【試合詳細】1・26 マリーゴールド新木場大会 ボジラvsタンク 林下詩美&青野未来&松井珠vs桜井麻衣&MIRAI&ビクトリア弓月 翔月なつみ&瀬戸レアvs後藤智香&勇気みなみ 石川奈青&リアラvs野崎渚&CHIAKI 山田奈保vs咲村良子
『New Years Golden Garden 2025』
日程:2025年1月26日(日)
開始:12:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:245人(満員)
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○山田奈保
6分26秒 光の輪
●咲村良子
▼タッグマッチ 15分1本勝負
石川奈青/●リアラ(フリー)
11分5秒 ノアール・ランサー→片エビ固め
[ダーク・ウルフ軍]野崎渚(フリー)/CHIAKI
▼タッグマッチ 15分1本勝負
翔月なつみ/●瀬戸レア
11分4秒 リストクラッチ式ブルーサンダー・ボム→エビ固め
○後藤智香/勇気みなみ
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
林下詩美/青野未来/○松井珠紗
15分43秒 MKD→片エビ固め
桜井麻衣/MIRAI/●ビクトリア弓月
▼ルーザー・リーブ・マッチ シングルマッチ 30分1本勝負
○ボジラ
8分16秒 ランニング・ライガー・ボム→エビ固め
●タンク
大怪獣vs大恐竜のド迫力ファイトを制したボジラがタンクを追放!松井が弓月から直接勝利で2・7新宿FACE決戦を要求!
第1試合
試合前には咲村が握手を求めていき、山田が応じようとした瞬間に首固めで奇襲。山田は慌ててキックアウト。
咲村はさらにドロップキックを放つが、山田がかわして低空ドロップキックから「コノヤロ!なにやってくれてんだ!」とリストを取っていく。山田がグラウンドに組み伏せて足4の字固めに捕らえるが、咲村は必死のロープブレイク。
山田はロープを使ったニーロックからヒザへのストンピング。さらにロープに宙吊りにしての串刺しドロップキック。山田が引き起こしていくが、咲村はよろよろとミドルキックで反撃。山田がエルボーのフェイントからヒザへの低空ドロップキックを見舞っていくが、咲村は折れずにミドルキック連打。咲村は思うように威力が出せず、山田は「エルボーでもいいぞ?」とニヤリ。咲村は意地のミドルキック連打からニーリフトでコーナーにふっ飛ばし、串刺しエルボー連打。さらに串刺しニーリフトからのドロップキックで反撃の狼煙を上げる。
咲村はプラチナムロックで絞り上げていき、オクラホマ・ロールからの蜘蛛絡み。これをブレイクされると咲村はエルボー連打からロープに振るが、山田が低空タックルで足を刈ってペディグリーを狙う。咲村はこれをバックスライドで返し、スクールボーイ、オクラホマ・ロールと丸め込みで粘る。さらにロープに飛ぶが、山田がヘッドシザース・ホイップで切り返して光の輪。これで3カウントが叩かれた。
<試合後コメント>
山田奈保
「おっシャア!咲村と2戦目で、私がもう1度白星上げてやりましたァ!新人王戦からなにか変わったのかな?やってみて手応え感じなかったけど、貴女はもっと熱いハート持ってるはずだから、もっともっとそのハートを次の試合で、私に勝つくらいぶつけてきてください。おじゃじゃぁあス(よろしくお願いします)!勝ったぞオシャ~!」
咲村良子
「クソッ!ギブアップ取れると思ったんですけど。回されて、もう、上と下が解んなくなって3取られました。次は絶対勝ちます!」
第2試合
石川は焼酎、リアラはシャンパンのボトルを片手に入場し呑兵衛タッグをアピール。凶器ではないかとレフェリーチェックが入るも「水です」の一言で押し切る。
握手を無視された石川&リアラが酒瓶で殴りかかって奇襲するが、石川のビッグマンの5リットルプラボトルでは威力が足りなかったのかノーダメージのCHIAKIが即反撃。早速全員入り乱れた場外戦へと発展。野崎が会場備品のイスを破壊しかけたため、マリーゴールドスタッフが本気の悲鳴を上げる。
CHIAKIは石川をリングに放り込んで顔面ウォッシュ。さらに串刺しスピアーから喉元にヒザを落としてグリグリといたぶる。石川が下からスクールボーイで反撃も、即座に返したCHIAKIが顔面蹴り。串刺し攻撃をかわした石川が串刺しラリアットで切り返し、リアラと2人でCHIAKIの顔面を踏みつけながら観衆に写真撮影を促すアピール。さらに石川がエルボー連打からロープに飛ぶが、CHIAKIがカウンターのショルダータックル。野崎にタッチ。
野崎は石川にビッグブーツからコーナーに振って串刺しビッグブーツ。さらにコーナーにくくりつけてブレイジング・チョップを猛連打。石川は絹を裂くような悲鳴を上げるが、野崎はさらにロープにくくっておしゃれキック。さらに顔面バーン!から石川の顔面をグリグリと踏みつけていくが、石川は振り払って意地のエルボー連打。野崎は「効かねーぞ効かねーぞ」とニヤニヤ笑いながら一歩ずつ前に詰めていき、ふらふらの石川の顔面に右ストレート。
半死半生の石川は焼酎をボトルからグビグビ飲んでパワーアップし、野獣のような雄叫びを上げながらエルボー連打で圧倒。さらにショルダータックルからN.A.Oで叩きつけ、リアラにタッチ。
リアラは野崎に串刺しジャンピング・ビッグブーツからリバース・スリングブレイド。さらにアンクルホールドで捕らえるも、野崎が前転で抜け出したところにCHIAKIがブーツ。野崎がビールマンキックからスリーパーホールドで捕らえるが、石川がカット。
野崎はリアラへミサイルキックを叩き込み、トラースキックからビッグブーツを発射。これをかわしたリアラがスクールボーイから足を離さずアンクルホールド。幾度もリング中央に引き戻しながらグラウンド式に移行するが、野崎はなんとかロープブレイク。リアラは石川とともにダブル・ショルダータックルを見舞い、石川のボディスラムからリアラがダイビング・フットスタンプ。さらにリアラが突っ込んでいくが、野崎がカウンターのビッグブーツから蒼魔刀。さらにスリーパーホールドから「今度こそ終わりだ!」とドルミルに捕らえるが、リアラが十字架固めで切り返しあわや3カウントというところまで追い込む。
野崎がなんとか返すとリアラがロープに飛ぶが、CHIAKIが追っていってスピアー。野崎がビッグブーツを見舞い、カットに来た石川をサンドイッチ式ビッグブーツで撃退。野崎はリアラの顔面にソバットを叩き込み、さらにノアール・ランサーで追撃。リアラも肩を上げられず、3カウントが入った。
<試合後コメント>
野崎渚&CHIAKI
野崎「1個だけ。なんかおかしな現象が起きてた気がするんだけどさ……石川奈青、何アレ。ビッグ、マン……?」
CHIAKI「ビッグマン?」
野崎「あんな安い焼酎見たこと無いんだけど(笑)」
CHIAKI「見たこと無い!(笑)」
野崎「アレ、焼酎で合ってんの?合ってる?アイツ試合中飲むんだったらさ、毎回飲めば良くない?すごいエルボーだったよ。すごいタックルだったよ。担ぐときも今までと違うパワーだった気がする」
CHIAKI「いつも飲んどけよもう……」
野崎「ホントだよね!あんな覚醒すんだったら。でもさ、飲んでいいならウチらも飲む?いーの?飲んで試合しちゃっていーの?(笑)」
CHIAKI「買いに行こうかちょっと迷ったくらいだよ(笑)」
野崎「試合始まってコンビニ行ってビール買ってくればよかった」
CHIAKI「それでもヨユーで勝てるし」
野崎「まあまあ、いいんじゃない?飲んで強くなれるって、なんか面白いんじゃない?毎回されたらたまったもんじゃないけど」
CHIAKI「たしかに(笑)今度試してみます?」
野崎「やる?(笑)でもあたしあんな安い焼酎飲めないよ」
CHIAKI「隣のリアラが持ってたあのシャンパンだったらいいんじゃないですか」
野崎「シャンパンね。シャンパンだったらいいよ。……あっ!1000万で買えばいいんじゃん!(笑)」
CHIAKI「そうだ!シャンパンなんかヨユーで買えるから!(笑)」
野崎「よし!じゃあ買いに行こう!」
石川奈青&リアラ
リアラ「あの、初めてタッ……おぁっ?!」
(※石川が焼酎をラッパ飲みしながら現れてリアラがビックリ)
石川「おぁあ……座ろうやぁ」
リアラ「ありがとうございました、初タッグ。今日私ツイートで知ったんですけど、共通点がありまして。まさか……飲んで覚醒されるお方だとは思わなくて。テンションすごい上がっちゃって!」
石川「いんやぁ、元がね、強すぎるから抑えてんのよ」
リアラ「ンなるほどですねえ!」
石川「ウン、ウン、ウン……」
リアラ「私は逆で、飲むとダメになっちゃうんです」
石川「飲むと本性が出るっていうじゃないですか。私はちょっと強すぎちゃうんで抑えてんだよねぇ~」
リアラ「あんな覚醒した姿、ビックリしましたよ!」
石川「オン、オン、オン……」
リアラ「ホントあの野崎さんのダーク・ウルフ軍!ちょっとスゴい序盤から顔!顔面!」
石川「(※飲みすぎてグデグデになりながら)ん?ぁあ、顔面、顔面。かわいい美しい顔がね」
リアラ「イスでバコンバコンやられて!またちょっとお金かけて直して来ますよ!」
石川「ン、アァ、次、アイツら、ダーク・ウルフ?負け犬の遠吠えさせてやりましょうよ!」
リアラ「そしたら乾杯しましょうよ」
石川「乾杯しよう!カンパ~イ!やけ酒じゃぁ~い!」
第3試合
元気いっぱいに握手を求めていく勇気に対し、後藤は殺伐とした雰囲気で翔月と握手。
レアと勇気の対面でゴング。ロックアップでの力比べに押し勝った勇気がエルボー連打。レアは首投げからボディシザースに捕らえ、そのままジョジョポーズ式変形グラウンドコブラ。勇気が下からスクールボーイで丸め込みボディスラム。コーナーに振っていくが、レアがリープ・フロッグでかわしてドロップキックからのボディスラムでお返し。さらにロープに飛んでドロップキック4連発を見舞い、翔月にタッチ。
翔月は勇気をドロップキック3連撃でコーナーまでふっ飛ばし、大きな声で応援していた後藤を「うっせぇ!」とエルボーで場外に落としてから勇気に串刺しドロップキック。さらにレアと2人でトレイン串刺しドロップキックを叩き込んでいく。翔月がバックを取り、勇気がクラッチを切ろうとしたところで翔月が脇固め。もう片方の腕も取りつつキャメルクラッチで捕らえていくと、後藤がカットに来る。レアが後藤を捕らえ、翔月が2人の足を固める中でレアが2人にまとめて極楽固めを見舞う連携サブミッションを披露する。
勇気が必死のエルボー連打も、翔月は平気な顔で受けきった上で強烈なエルボー一発で吹き飛ばす。翔月はロープに押し込んでのエルボー連打からロープに振るが、勇気が高度のあるドロップキックでぶっ飛ばし、マウントエルボー連打から後藤にタッチ。
後藤は翔月にヒップアタックを連打してロープに飛ぶが、翔月がカウンターのミドルキック。崩れ落ちた後藤にニーリフトを猛連打していき、うずくまった後藤に顔面蹴り。ロープを背にする後藤へ串刺し蒼魔刀を叩き込んだ翔月がフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで追撃し、コーナーへと上がっていく。
勇気が翔月の足にすがりついて妨害し、後藤が翔月を下から担ぎ上げてジャイアント・スイングを狙う。翔月は回転エビ固めで切り返し、ロープに飛んでランニングニー。「ゴチカ、終わりや!」とコーナーに振ろうとするが、後藤は振り返して串刺しラリアットからビッグブーツ。雄叫びを上げながらの連続エビ固めで根性を見せていき、510-Nを狙う。翔月は着地して延髄斬りを叩き込み、レアにタッチ。
レアは後藤に低空ドロップキック、ランニング・ネックブリーカー・ドロップからの脇固め。さらにリストを取りながらコーナーに上がり、腕へのカーフ・ブランディングから腕十字。後藤の腕が伸び切ると、勇気が慌ててカットしレアにドロップキック。すかさず後藤がヒップバッド&ビッグブーツで追撃し、510-Nで叩きつけるもカウントは2。ならばと後藤はリストクラッチ式ブルーサンダーを狙うが、翔月がカット。後藤がレアをジャイアント・スイングでぶんまわし、勇気も首極め腕卍の状態で翔月をスイングするという驚きの競演。
ジャイアント・スイングで10回転ぶん回した後藤は、レアに渾身のラリアット。さらに「これでおしまいだァッ!」とリストクラッチ式ブルーサンダーで叩きつけて3カウントを奪った。
後藤&勇気は2人で「せーの!あっちか!こっちか!ごちか~♪」と勝利の凱歌をファンに捧げた。
<試合後コメント>
翔月なつみ&瀬戸レア
翔月「今日は急遽カード変更があって、初代シングルチャンピオンの青野未来と自分とでグラドルレスラーたちをボコボコにするという気持ちでやって来て、カード変わっちゃって。でもレアも先輩だから。2人よりはさ。元気がいいところを見せ付けてやりたかったんですけど、中々2人、勢い出てきちゃって。タッパもあるし。ちっちゃい自分たちが出来る、大きい人に負けない技をもっと磨いていくのと……レア!お前のジョジョ魂はそんなもんじゃねえだろ?もっと熱い熱い気持ち持ってんだろ!もっともっと見せ付けてやんないと。ナメられちまうぞ。言ってやれよ!」
(※急に振られたレアが激しく目をキョロキョロさせながらフリーズ)
翔月「行けッ!」
レア「……ッ、はい!」
翔月「行けッ!」
レア「はい」
翔月「負けんな!」
レア「…………後輩たちに負けててはいられない!」
翔月「やってやるぞ!」
レア「(無言で頷く)」
翔月「OK!次は絶対勝とうな!」
レア「よろしくお願いします」
後藤智香&勇気みなみ
勇気「よしゃー!」
後藤「よっしゃー!大型タッグが勝ったぞ!」
勇気「やった~!」
後藤「すごい元気だね!」
勇気「はい!」
後藤「おぉ!なんだっけ、勇気のモットー?」
勇気「はい!やる気元気勇気です!」
後藤「メッチャいいと思います!私もそれ大好きです!やれば出来る!やらなきゃ出来ない!やってやるッ!この勢いのまま次も勝とう!」
勇気「はいッ!……また組んでいただけるんですか?!次も!」
後藤「?……おしっ!次も勝つぞ~!」
勇気「勝つぞ~!」
第4試合
松井と弓月の対面でゴング。試合開始とともに両者突っ込んで行き、激しいロープワークのドッグファイトから松井がランニング・ネックブリーカー・ドロップ。弓月も足払いから顔面への低空ドロップキックで即座に反撃し、MIRAIにタッチ。
MIRAIは松井にガットショット連打から3人で松井の顔面を踏みつけていく。さらに「来いよ来いよ」と笑顔で松井にエルボーを打たせていくが、さすがに効いてきたのか「いてーな!」と強烈なエルボー一発でふっ飛ばして桜井にタッチ。
桜井は松井の顔面をロープにこすりつけ、MIRAIのホイールバローにフェイスクラッシャーを合わせる連携攻撃。さらに庶民征伐を狙うが、松井がカサドーラ・フットスタンプで切り返して詩美にタッチ。
詩美は桜井をショルダータックルで吹っ飛ばすが、弓月がカットに入って2人でロープに振る。詩美はドロップキックで2人まとめてふっ飛ばし、串刺しラリアットから再びドロップキック。続けてトーチャーラック・ボムを狙うが、桜井が着地してスクールボーイから足のクラッチを解かずSTFを狙う。詩美も頭を抜いてクロスフェイスを狙う攻防が展開されていき、詩美がドロップキック、桜井がレッグラリアートを放って痛み分け。桜井がMIRAIにタッチ。
MIRAIは詩美のラリアットを前転やリープ・フロッグでかわして挑発していくが、詩美が怒りのショルダータックル。MIRAIもすぐにショルダータックルでやり返し、真っ向からのエルボー合戦へといざなう。これを制したMIRAIがバックドロップで叩きつけてラリアットを放つが、詩美がカウンターのエルボーをクリーンヒット。さらにコウモリ吊り落としで叩きつけ、青野にタッチ。
青野はMIRAIに串刺しラリアットからサッカーボールキック連打。正面からの一撃をキャッチしたMIRAIがヒザへのエルボーを狙うが、振り払った青野がミドルキック。さらに詩美とのダブルブレーンバスターを決め、松井がブサイク・ニーで追撃。青野はMIRAIをラリアットで叩き伏せるが、桜井&弓月が必死のカット。
青野はもう1発ラリアットを狙うが、弓月がエプロンからキックを見舞ってカット。ミライサクの2人で青野をロープに振り、弓月がドロップキックで援護射撃。ミライサクの合体バックドロップからMIRAIが右腕でのラリアットを2連撃。これは詩美&松井がカット。MIRAI変形ドラゴンスクリューからSSコロンビアwithミケーレで叩きつけるが、青野は肩を上げる。MIRAIは左腕でのラリアットで決めにかかるが、青野がカウンターのハイキックで側頭部を刈り取る。青野がバックドロップを狙うが、MIRAIがレイネーラ・バスターで叩きつけて反撃。両者大の字となり、ふらふらとタッチへ。
松井と弓月の対面。突っ込んでくる松井に弓月がドロップキックを見舞い、コルバタから顔面へシングルレッグ・ドロップキック。さらにクロスフェイスで捕らえるが、決まり切るまえに松井が必死のロープブレイク。弓月はダブルリスト・アームサルトを狙うが、振り払った松井がソバットからブサイク・ニー、後頭部への低空ドロップキックと連撃。さらに松井がコーナーに振って行くが、弓月が追撃をかわして串刺しシングルレッグ・ドロップキック、ダブルリスト・アームサルトと猛攻。弓月はロープに飛んで貫通ドロップキックを狙うが、松井がかわしたところに詩美がエプロンから一撃。松井が弓月をエプロンへのハングマンDDTで突き刺し、コーナートップからのプランチャを狙う。
これを桜井が妨害して場外に引きずり出し落とし、全員入り乱れての場外戦へと発展。松井がエプロンからの空対地ブサイク・ニーを狙う中、弓月が地対空トラースキックで迎撃。さらに2人がエプロン上での激しいエルボー合戦を展開し、これを制した松井が弓月にエプロンブレーンバスター。場外へと転落した弓月へ、松井がコーナートップからのプランチャを投下。
松井は弓月をリングに上げ、変形フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドから青野と2人でロープに振って行く。攻撃をかわした弓月が青野をフェイススクラッシャーで撃退。ミライサクが松井にMIRAIのラリアット+桜井のレッグラリアートを叩き込み、投げっぱなしバックドロップ。さらに弓月が松井へクロスアーム式ジャーマンを狙うが、松井がカサドーラからマ・ツイカワイストラル。弓月もエビ固めで切り返してシーソーゲームを展開していく中、詩美とMIRAIが同時にカット。
全員入り乱れて大混戦となり、MIRAIが詩美に左のレインメーカー、青野がMIRAIにビッグブーツからのダブルアーム・スープレックス、桜井が青野にビッグブーツ、松井が桜井にトラースキック。弓月が松井にトラースキックをクリーンヒットさせるも、松井が耐えてブサイク・ニー。さらにギターラ・デ・アンヘルもカウントは2。ならばと立て続けにMKDの3連撃を叩き込んで3カウントを奪った。
松井は弓月に馬乗りになりながらマイクで語りかける。
松井「私が次期スーパーフライ級挑戦者の松井珠紗だ!なあ?タイトル戦いつにするか考えたんだけどさ、後楽園はタッグやるんだっけ?まあ元々そこは遠いと思ってたからさ、次、12月7日、新宿FACEで!(※観衆のどよめきで言い間違いに気づく)……12月?(笑)ちょっと遠すぎる!2月7日の新宿FACEで異論ないよなあ?」
弓月「どけ!(※松井を突き放す)もちろん、2月7日の新宿FACEでその挑戦受けてやるよ。今日みたいな結果になると思うなよ?」
松井「今日よりさらにすごいもん食らわせてやるよ。楽しみにしとけ!」
<試合後コメント>
林下詩美&青野未来&松井珠紗
松井「今日は新木場大会でビクトリア弓月とのスーパーフライ級前哨戦、勝ちました!でも1人で勝ったわけじゃないから。詩美さんと未来さんがいて、それでの勝利だと思うんで。ちょっと2月7日まで時間があるんで、ここで気を抜かずにもっともっと高めていって、1人で弓月を下そうと思います。そして、第3代スーパーフライ級チャンピオン、自分がFACEで巻きたいと思います」
青野「自分は去年の11月14日ぶりの勝利となりました。嬉しいところなんですが、やっぱり自力で勝ててないので。ちょっと勝ったのに、あんまり悔しいなって気持ちが勝っちゃってるなというのが正直なところです。ちょっと、ね。青野未来、もっともっと前に出ていかないといけないなと自分でも思ってるので。ちゃんと勝利にこだわって、自分で勝つことにこだわっていきたいと思います」
詩美「松井さんは次、私が一緒にタッグで挑戦する弓月に挑戦という複雑な気持ちではあるんですけど。でも、同期の活躍ほど嬉しいことはないですから。松井さんがベルトを獲ってくれたら、それはそれで私にとって違う嬉しさがあるので、楽しみな一戦でございます。私は次タッグに挑戦する。高橋奈七永、聖怜。今日は2人ともいなかったけど、あの2人の持つベルトはすごくすごく輝いていて、さらに欲しくなりました。私と弓月で必ず獲りますので、皆さん2月の後楽園も是非私たちが二冠になる姿……(※チラリと松井を見て)あっ!もしかしたら私だけ二冠かもしれないけど(笑)その姿を楽しみに見に来てください!」
MIRAI&桜井麻衣&ビクトリア弓月
弓月「ちょっと今日は本当に悔しいと言うか、こんなことになっちゃいけない結果になってしまって。本当に言葉が出ないというか。でもああやって松井さんから2月7日にどうですかって感じで来て。もちろん私には無しって選択肢はないので。もちろん2月7日にその挑戦、受けるし、今日みたいな結果には必ずさせないし、ならないので。松井さんもそのへんは覚悟しといてください。それと、詩美さん。昨日私詩美さんとタッグ組んで王座挑戦の約束までしたのに、なんで今日対角にいるんですか?!ちょっと分かんないけど、しっかりタッグ力も上げて2月20日、私たちもベルト取りましょう!」
桜井「今日はまずミライサクが付いていながら最後助けに行けなかった。ホントごめんなさい。でも弓月が挑戦者決まったように、私もこの白いベルトを盛り上げていきたいんで、次の挑戦者、お待ちしてます」
MIRAI「自分は、林下詩美ともっとバチバチにやり合いたい。以上です」
第5試合
殺伐とした雰囲気の中でタンクとボジラが入場してくるが、ここにメガトンが飛び込んでくると空気がファニーなものに一転。
メガトン「ガオーッ!本日のメインイベント、ルーザー・リーブ・マッチだ!30分1本勝負を行う!まずは青コーナー!180cm 90kg、強い強いとにかく強い!“大恐竜”アイアンレディ・タンク!ガオーッ!続いて赤コーナー、180cm 90kgこっちも強い強いとにかく強い!“大怪獣”ボジラ!」
ゴングが鳴ると、じっくりとしたロックアップでの力比べを展開。互角と見るやショルダータックル合戦へと移行。ぶつかり合いを制したボジラがロープに飛ぶと、タンクが腕を取ってヒップトスを狙う。ボジラがこれを振り払うとタンクがラリアットを狙うが、ボジラがロープを引き下げて場外へ落とす。もちろんボジラも追っていき、観客席のイスを蹴散らしながらの殴り合いへと発展。互いに向かい合わせにイスを並べて座りながらのビンタ合戦を展開していき、打ち勝ったボジラがエプロンからのプランチャを投下。
タンクがふらふらとリングに上ってくると、ボジラはマウントエルボー連打。タンクも負けじとエルボーを連打していき、ボジラのラリアットをビッグブーツで撃ち落とし、タンクもラリアットを発射。これをボジラは回転エビ固めで切り返すという身軽さを見せ、ミサイルキックで吹っ飛ばす。ボジラはタンクを引き起こし、真っ向からショートレンジ・ラリアットで打ち合う意地の張り合いを展開。互いに渾身の一撃がクリーンヒットし、ダブルダウン。
両者同時に起き上がり、タンクがスピアーを発射。ボジラはこれをかわして自爆させセントーンで圧殺。さらに必殺のハイアングル・パワーボムを狙うが、タンクが振り払ってエルボー&ハンマーパンチ連打。さらにラリアットを狙うが、ボジラがカウンターのヘッドバッドで迎撃し、リバース・スプラッシュを狙う。タンクは足払いでボジラをリング内へと落とし、ブレーンバスターを連発。さらにロープに振ってラリアットを放つが、ボジラがかわしてビッグブーツからのラリアット。
ボジラはタンクをコーナーに上げ、ランニング・ライガー・ボムで叩きつけて3カウントを奪った。
ボジラ「タンク、タンク、タンク!お前が何者かはさておいて、1ヶ月の日本生活は楽しめたか?しかし、お前のこの生活は今日で終わりだ!これも仕方がないことだ。お前は私に比べたら何者でもないのだから。私と同格の人間など存在しない。SIZE DOES MATTER!デカさこそが正義だということを体現出来るのは私だけなのだ!」
メガトン「私の予想通り、ボジラが勝ったぁ~!ルーザー・リーブ・マッチは敗者はマリーゴールドから追放だ!お前はジャパンに……追放だ!ボジラの隣にはあたしが立つ!」
ボジラ「(※去っていくタンクの背中に氷嚢を投げつけながら)バイバ~イ♪」
メガトン「バイバ~イ♪ボジラの代わりにあたしが締める!Yeah!ボジラ!メガトンが最後に締めるぞ!フィニッシュ!Yeah!」
ボジラ「バカ!」(※呆れ果てた様子で1人で先に帰ろうとする)
メガトン「ちょっと待って!ちょっと待って!ブラックシャイン・フォーエバー!と言ったら、その後に続いてガオーッ!だ!行くぞ!ブラックシャイン・フォーエバー!ガオーッ!」
<試合後コメント>
ボジラ&メガトン
ボジラ「オランダの無名レスラーがこの“マイティー”ボジラに勝てると本当に思っていたのか?ノー、ノー、ノー。そんな可能性は決してありえない。私は日本に留まるつもりだ。そして次は私がワールドのベルトを巻くことになるだろう。次に私が成すべきことはまだたくさんある。私の覇道はまだ始まってもいない。このボジラがSIZE DOES MATTER!デカさこそが正義だということを証明していくんだ。私は故郷のクソ野郎どもに『帰ったらただの負け犬だ』と啖呵を切ってここに来たんだからな」
メガトン「ガオーッ!ボジラがこう言ってる!タンクは負けた!バカバカバカ!これからお肉を食べに行くぞ!センキューソーマッチ!レッツゴー!」