16歳の男子高校生レスラーが47歳の中年男色家レスラーの唇を奪い“大人の階段”を登る

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 23日、東京都・後楽園ホールにてDDTプロレスリング『Get Alive 2024』が開催。夢虹が男色ディーノとの試合で大人の階段を登った。

 DDT EXTREME王座はチャンピオンが試合ルールを決定できるという性質を持つため、そのときの王者が誰なのかによって色がガラリと変わる王座。時には凶器が乱れ飛ぶデスマッチルールで行われたり、“目隠し乳隠しデスマッチ”などDDTイズムを凝縮したルールで行われたりと、そのときのDDTの空気を象徴する王座となっている。
 現王者の男色ディーノは、10月の後楽園ホール大会で同王座を防衛後に夢虹(ゆに)を挑戦者に指名。

 夢虹は2016年に8歳でキッズレスラーとしてデビューするも、マスクマンとして正体を隠して練習生として1からやり直し、昨年3月から素顔に戻って再出発を果たした16歳の現役高校生レスラー。
 今林久弥GMは「16歳の男子高校生と男色ディーノをシングルマッチさせるのはコンプライアンス的に問題がある。会社的に怒られる」と拒否するが、ディーノは「夢虹がどんな気持ちでリングに立ってるか分かってる?まだ高校生?違うね!もう高校生!自分の人生でやりたいことくらい自分で決める年だろうが!決めるのはお前らじゃねえ。夢虹だ!」と絶叫。
 夢虹は「やらせてください!断る理由なんて無いです!」と熱く応じるが、その先には汚いオトナの欲望が待ち受けていた。

 ディーノは夢虹との王座戦に『大人の階段昇る君はまだシンデレラさルール』を策定。
 この試合は、開始5分は“シンデレラタイム”としてリングに魔法がかかる。シンデレラタイム中はあらゆる男色殺法が禁止され、使用した場合は即反則負け。シンデレラタイム終了後には男色殺法を含むあらゆる行為が解禁される反則無しの完全決着ルール。
 47歳の中年男性が16歳の高校生に男色殺法を行うことへの倫理的な問題が懸念されていたが、ディーノは「私が一番夢虹を子ども扱いしないかもしれないと思ってる。1レスラーとして、私の持つすべてをぶつけるつもりでいます。全力で夢虹にあんなコトこんなコトをするつもりでいます」と夢虹を一人前の“大人”として認めて対峙する覚悟を語っていた。


 試合が始まると、シンデレラタイム中のディーノは身体に染み付いている男色殺法を繰り出しそうになり苦戦。夢虹はラ・ケブラーダ、トペ・スイシーダ、連続バク転からのカンガルーキック、スワンダイブ式の雪崩式フランケンシュタイナーといった高い身体能力の限りを尽くした大技の数々を繰り出していくが、ディーノは5分間を耐え抜いて魔法を解く。
 場内に『想い出がいっぱい』が流れ始める中、ディーノは男色クロー、男色スープレックス、男色ナイトメアを立て続けに繰り出して溜め込んだ欲望を吐き出す。リップロックは阻止されるも、ファイト一発で尻穴を貫き男色ドライバーを狙う。
 夢虹は掟破りのリップロックをディーノに見舞い、バズソーキック連打からムーンサルト・プレス2連発。さらにファイヤーバード・スプラッシュを見舞うもカウントは2。ならばと夢虹はフェニックス・スプラッシュを発射も、かわしたディーノがリップロックから男色ドライバー。さらにシンデレラ・スリーパー(※限界までタイツを脱いでからの夢虹の顔面を股間に埋めながらの三角絞め)でタップを奪った。

 ほもい出がいっぱいな試合を終えたディーノは「言ったでしょ?夢虹はもうライバルなんだって。こっから、アイツが高校生だって思ってる奴から足すくわれていくぞ。アイツはプロレスだけじゃなくて人生でもっと悔しい思いをして、もう1回来たときにはもっと難解なルールにしないと私勝てない。高校生だなんだって甘やかすのはもうやめよう。1人のライバルが生まれた。今日はそういう試合」と夢虹と対等な目線で語る。
 対する夢虹は、ディーノの筆下ろしを受けて一皮むけた様子。この敗戦を悔しそうに噛み締めながらも高校生の内のKO-D無差別級王座戴冠への誓いを新たにした。

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