不慮の事故で21歳で永眠した朝陽さんが所属したアクトレスガールズが公演再開!「試合をやったことで、ようやく本当に『いなくなっちゃったんだなあ』って実感しました」
21日、新木場1stRINGにてアクトレスガールズ『ACTwrestling Step34』が開催された。
今月1日に不慮の事故に遭い朝陽さん(21)が永眠したことを受けて公演が中止となっていたが、この日より再開へ。
オープニングでは全選手がリング下に集まり黙祷が捧げられた。
その後選手を代表して青野未来がリングにあがり「本日はご来場いただきありがとうございます。皆さんそれぞれ思いがあると思いますが、私たちは、朝陽ちゃんが愛したプロレスを、朝陽ちゃんが愛したリングで、アクトレスガールズとして一生懸命パフォーマンスをお届けしてまいります。本日も応援よろしくお願いします」と挨拶。
メインイベントでは、朝陽さんと同じユニット『てっぺん☆』で戦っていた松井珠紗が、25日のタイトルマッチ前哨戦に勝利し「朝陽ー!見てるかー!勝ったぞー!朝陽と一緒には叶えられないけども、朝陽の思いも背負って、2月25日、ここ新木場1stRINGで、私が茉莉さんからてっぺんを獲ります!25日、改めてよろしくお願いします」と絶叫。
リング上では笑顔を見せていたが、バックステージに戻ると涙目になりながら「寂しいな、悲しいなって気持ちもたくさんあるんですけど、朝陽がプロレスを本当に愛していたので、明るく、いつも楽しく明るく、このリングで闘っている朝陽を見てきたので、絶対にこのリング上では私も明るく居続けようと思って闘いましたけど……大丈夫だったかな?私個人的な話なんですけど、今まで23年生きてきて仲いい人とか身内が亡くなったりってことがなかったんです。だから、今回初めてで……。だから、今の今まで実感が湧いてない。まだ、こう……朝陽がどっかで、また現れてくれるんじゃないかなって思ったりするんですけど。今回、今日試合をやったことで、いつもいたはずのところにいない、いつもこの辺(※自身の隣)で喋ってた朝陽がいない……っていうので、ようやく本当に『いなくなっちゃったんだなあ』って実感しましたね、ちょっと。でも、最初にも言った通り、せめて私だけは明るくいようと思ってるんで。朝陽の分まで背負って全部、明るく、元気に、なにかをお客さんに届けていけたら良いなと思います」と言葉を絞り出した。
会場では朝陽さんのポートレートを抱きしめる選手や、髪色を朝陽さん色にするなど思い思いのやり方で朝陽さんへの追悼の意を示していた。
団体としては25日の新木場1stRING公演にて、朝陽さんの追悼VTRを放映する予定とのことだ。