「愛とか恋とか夢とか、俺の前では無力だ」佐々木大輔がクリス・ブルックスらを制して6人タッグ王座防衛！両国決戦を前に絶望を突き付ける
23日、東京都・後楽園ホールにてDDTプロレスリング『Get Alive 2024』が開催。【DAMNATION T.A】佐々木大輔＆KANON＆MJポーがKO-D6人タッグ王座の3度目の防衛に成功した。
この日のメインイベントでは【DAMNATION T.A】佐々木大輔＆KANON＆MJポーvs【SCHADENFREUDE International】クリス・ブルックス＆高梨将弘＆正田壮史のKO-D6人タッグ王座戦が実施。
【DAMNATION T.A】は佐々木大輔が率いるヒールユニットであり、悪の限りを尽くしつつKO-D6人タッグ王座を戴冠。これに立ち向かうのは現KO-D無差別級王者であるクリス・ブルックスを擁する【SCHADENFREUDE International】。
12月28日の両国国技館大会ではクリスと佐々木のKO-D無差別級王座戦が決まっていることもあり、両軍の抗争は日々過熱。今回の試合も6人タッグ王座の行方だけではなく、2025年のDDTの風景を占う要素も秘めた試合となった。
試合はT.Aの奇襲に始まり激しい場外戦へと発展。T.Aの独壇場かと思われたが、無法には無法で対応。佐々木のトペ・スイシーダをイスのフルスイングで叩き落としたクリスが反撃の狼煙を上げ、バルコニーからのゴムパッチン攻撃というダイナミックな奇策も見せる。
その後は高梨が捕まる展開となるも、シャーデンフロイデが頭を使った連携ですぐに逆転。若い正田が気を吐き、クリスと佐々木の一騎打ちにつなぐ。
佐々木は急所を掴みながらのスープレックスで勝機を作ってミスティカ式クロスフェース。クリスは馬鹿力でこれをぶっこ抜いてパイルドライバー、リバースタイガー・ドライバーと続けるもT.Aの面々にレフェリーが場外に連れ去られてカウントは叩かれず。無法地帯と化したリングで両軍のセコンド勢も入り乱れた総力戦となるが、クリスがトペ・コンヒーロで一掃。
高梨がクリスとの巧みな大技連携で畳み掛けていくが、高梨がタカタニックを狙ったところで佐々木がインプラントでぶっ刺して切り返し、KANONのカナディアン・バックブリーカー＋佐々木のダイビング・エルボードロップの合体攻撃。最後は佐々木が高梨をクロスーオーバー・フェイスロックで仕留めた。
マイクを取った佐々木は「おいクリス・ブルックス。今日でハッキリ分かったぞ。テメー、大したことねーな。そいつらシャーデンなんたらも大したことねーな。愛とか恋とか夢とかそんなものは俺の前では無力だ。お前は俺の前では無力だ。この俺がそのベルトのために動いたってことはよ、そのベルトは必ず俺のものになる」と語りかけると、クリスは何も言い返すこと無く退場。両国決戦を前にT.Aファン以外にはバッドエンドの大会となった。
