ガンと闘う秋山準の忠臣・岡田佑介が引退を表明しリング上で号泣。8年間のプロレスラー人生に幕

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 23日、東京都・後楽園ホールにてDDTプロレスリング『Get Alive 2024』が開催。ガン闘病中だった岡田佑介が引退を発表した。

 岡田は2017年に全日本プロレスでデビューした元警察官レスラー。秋山準の付き人を務めた後、2018年に諏訪魔率いるEvolutionに加入し特攻隊長的なポジションを確立。全日本ジュニアの将来を担う選手として期待されていた。
 2019年後半当時の全日本では“政変”が起きており、当時社長を務めていた秋山は全日本内で徐々にフェードアウトし2020年12月に退団。岡田も師として慕う秋山を追うようにして同月退団し、秋山が主戦場としたDDTに登場。後に師弟ともに所属となり、秋山らが復活させた新生バーニングの一員として活躍していた。

 DDTでの飛躍が期待されていた岡田だったが、今年1月に下腹部に腫瘍が発見され手術を実施。転移は見られなかったものの、検査の末に悪性のガンであったことが判明。今年3月から抗ガン剤治療に入るために欠場していたが、復帰は叶わず引退することを決断した。


 リングに登場した岡田は感極まって涙で声を詰まらせながら「すみません、ずっと笑って行こうと思ったんですけど……。この度引退することになりました。説明が不足してたと思うんですけど、治療の方は順調で全然大丈夫です。ですけど、色々考えてこのような形を取らせていただきました。プロレスラーとなって約8年、そのうちの4年間をDDTプロレスで過ごすことが出来ました。本当にDDTに来て幸せだったし、メチャメチャ楽しかったです!本当に最高の仲間とお客さんに巡り会えて、本当に幸せでした!これからはDDTプロレスをファンとして支えていきたいと思います。本当に4年間、ありがとうございました!」と挨拶。
 その後は師・秋山からの花束も贈呈され、DDT所属選手たちに囲まれて最後の退場を終えた。

 バックステージに戻った岡田は「約8年間のプロレスラー人生をDDTプロレスで終えられたことを本当に感謝しているし、とても幸せでした。体調は本当に良くなっていますのでご心配なく」と涙を拭いて笑顔で語る。
 引退後の第二の人生について問われると「自分なりに色々動いてはいるんですけど、正直定まっていることは無いので。そこは一旦ゆっくり考えて。ただ、これからもDDTは大好きな場所なので、DDTにはなにかしらの形で関わりたいと思ってて。そこが今言えるプラス(のこと)」と、今後もプロレス界に携わっていく可能性も示唆した。

 最後にリングに上った感触を問われると「復帰するつもりは無いんですけど『試合してぇなぁ』とちょっと思ったりもあったり。プロレスがイヤになったとかそういう話ではないので。第二の人生っつってもプロレスは切っても切れない大切なものなので、今後自分がDDTでどう関わっていけるかを考えていきたいです」と複雑な胸中を語った。

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