夏葵が同期の荒幡寧々を倒しAWG王座初防衛!入江彩乃が「トップになりたいなら倒さなきゃいけない人いるんじゃないですか?」
14日、新木場1stRINGにてアクトレスガールズ『ACTwrestling Step51-TO THE GOLDEN TIME SERIES-『RISE OF THE GOLD』』が開催。メインイベントでは夏葵(なつき)の持つAWGシングル王座に荒幡寧々(あらはたねね)が挑戦した。
夏葵は岡山出身の女優であり、4歳からバレエダンサーとして活動を開始すると中学生時代にユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)のアンサンブル部門でグランプリに。オーディションを乗り越えバレエ『えんとつ町のプペル』にも2年連続出演しており、現役バレエダンサーとしても活躍している。
2020年にアクトレスガールズに入団すると、舞台演出にプロレスの要素を取り入れた『アクトリング』でリングデビュー。2021年には女優や声優やグラドルやプロコンカフェ嬢がプロレスを行っている『アクトレスリング』でプロレスデビューも行い、しっかりとした体幹に裏打ちされた美しい立ち振る舞いや、指先まで意識した身のこなしは観るものの目線を引き付け団体のエースに成長。先月の後楽園ホール公演で元スターダムの惡斗を倒し、AWGシングル王者となり世代交代を行った。
その夏葵に挑戦したのは、“奇人変人演劇人”荒幡寧々。演劇と酒をこよなく愛する荒幡は、夏葵と同じ日に『アクトリング』でデビュー。しかし自分から前に出ない性格からか夏葵とは差が広がり、全日本プロレスのアクトレスタイムなどに参戦はするものの強い印象を残せずに居る。そんな中、先月末に行われた17選手参加のバトルロイヤルを制覇しベルト挑戦権を獲得。新世代同士の王座戦に注目が集まっていた。
試合が始まると、手の内を知っている荒幡が夏葵の蹴りを避け、技の出始めをチョークで捕らえ大外刈りで叩きつけて迎撃する。さらにセントーンを投下しコブラツイストで捕らえるが、なんとか抜けた夏葵は三角蹴りを叩き込み流れを掴む。新技のコブラクラッチ式ネックブリーカーなどで荒幡を追い詰めると、荒幡も得意のブレーンバスターを連発するが仕留める事はできず、最後は夏葵がmidnight sun(=旋回式キューティースペシャル)で3カウントを奪った。
荒幡は悔しそうに「ずっと夏葵すげえなって思いながら、色々あってやっと背中追いついたと思って挑戦させてもらって。会場の応援とか見てるとアクトレスのエースだなって思って、その差はすごく感じましたね今日。どれだけ自分がここで輝けるかを、もっと考えたいと思います。次は絶対に負けないです」と語る。
夏葵は「私たちはもっともっと前に!上に!進んでいかなきゃいけない。そして私はもっと防衛戦がしたい!アクトレスガールズ全員倒してこのベルトを持って、初めて真のエースだと胸を張って言えると思ってます。だから全員、いつでも、どこからでも、24時間!かかってこい!昔のアクトレスガールズの方が良かったなって思われたくない!」と宣言し、若手からの挑戦も受ける構えも見せたが、そこに現れたのは入江彩乃。
安納サオリや万喜なつみ(なつぽい)がいた旧体制時代にTOKYO FMでレギュラー番組を持つ声優レスラーとしてデビューした入江は、キャリア6年を経て自身の誕生日にシャンパンタワーが建つプロコンカフェ嬢に成長。技術と美貌と売上を持つ入江は「夏葵ちゃん、新人と防衛戦?何そんなぬるいこと言ってるんですか?アクトレスガールズのエース、トップになりたいなら、もっと倒さなきゃいけない人、いるんじゃないですかね?年末、ベルトがなくならないように気を付けてください」と挑発した。
アクトレスガールズは12月29日に後楽園ホール公演が決定済み。入江と夏葵のAWG王座戦世代闘争が行われる事が濃厚となった。