【試合詳細】5・24 マリーゴールド代々木第二体育館大会 高橋奈七永vs青野未来 【ワールド】林下詩美vsMIRAI 【スーパーフライ】ビクトリア弓月vs岩谷麻優 山岡聖怜vs彩羽匠 天麗皇希&田中きずなvs後藤智香&勇気みなみ 心希vs桜井麻衣

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『マリーゴールド1周年記念&高橋奈七永引退記念大会 Marigold SHINE FOREVER 2025 A Glorious Celebration』
日程:2025年5月24日(土)
開始:14:30
会場:東京都・国立代々木競技場第二体育館
観衆:2450人(満員)

▼心希デビュー戦 15分1本勝負
●心希
12分33秒 STF
○桜井麻衣

▼8人タッグマッチ 15分1本勝負
ちゃんよた(PPP)/山中絵里奈(BBJ)/●咲村良子/橘渚
9分27秒 ダイビング・フットスタンプ→体固め
[Darkness Revolution]野崎渚(フリー)/CHIAKI/メガトン/○松井珠紗

▼天麗皇希復帰戦 タッグマッチ 15分1本勝負
○天麗皇希/田中きずな
8分58秒 アメジスト・バタフライ→エビ固め
後藤智香/●勇気みなみ

▼団体対抗戦5vs5イリミネーションマッチ
[マリーゴールド]翔月なつみ/石川奈青/ハミングバード/○瀬戸レア/南小桃
19分26秒 かんぬきスープレックス
[マーベラス]川畑梨瑚/Maria/●宝山愛/彩芽蒼空/暁千華
※レアの1人残りでマリーゴールドの勝利

<1人目>
[マリーゴールド]●南小桃
6分16秒 押さえ込み
[マーベラス]○暁千華

<2人目>
[マリーゴールド]○石川奈青
8分18秒 N.A.O→エビ固め
[マーベラス]●彩芽蒼空

<3人目>
[マリーゴールド]●ハミングバード
11分9秒 ライオンサルト→エビ固め
[マーベラス]○川畑梨瑚

<4人目>
[マリーゴールド]○翔月なつみ
13分13秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
[マーベラス]●暁千華

<5~8人目>
[マリーゴールド]●翔月なつみ、●石川奈青
16分9秒 OTR
[マーベラス]●川畑梨瑚、●Maria

▼団体対抗戦 シングルマッチ 20分1本勝負
●山岡聖怜
12分14秒 GO to SUGOI→エビ固め
○彩羽匠(マーベラス)

▼スーパーフライ級選手権試合 15分1本勝負
【王者】●ビクトリア弓月
9分58秒 ムーンサルト・プレス→エビ固め
【挑戦者】○岩谷麻優
※第2代王者が4度目の防衛に失敗。岩谷が新王者となる。

▼マリーゴールド・ワールド選手権試合 30分1本勝負
【王者】○林下詩美
16分12秒 ハイジャック・ボム→エビ固め
【挑戦者】●MIRAI
※第2代王者が3度目の防衛に成功。

▼高橋奈七永引退記念試合~forever Passion~ 30分1本勝負
●高橋奈七永
22分4秒 ワンセコンドEX→エビ固め
○青野未来

▼エクストラマッチ①
△高橋奈七永
1分0秒 時間切れ引き分け
△暁千華(マーベラス)

▼エクストラマッチ②
●高橋奈七永
0分59秒 体固め
○山岡聖怜

▼エクストラマッチ③
△高橋奈七永
1分0秒 時間切れ引き分け
△天麗皇希

▼エクストラマッチ④
○高橋奈七永
0分55秒 体固め
●堀田祐美子(T-HEARTS)

▼エクストラマッチ⑤
○高橋奈七永
0分49秒 ナナラッカ→エビ固め
●中西百重(フリー)

高橋奈七永が中西百重との試合で引退!詩美がMIRAIと絆の闘いで真紅のベルト防衛!岩谷が弓月から王座奪取でタッグ結成へ!大向美智子の娘・心希がデビュー!

第1試合


 ロックアップからリストの取り合い。心希が首投げからスリーパーも、すぐに抜けた桜井がグラウンドで潰し腕を取る。心希がそのまま潰すが、桜井が腕を離して2で返す。

 心希はローキックで膝をつかせサッカーボールキックで蹴倒す。さらに母である大向美智子直伝の裏投げで投げ捨てると、たまらず桜井は場外へ。
 心希は戻ってきた桜井にストンピング連打からロープに振ると、桜井のビッグブーツを避けてミドルキック。だが桜井はキャッチしてビッグブーツを叩き込み、足へのストンピング連打から足へのエルボードロップ。さらにロープを使った足攻めから、足への蹴りを連打しコーナーに振って串刺しビッグブーツ。続けて串刺しケンカキックで顔面を貫き、リング中央に引きずりフォールも2。

 桜井はスリーパーで捕らえるが心希はロープに足を伸ばしブレイク。

 心希は鼻血を出しながらエルボーを連打。桜井が強烈なエルボーで倒し、ロープに振るが心希はドロップキック。
 心希はロープに振ってアームドラッグからクルスフィックス。桜井は一回転してロープに足を伸ばしブレイク。

 心希はクロスボディで倒しフォールも2。

 心希はサソリ固めを狙うが、切り返した桜井はボディスラムからフォールも2。

 桜井は逆エビ固め。心希は必死にロープに這ってブレイク。

 桜井はストンピングから背中を踏みつけ、ロープに飛ぶも心希はミドルキックで迎撃しサソリ固め。桜井はロープを掴みブレイク。

 エルボーの打ち合いから心希がエルボー連打。桜井がエルボーで倒し、ロープに飛ぶが心希がクレッセントキックからロープに飛ぶ。だが桜井がエルボーで迎撃し、シャイニングケンカキックからフォールも2。

 桜井は再度シャイニングケンカキックからフォールも2。

 桜井はSTOを狙うが、切り返した心希がソバットから二段式の膝蹴り。さらにランニングバズソーキックからカミゴェを突き刺しフォールも2。

 心希は裏投げを狙うが、STFで切り返した桜井がグロリアスドライバーを狙うが、着地した心希が掌底から二段式の膝。さらに走り込むが、桜井はレッグラリアートで迎撃しバックドロップ。フォールも2。

 桜井はSTOからSTFで捕らえギブアップを奪った。

<試合後コメント>

心希&桜井麻衣
桜井「今日5月24日、マリーゴールドの1周年大会に心希がデビューしてくれました!心希、スゴいね!ビックリした!スゴかったよ!でもね、私は、私を選んでくれたことが本当に嬉しかったし、私にとっても初めてのデビュー戦の相手が心希で良かったと思う。今日の試合、私は白のタイトルマッチをする思いで臨んだんだよね。ちゃんと向かってきてくれて本当にありがとう。これからもっともっとつらいことがあると思うけど、今日のリングを思い出して、このリングで絶対に夢を叶えてください。デビューおめでとう!」
心希「一生に一度のデビュー戦を憧れの麻衣さんに相手を受けていただいて、今日は自分にとって最高のデビュー戦ができたと思います。まだまだなところはいっぱいあるかもしれないけど、これから自分らしくもっと大きくなれるように頑張ります!」「」

第2試合


 先発はメガトンとちゃんよた。メガトンが威嚇するが、ちゃんよたはガットショット連発からヘッドロック。切り返したメガトンがリストをとり、指をベロベロとナメた後にロープに飛んでのショルダータックル連発。さらにエルボー連打も、ちゃんよたは受けきりショルダータックルで倒すと、コーナーに振ってトレイン攻撃。さらに橘と咲村でダブルドロップキックから、ちゃんよたと山中でダブルエルボードロップ。フォールも2。
 ちゃんよたは橘にタッチ。

 橘はドロップキックからロープに飛んでのドロップキック連発。フォールも2。
 橘はロープに振ろうとするが、耐えたメガトンにエルボーからロープに飛ぶも、メガトンはショルダータックルで倒し、ロープに飛んでスライディングクロスボディ。フォールも2。
 メガトンはタッチしようとするが咲村が後ろからビッグブーツを叩き込んでカットし、メガトンをロープに振ってダブルドロップキック。だがメガトンがロープを掴んでこれをスカすと、松井とCHIAKIがそれぞれにドロップキックを突き刺し、そのすきにメガトンは野崎にタッチ。

 野崎は橘に串刺しビッグブーツ。さらにエプロンを走り込んだCHIAKIがビッグブーツを叩き込み、コーナーに振ろうとするがちゃんよたと山中がカットし野崎にダブルブレーンバスターを狙う。だが切り返した野崎がそれぞれにチョップから、山中にちゃんよたをロックさせてSTOで倒すとちゃんよたがDDTのように突き刺さる。さらに野崎はロープに飛んでまとめてドロップキックで排除し、CHIAKIが橘をロープに押しこみスピアー。松井もケンカキックから野崎もケンカキックを叩き込み、エプロンに出ておしゃれキックから踏みつけフォールも2。
 野崎は松井にタッチ。

 松井はロープに飛んでドロップキックからフォールも2。
 松井は顔面に膝連打も、橘はエルボー連打。ロープに飛ぶが、松井は追走ニーからロープに飛ぶも、橘が避けてロープに飛ぶとクロスボディで倒す。
 橘は咲村にタッチ。

 咲村はドロップキック連発からフォールも2。
 咲村は投げようとするも、松井が逆にボディスラムからロープに飛ぶ。ちゃんよたが走り込み松井をアスレチックプレックスで叩きつけ、山中が松井にダイビングクロスボディ。さらに咲村が蜘蛛絡みで捕らえるもCHIAKIがカット。
 咲村が松井のエルボーをガードしてボディに膝蹴り連発から、ロープに飛ぶも松井がソバット。松井がロープに振ると場外から野崎がイス攻撃を叩き込み、さらに松井もイス攻撃を狙い山中がイスを掴んでカット。イスの引っ張りあいになるがメガトンが蹴散らしていき、咲村をイスに座らせると松井とCHIAKIでダブルのドロップキック。さらに松井がスライディングニーを顔面に突き刺しフォールもちゃんよたがカット。
 松井はMKDを狙うが、ちゃんよたがメガトンを叩き込んでカット。
 松井がメガトンの髪を掴んで睨みつけるが、ちゃんよたが松井とメガトンをダブルラリアットでなぎ倒し、咲村が松井を丸め込むも2。
 咲村がロープに飛ぶが、松井がブサイクへの膝蹴りで迎撃しフォールも山中がカット。
 CHIAKI、野崎、松井でトリプルケンカキックから松井がダイビングフットスタンプを投下しフォール。これで3カウント。

<試合後コメント>

野崎渚&CHIAKI&メガトン&松井珠紗
野崎「無事に代々木、1周年でダークネス・レボリューションが勝ったけど……あたし見てなかったんだけどさ、2人揉めてたじゃん。なにが起きたの?」
松井「後ろからメガトンがぶつかってきて邪魔されたんだよ!」
メガトン「ちっ、ちが……っ!」
野崎「お前追放されたいから頑張るって言ってたんじゃないの?」
メガトン「頑張った!!」
松井「じゃ、なんで邪魔すんだよ」
メガトン「ちっ、ちがっ!ちがう!押されて!押してたら!」
野崎「ちゃんと押さえてないからだろ。アクシデントってこと?」
メガトン「アッ、アッ、ア……」
野崎「違うの?」
松井「あ゛?」
野崎「故意的?」
メガトン「故意的!」
松井「はああああ?!」
メガトン「アッ!ちが、ちが、ちがう!アクシデント!ちがうちがう!アクシデント!」
野崎「どっちだよ?(マスコミへ)お前ら、どっちだ?!」
(※メガトンが言葉にならないうめき声で言い訳を続ける)
野崎「ちょっと映像見ないと分かんないからさ。これはアクシデントなのか故意的なのか。それ次第で追放考えるから。今日は一旦、一旦ね、保留で」
(※CHIAKIがメガトンを蹴飛ばしてから退場)

ちゃんよた&山中絵里奈&咲村良子&橘渚
咲村「渚からチェンジもらって勢いで押し切れるかなと思ってちゃんよたさんと一緒に行ったんですけどカットされてしまって。申し訳ないです、負けてしまって」
ちゃんよた「いや~、アイツらこんな大きな会場でさえ悪いことして!こんなんで勝って嬉しいのかよ!」
咲村「イスぶつけられて……」
ちゃんよた「私もなんか手、舐められたし。なんか……臭い!ヤバい!」
山中「4人いっぺんに出てきたりとかイスだとか舐めたりとか、ほんとナメた真似してるなって思ったね。今日は2人も頑張ってくれたんですけど。私の誕生日だったんですけど!この3人と組めたこと、そして代々木に出れたことは私の誕生日プレゼントとして。ただいいとこ出せなかったし、アシストとかフォローも入れなかったんでまた1から鍛え直して頑張りたいと思います」
橘「今日組んでいただきありがとうございました。私はすごい、自分が3を取ろうって思ってたんですけど、でも、ボコボコにやられてチェンジしてしまったんですけど……(※唐突に咲村をひっぱたいて)最近お前たるんでるんじゃないの?!」
咲村「お前に言われたくねーよ」
ちゃんよた「ちょ、ちょ!落ち着いて?!」
橘「2人がさあ、こうやってアシストして協力してくれてるのにさ!」
咲村「ちゃんと技決めてるよ私だって」
橘「もっとちゃんとしないといけないよ!」
咲村「イスで殴られてから言えよお前は」
橘「止めたでしょ。だからちゃんとしてって言ってんの!」
山中「今ちょっと試合で興奮した状態なんで、落ち着いて2人の決着は付けてもらって」
ちゃんよた「落ち着いて話し合ったほうがいいから」
山中「冷静になってからね。今日はもう行こう!ありがとうございました!」

第3試合


 先発は勇気と田中。走り込んできた勇気を脇固めで捕らえた田中だったが、抜けた勇気が低空ドロップキック。フォールも2。
 田中はロープに飛んで低空ドロップキックからフォールし、2で返した勇気に腕ひしぎ。だが勇気はそのまま潰してフォールも2。
 勇気はエルボーからロープに振ろうとするが、耐えた田中がエルボーからバズソーキック。さらにロープに飛ぶが、エプロンから後藤がチョップを叩き込みカット。
 後藤と勇気でロープに振り、後藤のビッグブーツと勇気のドロップキックの同時攻撃。さらに勇気がロープに飛んで後藤に飛び込み、後藤が担いで田中へヒップドロップを叩き込む。フォールも2。
 勇気は後藤にタッチ。

 後藤はビッグブーツからヒップアタック。フォールも2。
 後藤はジャイアントスイングで投げ捨てる。田中は皇希にタッチ。

 皇希と後藤は髪を掴んで睨み合い、皇希のビッグブーツをキャッチした後藤がそのまま足を刈って倒しボディへエルボー鉄槌連打。さらにリバース・インディアン・デスロックで絞り、皇希はロープを掴みブレイク。
 後藤はストンピングからエルボー。ロープに振ろうとするが、皇希は足をおさえて崩れてしまう。後藤はケンカキックから担ぐが、着地した皇希がビッグブーツからスタナー。皇希はロープに飛ぶが、後藤はカウンターのボディスラムから膝十字で捕らえるも田中がカット。
 田中が後藤にエルボー連打から皇希とロープに振るも、後藤はロープを掴んでスカし、田中を場外に落とすと皇希へラリアット。
 後藤はケンカキックから膝へのエルボー連打。下から蹴りつけた皇希だったが、後藤はエルボーの打ち合いから勇気にタッチ。

 勇気はドロップキックからコーナーに登り、ミサイルキックからフォールも2。
 勇気はリストクラッチバックドロップからロープに飛ぶが、田中が走り込んでフライングクロスチョップで迎撃すると鎌固めへ。皇希が勇気の顔面にケンカキックから担ぎ、田中がそこへ走り込むもタイミングがずれた合体フェイスバスターへ。
 田中がストンピングから皇希がフォールも後藤がカット。
 後藤が田中へ走り込んでエルボーも、田中が避けると皇希がビッグブーツ。さらに田中がハイキックを叩き込んで後藤を排除する。
 皇希が勇気にビッグブーツからバックドロップで叩きつけフォールも2。
 皇希はアメジスト・バタフライを投下しフォールし3カウント。

<試合後コメント>

後藤智香&勇気みなみ
後藤「クッソ……4ヶ月半!4ヶ月半あっても!30試合以上!30試合以上!経験の差はついたのに!結果、皇希に勝てない!もうっ!でも負けても私は下を見ないんで。皇希と約束してGHCのベルト、私は諦めてない!だから絶対に私は皇希から勝ってベルトを獲る!勇気!あぁ!もう勇気が日に日にゴチカみたいに、ゴチカマインドでどんどんどんどん前向きに元気に明るく!応援してくれる人!勇気づけられる、そんなプロレスをしようと一生懸命なんだよね?!だから!結果残すしかないよ、勇気!結果残すために、やるしかないから!勇気、勇気と私は2人でどんどんどんどん強くなっていくので!見ててください!たくさんのお客さんがいたから!ここにもいっぱいいるから!必ず強くなろう!泣かない!」
勇気「はいっ!」
後藤「泣かない!」
勇気「はいっ!」
後藤「なんか、一言!」
勇気「私これからも智香さんの隣で試合がしたいです!」
後藤「OK!強くなろう!ア゛ーッ!悔しいッ!ありがとう!勇気!」

天麗皇希&田中きずな
きずな「今日皇希さんが復帰戦ということで、今日は皇希さんが一番不安だったと思うし緊張もしてたと思うから、私は今日1度も皇希さんの前で『緊張してる』って言わないって決めてたんですけど、本当は自分の復帰戦よりも全然緊張して……。でもこうして皇希さんが無事に帰ってきてくれたこと、隣に立てたことも本当に嬉しかったです。おかえりなさい!」
皇希「ありがとうございます!1月3日に怪我して、4ヶ月で復帰。もちろん早いって言われる声もいっぱいあったし、でもこうして無事に、とりあえずは無事にまたリングに戻ってこれて、この景色が見れたことは嬉しいし、そこにきずなさんが隣にいてくれたのがすごく嬉しかったです。ありがとうございました!智香はやっぱりヒザ狙ってくるだろうなと思ってた。思ってたけど、それ以上に強力で。アレ、奈七永さんの技だよね?使ってきて、智香なりに色々考えて。もちろん見てたけど、それ以上になんかこういう復帰戦っていう場で、もっともっと大きくなった智香と対峙できてすごく嬉しかった。勇気も最後にしっかり食らいついてきて、バックドロップめちゃくちゃしんどかったし。でも今日は絶対に私ときずなさんが笑って笑顔で最後に花道通るって、私は決めて今日まで色んなことを頑張ってきたんで。それだけは絶対にきずなさんとの約束ってことで、絶対に果たすって決めてたんで。こんなとこで負けてられない。その意志で最後はしっかりまた飛べて。また、空を飛ぶことができました!ありがとうございました、きずなさん!また組みたいですね!」
きずな「また組みたいです!」
皇希「お願いします!」

第4試合


 マリーゴールド軍が走り込み乱闘で試合開始。暁が瀬戸をショルダータックルで倒し排除、宝山がバードをドロップキックで倒し、引き起こすもバードはエルボー連打でロープに押し込み、ロープに振ると走り込むが、足を刈って倒した宝山とフォールの応酬。バードが低空ドロップキックからロープに振ろうとするが、宝山がダブルチョップで倒し、ロープに飛んでスライディングチョップ。フォールも1。宝山は彩芽にタッチ。

 彩芽はドロップキックからロープに飛んでのドロップキック連発。フォールも2。
 彩芽はエルボー連打からロープに振るが、バードがドロップキックで迎撃し翔月にタッチ。

 バードが彩芽にエルボー連打からコーナーに叩き込み、翔月はヘアーホイップから足裏を顔面に押し付け、ヘアーホイップから串刺しダブルニー。ぐったりとする彩芽にトレイン攻撃も、マゼンタが翔月の髪を掴んで動きを止める。
 マリーゴールド軍を翔月に叩き込み、5人まとめてトレイン攻撃で圧殺していく。彩芽は翔月をフォールも2。彩芽は暁にタッチ。

 彩芽と暁でロープに振って彩芽がビッグブーツから暁が首固め。彩芽が低空ドロップキックから担ぐがエルボードロップからフォールも2。
 翔月はPKからフォールも。翔月は小桃にタッチ。

 小桃が低空ドロップキック連発。さらに投げようとするが、暁が投げようとするも小桃がDDTからフォールも2。
 小桃はロープに飛ぶが、暁がカウンターのボディスラム。フォールもマリーゴールド軍がカット。
 暁は投げようとするが、エプロンに着地した小桃に暁がエルボーからロープに飛ぶ。だが小桃はロープをたるませてエプロンに落とし、そのすきにリングに戻った小桃がエルボー連打からリングへのDDT。フォールも2。
 小桃はロープに飛ぶが、暁がラリアットで迎撃しフォールも2。再度フォールし3カウント。小桃失格。

 石川と暁がショルダータックルのぶつかりあい。石川が打ち勝つも、すぐに立ち上がった暁がショルダータックルで倒し彩芽にタッチ。

 彩芽は低空ドロップキック連発からフォールも2。
 彩芽は投げようとするが石川がボディスラムで叩きつけフォールも2。
 彩芽がエルボー連打も、石川がエルボーで倒し投げようとするが、彩芽が前方回転エビ固めから回転エビ固めも翔月がカット。
 彩芽がロープに飛んでクロスボディも、キャッチした石川がスパインバスターからフォールも2。
 石川はN.A.O.で叩きつけフォールし3カウント。彩芽失格。

 川畑がミサイルキックからかかと落とし。フォールも2。
 川畑がロープに飛ぶが、石川がエルボーで迎撃しフォールも2。
 石川はコーナーに振って串刺しエルボーからバードにタッチ。

 バードはぶら下がり腕ひしぎ。これを離すとダイビングクロスボディからフォールも2。
 バードは腕ひしぎで捕らえるが、切り返した川畑がバードの羽をむしってリングに無惨に散らしていく。これは翔月がカット。
 バードはコーナーでエルボー連打から顔面を踏みつけていき、ビンタから串刺しバックエルボー。さらに串刺し攻撃を狙うが、川畑が避けるとMariaが追走串刺しハイキックから川畑が連携三角蹴り。さらにMariaがビッグブーツから川畑がライオンサルトを投下。フォールし3カウント。バード失格。
 川畑は暁にタッチ。

 暁は翔月にショルダータックル連発。フォールも2。
 暁はブレーンバスターからフォールも2。再度フォールも2。
 暁はロープに飛ぶが、翔月はハイキックで迎撃し、蒼魔刀からフォールも2。
 石川と翔月でコーナーに振り、翔月が串刺しニーから瀬戸がネックブリーカードロップ。石川がダブルアームスープレックスで叩きつけ、翔月がダイビングダブルニードロップを投下しフォール。3カウントで暁失格。

 Mariaが翔月のバックを取りハーフネルソンスープレックス。翔月はハイキックからフィッシャーマンバスターで叩きつけ、ロープに飛ぶとケンカキック。翔月の背中に瀬戸がタッチ。

 瀬戸はボディスラム連発からフォールも2。
 瀬戸はロープに飛ぶが、Mariaがカウンターのフェイスバスターからフォールも、2で髪を掴んで引き起こすと顔面へのドロップキック。フォールも石川がカット。
 翔月と石川でカットにきた川畑をロープに振るが、Mariaと川畑でそれぞれにトラースキック。
 さらにMariaが石川にダブルアームスープレックス、川畑が翔月にライトニングスパイラル。
 マゼンタがコーナーに登るが、翔月と石川は突き飛ばしてエプロンに落とし走り込むが、マゼンタはロープをたるませてエプロンに落とす。
 石川がエルボー、翔月がハイキックを叩き込んで動きを止めると、そこへ瀬戸が走り込むがマゼンタが避けると石川と翔月に誤爆。なんとか翔月と石川はロープを掴んで耐えるが、マゼンタがその手を蹴り上げて場外に落とす。だが翔月と石川はマゼンタの足を掴んで落下し、マゼンタと翔月&石川は失格。

 宝山が瀬戸にドロップキックも、避けた瀬戸が丸め込むも2。
 エルボー合戦から瀬戸が脇固めも宝山がロープに足を伸ばしブレイク。
 瀬戸は腕への低空ドロップキックから、かんぬきスープレックスを狙うも、宝山がヘッドバッドからDDT。フォールも2。
 宝山はノーザンライトを狙うが、瀬戸が逆さ押さえ込みも2。
 十字固めの応酬から瀬戸がロープに飛ぶが、宝山がダブルチョップからダブルリストアームサルトも2。
 宝山がロープに飛ぼうとするが、瀬戸がオースイスープレックスホールドも2。
 瀬戸はローリングネックブリーカードロップからフォールも2。
 瀬戸はかんぬきスープレックスホールドで3カウント。

 瀬戸の1人残りでマリーゴールドの勝利となった。

<試合後コメント>

川畑梨瑚&Maria&宝山愛&彩芽蒼空&暁千華
川畑「おわーちゃーったぁ~」
Maria「せっかくウチらがさ、マーベラスの負け星回収したのにさぁ?」
川畑「対抗戦の唯一の負け、ツインスター戦でマゼンタがしっかり取り返したのに、今日負けてしまいましたぁ~」
Maria「しかも会見で『先輩がいなくても勝てる』って言ってたの誰だっけぇ?あははは~。あ~、ムカつく」
川畑「今度はマゼンタ2人でやらせてほしーなー。先輩たちがいなくても勝てるとかいってた3人、ちょっと手助けくらいはしたげたけどさ、最後勝ちきれてなかったんで。3人は反省してください。ロッシー小川!今度はマゼンタ2人だけで大戦カードおねがいしまぁ~す」
Maria「よろしくぅ~」
(※マゼンタの2人は先に気だるげな様子で去っていく)
千華「……なんなんですか!あの2人!マジで!確かに自分も早いうちに取られて最後まで残れなかったけど、なんなのマジで!マゼンタ、アイツらだってマーベラス背負ってやってんだろ!なんだマジで!今日はまた私、対抗戦自体2回目で、また負けてしまったけど、またこれで続けていきたいって気持ちも出てきたし、あんな5人に負けるなんて自分思ってなかったけど負けて、メッチャ今燃えてるんで。これからもっと対抗戦をやっていく気しかないです」
彩芽「前回早々に負けてしまったので、今回は必ず自分としてもマーベラスとしても結果を残したかったんですけど、また取られてしまって。悔しさもムカつきも全部たまりにたまってるんで、次こそ自分が結果を残したいです」
宝山「あんなさ、何だ?マゼンタ?あんな奴らに好き勝手言わせてるウチらじゃねーから。絶対負けない。今日ウチが最後負けちゃったけど、あんなんじゃ終われないでしょ。終わるわけないよ!終わらせねーよ!むしろ!ぜってーやり返しに行こうぜ!次は絶対にウチらがマーベラス背負って戦いに行くんで。むしろこっちから願い下げだよ!マゼンタいなくたって3vs3、他に誰か連れてこいよ。絶対ウチらでやり返す。絶対に目を離さないようにしてください」

第5試合


 聖怜がタックルで倒すも、彩羽は切り返してマウントをとる。TKクラッチで返した聖怜とフロントネックの応酬からグラウンドの攻防。聖怜がアキレス腱固めから弓矢固めも、彩羽が回転して潰してフォールも2。

 彩羽がミドルキックも聖怜はキャッチ。彩羽は再度ミドルキックを叩き込んで倒し、聖怜が立ち上がるとエルボー。彩羽はミドルキックで返し、聖怜がエルボーを打ち込むとエルボー合戦へ。彩羽が前蹴りからアームドラッグで叩きつけ腕固め。そのまま腕を絞り上げていき、さらに足を掴んで反っていくが聖怜はなんとかロープに足を伸ばしブレイク。

 彩羽はボディを蹴りつけていき、ビンタで挑発。さらにコーナーに叩き込みチョップ連発からソバット。さらにスナップスープレックスからフォールも2。

 聖怜が片足タックルで倒し、アキレス腱固めも彩羽は蹴りつけて逃れる。
 彩羽はコーナーに押し込み顔面を踏みつけ、首投げからサッカーボールキック。フォールも2。

 彩羽はハイキックも、避けた聖怜が足を掴んでアンクルホールド。逆の足でステップキックで倒した彩羽が、髪を掴んで引き起こしてサッカーボールキック。さらに投げようとするが、聖怜が前方回転して丸め込みアンクルホールド。彩羽はロープを掴みブレイク。

 聖怜は足への低空ドロップキックから、担いでコーナーに叩き込み串刺しスピアー。さらに投げようとするも、彩羽はボディに膝蹴り連発からロープに飛ぶも、聖怜はカウンターのスパインバスターからマウントエルボー連打。さらに左右のビンタ連発も、彩羽は立ち上がると強烈なエルボーで倒す。
 彩羽はストンピング連打から投げようとするが、聖怜は水車落としで切り返しフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも彩羽はロープに足を伸ばしブレイク。

 聖怜はノーザンライトスープレックスからフォールも2。

 聖怜はコーナーに登り、冷蔵庫爆弾からフォールも2。

 聖怜はバックをとるが、彩羽はソバットから二段式のハイキック。さらに高橋奈七永の技であるショットガンからコーナーに登りスワントーンボムも聖怜が避けて自爆。
 聖怜のスピアーをキャッチした彩羽がパワーボムで叩きつけフォールも2。

 彩羽は走り込むが、聖怜が投げ捨てジャーマン。彩羽はすぐにトラースキックも、聖怜がロープに振るが彩羽はニールキックを突き刺しフォールも2。

 彩羽はGo to SUGOIからフォールし3カウント。

<試合後コメント>

彩羽匠
「山岡聖怜と初のシングルマッチをして。弱点を見つけたとか言ってるけど、足は攻められ慣れてるんですよ、こっちは。覚悟はしてたけど、実際に今足は痛かったし、よくシングル粘ったなって。勝てると思ったところ2回くらいあったんですけどね、それでも返してきたんで。スーパールーキーと言われるだけはあると思うんですけど、自分的にはこれ対抗戦なんでね。1個前の試合でマーベラスが負けてたでしょ。試合がすごい盛り上がってたのは分かるけど、負けっていうのは許されないし。だから下の子にも活を入れたけど。でも自分1人じゃマーベラスじゃないんですよ。みんなでマーベラスを背負っていかなきゃいけないから、勝ちをこれからも獲っていくので。今日は勝ったけど、正直その前の試合が負けてるから、本当に嬉しいかって言われればそうでもない。次もまだまだ行きますよ。もう全勝する勢いで、勝ちにいきます」

山岡聖怜
「まず、ありがとうございました。悔しい。やっぱ悔しいです。なんで自分が勝てないのか、負けた理由も自分で分かる気がして。今まで奈七永さんに教えてもらってたことを全部出し切ろうと思ってたけど、まだどこかで気持ちがまだ足りてないなって思う部分があって。今日は奈七永さんが引退する日で、そっちに頭行っちゃってたなって。対抗戦を中心としていられてなかったなって、自分が。本当に情けないです。次の対抗戦は絶対自分が勝って、もっともっと成長して、自分なりのパッションをもっともっと心に入れて頑張りたいと思います」

第6試合


 ゴングと同時に両者走り込みドロップキック。エルボー合戦から岩谷がエルボー連打。ロープに飛ぶが弓月が追走スライディングで足を刈って倒し、エプロンから飛び込んで背中へのフットスタンプを投下。場外に転がった岩谷がエプロンに上がるも、弓月はスライディングキックで場外に再度落とし、コーナーからのプランチャを投下する。
 リングに戻り、弓月がコルバタで投げ捨て低空ドロップキック。フォールも2。

 弓月がクロスフェイスで捕らえるが岩谷がロープに足を伸ばしブレイク。
 弓月がコーナーに叩き込み、串刺し攻撃を狙うが避けた岩谷がスクールボーイからの低空ドロップキック。さらにロープに座り込み弓月に低空ドロップキック。引き起こして投げようとするが、着地した弓月がエルボーも、ガードした岩谷がソバットからロープに飛ぶ。追走した弓月が払い腰からロープに飛んで低空ドロップキックを顔面に突き刺す。
 弓月はノーザンライトスープレックスホールドも2。

 弓月はクロスフェイスで捕らえるが岩谷はロープに足を伸ばしブレイク。

 弓月は投げようとするが、バックの取り合いから岩谷が投げ捨てジャーマン。すぐに立ち上がった弓月がバックドロップ。さらにトラースキックからロープに飛ぶが、岩谷はカウンターのトラースキック。両者ダウン。

 エルボーの打ち合いから弓月が低空ドロップキック。コーナーに登るが、岩谷がチョップから正面に登りエルボーの打ち合いへ。弓月がエルボー連打で落としクロスアームスリーパーで吊り上げ、これを離すとミサイルキック。さらにムーンサルトプレスからフォールも2。

 弓月が3段式ムーンサルトも3発目を岩谷が剣山で迎撃するが両者ダウン。

 弓月が走り込むが避けた岩谷が投げ捨てジャーマンからトラースキック。さらにドラゴンスープレックスホールドも2。

 岩谷は二段式ドラゴンを狙うが、切り返した弓月がローリングアローも2。

 岩谷はトラースキックからコーナーに登るが、弓月が足を掴む。岩谷は一度リングに降りてサッカーボールキックから、掟破りの三段式ムーンサルトプレスを投下し3カウントを奪った。


岩谷「代々木の皆さん!こんばんは~!第3代、スーパーフライのチャンピオンになりました!弓月・・・弓月、デビューまだ、1年半でしょ?ありえないよ。すごいよ!この1年、弓月は、成長してたんだと思う。でも!1年半で、ここまでって、マジでスゴいよ。ほんとにスゴい。今日試合して、闘うのも、いいなって、思ったけど、麻優は、弓月と、これから、タッグとして!一緒に、やっていきたいって思った。これからも、麻優のこと、好きでいてよ。憧れて、いてよ。憧れてもらえるような、存在に、まだまだなるから。一緒に、やっていこう」

弓月「(泣きながら)麻優さん、私が、憧れる麻優さんは、本当に本当に強くて、やっぱり、麻優さんの壁、高すぎました。でも、麻優さんが、言ってくださったように、私も、麻優さんの横で、学んでいきたいです。もっともっと、学びたいこと、たくさんあります。だから、麻優さんの横で、麻優さんのそばで、これからも、私の、憧れとして、そばで学ばせてください」

岩谷「弓月!ありがとう!これからも、よろしくお願いします!今日は、闘ってくれてありがとうございました!そして!そして!今日!応援に来てくれた、皆さん!ありがとうございました!」

<試合後コメント>

ビクトリア弓月
「4度目の防衛、することは出来なかったですけど、でも私が憧れ続けた岩谷麻優さんとこのマリーゴールドっていうリングで再び再会してスーパーフライのベルトをかけて今日このビッグマッチで闘うことが出来て、私は本当に良かったと思ってます。でも、麻優さんがマイクで言ってくださったように、私も麻優さんの横に並びたいし、一緒に組んで闘ってマリーゴールドの頂点、憧れの人と、このマリーゴールドの頂点を獲っていきたいって今日すごく思いました。でも、憧れ続けていては、私の目標も達成できないし、麻優さんの横で闘っていきたいのはもちろんだけど、必ず麻優さんを超える日、その日を皆さんにお見せしたいと思ってます。またベルトをかけて闘いたいと私は思いました。今日はたくさんの応援、本当にありがとうございました!」


岩谷麻優&松井珠紗
岩谷「ベルト!ベルト、獲りました!すごい!マリーゴールドに来て初めてのベルト!メッチャ重い!メッチャデザインカッコいい!メッチャ!今獲ったばっかりなのに
もう愛着が湧いてる!最初からこのベルト獲る気でいましたけど、こんなに嬉しいんだ!ベルト!」
(※岩谷が笑顔でベルトを眺めていると、松井珠紗が拍手をしながら登場)
松井「ベルト戴冠おめでとうございます、新チャンピオン!はじめまして、私ダークネス・レボリューションの松井珠紗と申します。私このベルト、狙ってて。挑戦したい……っていうか、私、岩谷麻優を体感したいので。ベルトというか、岩谷麻優に挑戦させてください」
岩谷「……いや~、なんだろう。ベルト獲ったばっかで嬉しい気持ちが、いきなり台無しにされた感じがするね。松井……松井珠紗さん?はじめまして。なんか明らかに悪そうな見た目してますけど……。これも、いいね!マリーゴールドで初遭遇の人だらけ!松井珠紗さん、受けて立ちますよ!チャンピオンとして貴女を受け入れてみせます!お願いします!」
松井「お願いします♪」
(※岩谷が恐る恐るといった様子で右手を差し出すと、松井は笑顔で握り返して去っていく)
岩谷「……悪い人じゃないの?握手してくれたんだけど。ビンタされるかと思ってたんだけど。握手された……。まあ、初防衛戦!松井珠紗さん!受けて立ちますよ!ハイ!」

第7試合


 手4つからリストの取り合い。ヘッドロックの応酬からグラウンドの攻防を経て距離を取る。
 MIRAIがフロントネックで捕らえるが詩美はボディスラムで逃れ、コーナーに振って串刺し攻撃。避けたMIRAIはロープを使ったゆりかもめで捕らえ、これを離すとコーナーに登り飛び込む。避けた詩美に串刺しバックエルボーから、ネックブリーカードロップで叩きつけてフォールも2。

 MIRAIはバタフライロックで捕らえるが詩美がロープに足を伸ばしブレイク。

 MIRAIはネックツイストからストンピング。エルボーの打ち合いから詩美がエルボー連打。ロープに飛んでドロップキックも、避けたMIRAIが背中にエルボー連打からロープに飛ぶも、詩美がドロップキックで迎撃。
 詩美は串刺しバックエルボーからロープに飛んでショルダータックル。ショルダータックルのぶつかりあいからMIRAIがアングルスラム。詩美もアングルスラムで叩きつけ両者ダウン。

 ラリアットの相打ち連発から額をこすりつけて睨み合い、MIRAIのロープに飛んでのラリアットに詩美がローリングラリアットで返しフォールも2。

 MIRAIは投げようとするが、詩美がソバットからコーナーに振って走り込む。飛び越えたMIRAIがオーバーヘッドキックから串刺し攻撃を狙うが、詩美が担いでコウモリ吊り落としからフォールも2。

 詩美の背中にMIRAIがエルボーから投げようとするが、詩美が担いでコウモリ吊り落としからラリアット。避けたMIRAIがバックドロップからフォールも2。

 MIRAIはバタフライロックで捕らえ、逃れようとする詩美へゆりかもめ。詩美はロープに足を伸ばしブレイク。

 お互い担ぎあい、MIRAIが着地するとロープに飛んでジャンピングラリアットからミラマーレショック。フォールも2。

 MIRAIはロープに飛ぶが、詩美はカウンターのショルダースルー。詩美はラリアットからブレーンバスター。さらにジャーマンスープレックスホールドも2。

 詩美は担ぐが、着地したMIRAIが突き飛ばして後頭部にラリアットからジャーマン・スープレックス・ホールドも2。

 MIRAIはレインメーカーも、避けた詩美へショートレンジラリアットからフォールも2。

 MIRAIはロープに飛んでラリアットからフォールも2で詩美がロープに足を伸ばしブレイク。

 MIRAIはコーナーに登りミサイルキックも、詩美は下からボディへドロップキックで迎撃。
 バックの取り合いから詩美がエルボーを打ち込んで倒し、ジャーマン・スープレックス・ホールドも2。

 詩美はトーチャーラックボムも、フォールを1で返したMIRAIが丸め込むも2。

 ラリアットの相打ちから詩美が打ち勝ち、再度走り込みあうと詩美がラリアットでなぎ倒し、ハイジャックボムを狙うも着地したMIRAIがショートレンジラリアットからフォールも2。

 MIRAIはロープに飛んでラリアットも、詩美はカウンターのトーチャーラックボムからフォールも2。

 詩美はコーナーへのやり投げからハイジャックボムで叩きつけフォールし3カウント。

詩美「MIRAI、(握手を求め、MIRAIがその手を握る)MIRAI、MIRAI、会見で、この、タイトルマッチの試合、負けた方は、残酷な2年目になるかもしれないって言ってたよね?ねぇ皆さんも本当にそう思いますか?ねぇそんなことないよね?MIRAI、私達には、MIRAIには、こんなにたくさんの、応援してくれてる人がいるんだよ。私には、最高で最強の明るいマリーゴールド2年目しか見えねーよ!なぁ私達で作っていこうよ。2年目もその先も、私、MIRAI、そしてマリーゴールド全員で、最高の団体作っていこうよ」
MIRAI「詩美、お前はどこまでカッコいいんだよ~。こんな、こんなあったかいお客さんに囲まれて、この場でこんなかっこいい林下詩美と闘えて、自分は、ほんとに今日、よかったです。けど、けど、やっぱり、すごいすごい悔しいから!絶対
また、詩美の前に立つから、何度でも何度でも這い上がって、立つから。また、次も、闘ってくれますか?」
詩美「MIRAIとの試合、私すっごい好きだよ。こんな真っ直ぐなぶつかりあい、嫌いな奴いないでしょ?今日は、この大事な一周年大会、私はMIRAIと試合できたことが、ほんとに嬉しかった。また、やろうよ。何回だって、私達ぶつかり合おうよ」
MIRAI「一個だけ、一個だけ、言わせてください。次は勝つからな!」
詩美「今日はありがとうMIRAI。また次も私が勝つからな!ありがとう!絶対に負けたくない相手、MIRAIに、無事勝利することができました。今滅茶苦茶最高の気分です!ありがとうみんな!今すごい最高の気分、身体も滅茶苦茶痛いし、すっげぇボロボロだけど、私はエースなので前しか見てませんなので、次、このベルトかけてやりたい相手の名前、みんなにも伝えさせてもらっていいですか?私が次、このベルトかけて闘いたい相手の名前は、彩羽匠、彩羽匠!出てこいよ!(彩羽がリングへ)彩羽匠!このベルトかけて、私と試合しませんか!」

彩羽「待ってたよ。ずっと待ってたよ。待ちすぎてたよ。いつ名前出るかなって、スカしてるのかなって思ってたけどさ。よかった、名前呼んでもらえて。でも!ちょっと待って。うちも待たせたんだから、ちょっと待ってほしい。うち、一つやりたいことがあるんだよ。まだそれは言わない。だけど、やるからにはさ、いい条件で、いいタイミングで、やりたいっしょ?だから、その時が来たら、自分からまた、お願いします」
詩美「待ちましょう!待たせちゃったからね、もちろん、いつだっていつまでも待ちますよ。チャンピオンなんでね、なのでずっと待ってるんで、絶対に、私の、このチャンピオンのお願い、聞いてくださいね。待ってるんで!すぐにはかなわなかったけど、私のお願いなんとか聞いてもらえそうだ。皆さん、待ってたでしょう林下詩美対彩羽匠!この試合も、必ず私が勝って!このベルト持って、林下詩美エースとしてマリーゴールド2年目も突っ張ってくのでよろしくお願いしまーす!」

<試合後コメント>

MIRAI
「マリーゴールド・ワールドベルト、本当はここ(腕の中)にあったはずだけど、負けてしまいました。代々木は“あの称号”を手に入れた場所。そして自分は前哨戦で林下詩美に勝てる。そう自信があったので、負けてしまってすごくすごく悔しいです。いつもいつも、今度こそは、今度こそは、今度こそはって。負けてしまって、応援してくれるみんなのことをいつもいつも裏切ってしまって。本当に悔しいなと思います。けど、応援してくれるみんなのその声が、気持ちが、MIRAIが闘う理由になっていることは事実なので。これからもMIRAIを、そしてマリーゴールドを応援してくれたら嬉しいです。すごく、本当は、心が折れそうで折れそうで仕方がないけど、あの林下詩美のマイクを聞いて、みんなからの声を聞いて、もう少し、もう少し、立ち上がってまた闘い続けようかなと思います。まだまだこれからも試合どんどんありますし、8月には地元凱旋もありますし、2年目、始まったばかりで。去る人もいればデビューする人がいて、復帰する人がいて。あとは、山田(山田奈保)くらいかな?山田の復帰も待ってますし、2年目もマリーゴールドみんなで突っ走って、皆さんに最高の闘いをお届けしたいと思ってます。そして最後に!やっぱり悔しいので、また絶対這い上がって林下詩美の前に立ちたいと思います!」

林下詩美
「無事にMIRAIからこのベルトを守ることが出来ました。MIRAIには、大事なとこでシングル負けたこともあった。色んなことが積み重なって、絶対に負けたくない相手でした。今日私が勝ってこのベルトを防衛できました。今日この1周年記念大会、高橋奈七永の引退、心希のデビュー、対抗戦だったり、大事な試合が、歴史に残る試合がたくさんある中で、今日こうやってMIRAIと試合できたことが本当に嬉しいです。私達プロレスラーは皆さんの応援がすごくすごく力になります。今日だってたくさんのパワーを貰いました。なので、MIRAIにも私にも、マリーゴールドにも、悲惨な2年目なんて待っていません。私は先陣きってマリーゴールドの明るい未来を創っていきたいと思います。皆さんには一緒について来てほしいなと思ってます。そして、次の私のやりたい相手。彩羽匠!なんだかすぐには闘ってもらえなさそうですが、約束は待っていれば、私がちゃんといい子にいい子に待っていれば叶えてくれそうな感じがしました。彩羽匠、シングル、闘ったことありますね。私はあの日の試合、忘れてません。ドローにもなりましたね。でも私が勝ったこともありましたよね?いやいや、過去の勝ち負けなんて関係ないです。私はもう一度彩羽匠さんと試合したいです。待ってます。いつでも待ってます。早く私とのタイトルマッチしに来てください。連絡待ってます!ありがとうございましたッ!」

第8試合


 ロックアップからロープに押し込むが、青野が切り返してビンタをお互い避けあう。
 ヘッドロックの応酬からリストの取り合い。奈七永がスリーパーからヘッドロックで絞るも、青野はリストを取って切り返しリストの取り合いへ。奈七永のビンタに青野はローキック連打。ロープに飛ぶが、奈七永はショルダータックルで迎撃する。
 青野のミドルキックをキャッチした奈七永がビンタからドラゴンスクリュー。さらにショルダータックルで倒しフォールも2。

 奈七永はリバース・インディアン・デスロックで絞り上げ、さらに髪を掴むも青野はロープを掴みブレイク。

 奈七永はコーナーでマシンガンチョップ。さらに串刺し攻撃を狙うが、前蹴りでカットした青野がハイキック。さらにドロップキックから串刺し低空ドロップキックを突き刺し、背中へのサッカーボールキック連発。青野は胴絞めスリーパーで捕らえ、逃れようとした奈七永に羽折り固め。奈七永はロープに足を伸ばしブレイク。

 奈七永がバックを取るも、バックエルボーで逃れた青野がロープに飛ぶが、奈七永が投げ捨てジャーマンからラリアットで場外に叩き出す。
 奈七永は髪を掴んで場外を連れ回し、本部席の机に叩き込むとイスをリングに投げ入れる。
 リング上で椅子に座って向かい合い、ビンタの打ち合いから顔面の蹴り合いへ。奈七永が立ち上がるとビンタでふっ飛ばし、イスを場外に投げ捨ててから青野にバックドロップ。フォールも2。

 奈七永はコーナーに振ろうとするが、青野が逆に振って串刺しラリアット。さらにミサイルキックから再度コーナーに登るが、奈七永はビンタから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。

 奈七永はラリアットも、避けた青野とラリアットの相打ち連発。青野がショートレンジラリアット連発も、奈七永もショートレンジラリアット連発。青野はミドルキック連打で膝をつかせてロープに飛ぶが、奈七永はカウンターのラリアットでなぎ倒す。
 青野はエルボー連打も奈七永は前に出てロープに押しこみエルボー連打。切り返した青野がエルボーとラリアットを交互に打ちこんでいくも、切り返した奈七永がエルボー連打からショートレンジラリアット。さらに投げようとするが、切り返した青野がレインメーカーからフォールも2。

 青野はダブルアームスープレックスを狙うが、耐えた奈七永にハイキック。これもガードした奈七永がクインビーボムで叩きつけフォールも2。

 奈七永はコーナーに登り冷蔵庫爆弾を投下するが、足を伸ばしてカットした青野がバズソーキックからローキック連打。さらにエルボー連打から打ち下ろし式のローキック。さらにロープに振るが奈七永は前のめりに倒れてしまう。
 青野は蹴り上げてから髪を掴んで引き起こすも、奈七永はヘッドバッド連発でロープに押し込み、倒れた青野を強引に引き起こしてショートレンジラリアットからフォールも2。

 左右のビンタの打ち合いから奈七永がビンタを要求。お互い振りかぶってのビンタの打ち合いから奈七永がコンビネーションビンタから延髄斬り。青野がレッグラリアートで倒し、タイガードライバーからフォールも2。

 青野はスタイルズクラッシュを狙うも、切り返した奈七永がインプラント。フォールも2。

 奈七永はコーナーに登り冷蔵庫爆弾を投下しフォールも2。

 奈七永はワンセコンドEXを狙うが、切り返した青野がハイキック。避けた奈七永が丸め込むも2。

 奈七永はコーナーに登るが、青野がエルボーからハイキック。さらに担ぐとスタイルズクラッシュ。フォールも2。

 青野はハイキックも、足をラリアットで迎撃した奈七永がナックルからワンセコンドEXで叩きつけフォールも2。

 奈七永はワンセコンドEXを狙うも、切り返した青野がハイキックからヘッドバッド連発。さらにスタイルズクラッシュで叩きつけフォールも2。

 青野はバズソーキック3連発からフォールも2。

 青野は掟破りのワンセコンドEXで叩きつけフォールし3カウント。

奈七永「青野、高橋奈七永の28年の重み、重かっただろ?お前は、この、重みを、背負う、必要のある、人間なんじゃねーの?これからの、青野の事も、私は、見ていくから、おいお前!もっと!パッションしてけよ!!高橋奈七永!メッチャクチャ重かった!私は、貴方のお陰で、自分でも知らない青野未来が、今日出せたと思います。これからは、高橋奈七永、私の心の中にいると思って、絶対、私は、自分に、甘くしない。もっともっと上目指していく。ずっと心に高橋奈七永を置いておくから、これからも見ててください。ありがとうございました!」

 2人は握手して抱き合い、青野はリングを降りる。

奈七永「あのさ、身体すげー痛いんだけどさ、もうちょっとやりたい。もうちょっとやらしてください。お願いします!」

エクストラマッチ


 暁がリングへ駆け上がると後頭部にエルボー連打。さらにコーナーでエルボー連打からショートレンジラリアット連発。奈七永はエルボーで返し、エルボーの打ち合いから奈七永がロープに振るも、暁がショルダータックルで倒しフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも1。再々々度フォールも奈七永は肩をつかず、暁はロープに飛んでラリアット。奈七永は受けきりビンタ。ゴングが鳴るも暁がビンタを放ち、ビンタの応酬から暁が髪を掴んで睨み合う。


 奈七永はビンタで離れるが、そこへ聖怜がイスとプレゼントを持って入場。
 聖怜はイスを向かい合わせにセットし、向かい合ってのビンタの打ち合い。さらに聖怜がスピアーからフォールも2。
 聖怜が強引に抑え込んでフォールも2。そのままフォールも奈七永がロープに足を伸ばしカウント2。
 聖怜が強引に押さえ込み3カウントを奪った。

 3人目は皇希。皇希はビッグブーツ連発からロープに飛んでビッグブーツ。避けた奈七永がバックドロップを狙うが空中で潰してフォールも2。
 皇希はバックドロップからフォールも2で奈七永がロープに足を伸ばす。
 皇希はマウントエルボー連打もお互い切り返しあいエルボー連打から皇希がフォールも2。ここで時間切れ。


 4人目は堀田祐美子。奈七永がショルダータックルからエルボー連打。ロープに振ろうとするが、堀田がローキック連打で倒す。さらに背中にサッカーボールキック。奈七永は起き上がるとビンタからロープに飛ぶが、堀田が掌底で迎撃。だが奈七永はラリアットで倒しフォールも2。
 奈七永はマウントエルボー連打からフォールし、堀田が抱きしめて3カウントを聞いた。


 5人目は中西百重。奈七永のラリアットを避けた中西がドロップキック。さらにロープに飛んでドロップキック連発も、奈七永がショルダータックルで倒し、ロープに飛ぶが、中西がカニバサミで倒しお転婆ダッシュ。奈七永がコーナーに振るが中西がコーナーに駆け上がり、走り込んできた奈七永に足を伸ばす。だが直前で止まった奈七永がビンタから担ぐも、中西はモモラッチも2。
 中西はロープに飛んで飛びついて丸め込むが2。
 中西はロープに飛んでモモラッチも奈七永が潰してフォールも2。
 ゴングが鳴るが、奈七永はナナラッカで中西を叩きつけてフォールし3カウント。
 会場に全日本女子プロレスのテーマが流れる。

奈七永「ありがとうございました!モモ!堀田さんも、堀田さんに憧れて、全女に入って、モモっていうライバルに会って、デビュー戦の相手をして、お互いの引退試合の相手のしあいっこになったね。歴史に、名を、刻んだんじゃないかなちょっと。これで私は、成仏、できると思います!ありがとうございました!!」

高橋奈七永引退セレモニー


 引退セレモニーとなり、週刊プロレス、東京スポーツ、マリーゴールドの選手、マーベラスの選手、真琴&松澤さん、アイスリボンの選手(藤本つかさ、星ハム子、星いぶき、つくし、しもうま和美などOG込み)、チョコプロの選手(希月あおい&帯広さやか)、hotシュシュを代表して田村欣子&タニー・マウス、プロミネンスの柊くるみ、リングアナの富山智帆、フリーのジャングル叫女、田中きずなの母である府川唯未&心希の母である大向美智子、キッスの世界の納見佳容&西尾美香&中西百重&脇澤美穂&全女OGの藤井巳幸(サソリ)、スターダムOGの愛川ゆず季、T-HEARTSの堀田祐美子&全女OGの豊田真奈美&前川久美子、マリーゴールドのロッシー小川代表、最後は奈七永のお母さんより花冠が贈呈された。

 マリーゴールド選手による記念撮影を終え、経歴が読み上げられて最後の挨拶へ。

奈七永「本当に、この、最後の瞬間が、来ちゃったんだなというのが正直な気持ちなんですけど、プロレスをやっていて、辛いこと、苦しいこと、しんどいこと、たくさんありました。だけど、それ以上に、楽しいこと、笑えること、感動すること、プロレスが、私の人生の生きがいでした。そして、プロレスが、私にパッションを与えてくれました。この、私の姿がみんなの何かしらのこれからの、歩く一歩になれたら嬉しいんですけど、皆さん、高橋奈七永のパッションは刻まれましたか~!刻まれましたかー!!パッションしたかー!?(パッションコールが起きる)最高のパッションを、ありがとうございます。私と、一つ、約束してください。この、高橋奈七永のプロレスを忘れないためにも、何か道に迷った時、パッションって呟いて、勇気を出してぜひ一歩を踏み出してください。そしたら必ず、今までと違った景色を掴めますから、そんなパッションを!今日皆さんに、届けましたパッショーン!そしてこれからも私は、パッションを!パッションをとぎらすことなく生きていきますので!最後に!みんなで!パッション七ヶ条叫んでくださいいいですかー!私のあとに復唱お願いします。パッション七ヶ条!一つ!挨拶返事を元気よくする!一つ!人にやさしく!一つ!困ってる人がいたら助けてあげる!一つ!よく食べよく寝てよく笑う!一つ!何かあったら相談する!一つ!逃げないブレない嘘をつかない!一つ!素直であれ!パッショーーーン!!!ありがとうございました!終わりよければ全てパッショーーーーーーン!」


 大歓声を受けた奈七永に、引退の10カウントゴングが鳴らされた。最後は林下詩美、岩谷麻優、青野未来、山岡聖怜の騎馬に乗り会場をあとにした。

 会場が暗転し、10・26両国国技館大会が発表され、明るくなるとマリーゴールドの選手たちがリング上に。

詩美「皆さん、本日は、ご来場まことにありがとうございました。マリーゴールド、2年目も、進化をとめずに選手一同、スタッフ一同、マリーゴールド一同頑張っていくので、応援よろしくお願いします!2年目を走るマリーゴールドもよろしくお願いします!シャインフォーエバー!マリーゴールドーーー!!」

<試合後コメント>

高橋奈七永
「ありがとうございました!高橋奈七永、プロレス業界入って約30年。ただひたすらプロレスにまっすぐやってきました。中学3年生でプロレスラーになりたいって、ビビビって降りてきたんですよ。そっからマジでひたすらまっすぐやってきました。まっすぐって言っても、何回も何回も壁にぶつかって、心折れたりしてきたけれども、やられても立ち上がる!それがプロレスの醍醐味で、それが私をずっと支えてくれました。プロレスには人生に必要なことがすべて詰まっています。それを乗り越えて、こんなに素敵な景色に出会えました。マリーゴールドに入って1年、限られた時間でしたけど、全力でパッションして素敵な仲間にも出会えて、こんなに沢山の人に見送っていただくことが出来て、マジで終わりよければすべてパッションだなって思えるプロレス人生でした。本当にありがとうございました!パッション!」

――最後にたくさんのパッションコールを浴びた感想は
「……夢なのかなって。ちょっと信じがたい。信じがたいけど、でも自分がプロレスに向き合ってきたことの答えが今日の皆さんからのパッションコールだと思うし、応援のパワーだと思うので。たくさん渡しは自分を責めてきてしまったんですけど、特に最後のマリーゴールドでの1年はご褒美みたいな時間だったんですよね。だからなんか頑張ってれば絶対いいことあるって、今もし悩んでる人がいても、なにかしらの光になればいいなって思って。つらいことがずっと続くってないから。なにかを頑張って、なにかに一歩踏み出して、勇気を出してもらえたらいいなって。それがパッションだと思うので。なんか自分もこれからもパッション伝道師としてまだまだ終わる気はないので!温かくて熱くて優しい世界にしていきたいなって夢はあります」

――パッション伝道師としてこれからもプロレス界に携わっていく?
「これだけ私、女子プロレス界の人間国宝としてやらせてもらってきまして。自称ですけど。自分が持っているもので若い選手とかも迷いとか少し殻を破ってあげることが、少しでも出来ると思うので。そういうことが出来たらなと。ずっとワガママに生きてきたんで、人のためにも生きてみたい!新しい自分がもっともっと楽しく生きて、キラキラ輝くことまでがプロレスラー・高橋奈七永。今日で終わりじゃない。私はもっと走り抜けて上に行きたいなって気持ちで今日を迎えました」

――最後の相手を務めた青野選手に対しての思いは
「よく青野は勇気を出して、この高橋奈七永の最後の相手って、非常に難しいと思うし。実際、緊張とか色んなものに負けてる部分もあったのかなって思うんですよ。もっともっと出来る部分もあったんじゃないかって思うけど、でも今日は負けた!私が負けた!私もすごい打たれ強いと思うけど、蹴りとかスゲー強いし、その強さで、強いパッションな気持ちで、強い蹴りで、色んなものをぶっ壊して青野が時代創れよっていう。そういうことが、ほんとうの意味で今日が始まりになるんじゃないかなって。っていうか、してほしいし、それを私は見ていきたいです」

――中西さんとの最後の1分間はどういう気持だったか
「デビュー戦の相手で、モモが引退のときは私が引退試合の相手やって。お互いの引退試合の相手をやり合うなんて、多分前代未聞だと思うので。ちょっと……なんだろ。前代未聞なことをやりたかったです」

――現役生活を悔いなく終われた?
「はい!無い!こんな最高な景色見せてくれて本当にありがとうパッション!パッションだ!」

青野未来
「青野未来のパッション、高橋奈七永に届いたかな……。もう、28年分のパッションは、メチャメチャ重くて、メチャメチャ痛くて。こんな顔がボロボロになったのも初めてで。でもこれが高橋奈七永のパッションなんだなっていうのを感じることが出来て、私は本当に幸せものだと思ってます。このいただいた特別なものを、私はこれからの未来に繋げないといけないと思いますし、それが高橋奈七永の最後の相手としての私の役割だと思っているので。高橋奈七永のパッションを、これから私がこのマリーゴールドのリングで、絶対に伝えていきます。そして今後のマリーゴールドを支えていける青野未来、高橋奈七永のパッションが宿った青野未来としてこれから2年目、かっ飛ばして生きたいと思いますので、今後もマリーゴールド、そして青野未来を見続けてください。お願いします!ありがとうございました!パッショォーーンッ!」

――前回対戦したときとどんな違いを感じたか
「やっぱり、最後だからなのか、いつも以上に本当に重みがすごくて。高橋奈七永の最後を受け止めるっていう自分にかかっていたプレッシャーとかもあったと思うんですけど、気持ち的にも自分の中で決めていたものがあったので、なんかこれを乗り越えられたのは、すごく大きなものを得られたと。そして高橋奈七永から3を獲るっていう、壁を超えるっていう目標も最後の最後に達成できたので、これは私にとってすごい大きな財産になったと思ってます」

――最後に出したワンセコンドEXは今日限りの技か、継承して使っていきたいか
「私は継承していきたいです。継承してもらったと思って、これからワンセコンドを私が使っていきたいという思いです」

<ロッシー小川代表総括>

「今日はね、2450人の発表ができまして。リングからみえた光景は絶景でしたね。お客さんこんなに入って。1年間やってきた成果が出たのかなと。2年目をやっていく自信がつきましたよね。最後に奈七永がね、あれだけやれば成仏できるんじゃないですか?(笑)」

――10月26日の両国国技館大会が発表された
「これは2年目の1つの大きな勝負なんで、絶対に成功させないといけないし、まあ飛び道具出せればいいかなと思いますけど、これはまだ。明日からそこに向かっていきたい」

――奈七永選手がいなくなったマリーゴールドをそこまで盛り上げる自信があると
「岩谷麻優がいるんで大丈夫じゃないですか。今までと違ってもっと働いてもらわないといけない」

――岩谷選手がベルトを獲ったが、試合はどうだったか
「なんか2人がね、あわせ鏡のような試合で。弓月もまだまだ壁は高いなって。でも弓月は1年半しかやってないんで。そういう意味ではすごいなぁって。でもこうやって奈七永が引退したあとにその日にデビューする選手もいたり。まあそうでなければ団体っていうのは進んでいけないんで。心希はすごいいい選手になるなあって気がしますね」

――2年目のテーマは
「実は我々は日々の大会をコツコツやって、こうやってビッグマッチに来てるんで。そこは忘れないで、やっぱ日々をコツコツやらないと大きなものは掴めないと思うんで。そういう気持ちでいます」

――2年目に注目している選手は
「まあ今日最後やった青野未来は頑張らないといけないんじゃないんですか?今日これで任されたんだから」

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