAKIがアルゼンチン・バックブリーカーからJPコースター。入江にタッチ。
入江はボディスラムからスタナー、コーナーから飛びついてのスタナーと連撃して体固めも、水嶋がブリッジで抜けてロープに飛びクロスボディ。さらに飯田橋でフォールもカウントは2。水嶋がドロップキックでロープ際まで吹き飛ばすと、エプロンから未依がロープを使ったスタナー。水嶋がコーナーからダイビング・クロスボディを見舞いロープに飛ぶが、CHIAKIが飛び込んできてパワースラムで迎撃。入江がビッグブート、お主の耳にドロップキック。さらに追撃を狙うが、未依が飛び込んできて入江にスピンキック。さらにCHIAKIを捕らえ、そこに水嶋がドロップキック。
入江が水嶋の起き上がりにビッグブートを叩き込み、北海どーんを狙うが、水嶋が回転エビ固めで切り返し、ジャックナイフ。これを返されると水嶋がロープに飛ぶが、入江が河津落としで切り返し、変形ランヒェイから北海どーんで叩きつけて3カウントを奪った。
CHIAKI「BE∀STZ REBELLION、絶好調だ!前回、前々回とレフェリーのミスで負けたことになっちゃったんですけど、まあいいや。そんなことよりも、澄川菜摘が率いる、The Royalがセンターユニットだなんだ言ってるけど、今アクトレスガールズを面白く出来るのは、BE∀STZ REBELLIONしかいねーんじゃねーか?!そんで、まず私、CHIAKIがしっかりこの団体で結果を残していきたいと思ってるんで。ウチら世代のトーナメントをやらせてください。勝ったら、私が青野未来のベルトに挑戦。そしてベルトを持って対決挑んだたら十分な結果なんじゃないでしょうか、澄川菜摘さん!」
(※山田奈保がリングに上がってくる)
山田「トーナメント?なんや、おもろそうやんけ。それウチも混ぜてくれへん?」
CHIAKI「なんて?」
山田「関西弁でしゃべってんねん。ウチも混ぜて?そのトーナメントに!」
CHIAKI「トーナメントに入れてってこと?ああ、いいよいいよ。」
山田「『ウチら世代』って言ったよな?ほなら、このトーナメント、デビュー2年未満のやりたいやつでやるってことでどーでしょーか!」
CHIAKI「いいじゃん、いいじゃん。それで。他に上に噛みつく覚悟のあるやつ、いたら上がってこい!」
(※アクトレスガールズとしてはデビューから約8ヶ月のMARUが上がってきて周囲が「いやいやいや……」と引き笑い)
MARU「私はこないだの後楽園ホールでデビューしました。デビュー2年未満です!資格あるよね?!」
轟「ボス!空気読んでください!ボスがデビューしたのは23年前の後楽園ホールです!」
MARU「……残念!撤収!」
(※MARUが轟&キラ☆アンの必死の説得を受け入れて撤収。水嶋、なる、岩井、才原が上がってきて若手が6人揃う)
才原「皆様、はじめましての方ははじめまして。才原茉莉乃と申します。みんなユニット組んだり、すごく目立ったりして、ストーリーに絡んでる方ばかりだと思います。才原は髪の毛こんなに派手ですけど、まだ目立っておりません。すごく悔しい思いをしています!だから、このトーナメント挑戦して、ターニングポイントにして、絶対に未来さんに勝ってベルトを取りたいと思いますので、ぜひとも応援よろしくお願いします!」
なる「明るく元気に華やかに勝つのは、おばぶのなるです!おばぶのなるが絶対に勝ちます!でも、この前の先輩方みたいに抽選の準備がまだ出来ていないので、今から急いで準備をしますので、お楽しみに!よろしくお願いしまぁ~す!」
CHIAKI「ということで、6人。これで決定で!」
<試合後コメント>
CHIAKI
「今日はBE∀STZ REBELLIONのCHIAKIとして初めての勝利。これをキッカケにもっと自分自身の爪痕を残していけるように。こないだのトーナメントで自分が組まれていなくてとても悔しい思いをしたので、今回のトーナメントではしっかり爪痕を残して、勝って、上に上がっていきたいと思います。団体での結果を残して自分についてくるように精一杯頑張りたいと思います」
――世代を区切ったのは、新世代が頑張らないといけないという思いが強い?
「そうですね。新世代っていうのも曖昧なんですけど、それぞれあるなかで、私は新世代の中では結構(加入が)早い方だったので、まだまだこんなもんじゃないぞという思いでいます」
第4試合
夏葵と岩井の対面でゴングが鳴ると、リストロックの応酬から夏葵がロープを踏み台に飛び回る変幻自在のロープワークで翻弄してからのドロップキック。澄川にタッチ。
澄川がヘッドロックから腰投げ。ネックスプリングで起き上がろうとするも失敗して尻餅をついてしまい、ぺろりと舌を出して苦笑い。蛇道衆のセコンドに付いていたMARUらが「失敗したぞ!(笑)」と囃し立てながらリングになだれ込んできて澄川を袋叩きにし、ロープにくくりつけて「シャーッ!」とポーズを決めて記念撮影。
澄川とアンの対面となり、じっくりとしたグラウンドレスリングで首を取り合い、アンが三角絞めに捕らえると夏葵がカット。アンがロープに飛んでサッカーボールキックを発射も、これをかわした澄川が脇固め。アンがロープを掴んでブレイクすると、澄川がエプロンからアンの顔面にビッグブートを見舞って夏葵にタッチ。
夏葵はアンにサッカーボールキックの3連打を見舞うも、アンが首投げから重いサッカーボールキックを叩き込んでお返し。さらにソバットからラリアットで叩き伏せ、岩井にタッチ。
岩井はギロチンドロップ、逆エビ固めからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、夏葵がかわして串刺しジャンピングニー。さらにフットスタンプ、ジャンピングニーから必殺のシャイニング・ウィザードを狙うが、岩井がガットショットでカットし、デスバレーボム。さらにエルボー連打からスタナーを決めるも、夏葵が踏ん張ってドロップキック。澄川へタッチを求めるが、岩井が捕獲して河津落としからヘッドシザース。さらにファイヤーマンで担ごうとするも、着地した夏葵がニーアッパーを叩き込み、澄川にタッチ。
澄川がコーナーに上ってくと、アレンがエプロンから足をつかんで妨害。MARUが岩井にチェーンを投げ渡し、岩井がコーナー上で澄川の首をチェーンで締め上げる。さらに岩井がデッドリードライブで投げ落とした先で待ち構えていた轟が170kgプレス。続けて岩井がダイビング・ニードロップで追撃。夏葵がカットし、排除にきたアンをハイキックで撃退。
岩井がボディスラムで夏葵を排除すると、澄川が岩井に首相撲からの膝蹴り連打。さらに串刺し蒼魔刀から夏葵がダイビング・フットスタンプ。澄川がダイビング・ダブルニードロップを見舞うも、蛇道衆が総出でカット。
澄川は助走をつけて蒼魔刀を発射も、岩井がかわしてスクールボーイ。更に後方回転エビ固めで仕留めにかかるも、澄川が上下をひっくり返してヨーロピアン・クラッチで捕らえ、これで3カウント。
澄川「おい!岩井杏加もCHIAKIも、3入ったら勝ちなんだよ!負けを認めろ、負けを!いいですか?3入ったら勝ち。3取られたら負け!(MARUへ)ルールくらい教えといてください」
岩井「次の大阪、MARUとタッグ組んでもう1回やらせろ」
澄川「申し訳ないんですけど、1週間くらいで強くなるとは思えないので、勝手に後で誰でもやってやるよ。あっそうだ。皇希がやってやるよ。皇希とシングル」
MARU「逃げてんじゃねーぞ!」
澄川「MARUさんには智香を用意してあげるんで」
MARU「智香ァ?智香ぁ~?!コイツ?なんでコイツなんだよ!お前じゃあ……ダメだよ……」
後藤「今日、私、ここで15周まわしたんで、よろしくお願いします」
MARU「あたしなあ、ジャイアントスイング、苦手なんだよ。でも、分かった分かった。じゃあ、シングルでお前の自慢の長い脚、ストレッチマフラーでぶっ潰してやるよ!行こうぜ!大阪は蛇道衆だぁ~!」
(※蛇道衆が撤収)
澄川「帰れ!はよ帰ってください。もう毎回毎回。ということで、次のメイン、なんかウチらを差し置いてトップ争いみたいなことをやってるんですけど、マジで気に食わないので、次のメインで勝った方とウチらで大阪、やらせていただきたいと思うのでよろしくお願いします」
第5試合
松井と青野の対面でゴングが鳴ると、ロックアップからリストロックの応酬、ショルダータックルの攻防からクリーンブレイク。松井が朝陽にタッチすると、青野も下がっていくが、朝陽が青野をじっと見つめると青野もそれに答えて進み出る。
ヘッドロックの応酬から青野がアームドラッグ。さらに低空ドロップキックでの追撃を狙うが、朝陽がかわして逆に低空ドロップキックをヒット。松井と2人で青野をロープに振って翻弄し、ダブルの低空ドロップキック。さらに2人でコーナーに振っていくが、青野がかわして2人をコーナーに重ね、まとめて串刺しドロップキック。青野が朝陽にラリアットを狙うが、朝陽がランニングネックブリーカードロップでカウンター。青野は即座にネックスプリングで起き上がって余裕をアピールし、茉莉にタッチ。朝陽も松井にタッチ。
茉莉と松井の対面となり、手4つで組み合っての力比べ。茉莉が押し倒してグラウンドに持ち込み、ボディシザースで絞り上げるも、松井が弓矢固めで反撃。茉莉が反転してプレスするも、松井が振り払って低空ドロップキックで追撃。朝陽にタッチ。
茉莉が距離を詰めてくるも、朝陽はエプロンに逃れたりと撹乱しながらのロープワークで翻弄し、ロープを使ってのスタナーからドロップキック。さらにエルボーを打ち込んでいくも、茉莉がローキックで反撃。朝陽がたたらを踏むと茉莉がハイキックを放つも、朝陽がかわしてバックを取る。茉莉はこれをサムソンクラッチで切り返し、そのままカンパーナへ。そこへ青野がスライディングキックを見舞って追撃。茉莉が再びハイキックを放つも、朝陽がかわして走り、旋回式フェイスクラッシャー。松井にタッチ。
松井はフットスタンプから何往復もロープ間を走ってからのスライディングキック。松井が投げようとすると茉莉がアームドラッグで切り返し、変形ストレッチマフラーに持ち込もうとするが、決まり切る前に松井がブレイク。ロープにしがみつく松井に対し、茉莉は串刺しミドルキック2連発から、ロープ間から足を通して顔面へのミドルキック。さらに熨斗紙を狙うが、松井が回転エビ固めで切り返しつつクロスフェイス。さらにロープに振っていくが、茉莉がレッグラリアートで反撃し、バックフリップで追撃して青野にタッチ。
青野はドロップキックで松井をコーナーまでふっ飛ばし、串刺しドロップキック。さらにサッカーボールキックからニークラッシャーを狙うが、松井が振り払ってロープに振り、追走式の串刺しニーリフト。青野の頭をロープ越しにエプロンに出し、ハングマンDDT。さらにエプロンから朝陽とサンドイッチドロップキック。
松井がコーナーに上っていくが、青野はジャンピングハイキックで撃ち落とし、ハイキックで側頭部を撃ち抜いてからバックドロップを狙う。松井はこれを回転エビ固めで切り返し、青野がキックアウトするたびにフットスタンプを見舞ってエビ固め。さらにクロスフェイスで絞り上げ、ハングマンDDTで突き刺して朝陽にタッチ。
朝陽は青野をミスティカで叩きつけ、ダブルリストアームサルトを狙うが、青野が振り払ってバックドロップを狙う。朝陽はこれをフェイスクラッシャーで切り返し、低空ドロップキックで追撃。青野も即座に起き上がってサッカーボールキックからキャプチュード。さらにショートレンジ式レインメーカーを狙うが、朝陽が回避してダブルリストアームサルト。そこへ松井がダイビング・フットスタンプで追撃するも、茉莉がカット。
茉莉は2人を相手に大立ち回りを演じ、朝陽をハイキックで倒した後「いつもの連携!いつもの!」と困惑する青野を無理矢理担いで熨斗紙で朝陽に叩きつけようとするが、朝陽が回避したため、ただ青野が熨斗紙で叩きつけられるだけとなる事態に。慌てて謝る茉莉へ松井がダイビング・クロスボディを見舞って排除し、朝陽&松井が2人で青野をロープに振るも、青野がダブルラリアットで迎撃。
青野と朝陽がエルボーでゴツゴツと打ち合っていき、朝陽のスタナーから松井のスライディング・クロスボディ、朝陽の619からミサイルキックと連撃。さらにスレッジハンマーを連打していくも、青野がバックを取ってバックスライド。右手を取りながら引き起こし、ショートレンジ式レインメーカーで叩き伏せて3カウントを奪った。
青野「朝陽、久しぶり!」
朝陽「お久しぶりです!」
青野「最後に闘った日、私にとっていい思い出じゃなかった。でも、塗り替えたよ。これからこのリングで、いつまでいるか分かんないけど、思いっきりやりましょう」
(※青野と朝陽が握手)
青野「The Royal、この試合で勝った方と大阪でやりたいんでしたっけ?いつでも、もちろんOKですよ」
(※惡斗がリングに乗り込んでくる)
惡斗「はいはい~お疲れ様です!お疲れ様!ベルト獲ると大変だなあ?色んな奴に対戦申し込まれて。まあまあでもでも、お前から勝ち星獲ったのは、入江彩乃、BE∀STZ REBELLIONだってことは心に刻んどいてくれ。よろしく!そしてそして!朝陽朝陽~!いいねえ、あたしがいない間にウチを蹴って新しいユニット作って。で?指名した相手にボコボコにされて。いぃ~ね~!マジで楽しいわ。そういうの大好き。だからよ、大阪でそっちのユニットとウチ、ビーリベと闘おうぜ!」
朝陽「あたしは改めて、みんなに伝えたいことがある!」
一同「なぁ~にぃ~?」
朝陽「青野未来が頂点のピラミッドを崩して、よりアクトレスガールズを面白くしていく。その野望を叶えるために、BE∀STZ REBELLION、対抗戦?試合、こっちの名も無きユニットと、是非よろしくお願いします。強いやつから順にぶっ潰していくんで、よろしくお願いします」
松井「お久しぶりです、惡斗さん。BE∀STZ REBELLIONとの対戦、私もようやくユニットに入ることが出来たんで、とっても楽しみにしてます。奈保も。(※山田がリングに上がる)我々はこの3人で。よろしくお願いします」
惡斗「OKOK。まずはユニット名、決めておいてもらえますか?そしてね、ビーリベとそっちのユニットで、いい感じの試合しようぜ~っ!」
朝陽「任せろ!やってやるよ!」
惡斗「ちょっと話変わってね、さっきCHIAKIが提案した新人トーナメントやるって?面白い話してんなあ!なんか新人たちが急いで準備したみたいだから、ここで今、お客様にトーナメントの組み合わせ決めてもらおうぜ~っ!」
その後、かなみっく&calicoが司会としてリングに上がり、くじ引きでトーナメントの組み合わせを決めることに。
選手たちがクジを引こうとすると、澄川がすっ飛んできて「待って待って待って!お客さんが引くんだよ!なにやってんの君たち。勝手に決めたら全然面白くないじゃん、お客さん!」と訂正。先程惡斗が言ったようにお客さんにクジを引いてもらって組み合わせが決定。
なると山田がシード権を獲得し、4月21日の新木場公演にて、水嶋さくらvsCHIAKI、岩井杏加vs才原茉莉乃の1回戦が実施されることが決定した。
青野「若手トーナメントが始まるということで、勝った人は最初の挑戦者になるかもしれないってことですよね。ベルトも多分まもなくだと思うので、皆さん楽しみにしていてください。次回は4月16日、大阪公演となります。そのあと東京は4月21日、ここ新木場でやります。是非そちらの方も楽しみにしていてください。それではいつもの締めで行きたいと思います。強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレスガールズ!」
<試合後コメント>
青野未来&茉莉
――朝陽選手&松井選手の新ユニットと対戦してみて
青野「私は個人的に、朝陽ちゃんと久々の対戦で、最後がアイスリボンさんのリングでちょっと色々と、試合以外のことでも悔しいことがたくさんあって、朝陽ちゃんが最後すごい泣いてる顔が、すごく……残ってて。その印象ってすごく嫌だなって、つらいなって思ってたんですけど、今日不安と楽しみがあったんですけど、まだ足りない感じはあるんですけど、まだまだこれからだなっていうのを感じられて楽しみになったので、私は嬉しかったです」
茉莉「新ユニットってことで、今組んだから何?ってことはリングで当たってみて分からなかったんですけど、朝陽選手に関しては、まだ今日はそんなにやり合った感じはないので。次はシングルでじっくりやってみたいかなという感じはあります」
――トーナメントが始まるなど、チャンピオンとしてとても狙われている
青野「まだ1ヶ月弱なんですけど、ベルトが届いてないので、ちょっと、(チャンピオンに)なった実感はあるんですけど、もっとしっかり噛み締めたいところを。まだ私何もしてないぞってところで引きずり降ろすって言われてるので、ちょっと待ってくれって感じだし、それは外から来た朝陽ちゃん……仮ということでどれくらいいるか分からない。そんな人に取られる訳にはいかないぞと。私のやっと獲ったベルト。ベルト獲りたいわけじゃないかもしれないですけど、狙ってくれるのはありがたいですけど、まだまだ、『じゃあかかって来いよ』って感じです」
――新世代のみでのトーナメントということについて
青野「いいんじゃないですかね。私も自分が新人のときとか、あんまり私は声を上げたり出来ないタイプだったので、そういうチャンスが巡ってきた人たちには、つかめば大きなチャンスになると思うし、注目もされると思うので、ここで掴んでほしいなって思います」
――急に指名されてのタッグ結成だった
茉莉「新体制になって初めての後楽園ホール大会(2022年8月12日)以来でしたね」
――チームワークについて
茉莉「いつもバッチリですよ?」
青野「……バッチリですか?」
茉莉「はい」
青野「………(※なにか言いたげに茉莉を見つめる)」
茉莉「…………。」
青野「…………。」
朝陽&松井珠紗
松井「青野未来はやっぱり強い」
朝陽「つよい」
松井「我々は何と言っても若いんで。これからいくらでも未来があるなと思っていただければ」
朝陽「まだ20代なんだよ」
松井「ちょっとケンカ売ってる(笑)」
朝陽「まだ20代なんだよ、伸びしろしかない。でもすごいなんかタッグはしっくり来た」
松井「私も!なんかいいよね。メッチャ楽しかった」
朝陽「初タッグだけど全然良かったよね。いい感じだった」
(※互いにサムズアップ)
朝陽「で、16日の大阪が、ビーリベvsこっち。名も無きユニット」
松井「ビーリベは彩乃とだけ?私個人的には、朝陽vs惡斗っていう構図がメチャクチャ楽しみ!」
朝陽「私も惡斗さんと試合したこと無いから楽しみなんだけど、なんかビーリベって悪くなりきれない悪い人みたいな感じの印象なんだけど。結構洗礼を受けると思いますけど、ピラミッドを崩していかなきゃいけないから」
松井「そして最終的に青野未来をくだして」
朝陽「チャンピオンとから引きずり下ろして」
松井「名も無き我々がトップを奪っていこうと思います」
――ユニット名についてなにか考えは
松井「決めたいとは思ってるんですけど……(笑)」
朝陽「候補は、“てっぺん”」
松井「ダサいじゃん、っていう(笑)」
朝陽「正式では無いですよ?(仮)でお願いします」
松井「みんなでいい感じのやつをね」
朝陽「横文字じゃないやつがいいよね」
松井「横文字のカッコいいの多いからね」
朝陽「日本語らしく、“夜露死苦”みたいな、そういう感じの、なんか考えたい!」
松井「そうだね(苦笑)」
朝陽「このユニットに、“打倒!青野未来”じゃないけど、そういうことに火を燃やして加勢したいって人がいたらどんどん受付中でございます」
松井「大歓迎です」
朝陽「別にユニットとしてやらなきゃいけないってわけじゃないと思うけど、あったほうがわかりやすいってのはあるね」