「プロレスに“絶対無い”は無い」WWEから来たイヨ・スカイが岩谷麻優と7年半ぶりの激闘!伝説のタッグ“サンダーロック”も復活へ?!

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 26日、東京都・後楽園ホールにてマリーゴールド『MARIGOLD GRAND DESTINY2025』が開催。岩谷麻優とイヨ・スカイが7年半ぶりに対戦した。

 岩谷は2011年のデビューから所属していたスターダムを今年4月に退団し、3日後にマリーゴールドに入団。5月の代々木大会でスターダム時代に岩谷に師事していたビクトリア弓月を下して第3代スーパーフライ級王者となった。

 マリーゴールドの顔である岩谷は、両国国技館大会というビッグマッチで現WWEスーパースターのイヨ・スカイ(紫雷イオ)との7年半ぶりの対戦が決定。
 イヨは2012年のスターダム入団後から一気にトップへ駆け上がり、女子プロレス界の顔に。2018年にはWWE入団を果たしWWE女子王座&女子世界王座の戴冠やレッスルマニアでの王座防衛などWWEでもトップ選手の1人となっている。
 そんなイヨをスターダム時代から“お姉ちゃん”として慕う岩谷は「麻優にとってイオさんは高い壁。乗り越えたい人。必ず岩谷麻優のすべて、集大成を両国大会でお見せする」とイヨと離れてからの成長ぶりを見せる決意を口にしていた。


 この試合は、マリーゴールドの二大王座である真紅のベルト&純白のベルト戦を差し置いてメインイベントで実施。
 両者試合開始直後からハイスピードな試合を展開していき、序盤から互いにトペ・スイシーダを放ったり顔面を容赦なく蹴り抜いたりと激しい展開に。岩谷がドラゴン・スープレックスを放てばイヨも同技で応戦。イヨがアメリカに渡ってからは出していなかったロコモーション式ジャーマン・スープレックス・ホールド3連発を繰り出せば、岩谷もムーンサルト・プレスや奥の手のドラゴンズ・レイまで解禁する全力モードで応戦。
 しかし、これらすべてを受けきったイヨがWWEでは出せないツームストン・パイルドライバーを見舞い、最後はムーンサルト・プレス2連発で3カウントを奪った。

 マイクを取ったイヨは「麻優がここにいるから、私もここにいるんだよ。私と麻優に歴史、過去があるように、マリーゴールドには未来があります!女子プロレスの未来は明るい。私もまだまだ現役で頑張りますが、若手達、中堅達、全部の選手でこれからをどんどんどんどん盛り上げていきましょう。海外とか日本とかそんなの関係ないです!みんながその一部を担ってます。今そこにいるあなた達の顔、私は覚えてアメリカまで帰って世界を飛び続けます。またすぐに会いましょう!」と叫んで観衆を沸かせる。

 岩谷は、助け起こそうとするイヨを突き放して「スーパースターだか、WWEのトップなんだか、麻優には知ったこっちゃない。麻優にとっては、イヨさんは尊敬する、ただのお姉ちゃん。妹に勝ったぐらいで、そんな調子こいて、カッコいいマイクなんかしないでください。ここは、岩谷麻優のホームだ!イヨさんは、アウェイだ!」と絶叫。
 しかし、「今日でイヨさんとの闘いは、私が負け越した。けど、今日で終わりにしたくない。イヨさんとの物語はこれからも、切っては切れない縁だと思ってます。けど、今日の闘いでイヨさんの強さはもう十分にわかったから、次があるならサンダーロックとして。この時代にサンダーロックで歴史を新たに作っていきたい。ここのリングはアウェイだけど、アウェイじゃないから。家族だから、いつでもお待ちしてます」と笑顔を見せ、2人でかつてお馴染みだったサンダーロックのポーズを決めた。


 試合を終えたイヨは「プロレスやってて本当に良かったなって、こういう試合を終えたあとに心の底から思います。長くプロレスやってて、アメリカに渡って、私の日本でのキャリアは止まったのかもしれないですけども、こうやって岩谷麻優だったり、マリーゴールドだけじゃないですよ。スターダムにいるAZMとか渡辺桃とか、私と一緒に時を過ごしたみんなが頑張ってくれることによって私のキャリアを作らなくてもこうやってまた素晴らしい試合を作り上げることができるんです。こんな嬉しいことってないですよね。WWEも私のホームだし、ここも私の祖国でありホームなんだなって思いました」と笑顔を見せる。
 そしてサンダーロック復活については「この試合が実現しないと思っていたけど実現したように、プロレスに“絶対無い”は無いですから。そこは夢の続きがあっていいんじゃないですかね?」と不敵な笑みで未来に期待を持たせた。

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