「あなたたちのことも見返します!」“府川唯未&田中稔の娘”田中きずなが王座挑戦を前に惨敗も涙のマイクで決意表明!

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 12日、京都府・京都KBSホールにてマリーゴールド『Marigold Fantastic Adventure2024』が開催。タッグ王座挑戦を控える田中きずなが試合に敗れながらも啖呵を切った。

 田中きずなは、田中稔&府川唯未という名プロレスラーの両親から生まれたサラブレッド。
 母・府川さんが頭の怪我が原因で引退していたことから両親ともにきずながプロレスラーになることを大反対していたが、きずなは強い意志を持って説得。高校卒業後の2023年4月2日に憧れのプロレスリングWAVEにてデビューを果たした。
 今年1月12日に行なわれたアルシオンの卒業興行『ARSION THE FINAL~卒業~』に出場した際には、「不本意な引退をしたお母さんがやり残したことは全て私がやる」という決意を宣言。大会後には母娘にロッシー小川を交えた3人で記念撮影を行っていた。その後の4月11日から体調不良による長期欠場に入り、今年7月1日付でWAVEを退団。同月にマリーゴールド入団を発表した。

 きずなは、マリーゴールドで自身と同じく19歳のビクトリア弓月と意気投合しタッグを結成。今月24日の後楽園ホール大会では【ミライサク】MIRAI&桜井麻衣が持つマリーゴールド・ツインスター王座(※タッグ王座)への挑戦も決まっており、団体の未来を背負う選手の1人として期待を集めている。

 この日は、【tWin toWer】天麗皇希&後藤智香vs高橋奈七永&田中きずなのタッグマッチが実施。
 tWin toWerの2人はツインスター王座への前挑戦者であり、ミライサクに敗れて王座戴冠を逃している。この日のきずなは奈七永という強力なパートナーを得ていたこともあり、王座戴冠に向けて絶対に勝っておきたい試合だった。

 いざ試合となるも、tWin toWerの2人は奈七永に照準を合わせておりきずなは眼中に無い様子。
 意地を見せたいきずなが序盤から突っ込んでいくが、tWin toWerの連携の餌食に。奈七永は逆に1vs2の状況でも圧倒的な強さを見せて若人たちを蹴散らしていく。
 終盤までいいところを見せられずにいたきずなだが、得意のドロップキック連発で勝機を掴み、皇希へ雪崩式腕十字固め、ミサイルキックと猛攻。奈七永もラリアットを叩き込んで助太刀し、きずながフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを決めるがカットされてしまう。きずなは追撃を狙うも、皇希がスパインバスターでカウンター。さらに後藤のフラップジャックに皇希が一本背負いを合わせる合体攻撃が決まり、皇希がバイシクルキックから必殺のアメジスト・バタフライ(※旋回式ダイビング・ボディプレス)を決めて3カウントを奪った。


 試合後にマイクを取った皇希は「田中きずな。あんたさ弓月とタッグ組んで次期ツインスターの挑戦者になったんですよね。でも、ミライサクと闘って負けたからこそわかる。今のアンタじゃミライサクには敵わない。しかも今日は奈七永さんと組んで。奈七永さんと組んでも勝てないのに、そんなヤツがツインスターのベルトなんて獲れるわけねえんだよ!」と一喝。
 負けた上に罵られたきずなは泣きながらも「弓月はたくさん結果残してるのに、私が弓月の足、引っ張ってるのは分かってるし、ほんとに悔しいけど、弓月が隣にいてくれたら私は絶対勝てるし、タッグのベルトも絶対巻くから。タッグのベルト巻いて、あなたたちのことも見返します!」と反論。
 さらにきずなが「今日だって弓月と組んでたら勝ったから!」と言い放つと、側で寄り添っていた奈七永は「どういう意味だ?オイ?!どいつもこいつもなんか失礼だなオイ!私が隣で勝てないって、ちょっと重要なことだぞ。ちゃんと持ち帰って考えとけ!」と憤慨した。

 きずなは古巣のWAVEではWAVE認定タッグ王座戴冠歴があるなどその実力は証明済み。奈七永を目の前にしながらも大言壮語を吐ける胆力を試合でも発揮できれば、マリーゴールドでトップ戦線に食い込める日も遠くないのかもしれない。

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