赤井沙希インタビュー[第4回]「沙希ちゃんみたいになりたい」って思ってもらえるようなカッコイイ存在に!
プロレスデビューから1年以上が経ち、DDTのドラマティック総選挙に初エントリーした2014年、何と第6位にランクイン! すっかりDDTファンからドラマティックドリームチームの一員として認知された赤井沙希。
最近では東京女子プロレスに参戦したり、『プロレスキャンボール2014』では木村響子や里村明衣子らと対戦する機会もあった。さらにデビュー戦のときに対戦したスターダムの世IV虎からはワールド・オブ・スターダム防衛戦の相手に指名された。今後、プロレスラー赤井沙希はDDTという枠の中に留まらず、活動の幅が広がっていくのかもしれない。
しかし赤井本人は一体どういうレスラーになりたいと思っているのだろうか? 何をしたいのか? ロングインタビュー、ラストとなる今回は赤井沙希が目指す、赤井沙希にしか出来ないと思われるレスラー像に迫った。
【取材・文/佐瀬順一】
自分で考えた選挙活動が特製ポケットティッシュ配り
ーー初心を忘れずにコツコツと努力してきたことがDDTファンに伝わったからこそ、ドラマティック総選挙で6位という結果が出たんだと思います。改めて初めての総選挙はどうでした?
赤井 私、去年の結果発表をニコ生で見ていたんですよ。だから選抜に入るのがいかに難しいことなのかっていうのは分かっていたつもりなんで、結果が出たときに「アカンかった! もっとやっておけばよかった〜」って思うよりも、恥かいてもいいからやるだけやって、それで散ったら悔いはないわって思って考えたのがティッシュだったんで(笑)。
ーー例の自腹で赤井沙希特製ポケットティッシュを作って配るという選挙活動ですね!
赤井 選挙って何かなって考えたとき、タスキかけて台の上のって街中で演説するとか、いろいろ考えたんですけど、家に帰ったときに余韻が楽しめることって何かなと思ったら、配っているものをもらえたら嬉しいやないですか。で、団扇を考えたんですけど、季節的にアレだったんでティッシュにしたんです。
ーー某スポーツ紙に「エロティッシュ」と書かれていましたが(笑)、話題性といいインパクトといい、なかなか効果的だったと思います。とはいえ、6位というのは正直予想をはるかに上回る結果でした。
赤井 発表されるとき、最初は一丁前にドキドキしてたんです(笑)。下のほうから発表されるから。でも1ケタの発表になったときはもうドキドキしてなくて、「早くアンダーボーイズと20位を発表してくれへんかな」と思ってたんです。で、チェリーさんが7位って発表されたときに「女性でこの順位はすごいわねぇ〜」って思っていたら、「6位、オスカープロモーション」って言われてビックリして悲鳴あげてて(笑)。そのあとはずーっとヒーヒー言いながら泣いていて、頭真っ白になりましたね。密かにアンダーボーイズに入ったとき用のコメントは考えていたんですけど……
ーーその時出てきたコメントが「皆さんにとって急に現れた私を受け入れてくださってありがとうございます」でした。
赤井 DDTファンの人たちにとっては居なくてもよかったのに、急に出てきて「誰やねんコイツ!」って感じだったと思うんですけど、そんな私を受け入れてくれる懐の大きさだったり、優しさだったり、私もドラマティックドリームチームの一員だと思ってくれていることが嬉しくて。客席見たら結構泣いてくれている人もいたし、司会の三田(佐代子)さんもウルウルしてて「なんで泣いてるんやろ?」って思ったんですけど(笑)、あとから聞いたらもらい泣きだって言ってくださって、「私なんかにもらい泣きしてくれるなんて、心が綺麗ねぇ〜」って思って。
ーーなんじゃそりゃ!(笑)
赤井 もう嬉ションしそうでした。もうアジャ様のバックドロップを食らったときと同じぐらいの衝撃でしたね。だって私とかDDT所属じゃないし、オスカープロモーションっていうでっかい看板があって、周りにいろいろやってくれる人とかが居るんでしょって感じで、なかなか感情移入しずらいと思うんですよ。あっ、でも選挙に関しては事務所のバックアップとか一切ないですからね! 組織票があるわけでもないし(笑)。
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赤井沙希(あかいさき)
オスカープロモーション所属のモデル、タレント。1987年1月24日生まれ。京都府出身。身長174センチ。2006年には旭化成せんいキャンペーンモデル、2009年にはK-1イメージガールとなる。2011年にはTBS系ドラマ『マッスルガール!』にビッグデビルこと向日葵役として出演。同年6月1日には埼玉・アイスリボン道場で星薫役だった志田光とタッグを組んで、藤本つかさ&真琴と10分間のエキシビションマッチを行った。ラジオ日本『ラジオ新日本プロレス』(2012年4月〜2013年3月)ではアシスタントを務める。2013年8月18日、DDTの両国国技館大会でプロレスデビュー。