【試合詳細】10・12 マリーゴールド京都大会 MIRAI&桜井麻衣vs翔月なつみ&松井珠紗 天麗皇希&後藤智香vs高橋奈七永&田中きずな 林下詩美vs石川奈青 ビクトリア弓月vsCHIAKI 青野未来vs瀬戸レア マイラ・グレースvs南小桃

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『Marigold Fantastic Adventure2024』
日程:2024年10月12日(土)
開始:13:00
会場:京都府・京都KBSホール
観衆:235人

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○マイラ・グレース
5分29秒 スカイツイスター・プレス→片エビ固め
●南小桃

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○青野未来
8分48秒 バズソーキック→体固め
●瀬戸レア

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○ビクトリア弓月
6分19秒 ケツァル・コアトル
●CHIAKI

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○林下詩美
6分10秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●石川奈青

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[tWin toWer]○天麗皇希/後藤智香
12分5秒 アメジスト・バタフライ→エビ固め
高橋奈七永/●田中きずな

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[ミライサク]MIRAI/○桜井麻衣
17分51秒 STF
[翔松タッグ]翔月なつみ/●松井珠紗

翔松タッグがミライサクに完敗し早速の解散?!きずながtWin toWerの挑発に涙のタッグ王座戴冠の誓い!マイラが驚愕の新フィニッシャー解禁!

第1試合


 まずは、首四つから南が左腕手を捻る。マイラが返すと、南が再び左腕を捻る。マイラが前方回転から南の左足をとりグラウンドでスリーパーからヘッドロック。南がマイラの左膝を押し付け脱出。
 マイラがエルボー、サイドキック、ローキックでテイクダウンを奪う。ロープに飛んでドロップキックを狙うが南がかわし、フォールを狙うが、マイラはブリッジで逃げる。ロープに飛んだところを南がドロップキック。コーナーへ飛ばそうとするがマイラが体勢を入れ替えエルボーを決める。足をすくいテイクダウンをとるとロープに飛んで串刺しドロップキック。リング中央にフロントヘッドロックの状態で持っていき、ツイスト・アンド・シャウト。カウント2。立ち上がるとバックドロップを狙うが、南が足の間を後ろに潜り抜けて足払いからオクラホマロールもカウント2。そのまま腕十字を決める。マイラがロープに逃げると右腕をロープにかけ足でロック。立ち上がると、マイラがスクールボーイから入るボーダーシティ・ストレッチを決めるが南がロープブレイク。
 立ち上がると南がエルボー、マイラも負けじとエルボー。3回繰り返すと、マイラがバックスピンキックからバックドロップを決めるがカウント2。みちのくドライバーIIを狙うが南が堪えロープを使ったコンプリートショット。
 南はドロップキック4連発でフォールを狙うがカウント2。立ち上がるとマイラがトラースキック。そのままみちのくドライバーIIを決めるとトップロープへ。後方の体制からスカイツイスター・プレスを決めると、そのままカウント3が入った。

<試合後コメント>
南小桃
「京都、マイラとのシングルだったんですけど。キック、顎がずれました。噛み合わせが。マイラの新しいフィニッシュも、キックも、全部痛すぎて。でも、マイラとは次、後楽園で闘うんで。そんときは必ずリベンジしたいと思います。ありがとうございました」

マイラ・グレース
「彼女がデビューして以来何度も闘ってきた。その中で彼女がどんどん成長を続けていることを私は誇りに思うわ。でも、残念なことにこのマリーゴールドで練習を1度も休まず試合に出ている人間はほとんどいないの。私はその数少ない中の1人。3度の病気と怪我もあったし、数週間前に兄弟が死にそうだという電話があったけど、私がどういう選択をしたかはみんなも知ってるでしょう?つらいこともあったけど、私は顔を拭いて前に進み続ける。私にはまだここで為すべきことがあるから!」

第2試合


 両者、握手からのスタートで首四つ。手首の取り合いの後、青野がバックをとる。瀬戸はバックエルボーで体勢を入れ替えフロントヘッドロック。バックの取り合いから、青野がテイクダウンでアームロックからフロントヘッドロック。再びバックの取り合いで今度は瀬戸がアームロックにいくがロープブレイク。
 瀬戸は青野をロープに振り、ドロップキック。対して今度は青野がドロップキック。そして首投げからボディシザースからサーフボード・ストレッチ。立ち上がると髪の毛を掴んで2回転、そのまま投げ、コーナーのセカンドロープに瀬戸を乗せるとボディにキック。コーナーに振ると瀬戸が体勢を入れ替え串刺しドロップキック。青野がローキックから逆に瀬戸をコーナーに詰め串刺しドロップキックの逆襲。フォールを狙うがカウント2。首投げから、背面からのサッカーボールキック3連発。ロープに飛んだ4発目を瀬戸が逃げスクールボーイで丸め込むもカウント2。瀬戸がドロップキック2発から得意のフェイスバスター。自らロープに飛んでドロップキックからフォールを狙うがカウント2。
 青野がボディスラムで投げるとエルボー合戦。エルボー連発でロープに追い詰めると、瀬戸がかわし逆さ押さえ込み。これもカウント2。グラウンドで背面から両腕を決めるとキャトルミューティレーション。ロープブレイクになると瀬戸が腕を2回転させエルボー、ロープに飛んで回転エビ固めを狙うも体勢が崩れる。青野はボディスラムからミサイルキック。カウント2。青野はダブルアームを狙うが瀬戸が踏ん張り逆さ押さえ込みからスモールパッケージ。青野のラリアットをかわし、トルネード・クラッチ。決まらないと今度はキーロックを仕掛けるがキメが甘い。瀬戸がロープに飛ぶと青野のラリアットが決まる。続いて、キャプチュード、スライディング・ラリアットを仕掛けるが決まらず。最後は十分に体勢を整え、バズソーキックが入り、フィニッシュ。

<試合後コメント>
青野未来
「三連戦初日、京都から始まり、無事に勝利で収めることができました。初シングルのレア、瀬戸レア。なんかすごい独特の雰囲気持ってるから、私は、もっともっと個性的な未知の闘いを期待してたんですが、んー、まだまだ、もっともっときっと個性があるから、もっと出してほしいと思ったし。もっと元気いっぱい来てほしい。これからの瀬戸レア、またいつか対戦できるのを楽しみにしてます。ありがとうございました」

瀬戸レア
「青野未来さんとのシングルマッチは、自分にとってはチャレンジマッチだと思います。現チャンピオンとシングル出来るなんてことはなかなかないことなので。チャンピオンと闘う気持ちで挑んだんですけど。この試合で、一番は自分に負けたと思います。自分に勝てないと良い試合はできないと思うので。対戦相手にも失礼だと思います。なので、自分に勝てるように強くなって、また未来さんとシングルがしたいです。ありがとうございました」

第3試合


 両者、握手を拒否してスタート。CHAIKIは首四つを取らせず挑発しヘッドロック。弓月はロープに振り、逃げようとするが、ショルダータックルでダウン。さらにロープに飛んでドロップキックを狙うがCHIAKIがかわす。CHIAKIはストンピングからキャメルクラッチ。「ちゃんとステンドグラスと写真撮った?」と“映え”も気にする余裕を見せる。
 CHIAKIはロープに挟んで串刺しスピアー。髪の毛を掴んで投げるとコーナーに追い詰め顔面ウォッシュ。CHIAKIがロープに飛んだところを弓月がドロップキックで反撃。さらにコルバタで投げ捨てドロップキック。さらにロープに飛ぶとCHIAKIが風車式バックブリーカーで対抗。背中を踏みつけ側転式ダブルニードロップ。カウント2。アルゼンチンを狙う。弓月も一度は逃げるがニ度目でアルゼンチン・バックブリーカーが決まる。体を回転させて逃げるもCHIAKIのガットショット。弓月は払い腰を狙うが、CHIAKIが耐えてエルボースマッシュ。
 弓月が払い腰で投げるとフィッシャーマンズスクリューからダブルリスト・アームサルト。カウント2。ロープに飛ぶと今度はCHIAKIがスピアーからアルゼンチン、さらにムーンウルフ。これを弓月がカウント2で跳ね返すとスモールパッケージ。丸め込みからトラースキック。ロープに飛ぶとCHIAKIがパワースラムで返すがカウント2。フィッシャーマンの体勢を弓月がかわしトラースキック。「終わり!」と叫んでケツァル・コアトルを決める。これが綺麗にスリーが入り弓月が勝利。

<試合後コメント>
ビクトリア弓月
「カード変更で、翔月なつみとの闘いがお預けになってしまったんですけど。初めましてのCHIAKI。私は、何回やってもオマエから勝つし、お前は何回、私とやっても負ける。以上、ありがとうございました」

CHIAKI
「京都、浜松の二連戦は、1日目はビクトリア弓月。正直舐めてたんで。何も凶器もいらねえだろうと思って。真っ向から遊んでやろうという気持ちでリングに上がったんだけど。まあ、弓月は弓月で培ってきたものが、あるなあと感じたし。アイツの蹴りで一瞬意識飛んで。最後スリー取られちゃったけど。あっちがどう思うかわかんないけど、俺はビクトリア弓月すごく面白えし。めっちゃ楽しかったなと思うし。ライバルとか、そういうのじゃないけど。これから闘っていきたいと思った選手だったよ。悔しいんで。また、やり返します。じゃ、そういうことで」

第4試合


 石川が握手を求めるが詩美は無視。石川はショルダータックルで倒そうとするが逆に跳ね飛ばされる。詩美が強めのボディスラムからフォールの体勢。カウント2。立ち上がりコーナーに飛ばす。串刺しバックエルボーから背面にドロップキック。キャメルクラッチで固めるとストンピング。石川は再びショルダータックルで倒そうとする。詩美がアルゼンチンの体勢に入ろうとするが、石川これをかわし、今度はショルダータックルで倒すことに成功。
 コーナーに振り串刺しラリアットからロープに振ってランニング・ネックブリーカー、トップロープからのダイビング・クロスボディもカウント2。さらにダブルアームを狙うが、詩美もコウモリ吊りの体勢、石川がこれを潰しボデイプレス。これもカウント2。さらに両肩に担ぎ上げようとするが、詩美が踏ん張り投げっぱなしジャーマン。これに対し石川もジャーマンの体勢から投げ、投げっぱなしジャーマンを決めるとダブルアーム・フェイスバスター。追い討ちでジャーマンを狙うが、ロープに逃げられる。
 石川はロープに飛ぶが、詩美がフラップジャックでロープに顔面を打ち付けて「ナメんなオラッ!」とバックフリップ。詩美はラリアット2連発もカウント2。ダメージの大きい石川を無理矢理立たせると、石川が「ナメんな!」と張り手。詩美は強烈なエルボーで返しストンピング。石川はさらに張り手も、詩美がコウモリ吊り落とし。体を切り返し石川もフォールを狙うがカウント2。しかし詩美はラリアット2連発からジャーマンの体勢。石川も堪えるが、ニ段式のような形で、ジャーマン・スープレックス・ホールドが決まり詩美が貫禄勝ち。
 試合後、石川のもとに近づくと石川がエルボー、これに対しストンピングで踏みつけリングを後にした。

<試合後コメント>
林下詩美
「おい、石川。オマエ、悲劇のヒロインぶってんじゃねえぞ。そんなヤツを私は応援したいとは思わない。オマエが誰より自分のことを好きでいる意識を持たなければ、私はオマエに頑張れとは思わない」

石川奈青
「ああ悔しい。前回タッグで負けて、シングルでリベンジするチャンスだったんですけど。いや、自分は24日の後楽園ホールで高橋奈七永にパッションを証明しないといけないので。こんなところで立ち止まってるわけにいかないんですよ。明日も明後日も今日も含めて三連戦。今日の悔しさを明日、明後日パワーに変えて、絶対に絶対に勝利を掴みいきたいと思います。今日はホールの時よりは、お客さんも温かいというよりは、しっかり見てくれてたのかなっていう気がしてたんですけど。温かい声援はもちろん嬉しいんですけど。どんどん、厳しい声とか厳しい視線とか、もっともっといただいて。でも、それでも、それを越えて高橋奈七永を越えて、パッションを証明しないといいけないので、もっともっと強くなります。明日、明後日と連戦、絶対に負けません。ありがとうございました」

第5試合


 後藤が「奈七永、オマエ来い」と挑発するも、きずなが「私が行きます」と手を挙げ、先発は後藤ときずな。
 ゴングが鳴るときずながドロップキックの奇襲。連発を狙うが後藤がショルダータックルで切り返す。カバーに入るがきずなはブリッジで逃げ、ランニング・ニー。さらにジャンピング・クロスボディもカウント2。追撃を狙ったところを後藤が飛行機投げで切り返し、皇希にチェンジ。
 皇希はボディスラムから170cmプレス。さらに逆エビからの片逆エビ。きずなはロープに逃げ、エルボーの連発。エルボー合戦になるが、皇希がショルダータックルでテイクダウンをとると後藤にタッチ。
 後藤はエルボーからロープ際に追い込みヒップアタックからアトミックドロップ。これに皇希が入りビッグブーツ、さらにダブルでビッグブーツを決める。カウント2。クロスラインをかわしたきずなが後藤にジャンピング・ネックブリーカーで奈七永にタッチ。
 奈七永はショルダータックルで後藤をテイクダウン。太ももにキックをぶち込みエルボードロップ。ボデイプレスをかわした後藤は、ジャイアントスイングを狙うが決まらず。エルボーを12発叩き込むとエプロンから皇希がキックでサポート。リングインしダブル・ブレーンバスターを狙うが奈七永がダブルのフェイスクラッシャー。そして、後藤に足4の字固め。皇希が170cmプレスを狙うがかわされ、足4の字のままアルバトロスに決められる。観客にギブアップ・コールを要求するが、決まらないと見ると自ら外し、バックドロップを狙う。後藤が踏ん張り、ボディスラム。自軍コーナーに奈七永を追い詰めると串刺しエルボー。皇希にタッチ。
 皇希もバックエルボー、後藤がラリアットと連続攻撃。さらに皇希がビッグブーツ、ランニング・ビッグブーツ。エルボー連打からロープに飛ぶも奈七永がかわし投げっ放しジャーマン、ラリアットと追い込む。ここできずなにタッチ。

 きずながドロップキック連発、雪崩式腕十字固め、ミサイルキックを決めるがカウント2。奈七永ときずながダブルでクロスラインに入るが皇希がかわし、後藤とダブルでビッグブーツ。そして、きずなにツインタワーを狙う。奈七永がカットすると、きずなが皇希に腕十字固めを決める。ロープブレイクで、奈七永がラリアット、きずながフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。これを後藤がカット。
 きずなはエルボーからロープに飛ぶが、皇希がスパインバスター。カウント2になると後藤のフラップジャックに皇希が一本背負いを合わせる合体攻撃。そしてバイシクルキック。これを奈七永がカット。しかしダウン状態のきずなに皇希がアメジスト・バタフライを決めるとカウント3が入った。

皇希「京都!ツインタワーが勝ったぞ!そして、田中きずな。あんたさ弓月とタッグ組んで次期ツインスターの挑戦者になったんですよね。でも、ミライサクと闘って、そして負けたから、負けたからこそわかる。今のアンタじゃミライサクには敵わない。しかも今日は奈七永さんと組んで。奈七永さんと組んでも勝てないのに、そんなヤツがツインスターのベルトなんて獲れるわけねえんだよ!」
きずな「……悔しい。弓月はたくさん結果残してるのに、私が弓月の足、引っ張ってるのは分かってるし、ほんとに悔しいけど、弓月が隣にいてくれたら私は絶対勝てるし、タッグのベルトも絶対巻くから。タッグのベルト巻いて、あなたたちのことも見返します。あと、今日だって弓月と組んでたら勝ったから!弓月が隣にいたら勝てたから!」
奈七永「オマエ、それ、どういう意味だ?オイ!オイ?!どいつもこいつもなんか失礼だな。オイ!私が隣で勝てないって、ちょっと重要なことだぞ。ちゃんと持ち帰って考えとけ!大体、泣いてるけどな、パッションが足りないんだよ。そうだと思うでしょ?!ツインスターだって負けてんだぞ、こいつらだって。上から目線で鬱陶しいな!」
皇希「今日は勝ったんで」
奈七永「今日はそうだな、うるせえ、うるさいよ、ムシャクシャする!このムシャクシャは、私は後楽園ホールで石川にぶつけてやる!」

<試合後コメント>
天麗皇希&後藤智香
皇希「ツインタワー、勝ちました」
後藤「勝ったぞ!」
皇希「ツインスターで負けて、正直、なんか気持ち的に沈んでた部分があって。それぶりの試合。今日はツインタワーで。正直、不安もいっぱいあったし、奈七永さん、久しぶりに闘わせてもらって。でも、ツインスターと、シングルリーグを経て、私たちの成長が少しでも伝わってたらいいなって。それから、きずな、私は、今日闘って、マリゴに来てからの初対戦でも闘って。私は、もっと熱い人だと思うし、もっともっと、私もそうだけど、もっともっと何かあると思う。リングで伝えたいこと、やりたいこと。次のツインスター挑戦するけど、正直、私は全然勝てると思ってないので。でも、私はツインスター闘って、ミライサクに負けて、それで感じたことがたくさんあったから。同じように感じて、勝っても負けても、これで成長できるんじゃないかなと思います」
後藤「とにかく勝ったんだよ、今日。もっとさあ、いっぱいいっぱいいろんなこと言われてるけど。勝ちは勝ち。一個ずつ一個ずつ勝って勝って、どんどんパワーアップしていこう。成長してる。私たちは」
皇希「してる」
後藤「今日は奈七永を呼び込んで、私もパッションもっともっとぶつけていく。だから皇希もぶつけていこう。ね。奈七永。サン。もっともっと私はあなたと闘って、もっともっとバチバチバチバチ、プロレスをしたい!だから、闘うぞ!」
皇希「勝つぞ!」

高橋奈七永&田中きずな
奈七永「きずな、きずな、初タッグ、結構楽しみにしてたんだけど。どう?」
きずな「私もすごい楽しみに」
奈七永「してて、結構強力な味方じゃない。隣にいてさ。なのに、私がこっちだったから負けたみたいな雰囲気にとられちゃったんだけど、それ勘違いかな?」
きずな「『弓月が隣だったら勝てるって』言いました」
奈七永「ってことは高橋奈七永だと役不足だったのかな?」
きずな「でも、私は今日奈七永さんがいるのに負けちゃったんですけど。でも今日の結果、気にしてるわけにいかなくて。もう本当に正直悔しいんです。弓月の隣じゃなくて」
奈七永「負けてる場合じゃない。ベルトに挑戦するなら」
きずな「だから(涙ぐむ)」
奈七永「泣くな、オマエ、次に行けよ」
きずな「ハイ」
奈七永「ベルト挑戦するんだったら取る気で行けよ」
きずな「絶対取ってツインタワーのこと見返します。もうあんなこと言わせないです」
奈七永「じゃあ、今日のことは、私は忘れるよ。夢だ、幻だと思うからよ。もっとパッション磨け!」
きずな「ハイ」
奈七永「次、組む時まで、磨けよ。次は勝つんだからな。OK、パッション!」

第6試合


 先発はMIRAIと翔月。MIRAIが会場にコールを求めてリングを半周。すると松井もリングインし、MIRAIをコーナーへ飛ばす。翔月がエルボー、松井がニーを入れる。さらに翔月が胸元にミドルキック。カウント2で返すとそのまま腕十字固め。MIRAIは腕をロックしディフェンスするも翔月は回転して腕十字を決める。ロープブレイクになると翔月がエルボー8連発からドロップキック、ロープを使ってのダブルニードロップ。カウント2。逆片エビから逆エビに入るも桜井がカット。翔月が松井にタッチ。
 松井がMIRAIにボディシザース。足を折りたたみ弓矢固め。ストンピングからロープに振ろうとするがMIRAIが抵抗し逆にドロップキックを決める。ここで桜井に交替。
 桜井は松井にビッグブーツ。翔月が入ると、ダブルでクロスラインを狙う。桜井はこれをかわしてダブルのドロップキック。松井を自軍コーナーに追い詰めるとダブルで首を攻撃。さらにロープに顔面を擦り付ける。MIRAIにタッチ。
 ミライサクがダブルでドロップキック。MIRAIは首投げの連発からドロップキック。ショルダーで倒すと、松井が場外に逃げようとする。桜井がこれを阻止し、MIRAIがボディスラムでカバーすると桜井にタッチ。
 桜井はケンカキック3発からカバー。カウント2。松井はエルボーを叩き込むが桜井のエルボーが強烈。松井はコーナーからのボディアタック、ドロップキックで桜井を倒すと翔月に交替。
 翔月はサッカーボールキックからカバー。これを返すと桜井がブレーンバスターで投げ飛ばし、MIRAIにタッチ。
 MIRAIは翔月の蹴り足を取って変形ドラゴンスクリュー。さらにストンピング、ドロップキック、リバーススプラッシュ式セントーンのラッシュ。バックドロップを狙うと翔月がカサドーラで返す。MIRAIはボディスラムからのシーライダー。翔月がロープに逃げると、MIRAIはコーナーに追い詰めラリアットを狙う。これを翔月が返し串刺しドロップキック、ダブルニーを入れるとフィッシャーマンズ・スプレックス。カウント2。コーナーに登りフットスタンプを狙うがかわされる。MIRAIはショルダーからラリアットを狙うが、これまた外され、逆に翔月が卍固め。さらに脇固め。ロープブレイクされると松井にタッチ。
 松井がスライディングクロスボディ、翔月が蒼魔刀の形のダブルニー。松井がハングマンDDTとラッシュ。松井がMKDを狙うがMIRAIはバックフリップ。松井がカサドーラを狙うとMIRAIがSSコロンビアwithミケーレ。ラリアットを狙うと松井がブサイク・ニーで返す。松井がロープに飛ぶと桜井が捕まえカット。そしてスタナー、MIRAIがダブルハンマー。MIRAIは桜井にタッチ。
 桜井が松井にミサイルキック、ギロチンネックブリーカー。しかし松井も抵抗、し低空ドロップキックからストレッチマフラー、カサドーラ・フットスタンプ、フットスタンプ連打の波状攻撃。ミサイルキックを狙うとMIRAIがカット。桜井は、庶民征伐で投げ、シャイニング・バスター、ミサイルキックを狙ったところで翔月がカット。ミライサクを場外に落とすと、松井が場外にプランチャ。
 リング内に桜井を戻すと、翔月と松井がダブルでジャンピング・ニー。松井がフィニッシュを狙いMKDを決めるもMIRAIがカット。そして、ミライサクが松井へラリアットとレッグラリアットのダブル攻撃、MIRAIのハリケーンドライバー、桜井のダイビング・エルボードロップと続くが決まらず。桜井がタイガー・スープレックスを狙ったところを松井がサムソンクラッチ、ジャパニーズ・レッグ・クラッチと続くが、ミライサクが二人にそれぞれバックドロップを決める連携。さらに連携STOで2人同時になぎ倒し、最後は桜井が蝶野正洋直伝STFを松井に決めて勝利。

桜井「京都大会にお越しの庶民の皆さん、ごきげんよう!翔月なつみ、松井珠紗、私たちは今日タイトルマッチのつもりで闘ったけど、あなたたちは闘う……組むより、たたたか、闘った方がいいんじゃないの?」
松井「たたたか?(笑)なんか噛みすぎてよくわかんなかったんだけどさあ。でも、そうかもしれないと私も思いました。翔月なつみとの翔松タッグ、だめだわ。そもそも、私、アンタ(翔月)の持ってるそのベルト、スーパーフライのそのベルト欲しいから。後楽園でよくわかんない鳥の人と闘うみたいだけど、もちろん防衛してもらって、その次の挑戦者はこの松井珠紗だ。くれぐれも取られんなよ」
翔月「(客席に向かって)あたりまえですよねぇ」

桜井「改めまして、京都大会にお越しの庶民の皆さん、ごきげんよう!ミライサクがツインスター初代王者になって京都に戻ってきました!これから、このベル、もっともっと輝かせて、マリーゴールドをもっともっと盛り上げていくので、応援よろしくお願いします!MIRAIさん、何かありますか?」
MIRAI「かしこまりました。皆さん、お立ちください。自分たちがせーのと言ったら、魂込めて」
桜井「この庶民が!」
MIRAI「でお願いします。いいですか?!もっともっと!いいですか?!せーの!魂込めて!」
桜井「この庶民が!おおきに!」

<試合後コメント>
MIRAI&桜井麻衣
MIRAI「はい、マリーゴールドの初代ツインスター・チャンピオン、ミライサクが、ここ京都のステンドグラスの会場に君臨……?降臨?」
桜井「降臨」
MIRAI「ご降臨することができました(二人で拍手)今日も、ミライサクの強くて、いい感じの雰囲気で会場を包み込めたんじゃないかと思います」
桜井「そうね。私たち、次の防衛戦も決まっているので。しっかり今日勝って、絆も深まったんじゃないでしょうか。ということで、浜松に向かってうなぎを食べに行って参りますわ」
MIRAI「やった!うなぎ!」
桜井「ごめんあそばせ~♪」

翔月なつみ&松井珠紗
松井「もうね、解散です。解散!」
翔月「解散もなにも。まだ1回しか翔松タッグって言ってから始まってないんですよ」
松井「確かに」
翔月「3WAYバチバチやる予定だったんですけどね。なんかこういう運命だったのかなってね、私たちは」
松井「やっぱ闘う方がいいかもしれないですね」
翔月「いやいやいやいや、今日勝てなかったのに、私に勝てるわけないじゃん」
松井「今日は、なつみさんが、あんま助けてくんなかった的な。一緒に勝ちたいと思ってくれてなかった」
翔月「いやいや、自分がタッチこなかったから。全然何回も助けに出てた。おい、動画チェックしてくれよ。出てるよ、手がね」
松井「もうね、嫌ですよ、私。なつみさんもですけど。STF、もう何回目ってくらいくらってる。もう恐怖症、もう二度とSTFくらいたくない。見たくもない。ほんとにイヤです。今日、京都も嫌になりそうになりました。ありがとうございました。次、タイトル戦で会いましょう」
翔月「松井、顔小ちゃくなってるよ」
松井「ヤッター!」

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