Sareeeが高橋奈七永を怪我させた裏投げを封印!奈七永は「こんな馬鹿にされたのは28年のプロレス生活で初めて」とブチギレ

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 14日、東京都・後楽園ホールにてマリーゴールド『Winter Wonderful Fight 2024』が開催。Sareeeが奈七永との王座戦で裏投げを封印することを宣言した。

 Sareeeはマリーゴールドの至宝たるマリーゴールド・ワールド王座(※真紅のベルト)を巻く外敵王者。マリーゴールドのアイコンたるジュリアを制しての王座戴冠を果たしたことでその地位を絶対的なものとした。
 Sareeeは今年8月にシングルリーグ戦でかねてから因縁がある高橋奈七永と対戦するも仕留めきれずフルタイムドローに終わった。奈七永は完全決着を求めてSareeeの持つ真紅のベルトへ挑戦を表明。Sareeeも二つ返事でこれを承諾し、11月14日の後楽園ホール大会で決戦が行われることとなった。

 しかし、今月2日の札幌大会で行われた前哨戦にて、Sareeeの裏投げで奈七永が首を負傷して動けなくなるという事態が発生。奈七永の的確な現場判断で大事には至らなかったものの、検査の結果全治1ヶ月弱の脊柱起立筋損傷と診断。14日の後楽園ホール大会も断腸の思いで欠場を決め、両者のタイトルマッチは12月13日の新宿FACE大会へ延期となった。
 プロレスラーに負傷はつきものだが、誰のどの技で負傷したのかを団体側が詳らかに公開するのは極めてレアケース。Sareeeの代名詞的な必殺技である裏投げの威力を改めて世に知らしめる形となっていた。

 奈七永の無念を晴らすため、愛弟子・石川奈青がSareeeとのシングルマッチに名乗りを上げた。
 石川はマリーゴールド唯一の“全敗の女”として馬鹿にされ続けてきたが、は今月4日の名古屋大会でデビュー5戦目の新人にシングルマッチで勝利して“全敗の女”から脱出。さらにフリーの強者である野崎渚から反則勝ちとはいえ勝利を収めてシングル2連勝。奈七永の後押しを受けて大一番に臨んだ。

 Sareeeと石川のシングルマッチは、メインイベント後の“ファイナルマッチ”という位置づけで大会の最後に実施。


 試合はゴングとともにSareeeが突っ込んで強烈なドロップキックを見舞って開幕。
 Sareeeは、セコンドの奈七永に見せつけるかのように石川の顔面をグリグリと踏みつけ、業界随一のエグいエルボーを連打。石川も根性を見せてエルボー連打が必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドまで見せるがSareeeには通用せず。
 技を受けたはずのSareeeが先に起き上がって石川にさらなる攻撃を促すという絶望的な光景が広がる中、Sareeeが顔面をぶち抜くドロップキックからダイビング・フットスタンプ。カバーに入るもカウント2で自ら引き起こし、奈七永の眼前で石川を裏投げで沈めた。

 マイクを取ったSareeeは「威勢だけは良いじゃん。威勢だけはな?お前じゃあまだまだ奈七永の代わりなんか務めるわけねーだろ。現実見たか?」と石川をこき下ろし、「奈七永見てたよな、今の試合。これがSareeeの闘いだよ。大丈夫か、体調は」と人の良さが透けて見えてしまうマイクで奈七永を挑発。

 奈七永が12月13日での王座奪取を宣言すると、Sareeeは「私1個提案があるんですよ。12月13日、Sareeevs高橋奈七永、私は必殺技の裏投げを封印してやるよ。封印してお前にしっかり勝ってやるよ」とまさかの“舐めプ”宣言。
 これにブチ切れた奈七永はSareeeに掴みかかり、あわや乱闘に。セコンド陣に引き剥がされると「こんな馬鹿にされたのは28年のプロレス生活で初めてだよ!……裏投げは喰らわない。お前は裏投げが無いと私には絶対勝てないから。現実見せてやる」と殺気を剥き出しにしながら去っていった。

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