【試合詳細】9・8 マリーゴールド富山大会 Sareeevs桜井麻衣 青野未来vsボジラ 高橋奈七永vs松井珠紗 天麗皇希vs翔月なつみ 林下詩美vsビクトリア弓月 NØRIvs後藤智香

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『Dream✴STAR GP 2024』
日程:2024年9月8日(日)
開始:12:30
会場:富山県・ボルファートとやま
観衆:305人(満員)

▼タッグマッチ 15分1本勝負
田中きずな/○MIRAI
8分9秒 ラリアット→片エビ固め
●マイラ・グレース/CHIAKI

▼DREAMリーグ公式戦 15分1本勝負
○NØRI【2勝0敗1分=5点】
9分28秒 エアースーリヤ→体固め
●後藤智香【0勝3敗=0点】

▼DREAMリーグ公式戦 15分1本勝負
○林下詩美【2勝1敗=4点】
8分7秒 ショッキング・ベイズラー→片エビ固め
●ビクトリア弓月【0勝1敗1分=1点】

▼DREAMリーグ公式戦 15分1本勝負
○天麗皇希【1勝1敗=2点】
11分20秒 変形バックドロップ→エビ固め
●翔月なつみ【1勝1敗1分=3点】

▼STARリーグ公式戦 15分1本勝負
○高橋奈七永【1勝1敗=2点】
11分3秒 ワンセコンドEX→片エビ固め
●松井珠紗【0勝3敗=0点】

▼STARリーグ公式戦 15分1本勝負
○ボジラ【3勝0敗=6点】
8分58秒 スタイルズ・クラッシュ→エビ固め
●青野未来【2勝1敗=4点】

▼STARリーグ公式戦 15分1本勝負
○Sareee【1勝0敗=2点】
11分13秒 リストクラッチ式裏投げ→体固め
●桜井麻衣【1勝1敗=2点】

マリーゴールドはSareeeがいなければ終わり?!ボジラが青野をスタイルズ・クラッシュで破り全勝継続!皇希が新技解禁で翔月から勝利!

第0試合


 マイラはMIRAI&きずなと笑顔で握手するも、CHIAKIはこれを無視しつつマイラと先発の座を奪い合うなど険悪なムード。その隙を見逃さずMIRAI&きずながドロップキックで奇襲して試合開始。
 MIRAI&きずながマイラへ交互にリストロックをかけていき、MIRAIがコーナーに上る。CHIAKIがペットボトルでぶん殴ってMIRAIを叩き落とすも、きずながマイラに脇固め、MIRAIがCHIAKIにレイネーラを決めるサブミッションの競演を見せる。
 きずなとマイラの対面。きずなはランニング・クロスボディを連発していくが、マイラがエルボー、ローキック、低空ドロップキックの連撃で一矢報いてCHIAKIにタッチ。
 CHIAKIはきずなの髪を掴んで引きずり回し、ロープに押し付けて顔面ウォッシュからアイアンクロー。場内から大ブーイングが起きる中でCHIAKIはそのままアイアンクロー・スラムを狙うが、きずなが脇固めで切り返して「ナメんな!」とフライング・ネックブリーカードロップ。MIRAIにタッチ。
 MIRAIはCHIAKIに串刺しバックエルボー連打から串刺しラリアット。さらに「魂込めて行くぞ!」とコーナーに上ってミサイルキックからバックドロップを狙うが、着地したCHIAKIがロープに飛んでスピアー。MIRAIの髪を掴んで引き回しながらマイラにタッチ。
 マイラはMIRAIに串刺しバックエルボーを連打し、MIRAIのエルボーを股抜けでかわしてヒップアタックからブレーンバスター。さらにバックドロップを狙うが、MIRAIが変形バックフリップで切り返し、きずながスピンキックからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで援護射撃。MIRAIはミラマーレ・ショックを狙うが、CHIAKIがサミングでカット。
 CHIAKIはマイラを乱暴にどかしてイスを振りかぶるが、マイラが怒ってイスを取り上げようとする。そこへきずながミサイルキックで2人まとめてふっ飛ばし、MIRAIがマイラにSSコロンビアwithミケーレからラリアットを発射。これをかわして丸め込んだマイラだったが、きずながカット。マイラはフィッシャーマンズ・スクリューからバックドロップで叩きつけ「オワリ!」とフォーファンク・クロスを狙うが、MIRAIが振り払ってショートレンジ式レインメーカーを叩き込んで3カウントを奪った。


 第0試合後にはDREAM✴STAR GPの選手入場式が実施。高橋奈七永から挨拶が行われた。

奈七永「皆さん!こんにちパッショ~ン!もっと元気よく!こんにちパッショ~ッン!ボルファートとやまにお集まりの皆さん、誠にありがとうございます!マリーゴールド富山初上陸というこの大切な瞬間にこんなに沢山の方々にお集まりいただき本当に嬉しく思います。マリーゴールドは5月に旗揚げして3ヶ月ちょっとですが、今プロレス界で一番熱くて一番勢いのある団体だと思ってます。それはなんでかと言ったら、ここにいるみんなが一番を目指して、プロレス界のトップにのし上がろうと本気で思っているからです。そんな熱い女たちの中でこのDREAM✴STAR GPで優勝できるのは、ただ1人。そんな熱い女たちの闘いが今日もこの富山で熱く繰り広げられますので、皆さんも精一杯一緒に闘って、熱い応援をよろしくお願いします!」

第1試合


 ゴングが鳴ると、後藤が上から手4つを求める。NØRIは「ナメんな!」とハイキックで撃ち落とそうとするが、後藤がバックステップでかわす。再び後藤が手4つを求めるが、NØRIはローキックで滅多打ちにしてからロープを踏み台にしたアームドラッグ、低空ドロップキックと先制。
 NØRIは後藤をロープに振るが、後藤がショルダータックルでなぎ倒し、コーナーに乗せて串刺しヒップドロップから串刺しランニング・ヒップアタック。怒ったNØRIがローキック連打からミドルキックで倒し、ボディスラムからヘアホイップでコーナーに叩きつけて串刺しドロップキック。さらに倒立式ダブルニードロップから変形羽折り固めに捕らえるが、後藤が長い脚をロープにかけてブレイク。
 NØRIはサッカーボールキックを猛連打して容赦のない追撃を加えていくが、後藤は「そんなもんかNØRI!」と雄叫び。NØRIはさらに強烈なサッカーボールキックを連打してからスリーパーホールドからボディシザース。NØRIはそのまま反転して丸め込むが、キックアウトした後藤がキャメルクラッチからサーフボード・ストレッチ。
 後藤は「クッソ!こうなったら回すぞ!」とジャイアント・スイングも、5回回したところでバランスを崩して倒れてしまう。後藤はすぐ起きて串刺しラリアットからロープに飛んでラリアットを発射も、NØRIがフロントハイキックで蹴り落として側頭部へローリング・ソバット。後藤は倒れず耐えてラリアットでなぎ倒し、「終わり!」と510-Nで叩きつける。しかし、NØRIが下から足を絡め取ってアンクルホールドに捕らえ、そのままニークラッシャー、ヒザ裏へのローキック猛連打からの膝十字固めと怒涛の一点集中攻撃。
 よろよろよ起き上がる後藤に対し、NØRIは「そんなもんか」と冷酷にローキック連打。後藤はNØRIの手をガッチリと掴み、ローキックを受けながらも「離さない!」と意地を見せてエルボー連打。さらにスモールパッケージ、スクールボーイからCTBで叩きつけてからロープに飛ぶも、NØRIがキャッチしてバックドロップ。
 NØRIが引き起こして後藤のラリアットをジャンピングハイキックで撃ち落とし、側頭部へハイキック。さらに「終わりだ!」とブレーンバスター・ホールドで叩きつけ、必殺のエアースーリヤを叩き込んで3カウントを奪った。

 後藤がよろよろと掴みかかっていくが、NØRIはストンピング連打で黙らせ、笑顔で観衆とハイタッチをかわしながら退場していった。

<試合後コメント>
NØRI
「勝ち点5!富山の皆さんに、私の蹴りの威力とかが伝わったんじゃないかと思います。ゴチカ選手、私の蹴りに耐えられるのかなと思ったんですけど、結構耐えて受けてきたんで思い切り行かせていただきました。このあと東京で3連戦。これが山場だと思っているので、しっかり次に向けて勝ち点を積み上げていきます。ありがとうございました!」

後藤智香
「クッソ!なんで!なんで勝てないんだ!まだ0点、次こそは次こそはと思っても、次はもう無いって……。でも次は後楽園。ビクトリア弓月!絶対に!あぁっ!絶対に勝ち点2!ゲットします!」

第2試合


 ゴングが鳴るとロックアップでの力比べとなるが、詩美が余裕を持って圧勝。弓月は即座にリバースしてエルボーからドロップキックを発射も、かわした詩美がショルダータックルで吹っ飛ばす。
 詩美はボディスラムからキャメルクラッチ、さらにロープに振ってラリアットを発射も弓月が回避してロープに飛ぶ。ティヘラを狙う詩美だったが、耐えて担ぎ上げてコーナーに叩きつける。詩美が串刺しバックエルボーからロープに飛ぶが、弓月が追走してドロップキックからティヘラ、低空ドロップキックとスピードを活かした連撃で逆転。
 弓月はロープを踏み台にしたフェイスクラッシャーからダブルリスト・アームサルトを狙うが、詩美が振り払ってバックフリップからコウモリ吊り落とし、サイドバスターと連撃。詩美はアルゼンチン・バックブリーカーからトーチャーラック・ボムを狙うが、着地した弓月が側頭部を貫く打点の高いドロップキック。
 弓月はフィッシャーマンズ・スクリューからダブルリスト・アームサルトで叩き付け、トラースキックから「終わりだッ!」と雄たけびを上げて変形レッドアイ。さらに突っ込んでいくが、詩美がカウンターのエルボーからラリアット。さらにジャーマン・スープレックスを狙うが、弓月がキャッチしてローリング・アロー。これを返した詩美がカウンターのラリアットで叩き伏せ、ショッキング・ベイズラーで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
林下詩美
「弓月、さすがさすが、未来のエースを名乗るだけあるね。首が……首がちょっと。リーグ戦なのに大事な首、持っていかれちゃったよ。でも首持っていかれたって、ぼろぼろになっても今日2点取ったのは私。林下詩美だ。お前がエースになるにはちょっと早いかもしれないな。マリーゴールドのエースは林下詩美しかいないから」

ビクトリア弓月
「DREAM✴STAR、2戦目。詩美さんとのシングル。私はデビューしてから詩美さんと1度もシングルしたことがなくて、今日DREAM✴STARって形でシングルで当たれたことをすごく自分にとってチャンスだと思っていました。自分がマリーゴールドのエースになるために絶対に倒さないといけない相手。他にもいるかも知れませんが、詩美さんを倒す必要が絶対にあると思っていました。だから負けて悔しいし、だけど少しは私が成長した姿を詩美さんに刻み込めたのではないでしょうか。でも、こんなところで私は終わらないので。次シングルするときは詩美さん、貴女から3、獲ります」

第3試合


 試合前には両者しっかりと握手。
 ゴングが鳴ると、バックの取り合いからロープワークの応酬となり翔月がドロップキックで先制。翔月は倒れず耐えてビッグブートも、翔月はネックスプリングで起き上がってドロップキック。さらに蹴りつけていくが、皇希がかわしてスクールボーイからの変形バタフライロック。皇希は翔月をロープにくくって串刺しビッグブートを発射も、かわした翔月がロープを使ったレッグブリーカーからレッグロック。エプロンからビッグブートを見舞い、ロープの反動を使ったダブルニードロップ。
 翔月は皇希の足に狙いを定め、レッグブリーカー連発からヒザへのエルボードロップ。さらにロープに飛ぶが、皇希がパワースラムで迎撃して170cmプレス。続けて串刺しビッグブートからロープに飛んでビッグブートからカナディアン・フェイスバスターを狙う。これを回転エビ固めで切り返した翔月だったが、皇希が即座にビッグブートで反撃してレインメーカー式RKO。
 皇希がラリアットを狙うが、翔月がキャッチして脇固め。皇希の回避運動に合わせて翔月がマウントを取ってエルボー連打。皇希もひっくり返してマウントエルボーを連打し、互いに上下を入れ替えながらマウントエルボーで殴り合う。競り勝った翔月がサッカーボールキック、フィッシャーマンズ・スープレックスのフェイントからのスモールパッケージと連撃し、コーナーに振って串刺しドロップキックから串刺しランニング・ダブルニー。翔月は距離を取ってランニング・ダブルニーを叩き込み、必殺のダイビング・ダブルニードロップを狙う。

 皇希は追いすがってコーナー上でのフロントネックロックからカナディアン・フェイスバスター。コーナーに上ってアメジスト・バタフライを発射するが、翔月が回避して自爆させ十字架固め。さらに延髄切りからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。ロープに飛ぼうとしたところを皇希がバックを取って小股すくいスープレックス。さらにアメジスト・バタフライを決めるもカウントは2。ならばと皇希は新技の変形バックドロップ(※小股式のアクシズ)で叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
天麗皇希
「リーグ戦2戦目、そして初の白星。しかも翔月なつみから私が白を獲れたっていうのはメチャクチャ嬉しいです。やっぱりなつみさんは足を絶対狙ってくるだろうと思っていたので、最後、投げ技1個、新しいの用意してきたんですよ。今日のために。そしてこのリーグ戦のために。それをしっかり決めて最後3獲ることが出来たのはすごく嬉しかったです。ここからもこの新技どんどん磨いて、自分のでっかい武器にして、強くなって、そしてリーグ戦優勝します。ありがとうございました」

翔月なつみ
「まあ、ここ勝ち点2点欲しかったところなんですけど、初めて負けちゃって。素直に負けたということに悔しい気持ち。そして天麗皇希、昨日も散々舞台の告知はたくさんしていたようですけど、ここの試合にかける熱量っていうのが自分には見えてこなくて。そんな奴に負けた自分が一番情けない。本当に悔しい。その気持ちでいっぱいです。負けたものは負けなんで、次、後楽園。NØRI選手と初めて当たるということで。向こうの蹴りをかなり警戒しています。今日もスピンキックみたいので後藤智香から勝利して、勝ち点5?こっちのリーグで一番点数稼いでいるので、ここに勝つことによって自分が優勝に一歩近付くかなと思うので、残り全勝。強敵ばっかですけど、後藤智香は勝つとして。もう負けがないようにしていきたいと思います。美味い寿司食って、パワー入れて帰りたいと思います。ありがとうございました」

第4試合


 試合前に松井が握手を求めると、奈七永は「お願いします!」と応じて両者ガッチリ握手。
 ゴングが鳴ると、バックの取り合いからグラウンドでの首の取り合いを経て奈七永がヘッドロックでじっくり絞り上げる。松井もヘッドロックで切り返し、ロープを踏み台にしたアームドラッグからのドロップキックで反撃。さらにヘアホイップを狙うが、激怒した奈七永が逆にヘアホイップから串刺しラリアット、ビンタからのマシンガン・チョップを放ち始める。スピードが上がり切る前に松井がチョップをキャッチして腕へのオーバーヘッドキック。さらに場外へ飛び込みながらのロープを使ったアームブリーカーから、エプロンを駆けて腕へのドロップキック。さらに腕へのミサイルキックから足も使った変形バタフライロック。松井はコーナーに上ってミサイルキックを叩き込み、ロープに飛ぶも奈七永がキャッチして「バカタレがぁ~っ!」とサイドバスター。
 奈七永は裏十字から変形アルバトロス。さらにロープに押し付けて串刺しエルボーを見舞うも腕が痛んで動きが止まる。松井はその隙を見逃さずリバースして串刺しエルボーを連打。奈七永もビンタから串刺しエルボー連打で反撃しバックドロップ。奈七永はバックドロップを狙うが、松井がカサドーラ・フットスタンプで切り返し、さらにフットスタンプを連打。奈七永がブレーンバスターを狙う隙を狙って卍固めで絡みつくも、奈七永が腰投げで切り返して後頭部へのスライディングD。
 松井はメゲずに食らいついてエルボー連打。奈七永もエルボー連打から強烈なビンタを見舞うが、ラリアットをかわした松井がウラカン・ラナからブサイク・ニー。さらに顔面蹴りを見舞い、ティヘラから入る回転腕十字固め。奈七永がなんとかロープに逃れるが、松井は串刺しスライディング・クロスボディで追撃し、変形フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。続けて串刺しジャンピングニーを見舞うも、奈七永が即座に追っていってラリアット。すぐに反撃に移ろうとする松井だったが、奈七永がカウンターのラリアットでなぎ倒してスライディングDを発射。これをキャッチした松井がマ・ツイカワイストラルからのヨーロピアン・クラッチを決めるが、ギリギリで返した奈七永がファイナル・カットから変形サイドバスター、最後は「松井ッ!」と叫びながら伝家の宝刀・ワンセコンドEXを決めて3カウントを奪った。
 悔しがる松井は奈七永の足にすがりつくが、奈七永は顔面を何度も踏みつけて制圧した。

<試合後コメント>
高橋奈七永
「マリーゴールドで2回目の松井とのシングル。あのね、2回シングルマッチやるのはマリーゴールドで他にいないんだよ。1回目パッション注入マッチで、今回はリーグ戦で勝利をかけての闘いだったんだけど、松井、いい作戦考えてきたな!腕がいてーよ!だけどな!1戦目に桜井にレフェリーストップで負けたときにも言ったんだけどな、心が折れねーんだよ私は!絶対に心が折れないパッションの高橋奈七永っていうものをこのリーグ戦を通じてアピールしていくし、それで優勝ってものが必ず付いてくるんで。それを満天下に知らしめることが出来るのが楽しみで仕方ない!今日は富山に初めて来れたのも最高だったし、これからも全国にパッションを広めていき、そしてリーグ戦制覇!そしてそのSAKIもパッションの世界をお見せします!よろしく!パッション!」

松井珠紗
「あぁ……いてぇ。やべー、高橋奈七永。超強い。2回目だったんですけど、1回目はパッション注入でチャレンジマッチって感じで、今日はリーグ戦だから対等に勝負をしていこうと私は臨んだんですけど……全然、全然届かないなと思いました。高橋奈七永の腕をぶっころ……ヤバい。良くないワードが出た。ぶっ潰してやろうと思ってたんですけど、全然効かねーじゃねーかよ!なんだよ!もっともっと修業が必要だなと思いました。でも私はこの2回を経て、やっぱり高橋奈七永が大好きです!高橋奈七永という選手が本当に大好きで、私が高橋奈七永から勝つまで絶対に引退しないでください。よろしくお願いします!」

第5試合


 青野がロックアップで組み付くも、ボジラは腕力に任せて青野を突き飛ばしていく。青野がエルボー連打からロープに飛ぶが、ボジラは軽々とショルダータックルでふっ飛ばし「モット!モット!ボジラ、イチバン!」と叫んでコールを煽っていく。
 ボジラは青野を場外に放りだして観客席へと叩き込んでいき、エルボーでふっ飛ばして先にリングに戻ろうとする。青野は足払いをかけてエプロンから落下させサッカーボールキック。先にリングに戻る王者の意地を見せつける。
 青野はボジラがリングに戻るなりミドルキックを発射するが、ボジラがキャッチしてジャイアント・スイングからシットダウン式パワーボム。さらにミサイルキックからロープに飛んでラリアットを発射も、青野がかわしてヒザへの低空ドロップキック。さらに腕を取りながらローキック連打で足を潰そうとするが、ボジラが河津掛けで切り返す。
 ボジラはバーディクトを狙うが、足が痛んでよろけてしまう。青野は着地してローキック猛連打からキャプチュードで叩きつけ、39ロック。ボジラがなんとかロープに辿り着くも、青野はロープを使ったニーロックで容赦ない追撃。
 青野がロープに飛ぶも、ボジラがフライング・ラリアットで迎撃。さらに青野を斜め上に吹っ飛ばすタックルからリバース・スプラッシュ。続けてブロックバスターから再びリバース・スプラッシュを発射も、かわして自爆させた青野がスライディング・ラリアットからアキレス腱固め。さらにバズソーキックからスタイルズ・クラッシュを狙うが、ボジラが担ぎ上げてスパインボムのように叩きつけ、足を離さずそのままジャックナイフ式エビ固め。青野も下から組み付いて首固め、スクールボーイと粘っていくが、ボジラが返してカウンターのラリアット。
 ボジラはバーディクトから「モット!モット!ボジラ、イチバン!」と叫び、掟破りのスタイルズ・クラッシュを決めて3カウントを奪った。

 あまりに屈辱的な敗北を味わった青野が足にすがりついてエルボーを放っていくが、ボジラは軽々と振り払ってマウントエルボーを連打。セコンド勢が総出でボジラを引き剥がした。
 すると、ボジラは本部席へと歩み寄って純白のベルトを持ってきて青野の眼前に掲げ、青野に向けて投げ捨ててから退場していった。

<試合後コメント>
ボジラ
「当然のように勝ったのはこのボジラだ。モット!モット!ボジラ、イチバン!それが分かっただろう。SIZE DOES MATTER!デカさこそが正義だということはもう言うまでもない。あの赤いベルトもすぐに私のものになる」

青野未来
「こんな屈辱的な負け方をして、情けないです。ボジラに私はスタイルズ・クラッシュ、1度も出来たこと無い。なのに、逆にかけられるなんて!ホントに情けないし、こんなんじゃあのボジラから勝ってこのベルト獲ったこと、やっぱり奇跡とか偶然とか思われちゃうんじゃないかって情けない気持ちでいっぱいです。でも、私は絶対に諦めない。ボジラにもまた絶対リベンジするし、私はこのDREAM✴STARで優勝するって決めてるんで。絶対、絶対前向きます!」

第7試合


 Sareeeの選手コール中に桜井が殴りかかり、場外戦となる中でゴングが鳴らされる。
 場外でのエルボー合戦はSareeeが打ち勝つも、桜井がイスでSareeeを殴り倒してドロップキックで追撃。さらに鉄柱に腕を叩きつけ、腕へのストンピング連打からロープを使ったアームロックから腕へのドロップキックと一点集中攻撃でSareeeの武器であるエルボーを潰しにかかる。
 桜井はドロップキックからカバーも、Sareeeがブリッジで抜けてロープに飛んでドロップキック。Sareeeはヘアホイップでコーナーに叩きつけて顔面を踏みつけ、ボディスラムからリバース・インディアンズ・デスロック、鎌固めと得意技を繰り出す。
 Sareeeが「どうしたコラ」と強烈なエルボーを見舞っていくが、桜井は雄叫びをあげながらのビッグブートで吹き飛ばしてシャイニング・バスターを狙う。Sareeeがブレーンバスターで切り返すも、桜井は即座に起きてビンタ。Sareeeもすぐにビンタで反撃し、互いに髪を掴み合いながら揉み合う。
 打ち勝ったSareeeがロープに飛ぶも、桜井はカウンターのビッグブートから庶民征伐。コーナーに上って行くが、Sareeeが追っていって雪崩式ブレーンバスター。Sareeeもコーナーに上っていくが、桜井が地対空ビッグブートで場外へと蹴落とし、観客席へと投げ込む。
 桜井はSareeeをリングに戻してミサイルキック。さらにシャイニング・ケンカキックから引き起こして真っ向からのエルボー合戦を挑んでいく。両手を広げて余裕の表情を浮かべるSareeeに対し、桜井はエルボー猛連打からロープに飛ぶ。Sareeeは「残念でした!」と追走ドロップキックから貫通ドロップキック。さらにフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドからコーナーに上ってダイビング・フットスタンプを突き刺し、裏投げを狙う。桜井はこれを足を使ったファイナルカットで切り返し、蝶野正洋直伝STFを狙うが、決まり切る前にSareeeがロープブレイク。
 桜井がロープに飛ぶが、Sareeeがローリング・ソバットで側頭部を蹴り抜いて延髄切り。さらに変形バックドロップからロープに飛ぶが、桜井がカウンターのビッグブートからシャイニング・ケンカキック。コーナーに上ってダイビング・エルボードロップを見舞い、グロリアス・ドライバーを狙う。Sareeeはこれを振り払ってエルボー連打。桜井もMPRで切り返すが2で返されてしまう。

 桜井はタイガー・スープレックスからSTFで捕らえるが、Sareeeがロープへ。桜井はロープに飛ぶが、Sareeeがキャッチして裏投げ。これを返されると、Sareeeは最上位技のリストクラッチ式裏投げを解禁して3カウントを奪った。

Sareee「貴婦人、ウチら約3ヶ月ぶりのシングルだったけど……、なに?メチャクチャ変わってんじゃん。良くなってんじゃん。でもなあ、お前、ジュリアの代わりになりたいんだよな?そんなんじゃまだまだなんだよ。もっともっともがいてもがいて自分で探せ!どうやったらトップに行けるか。また、あのベルト(真紅のベルト)でもいいよ。お前が挑戦してくるの待ってるから。しっかりしろよッ!」

桜井「Sareee、今日は負けたけど、でも今日の1敗は単なる1敗だよ。このリーグ戦最終決勝戦に行くのは桜井麻衣だってことをこのリーグ戦で証明してやるから、今のうちにせいぜい調子に乗っておけ!」

(※桜井が先に退場)

Sareee「皆さん!富山の皆さん!こんにちは!そして遠い地方からはるばる来てくださった方もいると思います。本当にありがとうございます!私は今日からがDREAM✴STAR GPの初戦だったんですけど、この調子で。皆さんにも分かっていただけたと思うんですけど、この団体、マリーゴールド、Sareeeがいなかったら終わっちゃいますよね?どう思いますか?私がしっかりと団体の頂点、チャンピオンとして所属外ではありますがこのリーグ戦で全勝して思い切り盛り上げていくことをここに誓います。皆さん、最後までリーグ戦楽しんでください!今日は本当にありがとうございました!」

<試合後コメント>
Sareee
「今日は桜井麻衣だったんですけど、私3ヶ月前に桜井とシングルしてて。たった3ヶ月で人はこんなに変わるんだなって思いましたね。何やってても倍返ししようとしてくるのが伝わってくるというか。でも、それだけじゃないんだよって。トップに這い上がっていくには。でも、ジュリアが最後に選んだ女ってことで私は期待してますよ。ジュリアの代わりとは言わないけど、そんな存在に桜井自身がならなければいけないんじゃないですかね。そんなこと私には関係ないし良いんですけども。このリーグ戦、全勝優勝狙ってますので。このまま突っ走っていこうと思います。マリーゴールドはSareeeがいないとどうなっちゃうんですかね?みんなもっと危機感持ったほうが良いんじゃないですか?」

桜井麻衣
「今日は1番負けたくない奴に負けて、ホントに不甲斐ないです。ホントに応援してくれた皆さん、すみません。でも、まだまだ優勝するチャンスは残っていると思うので、残り全勝目指して頑張ります。あとSareee!私はジュリアの代わりになりたいんじゃないからな!私は唯一無二の自分になるためにここに来たんだよ!覚えとけ!」

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