急逝した朝陽さんの盟友対決が実現!涙で顔がぐちゃぐちゃの“激エモ”女子レスラーに場内は大歓声!
26日、東京都・新木場1stRINGにて『Marigold Grand Opening Wars 2024』が開催。松井珠紗と石川奈青が初対戦でシングルマッチを行った。
マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって創設された新団体。
スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣(元:桜井まい)、ビクトリア弓月(元:弓月)の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンでスターダム『NEW BLOOD』で偽中野たむとしてプチブレイクした石川奈青が所属となることに。
さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、澄川菜摘(翔月なつみ)、松井珠紗、CHIAKI、皇希(天麗皇希)、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。
加えて、元スターダム練習生の南小桃、元アイスリボンの南ゆうき、南とアイドルユニットを結成している咲村良子、咲村と同事務所の橘渚というグラドル3人が練習生として所属。さらに旗揚げ戦には“元祖グラレスラー”愛川ゆず季の来場も発表されるなどマリーゴールドは旗揚げ前から強大な勢力を持つ団体としてプロレス界の台風の目となっている。
この日は新木場での昼夜大会で旗揚げ第2戦&第3戦が開催。
第3戦の第1試合では、松井珠紗vs石川奈青のシングルマッチが行われた。
松井は、今年2月1日に不慮の事故により永眠した朝陽さんの盟友であり、アクトレス時代には【てっぺん☆】というユニットを組んでいた最後のパートナー。石川も朝陽さんと公私ともに仲が良く、現在はコスチュームのデザインや必殺技を継承して朝陽さんとともに闘っている。
この試合はマリーゴールドでの石川のテーマである“対アクトレス”の試合ではあるが、2人の初対決は昔からのファンにとって特別な意味を持つものとして注目を集めていた。
試合前には、両手でしっかりと握手を交わして正々堂々の闘いを誓い合う。
開始直後はじっくりとしたレスリング戦が展開されるも、松井がヘアホイップから「はじめまして、石川奈青!元お芝居の人・松井珠紗です!」と挨拶しながら顔面を踏みつけて火を点け、激しいエルボー合戦へとヒートアップ。
劣勢となる石川だったが、朝陽さんが得意としていたランニング・ネックブリーカー・ドロップで窮地を脱し、ダブルアーム・スープレックスやリバースタイガー・ドライバーなど得意技で畳み掛けていく。
石川は必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、松井がサムソンクラッチで切り返し、ヨーロピアン・クラッチに変形させて3カウントを奪った。
マイクを取った石川は、悔し涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら「悔しい!お芝居の女優のアクトレスなんかに!3連敗なんて!悔じい゛ッ!悔しい!だけど、石川奈青はまだこんなもんじゃないから!絶対にアクトレスキラーになってみせるから覚えとけよ!」と絶叫。生の感情むき出しで闘う石川には、超満員の観衆から大歓声が贈られた。
試合後、“朝陽さんの盟友対決”という側面もあった試合であることを問われた石川は、「意識もしますし、やっぱり試合を見る機会も多かったので。対戦することは無かったですけど、間接的にお互い試合を見たりはしていたと思うので、そういう中ですごい楽しみな対戦でもありました」とコメント。
朝陽さんの気持ちも背負ってリングに上っているのかと問われると、「どう思われたいとかはそういうのは全く無くて。逆にそんなこと全然思ってほしくなくて。それを見てイヤな気持ちになる人もいるかも知れないし、『ありがとう』って言ってくださる方もいます。自分が自分の中でそうしたくて、好きで勝手にやらせてもらってるだけなので。自分と、その人にだけ伝わればいいかなって思ってます」と、熱い思いを胸にしまい込んだ。